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みなさん、こんにちは。桃山商事の清田です。
森田です。
ワッコです。
この番組は、恋話収集ユニット桃山商事が、恋愛のよもやま話をゆるくトークしていく番組です。
はい。始まりました、桃山商事のラジオですが、われわれですね、はじめましての方も、お久しぶりの方も、いつも聞いてくださる方もいらっしゃると思いますけど、
まずは、簡単な自己紹介をしたいんですけれど、
桃山商事、最初に恋話収集ユニットと言っていましたが、実は、われわれはこの20年ぐらいですね、今年でもう20周年になるんですけど、
ずっとですね、人々の恋話を聞いたり、恋愛の相談にのったり、
こうして番組をして、視聴者の方からいろんな恋話を集めたりして、いろんなそこから見える恋愛とかジェンダーとかの問題を考えて発信してるみたいな活動をしてるんですけれど、
ちょうど10年前ですね、2011年に二軍ラジオというタイトルのポッドキャスト番組をはじめ、
ちょうど2017年ぐらいだったかな、そこからニコ生番組、動画の番組に移行して、3年ほどやりまして、
で、2020年の9月に一旦それが終了し、半年ぶりに帰ってきたと。
恋バナ番組。
恋バナ番組が帰ってきたと言うわけで、今、世の中はあれなんでしょ、もう、偶然の。
そうだよ。去年はポッドキャスト元年。
ポッドキャスト元年。
ちょっと10年前からポッドキャストやってた俺たちが。
完全に乗り遅れてるっていうね。
たしかに。
いろいろ手間取ってしまいましたけど、やっと今日この大会を迎えられてよかったなと。
で、この恋愛よもも山話というのは、ニコ生番組から継承している番組なんですけれど、
いろんな集めてきた恋バナを、毎回一つのテーマを設けて、
そのテーマに沿っていろんな人、あるいは我々自身のエピソードを紹介していきながら、
その一つのね、毎回のテーマを深掘りしていくという、
これ我々は勝手にネオ恋バナと、
ネオ恋バナ。
呼んでおりますが、
ネオな恋バナをみなさんにね、楽しんでいただければなと。
というわけで、この恋愛よもも山話、
ポッドキャストリスタート版としての第一回は、
テーマが自分史上最高エモと。
エモ。
こういうテーマ、エモ。
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じゃあ森田さん。
はい。
そのちょっとテーマのイメージだけいただいていいですか。
テーマのイメージ?いや、自分の、
それぞれいろいろな体験が、恋愛の体験があると思うんだけど、
その中で、自分が一番、
あの瞬間がエモかったなっていうエピソードを、
いろんな人から集めてきましたっていう。
そうそう。
そういう感じですね。
みんなのエモ。
そう、みんなのエモだね。
エモってでも、みんな知ってるんですかね、エモって。
エモイエモイって言葉ね、使うし聞くけど。
大人とかは言うのかな。
大人も言う。
大人っていうか、私大人だけど。
イメージはなんだろうね、エモ、エモーショナルのエモだよね。
そうですよね。
エモーショナルのエモ。
感情的。
なんか私的にはあれですね、
おばあちゃん家とかに、
おばあちゃん家の匂いとかを、
街中でふと似た匂いを嗅いだときに、
昔のおばあちゃん家にいた記憶とかがよみがえってくるみたいな、
そういうイメージなんですけど。
なるほど。
なんか、匂いとか、味とか、もしかしたら風景とか、
言葉とか、なんでもいいんだけど、
ひとつのスイッチみたいなのが入った途端、
ある記憶とか感情が、
ブワーって走るみたいな。
ひとつ目のエピソードから、
いってみたいなというふうに思うんだけれども、
二軍ラジオ時代からの常連投稿者の、
30代女性、
漁師の娘さんという方。
オープニングにふさわしい。
そうですね。
タイトルがついてて、
国広くんの香水っていう、
さっき和子が匂いの話をしたんで、
ちょうどいいかなと思って、
紹介してみたいなというふうに思うんですけれども、
これ、中学校時代の話ですね。
結構温めたエモーですね。
そうですね。
通っていた中学校が、
液電に力を入れている学校だったんだって。
それで、週に1回、
全員で外のコースを走る練習があったと。
その頃、漁師の娘さんは、
国広くんという男の子が好きで、
その国広くんは、すっごく長距離が早かったんだって。
その練習はちょっと独特で、
遅い人からスタートする。
時間差でね。
速い人は一番最後に。
娘さんは、そんなに早くなかったから、
割と早めにスタートしたんだけど、
速い人にどんどん抜かれていって、
最後の方にスタートした国広くんにも、
必ず抜かれるんだって。
国広くんはぶっちぎっていくんだ。
ぶっちぎっていくんだ。
国広すげえ。
国広かっけえな。
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ということは、国広くんは必ず後ろから来るわけじゃない。
娘さんの。
だから、陸上の練習のある日は、
娘さんは髪の毛をいつもよりもちゃんと結ぶ。
後ろ姿見られるように。
映えるように。
体育着をちょっとズボンから出すんだけど、
その出し方とかも意識して、
できるだけオシャレに見えるようにしておくと。
娘さんは普段は、今でもそうなんだけど、
すごい猫背なんだよね。
だけど、国広くんに抜かれるまでは、
背筋をピンと伸ばしておく。
背中に神経集中します。
背中にすごい神経いってますね、確かに。
いってるよね。
いいなあ。
ビンビンに感じながら。
もうこの辺でも、すでにエモい感じあるんだけど。
その頃、男子の間で香水をつけるのが流行っていて、
国広くんもつけてたんだって。
国広くんの香水は、サムライオムっていう。
エモい。
エモいんだ。
いや、流行ってましたよ、確かに。
流行ってたね。
サムライオム。
聞いたことある。
これはキュウリっぽい匂いの香水だったんだけど、
だから、国広くんが後ろから走ってくると、
キュウリみたいな香水の匂いがして、
来たなってのが分かるんだって。
匂いが先にあれなんだ。
キュウリ臭が。
ドキドキが最高潮に達して、
抜かれる瞬間に、その匂いがフワッと通り過ぎていく感じ。
その匂いが、エモい思い出として残って。
今、キュウリっぽい、
サムライオムが今どのくらい普及してるか分かんないけど、
それを嗅ぐと、その時の、
いろんな背中のビンビンに感じてたあれとかが、
蘇るんだ。
抜かれる時に娘さんからも声をかけるし、
声をかけるんだ。
国広くんからファイトって声をかけてくれることもあるって、
あとたまに背中をポンと叩いてくれることもあって、
すごいテンションが上がると。
なるほど。
だけど、抜かれたら気が抜けて猫背に戻るっていう。
2回抜きはないってことですね。
2回抜きはない。
外走る。
そっか、駅伝だから。
これが国広くんの香水という、ちょっと長い話でしたが。
こっちまでエモい感じいただいちゃって。
そっか、それが今ドルチー&ガッパーナになったってことですか?
サムライオムは。
そうだよね。
ドルガマね。
結構じゃあ永遠のテーマなんですね。香水と恋愛は。
匂いの記憶っていうのはさ、
シャンプーの匂いとかさ、家の匂いとかさ、
あらゆるものが。
なんかあれだよね、本当に脳みそと嗅覚近いからさ、
すごい強い記憶として残る的なのをネット記事で読んだことあるし。
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それは怪しいけどね。
それは怪しいけど。
でも記憶に残る匂いってある。
俺も全然関係ないんだけどさ、ちょっと恋愛とは関係ないかもなんだけど、
幼稚園のときに。
まさかの余談。
余談いいですか?
いいよいいよ。
なんだっけ俺。
余談みたいなあだ名ありましたね。
あだ名あったよね。なんだっけ。
幼稚園のときにお弁当でさ、ドライカレーが入ってた日があったのね。
で、俺なぜかそのドライカレーを食べているときに、
ほぼ失格になったのかもしれないけど、すごい大泣きしちゃったことがあるの。
いまだにドライカレー食うと悲しい気持ちになるのよ。
どういうこと?
ほんとほんとほんと。
そのときのこと思い出した。
嫌いだったってこと?
いやいや、全然味は好きだし、
なんかドライカレーのあの味、ドライカレーの匂いとか、
で、急に幼稚園の教室で寂しくなっちゃったときの感覚がよみがえってきて、
これもなんか、もしかしたら今、何かしらのね、ちょっと恋話ではないけど、
なんか急に思い出した。
余談でした。
すごい余談だったな。
驚くほど余談だった。
なんかさ、花火の音とかね、ああいうのも。
めちゃくちゃある。
やっぱあれなのかな。
昔のことを思い出すときにエモくなるってことですよね。
だって、今流行ってる香水の匂いとか嗅いでも、エモくない。
確かに確かに。
けど、昔これ流行ってたなとか、昔エイトフォーつけてたなみたいなことを思い出して、
エモくなるってことは。
そうだね。
だから後ろ向きっていうか、過去に向かってる感情のような感じはするよね。
ほら、若い子がさ、ほんとに高校生とかがさ、エモをすごい大事にするでしょ。
エモをめっちゃ大事にしてる気がしますね。
エモを大事にするってどういうこと?
なんか今しかないみたいなのを、残そうよみたいになって。
だからそれってたぶん後から見たときに、エモい気持ちになれるものを残そうよみたいなのを、
なんていうんだろう、前もって計画してるみたいな。
なるほど、あらかじめエモになることはわかってる。
ところがありそう。
だって自分が高校生とかのときに、今しかないとか思ったことなかったんですけど。
思いました?
そこまでなかったけど、
例えばさ、自分らが高校生のときはさ、プリクラとかさ、
今もそうかもしれないけど、写るんですみたいなさ、
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使い捨てカメラ、結構持ち歩いてたのは、思い出を残すみたいな意識で撮って、
自分はそういう感じはなかったんだけど、みんなそういう気持ちで撮ってるっていうのは言ってたし。
なるほど。
じゃあそのエモの前借り文化は前からあったの?
エモの前借りはあったと思う。貯蓄型エモみたいな。
確かに。
エモ貯金みたいなのあるかもしれない。もともとずっと。
なんとなくそれだけじゃなくて、その瞬間にエモーショナルになるみたいなものも、
単純にね、そういうのもあるような気がするわけ。
過去の思い出だけじゃなくてね。
でもさ、部屋の電気のさ、オレンジのやつあんじゃん。
ん?
余談の予感、余談の予感すごい。
いやいやいや、オレンジのやつ。
オレンジのやつ。
中間?中間のやつ?
中間って言わないと思うけど、そうそう中間、暗くなる1個前のやつ。夕焼けみたいなやつ。
あの豆電球的なやつ。
あれ結構オレ、エモ、あの色、あのさ、なんかさ、新目城通りとかさ、
なんか大きな通りでさ、街灯がオレンジの通りない。
なんかああいう通りとかも悲しい気持ちになるしさ。
すぐ悲しい気持ちになるじゃないですか。
お前、エモの解釈が悲しくなるわけじゃないんだ。
センチ、おセンチな。
おセンチだね。
おセンチボーイなんだ。
センチメンタルとエモは違うんですか?
ちょっと違うような気がするね、なんかね。
そうだよね、エモってもうちょっと興奮っていうか悲しいと限らないもんね。
まあエモ論を話したらしょうがないから。
エピソードに行きたいんだけど、まあちょっといいか。
最初はね、こういう風にいろいろ横に広げていく。
いいんですかね、こんなんで。
いいんですよ。
匂いの記憶っていう点ではどうですか?
匂いか。
匂いと恋愛。
匂いと恋愛か。
あるの?きおた。
俺はある。
やっぱシャンプーの匂いという、なんか大学生の時お付き合いした人が、
もうすごい髪の毛がいい匂いする人で、
何なんだろう、なんかあるよね、そういう選ばれしやつ、なんか人。
人?人じゃないんじゃないですか?
ただただいい匂いがする人?
いつもいい匂いがする人がいて、
その人の何のシャンプー使ってたかちょっと具体的にはわからないけど、
あ、この匂い!みたいな風に、
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ドラッグストアとかさ、
なんかそういう、もうちょい、
ソニープラみたいな店ってあんの?今でも。
あるあるある。
なんかああいうさ、いろんなシャンプー売ってる、
あんじゃん、なんか。
そういうとこで、ふと、あれこれ?みたいな時に、
やっぱなんかその人の家に行ったこととか、
思い出してなんか悲しい気持ちになる。
また?また?
なんですぐ悲しい気持ちになるの?
いやなんか一人暮らしの女の人の家に上がるのって、
なんか苦手なの俺はね。
家に上がるのが?え、なんで?
なんか悲しい気持ちになるのよ。
なんで?
すごいセンチが埋まってる。
センチの地雷が埋まってますね、いろんなところに。
なんかその人の生活、24時間365日みたいな、
そこで染み付いた生活のなんか気配が、
なんか一気に入り込んできて、
なんかこうね、苦しい気持ちになるって、
何の話してるかわかんないけど、
まあそういう感覚のこともね、いずれ、
みなさんとシェアしたい。
ちなみにこれちょっと国寛くんの話はちょっとだけ続きがあって、
国寛くんはその練習の後に顔を洗って、
まあみんなで顔洗ったりするじゃない、水道で。
その時にニベアのクリームを女子からもらって顔に塗る。
へー、ニベア。
ちょっとオシャレじゃない?
結構混ぜてますね。
清潔感あるね。
そのクリームを、ニベアを娘さん自分があげたくて、
ゲタ箱に入れて準備しておいて、
いいな。
練習が終わって、国寛くんが顔を洗うくらいのタイミングで、
すっと横に行く。
合わすんだ。タイミング合わすんだ。
そういうのもあるよね、タイミング合わせる系。
片思いだよね。
え、それ、でも国寛結構悪い男感ありますね。
そうだね。
いろんな人からニベア借りてんじゃん。
いろんな人からニベアを借りて。
それで、図らずも競争心が煽られちゃってさ、
今日はあの子からニベア。
私のニベアはいつ使ってくれるのかしら。
学校特有のあの水道場みたいなとこで、みんなあれでしょ?
顔洗ってるってことでしょ?
うん、エモいわ。
いいねー。
あ、エモいな。
こんな感じで、私たちがゆっくりと会話を。
ゆるくトークするとは言ったけど、結構ゆるいなって。
ゆるい。
驚きのゆるさ。
パート2に引き続き聞いてください。
もうちょっとたくさんエピソード紹介していきたいなと思うので、よろしくお願いします。
