特殊な超新星爆発の残骸
これまでに例がない、特殊な超新星爆発の残骸が見つかった。
最新のX線観測衛星、XRISMによる、写真ではない撮影なのに、写真のように形が分かる観測。
一体どういう方法を使ったのか。科学的な手法がかなりギュギュッと詰まった、面白い研究結果なので、こちら紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。 改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、10時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
はい、ということで、今日のエピソードが1751話目を迎えてますね。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピック、気になるタイトルから、ぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
昨日はね、ご心配をおかけしました。ポッドキャストの公開タイミングが遅れたっていうところは、
まあ日本中かなり大騒ぎだった、津波の避難渓谷ですね。僕が住んでいるところががっつりかぶってまして、
あの、それの影響で家を出ざるを得ない。ポッドキャスト撮ろうかなーと思ってたタイミングで出ざるを得ない状況になり、
もうしょうがないか、出るかって言って、昨日のエピソードだったというような感じですね。はい、なので、
まあ僕の家は特に何もなかったですが、聞いているあなたのところは大丈夫でしたでしょうか。
ちょっとね、あの人命にかかわる部分でもあるかなと思うので、ぜひぜひあの安全策をね、とってください。
で昨日ね、逃げたのは、いやまあもちろん逃げろっていう話ではあったんですけど、なんかそこまでな感じ、すいませんちょっと甘く見てたかもしれないですけど、
そこまで、まあうちは結構避難渓谷出るギリギリのラインだったので、まあそこまでかなーっていう感じは若干していた。
けど、なんかこう、当事者だから許してくださいね、その感覚を持っていたっていうところはそうだったんだけど、なんか本当に近くで地震が起きて、
もっとスピード感のある状態で、津波が押し寄せてくる可能性があるって時に、なんか昨日のちょっと油断してる感じだと、その時にマジでやばいんだろうなっていう。
そう、だからこそ、なんか一旦これちゃんと逃げてみないとまずいよねみたいな話をちょっと妻として、それで逃げたというようなところがありましたね。
そう、でもまあ、やっぱ難いんですね、避難っていうのをめっちゃ思いました。僕はまあ幸いこう実家とかがね、あのそういう被害、津波とかの被害に
あいづらい場所にあるので、どうにか逃げられましたけど、あの、避難所とかってなった時、うちは犬とかも飼っているので、
あ、じゃあ車の車内から出れないのかみたいな、このタイミングでガソリンとか切れたらとか、もう暑いしなーけどずっとガソリンでエンジンつけてないと、
うーんみたいなところを思ったりとかして、なかなかね、うまく避難ができるイメージができなかったですね。
一回やってみないとわかんないなっていうのはすごいあったんで、もしこれ聞いてて、まあそんな避難することないだろうって思ってる人いたら、
ちょっとね、うん、考え直した方がいいかもしれない。僕は昨日すごいそれを実感しました。
なのでちょっと大事なことなので先に言っておきます。もう宣伝とかどうでもいい。はい、そんな感じで昨日はまあどうにか過ごすことができました。
心配とか、あのそういったコメント寄せていただいた方本当にありがとうございます。
そんな感じで、じゃあ早速問題に行きましょう。 今回お話しするのは、
W49Bの観測結果
今まで見つかったことないような超新星爆発の残骸の形、これが見えてきたんじゃないかということで、
記者会見が行われていたというようなところ、リクエストもいただいたので紹介していきたいと思います。
今回は立教大学で行われた記者会見の内容、研究の内容ですね。お届けします。
今回の研究の対象になっているのは超新星爆発と呼ばれる爆発現象というか、それの残骸ですね。
まあなんか夏なので花火に例えるといいかなと思うんですけど、花火がバーンって爆発した時に、
まあ球状に広がっているわけじゃないですか。球状にバーって広がっていって、まあそれが消えてなくなる。
あれってまあ燃料というか火薬に火がついている部分が燃え尽きて全て暗くなって消えるわけですけど、
宇宙空間の爆発のその爆風みたいなのは、周りのガスとかにぶつかりながらどんどんどんどん広がっていって、
そのエネルギーというのはものすごく強いので消えることはなかなかなく、
何百年何千年というような時間をかけて、宇宙空間を爆風が広がっていく様子っていうのが捉えれるんですよね。
で、そもそも超新星爆発っていうのがスーパーノヴァって英語では言われます。
で今回の研究対象はその残骸なのでスーパーノヴァレムナント、SNRとかっていう風な表現をされるんですね。
で、星が生まれて生きて一生の間でバーって自分の人生を全うした最後に巨大な星っていうのは実は爆発を引き起こしてその一生を終えるんですよ。
この爆発のことを超新星爆発と呼んでいて、その爆風っていうのは今までは結構花火みたいに球状にバーって広がっていくような、
なんなら星ってこう回転してるから回転してるその力のまんま、なんかこうちょっと円盤かのような感じで爆発が広がっていくみたいな、
そういった形っていうのが見られてきていたんですが、今回研究対象になっていた大体3万5千、3万6千光年ぐらい先にある
W49Bと呼ばれる超新星残骸があるんですけど、この超新星残骸がなんかこれまでの観測で他の超新星爆発、球状で広がっていってた
超新星爆発とはなんかこう違う光の種類っていうのはこれまで過去の観測で得られていたんですよ。
だからこれなんか他の超新星爆発とは木か形が全然違うんじゃないかっていうところがまあなんか長年謎で
これでもなんか変だけどなどうしようかなでも見えないんだよな、なぜなら遠いし遠くてそこまで明るくないからみたいな
それによって爆発、変な爆発の仕方してるけど見たいけどわからないっていうまま謎が続いていて、まあそれこれが2012年とか
もうそのぐらいのタイミングからまあ見たいよねーみたいな言われていた天体の一つだったんですよ。
でそんな中で今回登場したのはX線観測衛星クリズムですね。
このクリズムは何ができるかっていうと決して遠くの写真を撮ることができるわけではないんですよ。
クリズムができることは星から飛んできている光の種類をものすごく綺麗に見分けることができる。
僕たちの目には虹が7色しか見えないのにクリズムはあれをもう何十万色っていうぐらいの光の細かさで分けられるみたいな。
確かMODだったかな。 そういうような性能を持つクリズムがこの超新星残骸W49Bっていうのを観測した結果
飛んでくる光の種類っていうのがなんかこう 思っていたよりもいびつというか
そのごちゃごちゃしている光の種類っていうのがいびつなんだけど綺麗になんかこう 奥に飛んでいっている構造と手前に飛んでいってる構造が綺麗に分かれていると。
つまり爆発は今までだったら球状に広がっていくような均等に広がってその広がっていく構造の光の構造がそのままこっちに飛んでくるから
なんかこうぼわーっとしたぼわーっとした光の情報でくるんだけど 今回のW49Bに関しては
綺麗な光がは見えているんだけど 奥に行く成分と手前に来る成分というのがぼわっと綺麗に分かれている。
普通だったらぼわっとするところが綺麗に分かれている。つまり 爆風が奥に飛んでいく分と手前に飛んでくる分が綺麗に分かれているって
のが今回光の種類の病像だけで分かったと。 でこのその光の成分それをすっごい細かく見てこの移動まで計算できるようになったのは
クリズムが搭載されて搭載している Resolveと呼ばれる検出器これマイクロカロリーメーターって言われるんでぜひね
ググってみてください。AIとかに聞いてくれるとすぐ説明してくれるかな。 マイクロカロリーメーターって呼ばれる
すぐさっき言った光をものすごく細かく分ける性能がもう段違いの過去最大級のものが載って いるんですよ
この性能を使ってこれまで僕たちが見えてこなかった宇宙の病像を解き明かそうとしている そのうちの一つが今回のW49Bと呼ばれる超新星爆発だったという
そんなお話ですね 包み太鼓のような形で
末広がりずってお笑い芸人が持っているあの包みですね あれが画面に向かって包みをポンポンってやるじゃないですか
あの角度みたいな感じで僕らに向かって爆風が飛んできているみたいな そんな風に見えるっていうのが今回の研究結果として明らかになった
研究の重要性と未来
注目されてこの記者会見を開くほどだった理由っていうのは これまで見つかったことないような超新星爆発の残骸の形であるからだということで
これからの研究の幅っていうのがさらに広がっていくよねっていうそういう研究結果でしたね ちょっとこれはかなりワクワクする内容になってきているのでまたなんか
おいおいわかんないよとかこういうところもうちょっと知りたいとかあったらコメントいただけ たら追加でお知らせしますのでぜひぜひコメントを寄せくださいよろしくお願い致します
ということでじゃあ今回は以上にしていきましょう 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元の podcast アプリでフォローボタンの近くにある星マーク
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