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いきましょうか。 ああ、いきまーす。
2024年7月7日始まりました、佐々木亮の宇宙話。 本日は七夕ということで、
七夕といえば天の川、そしてそれを隔てて存在する星、星ですよね。
なので今回は、ちょっと国立天文台に載っていた 七夕伝説のお話をベースに、実際に見えてる織姫と彦星ってどういう星なのか。
で、実は川を隔てているように見えて、近いように見えてめっちゃ離れてるみたいな、そんなお話をしていこうと思っておりますので、
ぜひぜひ最後まで楽しんで聞いていただけたらと思っております。
ということで改めまして始まりました佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の
亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。 本日でエピソードが1366話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピックからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
まあ毎週日曜日は日曜特集っていう形でお届けしてたと思うんですけど、 今日はもうね7月7日七夕だから
七夕の話ししないわけにはいかないなと。 毎年ずっと聞いてくれている人は一緒に七夕過ごすのこれで4回目かな?
いや3回目か。はい、というので結構ねいろんなバリエーションで紹介してきたと思うんですけど 七夕はちゃんと七夕伝説を整理してお話ししたことってなかったなと思ったので
そんな感じで今日やっていきましょうかね。 まあいつも日曜特集やってるから
なんだろう今週ちょっと注目だったエピソードとかもちらっと最後の方にお話ししていこうかなと思いますね。
ということでじゃあ一旦月齢紹介いきましょうか 本日7月7日は昨日が新月だったのでそこから1日経って本当にこう薄く
月が見えるようなそんな夜空になってるんじゃないでしょうか 関東近辺は夕方からかなり天気が崩れている場所が多くてですね
夜、星が見えなかったのが昨日の新月だったわけなんですけど まあ元々見えないんでいいのかな
まあそんな中でじゃあ今日は見えるのかと 七夕だからね天気良いと嬉しいですよね
でこう七夕伝説に出てくるのは天の川なので今日天の川の話しますけど やっぱ月が出てないと天の川見える可能性っていうのも上がってくると思います
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なのでもし見えそうな場所にいる方は 目を凝らして天の川までしっかり見ていくのがいいんじゃないでしょうか
ぜひ見つけたら教えてください ということでじゃあ早速今日の本題に行きたいと思います
今日は七夕伝説です ということで今回お話しするのは七夕伝説と七夕の舞台になっている星々
これらの特徴についてお話ししていきたいとおもいます 実際七夕についてみんなどのぐらい知ってますか
これ僕今回ちゃんとなんかストーリーを見てあ こんなだったなぁって思い出したので国立天文台に出ている情報をもとにですね
お話ししていきたいとおもいます 七夕伝説は昔中国で生まれました
中国で生まれたこの七夕伝説天空で一番偉い神様には 触女っていう娘がいました
でこの娘触女は神様たちの着物の布を織る仕事をしていて 天の川のほとりで毎日熱心に旗を織っていた
遊びもせず恋人もいない触女をかわいそうに思った神様はですね 天の川の対岸で牛を飼っている真面目な青年
兼牛を 触女に引き合わせてやがて2人は結婚した
結婚してからというもの2人は毎日遊んで暮らしていて 触女が
旗を織らなくなったので神様たちは着物が擦り切れボロボロになっても新しいものが 着れず兼牛が旦那ですねが牛の世話をしなくなったので牛は痩せ細って病気になってしまうと
これに怒った神様が2人を天の川の両岸に引き離してしまい ただまあこれが2人は悲しみのあまり毎日泣き仕事になりません
かわいそうに思った神様は2人が真面目に働くなら年に1回 7月7日の夜に会わせてあげると約束しました
これが七夕伝説になっている この触女っていうこの神様の娘がですね
触女っていうのは触が織物の織 なのでこれが織姫で兼牛が彦星ですね
この織姫に対応するのが琴座のベガ そして彦星
彦星は和紙座の一等星これアルタイルと呼ばれる天体です このベガとアルタイルこれがちょうど天の川を境にして両サイドにいるように見える
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なのでこの実際の 夜空の見え方この見え方の
位置から織姫と彦星っていうのも対応して実際につけられているというところで これねいい伝説ですよねなんか素敵だなぁと思っていてなんか昔こう天の川みたいな
筋状に見えていたものをちゃんと川としてね 捉えてそしてそれのそれを境にするようにある2つの星々っていうのを
人に見立ててしかも男女に見立てて 語るっていうのは素敵ですよね
でこのベガとアルタイルっていうのは結構これまでの
理科の授業とかでもやったことあるぐらいみんなにとっては馴染みのある天体だと思うん ですよ
たぶん知ってる度合いで言うとかなり高い上位に来る でもう一つ一緒に語られる星っていうのがあってこれがデネブって星ですね
デネブ ベガアルタイルデネブこの3つ
でこれ夏の大三角というふうに言われて まあプラネタリウムとか行った時とかにも実際に紹介されたりする
でこれ七夕伝説ですね年に一度7月7日に会うことを許されるっていう話だったんです けど
まあ確かに天の川っていうものを川に見立てて でそれを
超えて出会えるようにっていうふうに見立ててストーリーが進んでいるわけなんですよ ただね
宇宙話が好きなみんなの目線からすると宇宙っていうのはもっと立体的な構造をしていて もっと大規模な構造をしている
ここは頭の中に浮かんでいると思うんですよ じゃあここで疑問なのが
天の川を挟んでいるアルタイルとベガ この2人は本当にただ挟んでるだけなのか天の川を
でいうとそうではないですね 実際この2つの星の距離っていうのはなんと14光年離れていると言われています
14光年です いやーすごいですよねベガがだいたい地球からの距離が25光年
でアルタイル アルタイルが地球からの距離が17光年
なんか普通に川を挟んで同じ場所にいるって考えようとすると 両方とも同じ距離になきゃいけないんだけど実際はベガっていうのはめちゃめちゃ遠くにいます
ベガはめちゃめちゃ遠くにいて25光年先にいてアルタイルが17光年先
だからこの斜めの距離をしっかりと計算してあげると ここの間っていうのは約14光年離れているっていうことになるんですね
光の速さで14年かかるということで 14階 会いに行こうと思ったら14階タラバタを越えてようやかいに行けるっていうなんか逆に
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ロマンチックに聞こえるかもしれませんね そんな星なわけですよこの2つっていうのは
ちなみに夏の大三角 もう一つ登場しましたデネブありましたねデネブ
これは パッと見
3つの天体の中では暗く見えるんですけど実際の明るさめちゃめちゃ明るいっていう天体で 地球からの距離はなんと1400光年
だからこれを聞くとなんかこう夏の大三角って僕たち平面で捉えてるけど 実際はデネブがめちゃめちゃ奥にあってでベガがその
さらにもうちょい手前ですけど25光年先にあってアルタイルが17光年先にあるっていうね なんかこのどうにも本当に一色端にしていいのかって思うぐらいの距離感に
いるなっていうのが正直なところです しかも天の川っていうのを川に見立ててますけど天の川が単純な光平面である
星の集団でやというのもみんなは多分も感覚として違うのわかっていると思います 天の川っていうのは
僕たちが住んでいるこの銀河これ天の川銀河って言うんですけど まあ後付けですよねでこの銀河
の中にある星々銀河っていうのは円盤型をしていて立体的な円盤型ですね でその中心には
太陽の400番前の重さを持つブラックホールが存在していて そのブラックホールの重力とかまあ詳しい人は知っているこのダークマターとかね
そういうのの重力の影響によって 円盤型に形成されているのがこのブラックホールなわけですよ
でこのがブラックホールじゃない天の川銀河なわけですね でこの天の川銀河を夏の夜空の時は中心方向に見ている
つまりブラックホールの方向を見ていてでそのたくさんある星っていうのが まあ帯状に濃く見えるから夏は天の川が綺麗に見えると
なんかこうフリスビーを横から見ているみたいな感じですね まあそんな感じで
見えてるからそもそも天の川自体が立体的におものすごく大きいものとして銀河で 存在していて
そこからまあ近めの星遠い星っていうところでバランスをとっているというふうに見ると なんか一気にタナバタ伝説がちょっとちっぽけなものに聞こえてくると
いうかね あとはこの3つの星面白い
特徴で言うと 実際どういう天体なのか
いろいろ細かく話すと全然違うんですけど例えば明るさの面で比較してみましょうか 明るさ
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まあ僕たちって太陽の明るさが一番身近だから太陽の明るさを基準にしてみましょう そうするとこれベガ
ベガっていうベガっていうこの天体はですねならえと 彦星かなあ違う織姫が織姫がベガですけど
織姫ベガは太陽の明るさの30倍で輝いている星です 一方で彦星アルタイルは太陽の10倍の明るさで輝く星になっています
だからパッと見ですねベガがまあ一番明るいんですよ ベガが明るくてででもベガの方がちょっと遠い25光年とかみたいな話をしてる
けどじゃあデネブはどうなのか デネブはこの3つの夏の大三角の中では一番暗いんだけど実際の明るさは
一番大きくて だいたい太陽の明るさのだいたい5万倍から6万倍って言われます
でもそもそも星としての明るさが全然違うんですね だから1400光年離れている1500光年離れているっていうところにいてもその明るさ
っていうのを僕たちはまるで他の星と同じように なんならベガ他の星に比べたら結構明るくも見えるのでそういうふうに見えてる
だからやっぱ赤輝き方が違うんですよね この輝き方の差っていうのは結構面白いポイント
なんかこう宇宙は遠くに行けばやっぱ光って弱まるしっていう 灯台みたいな役割をさせると実は全然違うんだなっていうのも実感できる面白い
ポイントかなと思うんで ちょっとね夜空見上げてるとどうしても平面に捉えがちな宇宙の姿っていうのを
立体的にこの天の川 七夕のタイミングで思い出してみていただけたらいいんじゃないかなと思って今回そんな
お話しさせていただきました はいいやー結構面白いですねなんかちゃんと
七夕伝説について話してみると 子供に
こう読み聞かせしてるみたいな感じで個人的にはちょっと面白かったですこうやって ストーリーをいろんな話していく機会が今後増えてくるのかなぁと思うとちょっと
なんか不思議な気持ちになりますねなんか宇宙っぽい伝説の話とか 宇宙っぽいそういう神話みたいなところとかもねちょっと宇宙話で紹介していけるとまた
違う宇宙の楽しみ方できるのかなと思ってるんで もしリクエストあればじゃんじゃんお寄せいただけたら嬉しいです
はいということでじゃあ七夕伝説は以上にしましょうかね 毎週日曜特集やってるけどどうしよう
今週とりあえず聞いてほしいなっていうエピソードは3エピソードあるかなと思うんで これだけ紹介しておきます
今週振り返ってみるとやっぱり h 3ロケット h 3ロケットの打ち上げっていうのはもう今週大ニュースだったし
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すごかったですよ注目度やっぱりポッドキャストの視聴数も上がりました 多分みんな気になってるんだろうなっていう
であのポッドキャストを撮ってる時って僕今最近動画で撮ってるんですよ ポッドキャストを楽しんでくれている人はきっと音だけで聞いてくれていると思うので
あんま実感ないと思うんですけど動画で撮ってるんですね でなんか注目度高そうだなぁと思ってその動画をそのまんま
youtube に貼っておいたんですよそうしたら面白いことにですね この動画めちゃめちゃ伸びまして2万回再生とか
ポッドキャストだとポッドキャストで2万回とかっていかないんですよ トップレベルの番組はわかんないですよでも毎日配信している僕の中では2万なんて
いかないので やっぱこう youtube の検索のアルゴリズムとかに乗ってみんなが気になっている人に届いていく
というところになっているのはなんかすごい 喋ってみてよかったなぁと思うポイントでした
でそこから 搭載されてた第145に関する話2日間させていただいたのでなんかこの
カー水目で話した h 3ロケットと第145についてはまぁ今週しっかりと聞き返して いただきたいポイントだなぁと思ってるんでぜひぜひ皆さん
このあたりチェックしていただけたら嬉しいなぁと思っております ということでまぁ日曜っぽい話もね
チラッとさせていただきましたが 以上にしていきましょうかということでじゃあ今週は以上になりますね
明日何の話するって言ったっけ すっかり忘れちゃった
すっかり忘れちゃったんですけどまぁ 月曜日もしっかりとあそうだ太陽系の規模に関する話だ
今明日の話も結構宇宙を立体的に捉えるっていう意味では 太陽系ってどこまでがどこで太陽系のめっちゃ外側
水金地下木土展開とかのその外側ってどうなってるんだろうみたいな そんな話をさせていただきますんで明日もぜひチェックしていただけたら嬉しいです
アフタートークです はいということでまぁそうそのポッドキャストを youtube でちゃんと動画であげるっていうのを
やり始めてからですね こうやって再生してくれる人も増えてでしかも最近ちょっとね
サムネイルも凝ってるんですよ なんかポッドキャスト基本的に時間かけないで毎日いろんな人にたくさんの情報を届けるっていうの
目指してやってるんで なるべく
なんかこう手を煩わせないような形で作っていこうと思ってるんですね でもあのキャンバーっていう
なんかデザイン アップサービスみたいのがあるんですけどアプリとかがこのキャンバーの
テンプレートを使うと正直なんかこう powerpoint でペチペチって作ってるよりも簡単に めっちゃいい感じの
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サムネイルができるんで最近はちゃんとサムネイルも作ってやると やっぱポッドキャストと違ってですねいろんな人に届いていくと
もちろんなんかゆっくり聞いてくれる人少ないなって印象あるんで 引き続きポッドキャストを大事にしていきたいなぁと思ってるんですけど
youtube で聞いてくれてっていう人たちにももっとたくさんの人に届けれるように やっていこうと思ってますんで
まあとりあえず登録だけはぜひ youtube の方もしていただけたら嬉しいです
ということでじゃあ いただいたコメントをちょっとだけ紹介していこうかなと思います
これねツイッターでねちょっと嬉しかったというか教えたいポイントを一つですね ユーザーネームカンタリさんからいただきました
ちょっと短いんですけど寝るときに佐々木亮さんの宇宙話聞いててまあがっつり寝落ち しちゃうってコメントいただいて
嬉しいなと思って でも
どうなんだろう最近コメント結構くれる人は移動の時聞いてますとか仕事行くとき 聞いてくれてますっていう人が多かったんですけど
ちょっと前は 寝る寝落ちにめっちゃいいみたいな寝る時に聞いて宇宙感じながら眠りに落ちて
ますっていう人が結構いた気がするんでどうなんだろう最近と思ってみんなの聞き方 とかね
あったらちょっとコメントとかで教えてくれたら嬉しいです
個人的には朝更新してるけど結局夜聞かれてんじゃないかなっていうのが感覚として はあるんで
どっちなんだろうってちょっと気になってますぜひぜひ皆さんの聞き方教えてください ということでじゃあ今回は以上にしていきたいと思います
今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタン の近くにある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです
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それではまた明日お会いしましょうさよなら 良い七夕をお過ごしください