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1日10分宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。 今回は月面探査の裏で
同じぐらい、いやそれ以上お金をかけて各国が攻めているX線天文学 その中の観測方法
最後の砦と言われている偏光 偏光サングラスとかでもしかしたら耳にしたことがある
光の偏り、これによってブラックホールの形がわかる そんな緊急内容を紹介してまいりますのでぜひ最後まで楽しんでください
どうぞ
2024年1月16日 始まりました佐々木亮の宇宙話
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の 亮が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております
本日でエピソードが1194話目を迎えるというところとなっておりまして 基本的には1話完結でお話ししております
ぜひ最後まで楽しんで聞いてください
前回1193話目では月面探査の裏で同じだけグイグイ盛り上がっている X1000天文学の話をしました
そしてその前の日1192話では日曜日なのでね 1週間でどのぐらいの
エピソードがあったのかどんな感じで今宇宙開発進んでるのかっていういわゆる総集編 みたいなものをお届けしながら最近こんなことやっててとか
まあ本編のエピソードでは話せないような宇宙の話をしたりとかしているので 日曜日は日曜日で楽しんでいただける内容になっているんじゃないかなと思いますね
まあそんな感じで毎日やっているわけなんですが 今日も早速本題に行きたいと思います
今日の本題はこれ 昨日話したX1000天文学めちゃめちゃ勢いがあるっていう中でインドが打ち上げた
X1000変更衛星 変更って一体何なんだろう
観測にとってどう重要なんだろう そういったところをお話ししていきたいと思います
ということで昨日のエピソードね 聞いてくれた方結構いるんじゃないかなと思います
ただねすいません昨日のエピソードをやってしまったんですよ 更新ボタンを押し忘れて夕方まで放置してしまうっていうね
最悪のミスを犯しましたが今日はきっとこれがちゃんと更新されていることを祈ると いう状態になっております
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今回お話しするX1000変更観測衛星 これは実は最近ものすごく話題になっている分野の一つなんです
どういうことか まあ1月1日にインドがX1000観測衛星打ち上げました
そんな話を昨日させていただいて 元旦からロケットを打ち上げるっていうこの
なんて言うんですかねお祭りを冗長するような打ち上げだったのか はたまたインド人には元旦がないのか
元旦あんのかな なんかアメリカいるときはアメリカ人2日とかから働くんですよね
でもなんか 僕は日本の正月は3日日まであるみたいなのを突き通して
なんか4日ぐらいまで休みをとっていた気がするんですけど そんな文化を受け入れてくれるっていうのは良い文化ですよね
そこからもう1月の4日とか5日から学会に行くみたいな そういう動きをしていたときもありましたね
なのでもしかしたらインドは1月1日から普通に働く文化なのかもしれないし
それかやっぱり国としてみんなが一番テレビ見てくれたりするタイミングだろうから
今年一発目やってやるぞっていう意味合いで打ち上げたのかもしれないですね まあそんなインドが打ち上げたX線変更観測衛星
X-POSATですね まあこれが今後どういう成果を上げてきてくれるのかっていうところにかなり期待を寄せていきたいところ
ではあります でそんな中でこの変更偏った光と書いて変更がどういう意味があるのか
ちなみにこの変更はこれを見ようと思わないと見れないです なので
日本が打ち上げたクリズムとか あとはこないだ中国が打ち上げた
広い視野のやつなんだっけ アインシュタインプローブとかもそれを見れないし
昨日話したアメリカのチャンドラとか あとは
ヨーロッパのXMMニュートンとかそういったのも見れないですね なのでX線天文学と一括りにできるものの
その中でもかなり特殊な光を見る分野になっているのがこの変更です 変更ってそもそも何かっていうと
ウィンタースポーツとかマリンスポーツとか する方だったら結構見たことあると思うんですけど変更サングラスって見たことないですか
スノボーとかスキーのゴーグル あとは海で使うサングラスとかに変更グラスっていうのが入っていて
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簡単に言うと水面ってめちゃめちゃ眩しくないですか あれ目に入った時にうわ眩しいって感じるぐらい
光がこう乱れた状態で入ってきている でその中で光って波じゃないですか
波が例えばこう今手を縦に振ってみてください 電車なかったら絶対やっちゃダメですよ
で縦に振った時にこういう今波の光もあるし 手を横に振るアインみたいな形でそういう横向きの波の光もあると
もちろん斜めもあるし っていうのでまあいろんな光の種類が波の向きが混ざった状態っていうのが
世の中の光としてはよくあるんですよ
でそれが乱れまくってると人間の目っていうのは処理しきれなくて眩しいなって感じるわけなんですね
で変更サングラスっていうのをかけるとあら不思議みたいな 水面だったり雪面だったりっていうので反射した光が眩しく感じないで綺麗に見えると
普通のサングラスだとその乱れた光の光量が減るだけで まだちょっと見づらいなって思うのはそういうせいなんですよね
これが光の偏りの正体です 乱れた光が入ってきた時と
あとは変更サングラスはある方向の波 つまりさっきみんなが手を動かしてくれた時の手を縦に動かす方向の光のみ
目に入れるとかそういった制限をかける機能を持っているのが変更サングラスで この光が縦方向に偏っているのか
横方向に偏っているのかつまり横向きの光の成分が多いのか 縦向きの光の成分が多いのかっていうのを見ることで例えば
ブラックホールが ブラックホールの周りって円盤があってって話をよくするじゃないですか
そのブラックホールの周りの円盤 この円盤をなんていうでしょうね
円盤の傾きがどういう傾きにあるのか あとはブラックホールの周りに作られている地場の構造だったり
ブラックホールに似てるけどちょっと違う中性子星と呼ばれる星 この周りのこの地場の構造だったり
とにかく何か地場を持っている 磁力によってエネルギーを放出している天体からの光を見ることで
その構造を明らかにすることができる これが変更のめちゃめちゃすごいポイントなんです
まだすごさピントきてないと思います なぜなら構造がわかって何が嬉しいんだと
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そんな気持ちの方が多いんじゃないかなと思いますね まさにその通りで
天文学 特にじゃあX線天文学っていうところで考えた時に大きく観測方法4つあります
一つは4つ先に言っておこう 一つは速攻 もう一つが文行
もう一つが殺像 そしてもう一つが変更ですね
速攻っていうのは光の変化を見る このタイミングで明るくなったなこのタイミングで暗くなったなっていう
太陽のフレアが発生すると他の光勢でフレアが発生すると 光っていうのは一気に増して
でそしてゆっくり減衰していく そんな光の
増減とかを測るのがいわゆる速攻と呼ばれます 光を測定すると書いて速攻ですね
でじゃあ文行 文行って何なのかっていうと光の種類を分ける
人間の目で見えるところの光を紫から赤まで7色に分けたり それをさらに細分化して100色に分けたり
この100色に分け 今まで10色しか見えてなかったのに100色まで見えるようにする これが
どんどん衛星の性能を上げていっている特徴の一つだったりして 今回X線天文衛星クリズムに搭載されている
マイクロカロリーメーターと呼ばれるのはこの文行に特化した観測装置で今までの 10倍100倍っていう精度を担保できるような
そんな文行能力を持った衛星なんですね だから文行っていうのは日本の武器でもあると今思っておいてくれればいいです
それが2つ目で3つ目殺像 これが実は天文学者ではなくて
まあこの宇宙話聞いてくれているみんなだったりとか本とかで見るようなところに一番近い いわゆる写真を撮るってことですね
天体の素敵さ凄さっていうのを実感するときに みんなが何に注目するかっていうと写真なんですよ
綺麗な宇宙の写真がどう見えているか そこに神秘を感じるわけですね
でその神秘の感じ方を伝えるのがいわゆる殺像と呼ばれるもので この殺像によって
宇宙の 宇宙をみんなが応援しようという気持ちが発展していったといっても過言ではない
ここまでの3つはなんとなくわかるんだけど ここまででわからないことって何かっていうと
例えば殺像しても結局はもう何十光年って離れた天体 何百光年って離れた天体
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何ならこれから見ていく星っていうのは何億光年 何十億光年
何百億光年 離れたようなそんな天体見るわけじゃないですか
そうするとさすがに画像を撮れないんですよね どんなすごい衛星のデータ見ても
あの点で見えるものは点でしか見えてないじゃないですか あれと同じで基本的には
物っていうのは点でしか見えないんですよ 宇宙空間の物っていうのは
それを光の成分から
その形を明らかにしてあげる 難しい言い方をすると気化を明らかにしてあげる
気化学の気化ですね これができるのが偏光観測なんですよ
っていうのでX1000天文の中では最後の取り出として偏光観測っていうのが
ずっと掲げられていて でそれをまず大きく成功させ始めたのがここ数年っていうところですね
これは例えば2021年かな
に打ち上げられた
ヨーロッパだったりNASAだったりが進めていたIXPEと呼ばれるX1000偏光観測衛星
これ打ち上げられたものがあるんですけど これが世界のX1000偏光観測
ようやく幕開けだよねみたいなイメージを作ってくれた観測装置で
僕がNASAでお世話になってた日本人の研究者の方もそこにいたし
僕がいた理科学研究所の研究室自体もこのIXPEの運用チームというかサイエンスチームに入っていたし
っていうので身の回りでそういう偏光観測かなりホットに扱われてたんですよ
しかもその時代を牽引してたのはやっぱり日本の研究者たちだった
しかも実は僕自身もX1000の偏光装置って
開発してたんですよ 実際にJAXA行ってX1000を観測装置に当てて本当に偏光を見れるのかっていう測定を行ったりだとか
どっちかっていうと忍者サッドみたいにちっちゃい観測装置に乗せる望遠鏡を
大学学生の頃ずっと開発していて その開発していたので学会の発表とかもね
させてもらったりとかしていたので 偏光観測については僕も結構ずーっと追っていた分野なんですよ
それをNASAとかヨーロッパのチームが成功させて今回1月1日にインドもそこに乗り込んできたと
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いうところで言っちゃえばこの最後の砦と言われていた X1000観測の中でも偏光と呼ばれる分野
この分野にインドが入ってきているのは技術力がガンガン高まっているっていうのを証明でもあって
なので月面探査を成功させている裏で同じメンツ同じ国たちがX1000に対しても
どんどん柱というか成果を出し続けている これはやっぱ月と同じぐらい注目するべきポイントだと思うので
皆さんにはここぜひカバーしていただきたいなと思っておりますので なんかX1000天文がここわかんないなぁとかあったら是非どんどんコメントいただけたら嬉しいです
よろしくお願いいたします ということで今回はインドの打ち上げですね
1月1日に打ち上がったエキスポサッド ここを軸にX1000観測の偏光っていうところをお話しさせていただきました
いや面白かったですね ということでそうそうみんな僕のツイッター見てくれました?
というよりもしかしたら他の人のツイートとかでも見たかもしれないんですけど あとはポッドキャスト好きの人は日本放送のクロスポットって聞いたことないですか
銀シャリの橋本さんとあのヒップホップのチェルミ子の鈴木まみ子さんがやってる 橋本直人鈴木まみ子のクロスポットっていう番組があるんですよ
でこれ僕も夏頃か出させていただいて 前編後編でご収録した内容をお届けしてたんですけど最近は
なんかポッドキャスト詳しい人が出てポッドキャストいろいろ紹介するみたいな そんなたてつけになってるんですね
当時は1番組の人が来てわーって喋るみたいな感じだったけど 今は
ゲストの方が来て 5個ぐらいポッドキャストをピックアップして紹介するみたいな
でその中で今回ゲストだったのがお笑いコンビのティモンディの前田さん
ゆとりっ子たちのたわごととかのヘビーリスナーとして有名ですね もう
トップファン トップウォーターですよTOTO で
そんなティモンディの前田さんがピックアップした5番組のうちの一つとして
佐々木亮の宇宙話 これで取り上げていただいたんですよ
たまんないですよね こんな芸能人の方に紹介してもらえるというかそもそも
ピックアップしていただけるぐらい聞いてもらってたんだみたいな
ところが たまらなく嬉しくてですね
でこれぜひ皆さんあのアップルポッドキャストで全編聞けんのかな だから聞いてみていただきたいなぁと思うんですけど
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もうね すごい
めっちゃ褒めてもらってる もうちょっと尺欲しかったですけどね
まあそこは置いておいて そう
なんかまとめの画像とかも出ていてぜひツイッターチェックしてみてほしいんですけど
専門性が高いのに誰が聞いても面白い
こんなもう最高じゃないですか最高の褒め言葉だし
あとはなんかポッドキャストのやってる中でもクオリティが高いって褒めていただいたんですよね
編集してないのにそこまで言っていただける
なんかあれなんですかね 芸能人の方って生放送とかよくやるから
逆に編集してない状態を評価してもらえたのかもしれないですけど
すごいですよ 地上波のメディアで話してもいいほどクオリティが高いと書いてもらってるんで
ちょっとねここはぜひ皆さんどんな感じなのか
クロスポットを聞きに行ってみていただけたら嬉しいなぁと思っております
はいそんな感じで実はいろんな人に聞いてもらえてるんだなっていうのを実感できた そんな回だったので
ぜひ皆さんあのいろんなポッドキャスト聞いてみてくださいよろしくお願い致します
でですねあのまあ昨日のエピソードでも話しましたが本業のデータサイエンスの方
こちらでイベント登壇させていただくことになりまして データサイエンスかけるポッドキャストのイベントになってます
こちらもぜひ概要欄からチェックしてみてください 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリで
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