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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、民間宇宙飛行士、そして民間宇宙ステーションがこれからかなり盛り上がっていく、
そんな楽しみが増えたニュース、お話ししていきたいと思います。
宇宙飛行士といえば、若田宇宙飛行士。
若田さんは、2024年3月にJAXAを退職されて、その後どうなるかってなっていたら、
アメリカの宇宙企業に入っていく、そんなニュースが出ていたので、
一体どんな背景があるのか、僕なりに整理してみました。
ぜひ最後までお付き合いください。どうぞ。
2024年4月9日、始まりました、佐々木亮の宇宙ばなし。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、
天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1278話目を迎えるというところで、
基本的には1話間月でお話ししています。
ぜひですね、気になるトピック、気になるタイトルから聞いていただけたら嬉しいです。
前回は、ネイチャー論文として、銀河の中心にある巨大なブラックホールの話をしました。
最近、ブラックホールに関する記事をちょっと書いていたりもするので、
頭の中の整理としても、最新の研究を見るのはすごい面白かったなというような、そんな印象でしたね。
そんな感じで、いろんなパターンでお届けしてるんですが、今回何をお話ししようかなと思ったら、
ちょっとこれね、収録の直前に急遽変更しました。
今回お話しするのは、JAXAを退職された若田宇宙飛行士ですね。
若田光一さんがアメリカのアクシウムスペースの社員になったと。
社員というか、CTO、最高技術責任者ですね。
になったっていうところのお話が出ていたので、こちらをお話ししていこうかなと思います。
何の話しようと思ってたかっていうと、結構2つあって、
1個はブラックホールの写真撮ったっていう話のアップデートバージョンみたいなのが出てたので、
その話をしようかなと思ったりとか、あとは日食の話とかもしようと思ってたんですよ。
なので、TwitterでGamaoさんからね、いつも聞いてくれてるんですけど、
Gamaoさんから今日は絶対これだみたいな予想を立ててもらっていて、
どっちも外しちゃって申し訳ないんですけど、
ちょっとこの話はしないとなと思ったので、お話ししていこうかなと思います。
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予想はめっちゃ合ってましたね。
でですね、今回これ、3月末をもってJAXAを退職した若田宇宙飛行士ですね。
もう日本の宇宙飛行士といえばっていうような存在の方が退職して、
どこ行くんだろうみたいな話、ポッドキャストでしてたの覚えてますか。
これエピソードで言うと、1265話か。
3月の27日にお届けしている内容になるんで、ぜひそちらも聞いていただきたいんですけど、
そこでまだ会見とかをする前の状態で、やっぱ民間宇宙飛行士とか、
そういったところの推進とかで行くんじゃないかなって話したと思うんですよ。
まさにそれが動き出したっていうのが、なんか目の前で見れてちょっと嬉しかったなっていうお話ですね、今回は。
アクシウムスペース、ここの会社はこれまでまあいろんなのやってきてますね。
例えば今回この若田さんが参加するっていうところになったきっかけの一つが、
世界初の民間宇宙ステーション、アクシウムステーションっていうのを展開していくっていうところに貢献するっていうお話だったりとか、
あとはアクシウムスペースが軸になって、宇宙ステーションに滞在するっていうプランというか、
実験のアテンドみたいなのがされていたりとか、
宇宙ステ、宇宙飛行士、民間の宇宙飛行士を宇宙に飛ばす、そして宇宙空間で何か実験をするっていう、
いわばこれまで宇宙飛行士が一般的にやってきたことを民間に移していこうっていうのを推進しているのが、
アクシウムスペースの軸の一つとしてあるわけですね。
そんな中で、今回若田さんはアジア拠点になるのかな。
アジア地域における宇宙飛行士兼最高技術責任者として迎え入れられたと。
でもまあ、適任なんですよ。
日本国内だけじゃなくて、世界全体で見ても、ここまでこのポジションにマッチしてる人っていないんじゃないかなって思うぐらい、
ぴったりな人生だと僕は思うんですよね。
若田さんって、日本人の最長国際宇宙ステーション滞在記録っていうのを持っていて、
あと重要なのは、今宇宙ステーションで実験をしている人たちっていうのは、
宇宙ステーション上で何をするかっていう、そこを主に担当されているわけなんですけど、
若田さんの場合は宇宙飛行士30年近くやってるわけですよね。
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30年ちょっとか。僕が生まれた時にはもう宇宙飛行士だったってなっていて、
国際宇宙ステーションの戦外プラットフォーム、宇宙ステーションにある日本のモジュールの外側の建設とかっていうのに参加していたっていうのが、
大きな経歴としてあるわけですね。
これ、僕が宇宙の研究してる時に使っていた観測装置とかも、若田さんが日本のモジュールの外側に取り付けたとか、
実はそういう背景があったりして、個人的な親近感湧いてるみたいな話を勝手にしてたわけですよ、1265話で。
で、今回の話が出て、適任じゃんと。
つまり、これから国際宇宙ステーション2030年までっていう予定になっていたと思うんですけど、
この運用がバーッと続いていくと。で、それが終わるわけですね。
で、それが終わった後の世界っていうのに、どういう世界が広がっていくのかで言うと、
民間の宇宙ステーションっていうのが台頭してくるっていうふうに考えられています。
もうそれがプランに含まれてますね。
まあもう今、老朽化もしてるし、設備ある程度限界があると。
運用してて、なんかのWindowsのパソコンの話とかも結構仕事でやってたことあるんですけど、
もう老朽化だ!みたいな感じだったので、
そういうところも考えて、世代が変わっていくっていうフェーズなわけです、今は。
で、それで民間の宇宙ステーションっていうのが出来上がっていって、
今は国際宇宙ステーション1カ所の中でいろんなことをやるってなってるけど、
もっと生物調査に特化した宇宙ステーション、実験ルームみたいなのが打ち上がっていったりとか、
滞在目的のステーションだったりとか、
いろんなものが出てくる。
目的に応じた宇宙ステーションがどんどん増えていくっていうイメージですね。
そんな中でアメリカのアクシウムスペースも、
民間宇宙ステーションっていうのを展開させていこうとしているっていうところで、
若田さんに白羽の矢が立ったっていう状態なのかなと思ってますね。
当時というか、この間の3月の会見の時に、
今後やっぱ宇宙活動を民間で行きますみたいな話してたところが、
不責になっていたというか、伏線回収みたいな感じになっていたのかなと思うんですけど、
素敵な一歩を踏み出されているなっていう感覚になりました、個人的には。
これからやっぱ民間宇宙飛行士どんどん出ていくし、
宇宙ステーションもどんどん増えていくしっていう世界の中で、
若田さんがいるおかげで、アジア太平洋で広げていく推進力っていうのも多分かなり増していくし、
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それのおかげで日本もやっぱりそこに距離感が出ないような状態で進んでいく可能性もちょっと増えると思うんですよね。
なのでちょっとこれからの民間宇宙ステーションおよび民間宇宙飛行士の展開もちょっと注目していきたいなと思いました。
そんな感じで今回は、以前紹介した、若田宇宙飛行士弱さやめて何するんだろうの新しい情報が入ってきていたので、
こちら紹介させていただきました。
何かまた情報あったら僕の方でピックアップしてお届けしていきたいと思います。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話またはSpotifyのQ&Aコーナーだったり、概要欄のお便りフォームからじゃんじゃんお寄せください。
明日はブラックホールの話しつつ、ちょっと日食の話も触れたいかなと。
Twitterでいろんな日食の動画とか出てるんで、皆さんチェックしてみたら面白いかもしれないです。
それではまた明日お会いしましょう。バイバーイ。
