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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。今回は、太陽系、外の方行っても思ったよりホコリっぽいな、そんな研究を紹介していきたいと思います。
今回は、今まで宇宙話であまり触れてこなかった、エッジワースカイパーベルトと呼ばれる、ちょっと不思議な領域、こちらに関するお話ししていきますので、ぜひ最後まで楽しんでください。
どうぞ。
【佐々木亮の宇宙話】
2023年4月13日、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日は、新月から4日経った、四日月っていう、三日月よりもちょっと大きい月が夜空に光ってると思いますので、ぜひ夜空見上げながら、ポッドキャスト聞いてくれたら嬉しいです。
前回、毎日紹介してるわけなんですけど、宇宙のトピックを。前回は、将来的に、地球って太陽に飲み込まれるんじゃないか、みたいな話って、実は宇宙好きの人って好きなんですよね。
で、そんな状況って、本当に他の星でも起きてるのかな、みたいな、惑星を飲み込む恒星のお話、前回させていただいております。
その前は、ニュースたくさん見たアルテミス計画で、日本人が2人月に行くっていう話ですね。こちらお話ししてますので、チェックしてみていただけたら嬉しいです。
過去の回聞くときは、ぜひフォローもお忘れなくということで、早速本題に行きたいと思います。
今回の本題は、太陽系のちょっと外側にある部分、ここが思ったよりもホコリっぽいぞっていう、そんなお話ししていきたいと思います。
意味わからないですよね。ホコリっぽいって何?みたいな。宇宙って何もないんじゃないの?って思った方、宇宙の真の姿、見ていきましょう。
今回お話しするのは、エッジワースカイパーベルトと呼ばれる、そんな領域の近くの研究です。
そもそもこれ、カイパーベルトって初めて聞いた方多いんじゃないでしょうか。
このポッドキャストでもあんまり触れてこなかったし、僕も宇宙の研究し始めるまでは知らなかった場所ですね。
正式名称はエッジワースカイパーベルトって言うんですよ。
これ大体、海洋性の軌道の外側にある太陽系の円盤状の領域になってます。
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これ惑星って内側から水金地下木みたいなバーって、太陽系数えるじゃないですか。
海洋性があって、その外側に存在しているのがこのカイパーベルトと呼ばれる領域ですね。
これ距離感で言うと、地球と太陽の距離っていうのを1って数える天文単位っていう言葉があるんですよ。
これ宇宙ってめちゃめちゃでかいじゃないですか。
めちゃめちゃでかくて、何十万キロとか何千万キロとか言われても、正直なんのこっちゃって感じじゃないですか。
で、これカイパーベルトとかだと端っこまでの距離が大体75億キロとかって言われてるんですよね、太陽から。
意味がわかんないと。
っていうので、天文単位っていうのを採用されることが多いんですね、太陽系の中の距離感で言うと。
なんかあれみたいな感じです。1光年みたいな、光の速さで1年みたいな感じで、
いろんな単位形に置き換えて、ちょっとでもちっちゃい数字でわかりやすく伝えていこうっていうのが天文の業界の中にはあって、
その中でカイパーベルトっていうのは、海洋星の外側の軌道、地球から太陽の距離の30倍から50倍ぐらい、55倍とかっていうぐらいの場所にある帯状の円盤の領域ですね。
で、これは太陽系の形成からの残り物とかそういうので作られてるって言われていて、
何百万とかっていうレベルの氷でできた天体っていうのが含まれています。これがカイパーベルト。
で、カイパーベルト、これどっちかっていうとホコリっぽいっていう話の表現につながってくるんですけど、
カイパーベルトのサイズっていうのは巨大なわけじゃないですか。だって30天文単位から55天文単位ぐらいまでの領域で見るわけですから。
そんな大きいところにいろんな氷の天体が数百万ってあるにもかかわらず、
その質量っていうのは地球の10%ぐらいにしかならないらしいですね、合計すると。ぐらい、いわゆるホコリっぽいっていう、そんな領域が続いていると言われています。
ただ、今回最新の研究でこれ発表された内容を見てみると、実はそれよりももっと外側も同じようにホコリっぽいんじゃないかと。
塵がたくさんあるんじゃないかっていうふうに考えられるっていう研究結果が出てきたんですね。
で、これ実際太陽から遠く離れたエッジワースカイパーベルトを観測するっていうのは結構難しいんですよ。
ただ、それをどんどん可能にするような探査機とかが出てきて、それによって太陽系の外の縁っていうのを観測しやすくなってきたんですね。
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それで観測してみると、なんともともとあった縁までっていうところの距離がだいたい、
カイパーベルトの距離、これ68億キロから83億キロっていうところの部分をさらに調べてあげたんですよ。
これだから冥王星よりもずっと遠くの距離の部分ですね。
で、これカイパーベルトっていうのがだいたい75億キロぐらいのところにあるっていうふうに言われてるので、
そこから外側は氷も少なくなるし、氷の天体少なくなるから、その分宇宙空間の塵とかガスとかそういったのも減っていくだろうっていうふうに考えられてるんですよ。
ただ、今回その観測技術というか探査機が発展していって、実際に観測しに行ってみた結果ですね。
なんと、そのエッジワースカイパーベルトよりも外側でもまだ宇宙空間の塵っていうのは豊富にあるっていうところが分かってきたんですね。
実際はだいたい60天文単位とか65天文単位ぐらいまでどんどん広がってるんじゃないかっていうのが最新の研究で分かってきて、
なんならもっと遠くまでこれ広がってるんじゃないかっていうのが指摘され始めてます。
しかし、太陽系の中のそのガスっぽい、塵っぽい、ほこりっぽい領域っていうのは思ったよりも外側まで広く蔓延しているというか伸びていっている観測結果が出てきたので、
これもしかしたら太陽系って思ったよりも広いところまでいろんな影響を及ぼしてるんじゃないかみたいな、そんなところが見えてくるかなり面白い研究かなと思ったので、今回紹介させていただきましたね。
これ、宇宙めちゃめちゃ好き、めちゃめちゃ詳しいっていう人は、実はある外側のもう1個領域が今頭をよぎったかもしれません。
エッチワースカイパーベルトよりもさらに遠く、1万天文単位から10万天文単位ぐらいにある、これ、微惑星の集合であるオールトの雲って呼ばれる領域があるんですね。
このオールトの雲もあんまり紹介してこなかったので、来週どこかで紹介できたらいいかなと思うんで、楽しみにしておいていただきたいんですけど、
簡単に言うと、これ彗星とかあるじゃないですか、ホウキボシって書いて彗星、
あそこから、あの彗星たちの母天体というか、もともとどこでできて彗星として僕たちの近くに来てるかみたいな、
そういった、地元っていうんですかね、彗星たちの地元みたいな感じで考えられている領域だったりします。
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今回の話で言うと、エッチワースカイパーベルトは全然、100天文単位とか、それいないぐらいの話を今回してたわけですけど、
そこからさらに100倍ぐらいの距離にはオールトの雲っていう別のガスっぽい領域があって、
その間がどうなってるかっていう研究に発展していく、結構面白いトピックだったんじゃないかなと思って今回紹介してますし、
宇宙好きの人はこのオールトの雲まで繋がってんじゃないのって思った方いるかもしれません。
で言うと、今回まだまだ距離感的には遠いので、そんなことはなさそう。
だけど、その間一体どうなってんのかっていう研究は今後広がっていきそうって感じですかね。
ということで、今回はエッチワースカイパーベルトに関する新たな研究結果を紹介させていただきました。
今回のこのトピックですね、大人気宇宙ポータルサイトSORAEとのコラボ企画になっておりました。
興味がある方は是非詳細な情報はSORAEの方に見に行ってみてください。
概要欄のリンク貼っておきます。
はい、ということで本編以上ですね。
アフタートークいきたいと思います。
最近は本当にバタバタしていますね。
この間もプレイボーイの記事書かせてもらっていたので、近々また僕の書いた記事を載せていただいたりするんですけど、
連載も変わらずありまして、それに加えて教科書とかも書いてるんですよ。
最近は物書きですね。文豪と呼んでください、僕のこと。
で、その教科書を書いてるやつ、今最終構成中で今絶賛書いているところなので、
ちょっとねバタバタしてて、ポッドキャストの更新も若干遅れ気味という。
毎日更新をしっかりしていくので、ぜひ皆さんチェックしてみてください。
はい、ということで、あ、そうだ。
本日ですね、4月13日土曜日の16時から実はあるYouTubeのライブ配信に出演させていただきます。
これ、アイシアソリッドっていうAI系のVTuberがいるんですけど、
アイシアソリッドさんのチャンネルに出させていただくということで、
僕がもう1回やってるポッドキャスト、隣のデータ分析屋さんとかね、
あれデータサイエンスに関する話じゃないですか。
で、僕今データアナリストって仕事してて、その前データサイエンティストってあんま違いないんですけど、
そこら辺やっていて、で、それに関するお話でちょっと遊びに行かせていただくことになってますので、
ぜひぜひチェックしてみてください。
アイシアソリッド生放送みたいな感じで調べたら出てくると思います。
お楽しみにしていてください。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、
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フォローボタンの近くにある星マーク、こちらでレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、
Twitterのハッシュタグ宇宙話し、またはSpotifyのQ&Aコーナー、
概要欄のお便りフォームだったりですね、
Appleポッドキャストのレビューからじゃんじゃんお寄せください。
Appleポッドキャストからちょっと嬉しいレビュー1個見つけちゃったので、
明日の回で紹介していきたいと思います。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。