一人で抱え込む時代から、任せ合い、支え合うチームの時代へ。
かつてOPUを始めた頃、牛舎のどんな場所でも手軽にできますよ!というスタイルを目指していました。農家さんの手間や負担を減らし、ハードルを下げたかったのです。けれど、成績は思うように上がりませんでした。先輩方の現場を見学する中で見えてきたのは、遮光、温度管理、衛生、保定、牛の出し入れ、検卵までの時間管理など、「科学的に必要な条件」は下げてはいけないということでした。OPUとIVFは、獣医師ひとりで完結する技術ではありませんでした。農家さん、培養士、移植師、卵子を送ってくださる先生方、心臓部である培養ラボスタッフなど、多くの人が関わって、初めて安定した受精卵供給につながる技術、すなわちチーム戦だったのです。そしてそれは、よくつくという会社の働き方さえも変えてしまった、というお話です。
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