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とるにたらん、ラジオあそび。
日本の片隅から中毒気味なエンタメ愛を叫ぶ番組。
とるにたらんラジオあそび、通称とるたラジオへようこそ。
いつでもポップとサブのカルチャーの合間を絶えたっているパーソナリティーの花田花です。
喉の調子と配信
収録してて、なんかようやくちゃんと声が出てる気がする。
いやーよかった。あの先週まではねちょっとあの言い訳配信だったりとか配信お休みとかしたりとかして2週間分ちょっと通常通りではないとるたラジオになってしまったんですが、今週からはいつも通りやっていきたいと思います。
先週配信分の20分ぐらいしかない短い配信なんですけど先週の分がまだちょっと喉の調子が良くなかったので短い配信にしたんですが。
短いってだって喉の調子が悪いくせに20分も喋るなって話なんだけど。
でもなんか自分で聞き返してみてやっぱりちょっと声おかしい気がするなと思って。
私結構自分の配信はちゃんと聞き返すようにしてるんですよ。結構前のやつとかいきなり聞き返したりとかしてこう自分のクオリティ維持に努めてるつもりなんだけど。
言ってて恥ずかしい。
でね、先週分も一応ちゃんと聞いてみたんだけど、なんかこう自分の中でやっぱり喉の調子が悪かったとか体調が良くなかったというバイアスがかかってるせいなのかもしれないけど、自分で聞いてみてやっぱりちょっと違和感があるなと思って。
なんでね聞き苦しい感じもあったかもしれないんですが、でも先週分もしっかり皆さん聞いてくださってたみたいで本当にありがとうございました。
今週はねいやマジで今すごい実感してる声が出てるっていう感じで今週はやっていきたいと思いますので今週はいつも通りのトルタラジオどうぞ最後までよろしくお願いします。
でねあの先週収録の時に本当は元気だったら東京リベンジャーズ2ちのハロウィン編決戦のライブビューイングに行ってきたっていう話をしたかったんですよ。
あのーいつだったっけ17日の日だったかな8月、まだ8月なってねーよ。
7月17日の祝日の日ですね月曜日に東京リベンジャーズ2ちのハロウィン編決戦のなんかいっぱい入ってありがとうみたいな語彙力。
あのお礼も兼ねたライブビューイングっていうのがあってえっと現地でもチケット当たった人は見ることができたんだけど全国の330館ぐらいの映画館で同時生配信のライブビューイングが朝と昼の2回行われました。
で私どっちも見に行ったんですけど朝ね9時半から通り部見てその後ライブビューイング見てで12時50分からまたライブビューイング見て本編を見るっていうね。
すっごい長い時間映画館で過ごしたんですけど。
東京リベンジャーズのライブビューイング
でもあの通り部自体がさ1本がえっとちのハロウィン編の決戦の方は93分だったっけ96分だったっけどっちだったっけそれぐらいなんですよね。
なのでえっとライブビューイング舞台挨拶が30分ぐらいだったからさそれまで入れてもちょっと長めの映画ぐらいの時間じゃないですか。
2時間ぐらいだったか全部合わせてまぁ4時間座ってたんだけどね。
そんな感じのライブビューイングを見てきました。
あのなんでかっていうと今回そのライブビューイングに来てたのか登壇したのが北村匠くんと山田裕樹くんとなぜかまみや翔太郎っていうね。
なぜかって言うなって感じだけど。
まあ確かに通り部2ではすごいあのまみや翔太郎を演じる岸木てったっていうのは重要な人物で。
バラエティ的に回せる立ち位置の役者っていうのは通り部の役者陣の中でっていうのもまああるなってオタク的にはちょっと引き目で見てるんですけど。
そういうところもありそして本人たちもそのライブビューイングの時にネタにしてたんですけどあのまみや君が吉澤亮じゃなくてごめんねって言ったりとかしたんですけど。
まあ本来であれば多分そのメンバーの中にマイキー役の吉澤亮君がいたはずなんですよ。
いなかったのねこれなんでかっていうと理由があって別にその吉澤君を呼ばなかったわけではなくて。
その日ファンミーティングだったんですよね吉澤さん確か。
あの東京にいなくて確か京都だったと思いますファンミーティング行ってたはずなのでだから吉澤さんいないんだよなとか思いながら見てたんですけど。
まみや君見たかったっていうのと後は主題歌を歌っているスーパービーバーの4人もなぜかライブビューイングに行きまして。
でねあの弾き語りで主題歌の儚くないを歌ってくれたりとかもしたのでまあ私はビーバーも大好きなので。
なのでまあそれも目当てで足を運んだっていう感じでしたライブビューイングめちゃめちゃ良かったです。
1本目はマスコミが入ってたので次の日にワイドショーとかで放送もされたりとかあとインターネット上でyoutubeとかにも一部上がってたりとかするんですけど。
2部目がもう全然マスコミが入ってない状態でやってたやつだと2部目も面白かったんだけどね。
まああの行った人の特権みたいな感じのところもあってすごい良かったなと思います。
でこのライブビューイングの日にその日登壇していたキャストの3人が音声解説を取ったらしくて。
で27日の日だったかなから音声解説版の放映っていうのが始まってるらしいんですよ。
もう一回行かなきゃいけないもうしかも推しが音声解説に入ってるんだったら行かなきゃいけないじゃないですか。
私もう今回通りべ決戦は4回見てるんですよ。
そのこの間ライブビューイングの時に2回見てて1回目見に行った時にもう2回見てるんですよ。
なので全部でもう4回見たんですけど4リベンジしたんですけど音声解説聞くために5リベンジ目をしに行かなきゃいけないなと思っています。
次の休みはちょっと予定が入ってしまっているのでその次の休みぐらいに行かなきゃね。
夏休み中になっちゃうんだけどちょっと足を運ばなきゃなっていう風に東京リベンジャーズに関しては思っています。
キサキテッダと頭の良いキャラクター
で私さ通りべを見ててやっぱちょっと思ったんだけどマジでキサキテッダが好きなんですよね。
マミア君が演じたからっていうのもあるんだけど今回その血のハロウィン編っていう東京リベンジャーズ原作の中でも最も泣けるエピソードって言われている部分。
私も血のハロウィン編結構好きなエピソードなので改めて原作を読み返したんですね。
それも一巻から最後まで最終巻まで全部読んだんですけどやっぱりね私キサキテッダ好きだなと思ってそのマミアっていうバイアスがかかってるのもね。
重々承知の上なんですけど原作におけるキサキテッダのヴィランとしての立ち位置っていうのもすごく大好きで。
いやーなんかやっぱいいなキサキみたいに思ったと同時に続きを読んでいけば読んでいくほど原作を知っている人はわかると思うんですけど
キサキ結構辛いんですよねその先っていうのが。なのでなんかこうしんどいなぁと思いながらでもやっぱキサキっていいキャラだよなーっていうその
なんていうのかな創作物において主人公とかそれとか主人公の味方、正義の方の立ち位置の登場人物だけが素晴らしいのではなくて
正義がどうして引き立つのかって悪がいるからなんですよね。だからこうヴィランって結構私は好きなんですよ。
全体的にそのディズニーにおけるヴィラン悪役っていうのはもうヴィランブランドみたいなのができていてヴィランだけの映画とかも作られてたりとかしますけど
なんかねあのとってもこう人間味があって味があるっていうのはこう悪役のいいところだと思うし
そしてねその悪役としてキサキテッダっていう登場人物が何がいいかって言ったらめっちゃ頭がいいんですよ
こいつの手のひらの上で全員がコロコロされているっていうのが私はすごい好きだなって思ってるんですね
でふと考えた時に私キサキに限らずなんかこう三暴みたいなキャラクターっていうか知性派みたいなキャラクターっていうか
悪役的なやつでもさその敵の大将みたいなさ敵の総本山みたいな
なんかまとりまとめてる人みたいなのが結構好きだなと思って昔から
なんか昔からそういうキャラクターが好きなキャラクターの中に多いなっていうふうに思ったんですよね
だからなんかこう悪役とか関係なく私こう頭いいキャラ好きなんだなって
ちょっとキサキをきっかけに改めて考え直してたりとかしたんですけど
この間私妹に言われたんですよ
お姉ちゃんの推しって割とちゃんとしゃべれる人多いよねって言われてどういうことだって思ったんだけど
なんかこうおバカキャラみたいな人ってあんまいないよねみたいな話を
これなんで妹がそういう話を私にしたかっていうと
先日ですね私のスポーツ界の推しである福岡ソフトバンクホークスの柳田悠希選手がね
ヒーローインタビューに答えてたんですよ
オールスターゲームでこの間ホームラン打ってて
ホームランの後プロ野球選手ってインタビュー受けるんですけど
その時のねしゃべってたのがお前新人かみたいな
私ギーターのヒーローインタビューとかそういう時のインタビューすごいハラハラしてみるんですよ
なんでかっていうとあんまりお利口さんじゃないから
言葉選びが頭良くない言葉選びなんですよね
可愛いんだけどそれが
なんかそういうところがあって妹もそのヒーローインタビューをたまたまちょっと見てたらしくって
あの時にやっぱりなんかギーターちょっとこうまだ新人みたいな感じするよねみたいな
今年36だっけギーターってそれぐらいなんだけど大丈夫かみたいな
そんな感じなんですけどでもなんかそのギーター以外の妹が知ってる私の推し達
チバ君だったりマミヤ君だったりスーパービーバーの渋谷さんだったりとか
そういう推し達のことを考えるとみんなすごい淀みなくしゃべれる人たちなんですよね
割とこうなんていうのかなしゃべり得意だし
あとバラエティに反応する反射神経がある人たち
トークのイベントとかに対する反射神経っていうのがすごいあるんですよ私が推してる人たちって
なので頭の回転がいい人多いよねってだからすごいしゃべれる人が多いよねっていう言い方を妹にこの間されて
あーなるほどって思ったんですよ私はそれで推してるわけじゃないんだけどそういうとこあるんだなと思って
そんな中でですね私が今推してる人の中ですっごい頭がいい人っていうのがね
頭の中に浮かんだんですよそれが誰かっていうとお笑い芸人でもありユーチューバーでもあり
いろんな活動をしていらっしゃる方で大島康沖さんっていう方がいらっしゃいます
事務所はタイタンという爆笑問題が所属している事務所に所属している一応肩書きお笑い芸人さんなんですけど
会社員でもありユーチューバーでもありみたいないろんな仕事をされている方で
もともと東大芸人とか言って最初テレビに出てた人なんです
私が知ったきっかけっていうのがそのテレビに出てた時も見てたんだけど
その時に認識したっていうよりもユーチューバーとして認識してるんですよね
コンテンツ全部見東大生っていう名前でユーチューブをやってらっしゃって
私あなたの番ですの時に考察動画を上げてらっしゃって
すっごいこの人の喋り好きと思って見始めたのがきっかけの人なんですけど
東大生だったっていうね現役東大生の時にユーチューブを始めてらっしゃって
現役東大生の時に普通にお笑い芸人もしてらっしゃってっていう方で
東大ブランドを使ってやってるっていうのは
芸人になって売れるにはどうしたらいいか東大に行った方がいいんじゃないかみたいな
なんかそういう訳のわからん
そういう訳のわからん頭の良い人の頭の使い方私すごい大好きなんだけど
訳のわからん頭の良さの人なんですよね
そういうドラマとか映画とかの考察動画を上げてらっしゃったりとか
あと今すっごいポッドキャストやってていろんなポッドキャストやってるんですよ
映画語るポッドキャストだったりとかそれとか
本の読書のポッドキャストやってたりとか
いろんな人とポッドキャストやってらっしゃるんですよね
それも全部聞くの大好きで私大島さんのコンテンツは結構いろいろ追っかけてるんですけど
今話した中でわかる通り映画やドラマ考察やってたりとか
それとか読書の話をやってらっしゃったりとか
エンタメカルチャーの話すごいされる方で
私の趣味とすごい合ってるんですよ
同じ趣味に対して知性をプラスしてしゃべれるっていうのがすごく魅力的に感じて
大島康大樹さんここ何年か追ってるんですけど
すごいおすすめなのでYouTubeとかポッドキャストとか見てほしいなって思うんですけど
宮崎駿監督の辞める辞める詐欺
マジで大好きなんですよね
やっぱり知性があるっていうか
頭がいい感じの人私好きなんだなって大島さんのことも考えて
ふと思ったらやっぱそうなのかなと思ってしまって
今さLGBTQプラスみたいな感じでいろんなセクシャリティってあるじゃないですか
そのセクシャリティの中に知性に魅力を感じるっていうセクシャリティがあるんですよね
知性に対して性的魅力を感じるっていうサピオセクシャルっていうやつと
あと知性に対して恋愛的感情を抱いてしまうっていう
サピオロマンティックっていうセクシャルがあるんですけど
なんかなんていうのかな
私は別にその付き合いたいとか思う要素に知性が含まれるかって言ったら
ちょっと違うような気はするんだけど
なんかその気はあるのかなって自分でちょっと思っちゃったんですよね
知性にはめちゃめちゃ魅力を感じるし
ある意味知性は私にとって押せる要素の一つではあるなっていう風に思ったんですよね
サピオセクシャルとかサピオロマンティックの定義付けの中に
その知性を感じる相手が男性であろうが女性であろうが関係ないっていうような定義付けがあるんですけど
私結構男女ともに賢い人大好きなので
ここも定義付けにはある意味当てはまるのかなとか思ったりもしてね
逆にね頭悪いなと思ったらちょっと冷めちゃう時もあったりとかするから
なんか私もしかしたらその気があるのかもしれないとか思って
なんかちょっと考えてしまいました
というかなんか通り目の話に戻るんですけど
私がキサキが好きな理由っていうのが
この人頭いいからついていったらめっちゃ面白いかもしれないって思っちゃうっていうところなんですよね
もはや私はハンマなのではないかっていう
これ通り目分かる人分かってくれると思うんだけど
キサキ・テッタの片腕であるハンマ・シュージっていうキャラクターがいるんですね
清水ひろやくんが自社では演じてるキャラクターなんですけど
そのハンマはキサキといると面白いから一緒にいるんですよ
自分のプラスになるというよりかは
こいつと一緒にいると飽きないと思ってるから
一緒にいるっていうキャラクターで
ある意味なんかこうちょっとサピオセクシャルじみたものを感じるんですね
ハンマに対して私は
なんか私ハンマと似てんのかなとか思った
私がハンマと被ってるのはでかいところだけだなって感じなんですけど
確か原作では192センチぐらいある設定なんですよね
そんなにでかくないけど私も女性としては身長が高い方なので
でかいっていうところとその姿勢に魅力を感じるっていうところだけは
ハンマにちょっと
なんだろうな
親近感を覚えたというか
いろいろ掘り下げた結果私はハンマなのかっていう風に思ってしまうっていう話でした
全然関係ないところに着地したんだけど
声が直った今いろいろ考えたことをしゃべりたいそんな日々でございます
というわけで東京リベンジャーズの話もしましたけど
今日は本編では別の映画の話をしたいと思います
君たちはどう生きるかの特徴
これもすっごい見に行きたくて
見に行けて嬉しかったので
考えることがたくさんあったので
今日はちょっとしっかりお話をしていきたいと思います
というわけでメインコーナーやっていきます
今日も最後までぜひお付き合いください
エンタメモリー
このコーナーでは私花田花が
エンタメ作品の記憶つまりメモリーを
親近問わず語っていきます
今回ご紹介するテーマはこちら
スタジオジブリ新作映画
君たちはどう生きるか
はいというわけで話題の映画を見てまいりました
スタジオジブリの新作映画
君たちはどう生きるかについて
今日はお話をしていきたいと思います
まずさ今回ね
この君たちはどう生きるかを作った時点の
宮崎駿監督の
ご年齢知ってますみんな
82ですよ82で
このクオリティを保ったまま
映画を作れるっていうのが
本当に私すごいなと思って感動しちゃったんですけど
あの宮崎駿監督といえばね
辞める辞める詐欺って言われてましたけど
辞める辞めるっていう発言が
すごく取り沙汰されてましたね
例えば天空の城ラピュタ
1986年なので私が生まれた次の年なんですけど
天空の城ラピュタの時点で
人生で最高に引退したい気分って言ってるんですよね
天空の城ラピュタ1986年ということは
今から37年前の話なんです
37年前にもうすでに引退したいって言ってたっていうね
その後もいろんな作品を公開するぐらいのタイミングで
辞めるっていう話をずっとしてて
私すごい発言で好きなやつがあって
これ宮崎駿監督の引退宣言の総まとめみたいなやつ
ワイドなショーでまとめられてたんですけど
これ何か本当なのか嘘なのか
いまいち分かんない部分もあるんですが
すごい一番好きなのが
2004年に公開された映画ハウルの動く城の時に
宮崎駿監督が言ったとされている
辞めるっていう発言なんですけど
ここ数年で最高の辞め時って言ってるんですよ
ボジョレーヌーボーかって思うんだけど
ボジョレーみたいなこと言い続けてるんですよね
なんかその後もポニョの時に
体力的にも本作が最後の長編になるだろうとか
風立ちぬ前作ですね風立ちぬの時には
出来は上々で申し分のない引退のチャンスって言ってるんですよね
ボジョレーかって感じじゃないですか
まあでもそんな風にして
宮崎駿監督が真意はどうあれ辞めるっていう話を
それこそ天空の城ラピュタの頃からすると
もう37年ぐらい言い続けている中で
辞めると言った話を
それをなしにしても作りたかった映画っていうのが
今回の君たちはどう生きるかなんじゃないかなっていう風に
私は実際に見て思いました
宮崎駿監督が本当に訳の分かんないこと言ってるんですよ
今年の2月ぐらいに完成広視社会があったらしく
その時に宮崎駿監督こんなことを言っています
映画見た後の人たちに言った発言です
おそらく訳が分からなかったことでしょう
私自身訳が分からないところがありました
どういうこと
自分が自分が作った映画に対して何を言ってるんだろう
この人はっていう感じの発言をしてるんだけど
確かに見た後
えっってなると思うんですよ
なんか多分ね見た人は分かると思うんだけど
みんなねすごい考え込んじゃったと思うんですよね
この映画見た後にっていうか考え込んでほしいんですよ
私は見た人にはこれ
本当それぐらい余白が多かったし
なんか考える余地がたくさんある作品だったなっていう風に思っていて
それについてはねちょっとここから先今からお話ししていきたいと思うんですが
なんかねあの
この映画何がすごく特徴的だったかっていうと
ジブリブランドの成功
まずは事前情報がほぼゼロの作品だったっていうところなんですよね
だってさ青崎のイラストのビジュアルだけがボーンって出てて
何にも事前に公開されてなかった
だって本当に事前に7月の14日金曜日から劇場で公開されてたんですけど
その前ね13日までの時点で君たちはどう生きるかに対して
公開された情報超最小限だったんですよね
予告編もないキャストの発表もない主題歌もわからない
内々尽くしの公開だったんですよ
なのにもう超大ヒットしてるんですよね
ちょっと興行収入ちゃんと全部調べてないのでわからないんですけど
3日間の興行収入だけでもとんでもない数字を叩き出してたんですけど
なんかそんなやり方をして許されるんだなって思ったと同時に
このやり方が許されるのはやっぱりジブリだからっていうのもあるのかなっていうのは
まあまあ正直思いました
だってね普通の映画がこんなことやっても絶対入んないと思うんです
人は入んないと思うんですよ
だって惹かれないもん分かんないもの見に行こうって思わないじゃんやっぱりさ
だけどそれを補って余りあるほどのジブリブランドっていうものをすごく感じてしまいましたね
なんかそのジブリブランドがあるから見に行ったわけがわからないまま
事前情報がないまま見に行った面白かったって思ってしまうっていう体験をね
人生の中でやったことがある人ってかなりいると思うんですよね
私今回この君たちはどう生きるかを見に行って思い出した経験っていうのがあって
小学生の頃に公開されたもののけ姫を実際に劇場に見に行った時のことを思い出したんです
だって私が小学生だった当時ってまだインターネットもそんなに発達をしていないし
そもそも私はインターネットにその頃まだ自分で触れる術を持っていなかったんですね
なのでネットで事前情報を収集するっていう今ならもう私はめちゃめちゃやりがちな行動っていうのを
まず取ることができなかったんですよね
予告編ぐらいはもしかしたら見てたのかもしれないけどテレビとかで
それもあんまりそんなに記憶になくてよくわからないまま
トトロ作った人だよナウシカ作った人だよラピュタ作った人だよ見に行こうよみたいな感じで見に行ったっていう記憶をすごい覚えてるんですよ
しかも私ねそのもののけ姫は2回見に行ってるんですよね
1回多分妹と見に行って家族で見に行ってて
でもう1回はなんかね友達と見に行った記憶があるんですよね
私自分が住んでる市には映画館当時もなかったんですけど隣の市に映画館があって
なんかみんなで見に行った記憶があるんですよ
誰かの親に連れてってもらったのかなんかよく覚えてないけど
なんか友達何人かと一緒にもののけ姫見に行った記憶があって
なんか家族で見に行ったのが先だったのか友達と見に行ったのが先だったのか
どっちが先だったのかちょっと覚えてないんだけど
なんか多分1回見に行って小学校どんぐらいだったのかな
私もう高学年ぐらいだったのかなに見に行って
多分1回でねちゃんと理解してないのよ
あそこって何だったんだろうここってどういう意味だったんだろうっていうのを
なんか小さいながらすごくもののけ姫に対しては考えて
でなんか2回目誘われた時に1回見たけどいや見たい見に行くって言って見に行ったんですよね
だからなんかそれをしたくなってしまう
だってなんか今はさ私さそれこそもう映像作品のオタクだから
2回3回同じ作品を映画館に見に行くって当たり前にやってるけど
小学生の当時にそれをやりたいって思わせてくれた思い出っていうのは
私は正直もののけ姫にしかないんですよね
だからさなんかこうマイファーストジブリじゃないですけど
なんか自分が映画館に足を運んだジブリの実体験を思い出させてくれる映画として
君たちはどう生きるかなんか位置づけになったなって思いました
なんかなんでなんだろうよくわからないもう1回見たいって思わせてくれるって
なんかこう子供に対しても大人に対しても思わせるような体験をさせてくれるっていう
ジブリすごいなっていう風に思っちゃいましたね
だから公開初日から私本当は君たちはどう生きるか書いてる人見ないようにしてたんだけどさ
でもSNSめちゃめちゃ盛り上がってましたよね
もう公開の初日の1本目に見に行ったっていう人が結構SNS上にはいて
すごいなって思ったんだけど
なんかその辺のSNSの盛り上がりっぷりから
広告を一切打たないっていう戦略は
ある意味成功したんだろうなって思わざるを得ませんでした
もうこれはジブリの大勝利だったと思います
でですね事前情報で全く明かされていなかった声優さんたちなんですけど
見ててねこれこの声この人だって分かったのは何人かいたんですよ正直
でも本当に何人かだけで
エンドロールと声優の謎
エンドロール見たらエンドロールも名前しか書いてないんですよ
声優をやった人の名前しか書いてなくて
何役って書いてないんですよねエンドロールに
ほえってなっちゃうので
しかも元々出演する声優さんなどキャストの情報も一切不明だったために
見てる途中で分かんないんですよ誰なのか分かんない人は
だからねこう紐解いていくと面白いなって思ったんですけど
その後ネット上で調べたら割とこう
この声は誰だったんだ誰だったんだみたいなの書いてる人たちがいて
答え合わせしてなるほどって膝を打った人もいれば
この声この人だったのみたいな今でも分かんないみたいな人もいるし
今でも分かんないというかちょっと見返してもう一回声聞いて
正解が知りたいって思うような人もいるし
声優さんたちに関してはすごいなって思っちゃいましたね
ジブリの映画では通例なんですけど芸能人ばっかり出てました
まず私すぐ分かったのは青鷺の役をやっていた須田正樹くんでした
須田くんじゃんってすぐ思って
青鷺って主人公の真人くんっていう主人公の男の子がいるんですけど
真人くんの周りをうろうろしているちょっと怪しい鳥なんですよね
ビジュアルは最初鳥なんだけどその鳥の中に隠された事実があって
っていう感じのキャラクターで途中からいきなり喋り出すんですけど
ガラガラ声でお待ちしておりますぞっていうセリフがあるんですけど
それ言った時に変な声してるけど作ってるけど
これ須田正樹じゃないって気づいちゃったんですよね最初に
その後普通の声で喋るシーンが出てきた時にやっぱり須田正樹だと思って
須田くんだったんだ青鷺すごいなって思って
で主人公の真人とのやり取りを見ていて気づいたんですね
青鷺とその意味
真人の声をやっているのが最高の教師っていうドラマに今のクール出ている
何だっけ三時相馬くんっていう役者さんがいるんですけどまだ17、18ぐらい
まだ学生さんぐらいの年齢の子なんですけど
というのも私がこの映画を見に行くちょっと前ぐらいに最高の教師の第2話を見ていて
2話がその三時相馬くんのメイン回だったんですよね
この間の最高の教師のお母さんが全部金使っちゃう子だと思って
貧乏の子だと思ってあの子の声じゃんと思って気づいて
そこで私の頭の中でいろんな回路が繋がったんですよ
つまり須田まさき君と同じ事務所なんですよね
ここ繋がって一緒に出てるわみたいな俳優オタクの悪いとこ出ちゃったんだけどさ
なので青鷺をやっている須田まさき君と真人役を演じている三時相馬君っていうのが
私の中ですぐ分かっちゃったんですけど
その後に声をじわじわ聞いているとだんだん分かってきた人たちっていうのがいて
まず真人のお父さんを演じていたのが木村拓哉さんでしたね
それと真人の新しいお母さん
真人君お母さんが最初亡くなっていてお父さんが再婚するんですけど
お父さんの再婚相手であり
かつ真人君の実のお母さんの妹っていう立ち位置の夏子さんっていう人がいるんですけど
この夏子さんの声をやっていたのが木村芳野さんでした
なのでこの辺は分かった
そしてその後ラストもうほぼ一番最後ら辺に出てくる
インコ将軍っていうねこれ見てなかったら本当に何インコ将軍って感じだと思うんですけど
インコ将軍っていうキャラクターが出てくるんですが
インコ将軍の声をやってたのが国村淳さんでしたね
国村淳さんもわりと分かりやすかったんじゃないかなと思います
でもねあと他分かんなかった
柴崎幸さんとかは言われたらああなるほどって思ったし
あの見てる途中で気づいてもおかしくなかったなって私も思ったんだけどさ
もう他全然分かんなかった
アイミョンとかさ滝沢可憐とかさ
あのね滝沢可憐絶対分かる人いないと思う
ここに滝沢可憐使うのみたいな
あの今回ね映画見てたら多分みんな好きになる
わらわらっていうね可愛いキャラクターがいるんですけど
わらわらの声がさ滝沢可憐さんなんですよ
それもうわらわらって別に喋るわけじゃないキャラクターで
見た目がね隅っこ暮らしみたいな見た目のキャラクターで
ふわふわしてるんですけど
なんか喋るのをほわーとかわーみたいなことしか言わないキャラクターで
セリフらしいセリフはないんだけど
これ滝沢可憐だったんだってっていうのを後で知って
滝沢可憐かよって思って
なんで声優もかなりあれですね
分かったら別にうんなるほどって思う人も多かったし
え?って思うキャスティングも結構ありました
あと他にも日野翔平さんとかね
あと小林薫さんとかも出ていたりとかして
本当にねなんだろうな
これ実写映画だったとしたらものすごいぞっていうね
アニメ作品で声優さんでこのキャスティングを使ってっていうのは
ものすごいもちろん贅沢なんだけど
なんかねあの実写作品でこの人たちが並ぶことも果たしてあるのかって
思ってしまうぐらいなんかすごかったです
凄みのあるキャスティングだなっていうふうに思いました
でさなんかこの作品さ
どこまでネタバレをしていいのかよくわからないんですよね
で多分聞いてる人たちはそのもう見てしまってさ
気になるからいろいろ感想を漁ってる人の方が多いと思うんですよ
私も実際に君たちはどう生きるか見てから
本当にめちゃくちゃ考察だったりとか感想だったりとか漁りまくったんですよね
そういうのを漁る中でも気になったし
私がそもそもその実際にリアルタイムで君たちはどう生きるか見てた時に
気になってしまったっていう部分があるので
ネタバレじゃないですけど内容にはちらほら触れながら
核心の部分は語らずというよりかそのストーリーの部分は語らずに
ここからお話をしていきたいと思うんですけど
この映画ってさ集合体恐怖症とさ群衆恐怖症と鳥恐怖症の人は見れないよねって
私はちょっと思ってるんですよね
この3つの中で映画の中でとても重要なファクターを担ってくるのが鳥っていう存在なんですよ
まず映画のメインビジュアルはポスタービジュアルにもなっていた青鷺ですね
この青鷺についてまずお話をしていきたいんですけれども
あのポスターにもなってるし
あとこの作品すっごい不思議なんだけどまだパンフレット売られてないんですよね
なので考察ができないっていうか
公式の設定資料っていうものが視聴者側にまだ渡されていない状況なので
詳しい部分が全く何もわからない
映画を見ただけ映画の本編だけを頼りに
いろいろ考えなきゃいけないっていう状態になってるんですけど
あとねグッズがちょびっとだけ売られてるんですよ
ポスターと何だったっけポストカートだったっけ
なんか3種類ぐらいグッズが売られていて
そのグッズもちろんメインビジュアルとして公開されている
青鷺しかグッズにできないので
グッズ展開の中心になっているのはこの青鷺なんですけど
覗き屋の青鷺っていう風に作中で言われていて
鷺の男なんですね
青鷺の中に男が小男が潜んでいて
そういうキャラクターなんですけど
周りからは嘘つきだっていう風に呼ばれて
主人公のマヒト君を別の世界に案内する
案内人としての役割もになっているキャラクターなんです
この青鷺なんですけど
青鷺っていう鳥自体に結構な意味がいろいろあって
邪推してしまったっていう部分もあるので
これはもう完全に考察の息を出ない話にはなるんですが
青鷺っていうのがまず
ギリシャ神話においてペヌーって呼ばれている鳥なんですよ
このギリシャ神話のペヌーっていうのが何かっていうと
神様の化身って言われてるんですね
太陽神ラーの化身だったりとか
いろんな神様の化身として地上に現れるのがペヌー
つまり青鷺だっていう風にギリシャ神話では定義をされていて
フェニックス不死鳥のベースになっているのも
この青鷺だっていう風に言われています
なので割と神話上では
なんていうのかな
神々しいとかいうか神聖なっていうか
特別な鳥なんですよね青鷺って
これはここまでみなして使われているのかどうか分かりませんが
青鷺にはスピリチュアルな意味も結構含まれているんです
調べたところ
自立心っていう意味があるゾーンなんですね
青鷺って水辺でじーっと微動だにせずに
立っていることができる鳥として知られているので
誰かを頼ったりとか依存したりとかせずに
自分の足で自分の人生を歩きなさいっていう意味が
スピリチュアルな意味では込められている鳥なんだそうです
そんな自立心だったりとか依存しないとか
自分の足で自分の人生をっていう意味が
この青鷺に込められているとしたら
そんな意味が込められている青鷺に呼ばれて
別の世界で冒険をしていた真人くんっていうのは
その青鷺に込められた意味を持って
その世界の方に行ったっていうことになるなって思うと
ここはちょっと深い意味がもしかしたら込められているんじゃないかな
邪推したくなるようなキャラクターになっているんですよね
鳥のキャラクターと輪廻転生
だから青鷺が持っている意味っていうのは
すごく大きなものがあるんじゃないかなっていうふうに思います
ジブリファンタジーの間では青鷺にはモデルがいるんじゃないか
っていうふうに言われていたりもするんですけど
そもそも今回の映画君たちはどう生きるかっていうのが
宮崎駿監督の反自伝的な要素があるっていうふうに言われているので
主人公の真人くんを宮崎駿監督自身だと例えると
アニメーション業界に宮崎駿監督を誘った人物として
この青鷺がいるのではないか
結構途中で喧嘩をしたりとか仲違いをしたりとか仲直りをしたりとか
友情が芽生えたりとかそういう感じの間柄になるキャラクターなんですけど
これが鈴木プロデューサーに当てはまるのではないか
みたいなふうにファンの間では言われていたりもします
他にも青鷺だけではなくてたくさんの鳥がこの作品の中では登場します
まず真人くんが下の世界と呼ばれる別の世界に入った時に
入ってすぐの時に群れを成して命を狙おうとする鳥っていうのが
一番最初に出てくる鳥がいるんです
これがどんな鳥かというとペリカンなんですね
ペリカンっていうのは自分の命を狙ってきたので
真人はペリカンのことは悪だと思ってるんですけど
その後ペリカンが別の人物からやられてしまうんですよ
だから何て言ったらいいのか
これネタバレっていうよりかはそういう展開を話していくと
ペリカンが下の世界って言われる場所にいるんですけど
その下の世界って言われる場所で魂として成長していくのが
さっきお話をした可愛いわらわらっていうキャラクターなんですね
その魂が下の世界で成長してわらわらが作品の中の言葉を借りると熟すって言うんですけど
わらわらが熟すと上の世界に上がっていって人間として上の世界で生まれるっていう
そういう輪廻転生的なものが描かれているシーンがあるんですが
その輪廻転生のために上に上がっていっている途中のわらわらをペリカンたちは食べているんですね
ペリカンたちの食料がわらわらなわけなんです
ただそのペリカンがわらわらを捕食するところをまた阻止しようとする人物っていうのが出てくるんですね
その下の世界で人が出会う姫っていうキャラクターなんですが
この姫によって焼かれてしまうんですペリカンが
その焼かれて死にかけた老いたペリカンの言葉っていうのが出てくるんですが
そこでマヒト君は最初はペリカンは悪だと思ってるんだけど
老いたペリカンの言葉を聞いて心が揺れ動くっていうねちょっと大きなシーンがあります
その老いたペリカンが喋るシーンっていうのがすごく刺さるものがあったというか
宮崎駿監督のセルフオマージュ
ある意味この作品ね宮崎駿監督自身によるセルフオマージュっていうのか
過去のジブリ作品に出てきた言葉だったりとかそれとか出てきたイベントだったりとか
そういうものをもう一度焼き直して使っているというかブラッシュアップして使っているというか
そういう感じの展開の部分があるんですけど
完全にペリカンはポルコロッソだったと思ってるんですよね
紅の豚だと思っていて
ポルコロッソの有名なセリフで飛べない豚はただの豚だっていうセリフがあるじゃないですか
飛べない豚はただの豚だっていうポルコロッソのセリフって
宮崎駿監督が1992年紅の豚を制作していた時に見た
旧ソ連の崩壊がモチーフになっているらしくて
宮崎駿監督自身が社会主義を支持していたらしいんですね
社会主義を支持していた宮崎駿監督自身が
社会主義国家であった旧ソ連が崩壊するっていうところを目の当たりにしたことで
自分の信じていたものっていうのが壊れていってしまったっていうところから生まれたセリフなんだそうなんですね
この作品の中における君たちはどう生きるかの中におけるペリカンっていうのが
高いところに高いところに高く高く飛んで食料を探しに行こうとしても
結局ずっと高く飛んだはずなのにまた下に降りてきて同じところに帰ってきてしまう
堂々巡りをしなければならないっていう信じていたものっていうのが
結局は元のところに戻ってきてしまうっていうそのポルコロッソ的な回帰っていうのを
ペリカンはこうしてしまっているんですよ
なので飛べなくなってしまったペリカンって大怪我をしてもう死にかけている
この老いたペリカンっていうのがとどめを刺せ真人に対して殺せって言うんですけど
これはもう飛べなくなったペリカンはただの生きる屍だっていう風に
何かこう言い換えることができたのかなと思って
なんとなくこの老ペリカンの佇まいに私はポルコロッソを感じてしまいました
これペリカンにも多分宗教的な感じだったりとか
そのスピリチュアル的な感じの意味付けっていうのがどうやらあるみたいで
ペリカンってねキリスト教を信じている国の中では
最も子孫への愛が強い動物だっていう風に思われているそうなんですよ
なのでこの作品の中に出てくる老いたペリカンっていうのも
死ぬ瞬間まで高く高く飛ぶっていうことを忘れていってしまう
子孫への思いっていう心配っていうのをしていたんですよ
なので自分の心配をするっていうよりも
子や孫の代に対する心配な思いっていう
鳥たちの役割
その愛情っていうのをずっと持ち続けていた当時の人物で
そこはキリスト教圏のペリカンに対する考え方っていうのが
もしかしたらベースになっているのかもしれないなっていうふうに思いました
ちなみになんですけどペリカンとアオサギ
動物の種別分けとしては同じ種類の動物なんですね
ペリカンモグっていうところに属するのが
どちらもアオサギもペリカンも同じところに属しているという鳥なんだそうです
不思議ですねここの選択っていうの
で私がこの作品の中に出てくるたくさんの鳥の中で
一番特徴的だなって思ったのが石製インコなんです
古い島の地下に住み着いてインコ大王と言われる
国村淳さんが演じるキャラクターを中心に
なんか大きな国家を作っている
しかもその作っている国家のビジュアルっていうのがものすごくジブリ的なんですけど
そういうジブリ的なビジュアルの国家を作っているっていうのが石製インコたちなんです
であのアオサギがインコに最初に遭遇した時に
真人に対して注意喚起をするのが
こいつらゾウでも食べるぞって言うんですよ
見た目はただのインコなのに
それぐらい鈍欲な存在なんだけど
お腹の中に赤ちゃんがいる夏子さんのことは食べないって言うんですよ
ただ真人に対してはお前は赤ちゃんがいないだから食べるって言うんですよね
これもなんかひどい話で真人くんもさまだ小学生ぐらいの男の子なのに
食べるみたいな赤ちゃんは食べない分かるけど子供も食べるんかいみたいな
そういう感じのでちょっとツッコミはしたくなってしまうんですけど
この石製インコたちですね
実はこの作品中では最も人間の言葉を理解している動物なんですよ
人間の言葉を理解しているだけではなくて
人間の言葉を真似してしゃべることもできるし
人間みたいな生活を送っているっていうキャラクターなんですよね
この世界の中にどうして石製インコがいるかっていうと
古い塔の地下に住み着いているっていうのが
実は古い塔を建築したと言われている
真人くんにとっての大王子様っていう人が石製インコを連れてきたそうなんですね
なのでここの世界にとって石製インコ外来種なんですよ
そんな外来種が野生化して群れを成してしまったっていう
宮崎駿監督の作品ではよく出てくる
自然破壊へのアンチテーゼみたいなものを
この石製インコという存在に対してはすごく感じます
こいつら人食べようとするじゃないですか
それで思い出したものがあったんです
私も見てる途中からずっと思ってたんですけど
石製インコはもののけ姫に出てくる少女たちとすごく似たキャラクターなのではないか
というか少女たちがさらに社会性を持ったら石製インコになってたんじゃないか
っていうふうに思うんですよ
もののけ姫に出てくる少女たちって
この間ね地上波で放送されてたので
もしかしたら見た人も多いんじゃないかと思うんですけど
少女たちといえば有名なセリフがありますね
俺たち人間食うっていうセリフがあるじゃないですか
もうあのセリフ一人歩きしてるぐらいめちゃくちゃ有名なセリフだと思うんですけど
あいつらが何で人間を食いたいかって言ってると
人間に対して悪意を持ってるというか
自分たちが生活していた環境を破壊してきた人間たちに対して
恨み辛みを持っているっていうようなキャラクターなので
少女たちっていう存在がもののけ姫の世界においては
人間が自然を破壊することに対するアンチテーゼが含まれているっていう風な感じで
よく解釈をされているんですけど
ただ少女たちってもののけ姫の世界観っていうのもあるんだけど
自然の豊かな世界観の中にあって
人間を捕獲してそのままバリバリむさぼって食ってしまおうっていう感じのキャラクターなんですけど
君たちはどう生きるかに出てくる赤背因子たちって
わりと社会性を持って人間的な生活をしているので
料理をするし刃物を扱うし本当に人間みたいなんですよね
つまり人間を襲おうとするとき
作中で出てくるのが魔人を襲おうとするシーンとか
姫を襲おうとするシーンっていうのがあるんですけど
この襲おうとするシーンにおいて
背中に包丁を隠し持ってるとか
それとか捕らえた魔人の
気絶してる魔人の目の前で包丁を研いでいるとか
そういう感じのシーンがあるんですよ
そういうところから
人間になり変わりたいというか
人間に代わってこの世界を牛耳ってしまいたいみたいな
これが因子大王が出てくるシーンで
因子大王が下の世界を統括している
結局その世界にいた王子さんなんですけど
王子さんに対して話をしに行くシーンがあるんです
交渉をしに行くシーンがあるんですけど
その時に因子大王に対して他の因子たちが時の声を上げるっていう
これも私見ててすごい思ったんだけど
ナウシカのアニメ版ではなくて
漫画版の方に出てくる
時の声を上げるシーンっていうのがあるんですけど
たぶんセリフまでほぼ一緒なんですよね
時の声のセリフっていうところまで
全然一緒だと思うんだけど
そこに酷似しているっていうところもあって
ナウシカも自然破壊へのアンチテーゼっていうのが
存分に含まれてるんですよね
人間社会に対する思いだったりとか
そういうものが含まれている作品なんですけど
そこに赤線因子たちを乗せてくるっていうのは
もう完全に
宮崎駿監督が思う
人間社会に対してだったりとか
自然破壊に対してだったりとかっていう
気持ちっていうのが全部赤線因子たちに乗っかってるんじゃないかな
っていうふうに思いました
人間になり変わりたいっていう
ところに関しても思うところがあって
人間になり変わりたいっていうのが
これ人間の世界っていうのが
作品の中における人間の世界っていうのが
真人くんが作り上げる世界だっていうふうに考えると
真人くんイコール宮崎駿監督だとすれば
真人くんが作り上げる世界っていうのは
ジブリの世界なんですよ
つまりそのジブリが作る物語の世界っていうのが
真人くんの世界なんですよね
その真人くんの世界になり変わりたがっている
人間ではない人ならざるものっていうことを考えると
これは赤線因子たちっていうのは
ジブリファンたちの負の側面の比喩にも
なっているんじゃないかなっていうふうに思いました
なんかこう
なんていうのかな
人間を祭り上げたり支配しようとしたり
っていうふうにしているこの赤線因子たちの
劇中での行動っていうのが
どうもリスペクトもありつつ
でもそのリスペクトを個人に
こじらせて作品に対する支配欲を持ってしまうみたいな
いわゆるファンダムみたいな物の
真理っていうのをどうやら表現しているんじゃないかなって
深読みするとちょっと考えちゃったんですよね
赤線因子が
因子大王と一緒に
あるシーンで一緒にいる赤線因子っていうのが
昔ながらの自然が残った場所を通る
アイデンティティを
見ながらの自然が残った場所を通る間
ずっと景色を見ながら
おろおろ涙を流すっていうシーンがあるんですよ
美しい美しいって泣くシーンがあるんですけど
これは昔は良かったってやつですね
開古中ってやつだと思うんですよ
開古中のファンダムみたいな物を感じてしまって
宮崎駿監督的には
いつでもずっと先へ先へっていう
気持ちを持ってる人だなっていう風に見てるんですけど
前に前に進みたいって思ってるのに
ファンダムに足を引っ張られるっていうのを
この赤線因子でもしかしたら
ちょっとこう表してるんじゃないかな
っていう風に私はちょっと邪推を
してしまいました
鳥たちがいるからこそ君たちはどう生きるかっていう作品が
すごく大きく動くっていう部分があるので
青鷺にしてもペリカンにしても因子にしても
すごく重要なファクターになってる
キャラクターだと思います
鳥なくしてこの作品は語れないなと思っているので
やっぱり鳥恐怖症の人はきっと見れないなって
本当にさペリカンが襲ってくるシーンとかめちゃくちゃ怖いんですよ
だから鳥が怖い人は本当に見るのには向かないなっていう風に
私はちょっと思ってしまいました
お母さんの存在
あとお母さんですね
この作品の中で重要なのが
お母さんだと思うんですけど
母の存在っていうのが
すごく重要なんですよね
作品のほんと序盤も序盤
一番最初のシーンで
そもそものお母さんが亡くなってしまうんですね
新しいお母さんに出会って
そのお母さんを受け入れるか否かっていう
子供時代にお母さんが変わってしまって
分かりやすい心の葛藤を少年における
そういうところを描きつつも
実は下の世界で出会った卑弥が
お母さんの魂だったということが分かるんですけど
死んだはずのお母さんの少女の姿に
開口することによって
お母さんへの思いが変わっていくっていうのと
新しいお母さんである夏子さんを追いかけて
夏子さんと真人くんの関係性
真人君下の世界に行ってしまうんですけど
夏子さんと真人君との関係性がどうなるのかっていう
新しい母を受け入れるかどうかっていうところも
かなりこの作品の中では
重要な部分になってきているんですね
ここがちょっと複雑みを帯びているのが
死んだお母さんと新しいお母さんが
姉妹だっていうところなんですよ
死んだお母さん久子さん
新しいお母さんは夏子さんという名前なんですけど
そもそも久子さんと夏子さんは姉妹だった
っていうのが分かるんですけど
もう序盤で分かってるんですけど
夏子さんに会った時にお母さんにそっくりだ
っていうシーンがあるんですけど
そんなそっくりなお母さんを
お母さんが亡くなってから2年後だったかな
に目取ってしまうっていうお父さんの歪みっていうのも
この時代ありがちだったらしいんですけどね
奥さんが亡くなったら奥さんの兄弟と結婚するっていうのは
割とありがちなことではあったらしいんですけど
なんとなく今の視点から見ると
歪みがあるというか
しかも夏子さんに初めて
真人くんが会った時夏子さんも妊娠してるんですよね
そういうところから若干歪みみたいなものが
生まれてくるというか
お父さんがいるのって夏子さんが
真人くんにお腹を触らせるシーンがあって私すごい嫌だったんですけど
多分真人くんも嫌だったと思うんですけど
でも夏子さんはお母さんになろうって必死なんだよね
その時点では
そういうことも途中からなんとなく分かるようになってくる
っていうところはあるなって思います
産部屋と母子愛の関係
夏子さん絡みのシーンでとても重要なのが
産部屋っていうものなんですけど
昔に使われていた部屋のことを呼ぶんですが
昔出産だったり生理だったりとか
女の人が血を流す行為っていうのは
汚れだっていう風に見なされていたんですね
産部屋は出産をする妊婦さんっていうのが
人から離れて過ごすために用意されていた
意味嫌われる場所だったそうなんです
出産が近づいた夏子さんは自ら下の世界の産部屋に入ってしまって
そこに真人くんが助けに行く
っていうようなストーリーになってるんですけど
真人くんがストーリーの序盤で怪我をして帰ってくるんですね
その怪我をして帰ってきたのを
夏子さんは自分のせいだと思っている節がどうやらあるっぽいんです
自分が妊娠をしていることによって
汚れているからダメなんだと
だから私はこの子のそばにいてはならないっていうような
やっぱり夏子さんは夏子さんで
お母さんにならなければいけないっていう重みを抱いているんですよね
真人くんに対しても
使命感みたいなものを抱いていて
それは戦時中特有の
今ではもう考えられないような
いろんな価値観とかもきっとあるような気がして
そこまではちょっと私も思いを寄せることはできないなと思ったんだけど
でも妊娠しているお母さんの気持ちっていうのは
3回妊婦だったことがあるからさ
わかるなって思うんだけど
自分と直接血のつながっていない子供を持ったことはないからさ
わかんないけどさ
そういう子がいたらどういうふうに思うのかなとかいう
途中から私はちょっと夏子さんに心を寄せてしまいました
なので危険な目にあった時に
真人くんが夏子さんのことを
それまでは夏子おばさんって呼んでるんだけど
母親であるっていうことを
完全認めきれるようになった節があって
で夏子お母さんって呼ぶシーンがあるんですね
その夏子さんが真人くんの中で
夏子おばさんから夏子お母さんになった瞬間
夏子さんもお母さんになってるんですよ
あなたなんか大嫌いっていう風に返すんですけど
こっちに来ないでっていう風な言い方で返すんですけど
あれは夏子さんの方に真人くんが近づいてしまうと
真人くんの身に危険が及んでしまう
だから嫌いということで
そこから遠ざけようっていう母親の気持ちっていうのが
存分に含まれていたなと思って
ここはもう完全に母子愛っていうものが
生まれているシーンだったと思うんですよね
だからなんかこう
そして最終的にお母さんに母になっている
ラストシーンとかでちゃんとこう
多分いい親子関係が築けているんだろうなっていうのは
示唆されているシーンがあったりとかするんですけど
なんかこう
穢れの描写だったりとか
妊娠の描写だったりとか
そういうものを絡ませることによって
母と子っていうね
その血のつながりが一応あるんですけど
そのおばさんと子供のおばさんと
お一個なのでもともとは
一応血のつながりはありはするんだけど
そういう血のつながりを超えた
本当の親子になるまでのストーリーっていうのが
そのお母さんと息子の間で
紡がれているストーリーっていうのが
この話の中ではすごく重要なんじゃないかなと思います
どちらかっていうと
血のつながったお父さんは出てくるんですけど
お父さんは割と空回りしてるんですよね
このストーリーの中で
例えば真人くんが頭を怪我して帰ってきた時に
犯人を探しに行くとか
学校に苦情を言いに行くとか
言って怒って出ていくシーンだったりとか
それとか転校してきて
できれば多分真人くんは
他の子供たちと同じように登校したかったと思うんだけど
ダットさんで送ってやるよとか言って
なんか目立てばかっこいいんじゃないみたいな感じの
言い方でね
その真人くんを誘って
結局最終的に本当に車で
学校に送っていくシーンがあったりとかするんだけど
それは息子は望んでないわけなんですよ
なんかすごくこう
自分の力を誇示したい
空回ってるお父さんっていう
その姿が描かれていて
なので実際に濃い血のつながりがある
父と子ではなくて
血のつながりが薄いながらも
これから濃い関係性を築いていくだろう
母と子のストーリーっていう方が
この作品の中では結構重要だったんじゃないかな
というふうに私は感じました
この作品のストーリーの
最後の辺で一番
メインストーリーになってくるっていうところが
王子さんと悪意の存在
真人くんが夏子さんを救うために
浮屋に入るという近畿を犯したことで
いい子たちに目をつけられてしまって
一緒に行動していたお母さんの魂
つまり姫ですね
姫がいい子たちに捕まってしまい
その姫を助け出すために
青鷺と真人くんが一緒に行動をして頑張る
っていうところが
終盤のメインのストーリーどころになるわけなんですが
そこで真人くんが王子さんという人に出会います
この王子さんっていうのが
下の世界のバランスを取るために存在をしている人
またちょっと存在がややこしい人なんですけど
血縁関係がある人たちの中で
下の世界のバランスを取るっていう役割を
施術みたいな感じで
なんか継がせなければならないから
真人にこの仕事を継がせようみたいなことを
言うシーンがあるんです
この辺は私ちょっといまいち一回見ただけじゃ
理解できてないような気がして
なんで施術させなきゃいけなかったのかとか
なんでここでバランスを取らせるのが
真人じゃなきゃいけなかったのかとか
だって真人じゃなくて
秘密も一応血がつながってるわけだから
秘密にさせたらいけなかったのかとか
それはさっきの汚れの話じゃないんだけど
男と女の精査があったりするのかなとか
そういうことをいろいろ考えたりとかしたんだけど
ちょっとあんまり私も
ここは自分の中で答えが出ていなくて
王子さんが積んでいる積み木で
この世界のバランスを取っているっていう設定がありました
王子さんが真人に対して
悪意に染まっていない石で積み木をすることによって
13個の石を3日に1つ積み上げて
悪意のない平和な世界を作るように
っていう風に促すんですけど
結局真人君は自分にも悪意があるんだと
だから自分には悪意のない世界を築く資格はないから
元の世界に帰りたいっていう風に
選択をするシーンっていうのが
この作品のクライマックスなんですけど
この悪意っていう存在がすごく難しいなって
私はちょっと思っちゃうんですよね
真人君は同級生といさかいが起きた時に
特組合の喧嘩をするんですけど
帰り道に自分で頭に傷をつけて帰ってくるんですね
その頭の傷のせいで
夏子さんは心に嫌いだりとかするわけなんだけど
気にやんでしまったり寝込んでしまったりとかするんだけど
結局傷自体っていうのが
自分の悪意だったわけなんです
その頭に傷をつけることによって
親を心配させたいとか
いさかいが起こった同級生を
何らかの形で懲らしめてやりたいとか
真人君の中でいろいろ渦巻いた
悪意っていうものがあったと思うんですね
この頭に傷をつけた瞬間に
この傷があることによって
自分には悪意というものが介在するんだっていうのを
見せるそんなキーアイテムになっていたように思えます
突然ね原案になった小説の話になっちゃうんですけど
君たちはどう生きるかって
何年か前にベストセラーになった
すっごい古い小説があるんですけど
この小説実在する小説が
この映画の君たちはどう生きるかの中にも出てきます
どういうポジションで出てくるかっていうと
亡くなったお母さんが大きくなった真人さんへっていう
メッセージをつけて真人君に
残していた本の一冊の中にこれがあったんですね
これを読んで真人君が涙するっていうシーンがあるんですけど
この作品の中その小説の中で
すごく大切なメッセージとして
描かれているメッセージがあって
全ての人が友達であるような世界が来ないといけない
っていうふうに説くシーンっていうのが出てくるんですよ
これが完全に今回の映画とリンクしているなと思って
映画の中では真人君が生きている世界って
第二次世界大戦中なんですね
つまり戦争が起こっている世界なんだけど
そんな戦争が続く時代
戦争が続いている世界の中に戻ることなんですよね
元の世界に帰るっていうことは
でもそんな戦争が続いているような元の世界に戻っても
真人君は下の世界で見つけたような
青鷺だったりとか姫だったりとか
そういう関係性を持てるような
友達を見つけるっていう姿勢を持ったわけなんですよ
だから小説版の中にある
全ての人が友達であるような世界が来ないといけない
っていうようなメッセージを受けての
そういう真人君の行動だったんじゃないかな
真人君はその小説を読んでいるからこそ選択できた
そういう世界の選び方だったんじゃないかな
っていうふうに思いました
なんかその小説の君たちはどう生きるかっていうのは
これから世界は良くなっていくっていうのは
希望的観測みたいな感じで話が終わるんですけど
どっちかというとこの宮崎駿監督が作った映画の方は
世界の中には悪意があるよ
そして誰しも自分の中に
悪意というものを持っているよ
ただその悪意というものから目を反らしてはならない
その目を反らせない悪意っていうのが
真人君の頭の傷しかりっていうところだと思うんですけど
そういう悪意を持っているんだ
一人一人が自分の心の中に悪意というものがあるんだ
君たちがどう生きるか
っていうことから目を反らさずに
それと向き合って生きていくっていうのが
これから先君たちがどう生きていくかというところで
重要なことなんだよっていうのを解いているように
私はどうも感じられました
そういうところで着地をしていいのかなって思うんだけど
それはやっぱりね
考え方がすごい人それぞれだと思うんですよ
ジブリ作品って
作品の一番最後に絶対手書きみたいな字でさ
終わりって書いて出てくる
トトロとかすごい分かりやすいんですけど
一番最後に終わりって出てくるんですよね
君たちはどう生きるかこの終わりがないんですよ
私見た時にえって思ったんだけど
ジブリなのに終わりって書いてないと思って
なんだけどこれは本当にめっちゃ理由があると思って
終わらないんですよ
だってさこの世界には続きがあるんだから
真人君は下の世界から元の世界に戻ってきて
これから先の人生を歩んでいかなければいけない
だから真人君に対して投げかけられた質問としての
君たちはどう生きるかっていうのは
スクリーンが閉じた後の世界に続いてるわけなんですよね
戦争が終わった時期のところで
作品自体は幕を閉じるんですけど
君たちはどう生きるかっていう選択を迫られた時代から
約80年後っていうのが今私たちが生きている世界に
繋がっているわけなんですよね
だから君たちはどう生きるかっていう風に
投げかけられた質問に対しては
私たちの世界は終わってないわけなんですよ
地続きなわけなんですよ
だから終わりって書かなかったのかなっていう風に
私は思っています
最後までずっと見てきて
エンドロールをぼーっと見ながら流れている曲が
米津玄師なんです
この作品のために作られた米津玄師の地球儀っていう曲が流れるんですが
エンドロールを眺めながら
エンドロールもすごいなと思って
そうそうたるメンバーが
普通のスタッフとして名前を連ねてるんですよ
制作協力とかにスタジオポノックがいたりとか
UFOテーブルがいたりとかして
すげーみたいな
アニメに全然詳しくない私でも分かる
これすごいって思いながら見てるんだけど
すごいなと思って見ながら
ぼーっと歌詞を追いながら
米津玄師の地球儀聞いてたら
時に人を傷つけながらとか
この道の行く先に誰かが待ってるとかね
やっぱりその
劇中の真人くんに沿ったような
歌詞が出てくるんですよ
最後に至った答えって
真人くんが下の世界での冒険を経て
至った答えっていうのが
この地球儀という曲の歌詞には含まれていると思うし
私たちはその歌詞を受けて
最終的に私たちがどう生きるのかっていうのを
考えるべきところに
もしかしたら立っているのかもしれないな
っていうふうに思いました
なんかこう
自分で答えを出すことを選ばなければならない
っていうのがやっぱり
どうしてもさ普通に生きていて
私たちは自分たち一人一人の人生を生きている中で
小さな選択をたくさんずっと積み重ねてきているわけなんだけど
大前提としては私たちはどう生きるのかっていう
大きな質問を投げかけられて生きているような気がして
なのでこう
多くの選択肢がある中で
何らかの自分が持っている力っていうのを
信じられるように生きていかなければならない
だからそこで
大きく投げかけられてきた力
今回宮崎駿監督が大きな力で投げつけてきたっていうのは
創作の力っていうものだったと思うんですけど
創作物という大きな力でね
宮崎駿監督が殴ってきたと私は思ってるんですけど
このぶん殴られたものを
私たちは受け止めたところで
どうやって選択して
これから先どう生きていくかっていうのを
考えていかなきゃいけないんだろうなっていう
大きな余白を持ちながら
いろんなことをまだまだ考えていかなきゃいけないなっていうふうに思いました
だから私はもうこの作品はまだあと2回3回って
ちょっと見たいな
まだ考察できてない部分とか
気づいてない部分とかたくさんあるなと思っていて
でもなんかこう
自分が持てる力だったりとか
持てる責任だったりとか
そういうことに対しては
見る前よりも見た後の方がね
考えたいなって思うことがたくさんあったので
そういうふうに思わせてくれる作品を作ってくれた
君たちはどう生きるかすごく
素晴らしいなと思っていますので
見ていない方はぜひぜひ劇場に足を運んでみてください
作品から受け取る力と責任
映画君たちはどう生きるかは
2023年7月14日金曜日より
全国の劇場で絶賛公開中です
というわけで今回は
映画君たちはどう生きるかについてお話ししました
エンディングです
なんかさ原稿まとめてたんだけど
まとまらなかった話が
いつも以上にとっちらかったエンターメモリーで
本当に申し訳なかったと思っている
でもなんか考えれば考えるほど
いろんな方向に考えを巡らせることができる
良い映画だったと
私はこの君たちはどう生きるかに対して思っているので
なんか思いついたことがあったら
また収録したいなって思ってるぐらいなんですよ
今回はその大まかにざっくりと
声の部分と鳥の部分と母の部分と悪意の部分と
4個のファクターに分けて
ちょっとお話をしていったわけなんですけど
まだ喋れてないことある
おばあちゃんたちの話とかもしたかったんだけど
お手伝いさんの真人くんの家のお手伝いさんの
おばあちゃんたちがいて
1人だけキリコさんっていう人が重要なキャラクター
後でなるんですけど
キリコさん含めて7人いるんですけど
私最初に見た時に
7人の小人じゃないかなって思ったんだけど
7人の小人とおばあちゃんたちの共通性っていうのを
いまいちピンとくるものが見出せなくって
若干モヤっとしてるものはあるんだけど
まだちょっと言葉にできてなくって
その辺もちゃんと自分の中で咀嚼できたら
もうちょっと話したいなっていうふうには思っています
なのでまだまだ君たちはどう生きるか
喋りたいこと多いので
これから先また取り上げることあるかもしれませんが
またお付き合いいただけるといいなと思います
そして実際見た方も
そして今日まだ見てないんだけど聞いたっていう
奇特な方がいたら
ここってどういう話だったのみたいなところとかがあれば
よかったらお便りなどで
感想や疑問点などをお寄せいただけると
嬉しいなと思っております
ぜひぜひコミュニケーション取っていきましょう
トルタラジオでもだいぶコミュニケーションが
取れるようになって
嬉しいなと思っているので
その辺は双方向性を持ってやっていければいいなと思っております
今週からちょっと声が直りましたので
エンドロールと歌詞の意味
トルタラジオもいつも通りやっていきますし
先週お話ししました通り
ラジオトークをキーステーションにやっておりますので
基地に絡む糸という
短い尺の番組もう一つ持っておりまして
そちらの1年ぶりに先日後編をしました
声が直ったのでまた更新ちょっとずつ不定期ではありますが
上げていきたいなと思っておりますので
ぜひぜひポッドキャストそちらも聞いていただけると
嬉しいなと思います
どちらも私花田花の一人語りで成り立っておりますので
一人でめちゃくちゃずっと喋ってるけど
そういうのにも付き合ってもいいなと思う方は
ぜひぜひそちらも聞いていただけると
そしてどちらも評価などを押していただけると
嬉しいなと思っております
というわけで
トルニタランラジオアトビは
地方在住映像権縁ため
カルチャー好きの若い世代が
ハッと息を止めたよもやま話を
好き勝手に一人語る番組としてやっております
番組へのご意見ご感想取り上げてほしい話題などは
概要欄のメールフォーム
そしてスポティファイでお聞きの方は
このエピソード下部のメッセージ欄からも
メッセージを送りいただくことができますので
ぜひぜひそちらからも送っていただけると
嬉しいです
私花田花
snsはツイッターインスタグラム
ノートスレッズなどやっております
ツイッターツイッターって言わなくなったんだっけ
Xって言えんな
一番更新頻度が高いのはツイッターです
他のSNSもぼちぼちやっておりますので
ぜひぜひそちらもフォローしていただけると
嬉しいなと思っております
そして各SNSでは
ハッシュタグトルタラジオを使って
私いつも告知などやっておりますが
リスナーの方たちも
ぜひよかったら
ハッシュタグトルタラジオを使ってくだされば
そしてそれで感想などをいただければ
嬉しいなと思っております
どうぞよろしくお願いいたします
というわけで
いつもは別収録でここを入れてるんだけど
今日は普通に喋ってみました
今週はここまででお別れにしたいと思います
エンタメには中毒性がございます
両方要領を守って正しくお楽しみください
ここまでのお相手は花田花でした
またねー