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海賊船の労働条件、意外とホワイト#48
2026-09-17 50:57

海賊船の労働条件、意外とホワイト#48

■冒頭で観ていた契約書

https://prospire-law.com/pirate-code/


■STORYS STAND IKEJIRI — Podcast Studio & 108 Shelves

https://www.storys.jp/podcasts/stands


略奪と殺戮を繰り返す無法者であるはずの海賊。しかし彼らの船には、現代の「就業規則」顔負けの厳密な契約書が存在していました。


警察も国家も守ってくれない無法地帯でありながら、船長の独裁を許さない議決権や、ケガに対する精緻な労災補償が定められていました。さらにはギャンブルの禁止や消灯時間まで明記され、驚くほど公平で民主的な労働環境が整っていたのです。


なぜ国法を破る無法者たちが、自らこれほどまでに細かくルールを設けたのか。そして、その根底にある現代の労働法や社会保険にも通じる「からくり」とは。


今回もインターン生二人と弁護士の光股が、1720年ごろの実際の「海賊の掟」をリーガルチェックの手法で徹底レビューし、組織の統治構造と労働条件の裏側を解説します。


下記のnoteでも深堀り解説の記事を書いていますので合わせてご参照ください。

https://note.com/prospire/n/n05288d1826a1


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■参考

・ピーター・T・リーソン(2011),『海賊の経済学―見えざるフックの秘密』(山形浩生訳),NTT出版

 https://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100002124.html

・マーカス・レディカー(2014),『海賊たちの黄金時代―アトランティック・ヒストリーの世界』(和田光弘・小島崇・森丈夫・笠井俊和訳),ミネルヴァ書房

 https://www.minervashobo.co.jp/book/b178383.html

・Charles Johnson(1724),『A General History of the Pyrates』,Project Gutenberg

 https://www.gutenberg.org/ebooks/40580

・チャールズ・ジョンソン(2012),『海賊列伝(上)―歴史を駆け抜けた海の冒険者たち』(朝比奈一郎訳),中央公論新社(中公文庫)

 https://www.chuko.co.jp/bunko/2012/02/205610.html

・チャールズ・ジョンソン(2012),『海賊列伝(下)―歴史を駆け抜けた海の冒険者たち』(朝比奈一郎訳),中央公論新社(中公文庫)

 https://www.chuko.co.jp/ebook/2012/04/513663.html

・A. O. Exquemelin(1969[1678]),『The Buccaneers of America』(Alexis Brown英訳/Jack Beeching序文),Penguin Books(Dover再版)

 https://store.doverpublications.com/products/9780486409665

・A. O. Exquemelin(1684英訳/George Alfred Williams編),『The Pirates of Panama』,Project Gutenberg

 https://www.gutenberg.org/ebooks/26690

・Howard Pyle編(1891),『The Buccaneers and Marooners of America』,Project Gutenberg

 https://www.gutenberg.org/ebooks/73564

・『The Rolls of Oleron(オレロン海法・12世紀後半)』,Admiralty and Maritime Law Guide

 http://www.admiraltylawguide.com/documents/oleron.html

・George Washington University Law Library,「The Rolls of Oleron」,『Maritime Law Exhibit』

 https://law.gwu.libguides.com/MaritimeLaw/Oleron

・Kent Archaeological Society,「The Chest at Chatham, 1590-1803」,『Kent History & Archaeology』

 https://www.kentarchaeology.org.uk/journal/111/chest-chatham-1590-1803

・Online Etymology Dictionary,『maroon』,etymonline

 https://www.etymonline.com/word/maroon


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■目次

これ、何の契約書?

なぜ掟を作るのか

掟をレビューする

ただし掟は1つではない

辞められた側

史料の話


■プロフィール

【弁護士 光股 知裕(みつまた ちひろ)】

・X / @CMitsumata

 https://x.com/CMitsumata

・プロスパイア法律事務所(東京弁護士会)

 〒102-0082東京都千代田区一番町6-1 ロイアル一番町A202

 https://prospire-law.com/

 TEL:03-5357-1763

 FAX:03-5357-1764

 メール:contact@prospire-law.com


【インターン生 吉田(よしだ)】

・プロスパイア法律事務所のインターン生

・法律勉強中

・パイレーツ・オブ・カリビアン観たことない


【インターン生 町田(まちだ)】

・プロスパイア法律事務所のインターン生

・法律勉強中

・ONE PIECE観たことも読んだこともない


※コメント欄での法律相談には対応しておりませんので、お問い合わせは、プロスパイア法律事務所ホームページのお問い合わせフォームからお願いします。

#海賊 #労働法 #就業規則 #労災 #契約書 #弁護士

感想

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サマリー

1720年頃のバーソロミュー・ロバーツ一味の「海賊の掟」を題材に、海賊船の契約が雇用契約ではなく組合契約に近い構造を持つことを検討する。海軍や商船の劣悪な待遇、戦争終結による大量失業などを背景に、海賊が自分たちで公平なルールを作った経緯が語られる。掟には乗組員一人一票の議決権、船長の権限の限定、クォーターマスターによる仲裁、賭博禁止、消灯時間、休息、女性や少年の加入禁止などが定められていた。戦利品の分配や着服への厳罰、段階的な刑罰については、組織秩序を守る仕組みとして現代の刑法や就業規則と比較される。

海賊船の契約書とは何か
ちょっとお二人に見てもらいたいものがあるんですけど、 これをちょっとそれぞれ見てもらってください。
これを、これからリーガルチェックをしてもらうと思うんですけど、 何だと思います?
戦利品とか書いてますよ。どういうこと? 武器の整備。
リーガルチェックの時はね、単純にリーガルチェックをするんじゃなくて、 これが何かっていうことを踏まえてやらないと、とはずれな検討になっちゃうんで。
消灯とかあるんで、なんか生活の規則的なやつですかね?
でもこの11条にラックして、謎の職業みたいな。RPGに出てきそうな職業があるんだけど、なんだろう。
え、ここは職務中に腕、もしくは足を失いとか書いてある。
職務?
え、戦争系というか。
確かに。
なのかな。
軍隊の。
武器とか書いてあるし。
確かに。だから消灯時間も決まっててみたいな。
船だから海軍的な。ちょっと昔なのかもしれないですけど、海軍的な感じなんですかね。
なんか厳しいって言いますもんね。海軍じゃないけど自衛隊とかもすごい厳しいみたいな。
これちょっと近いところがあるんですけど、これは1720年頃の海賊船の契約。
海賊船?
海賊船のクルーの契約です。
契約に基づいて海賊船ってなるんですか。
これもちろん契約書みたいなものが残っていてというわけではないんですけど、いろいろ史実に基づいて復元したらこういう形になるだろうというものを日本語訳したらこんな感じ。
なるほど。
海賊船の契約書です。バーソロミューロバーツ一味の起きて。
っていうものを日本語訳したもの。
あれですね、ワンピースのバーソロミュー熊のモデルになった人のやつですね。
この海賊船の契約書なんですけど、確かに怖いものはいろいろ書いてあるんですが、中身を見ると結構よくできてる部分がいっぱいあって、
海賊がこんなちゃんとしたルールの下生活していたのみたいな話になったりとかはするんですよ。
よく見るとね、乗り込む順番とか分け前はどうやって分けるみたいな。
乗り込む順番言ったらちょっとめちゃくちゃになっちゃいましたけど、分け前をどう分けるみたいなこととか、怪我した時どうするみたいなこととか、
現代でも通用しそうなものが結構あると。
障害保障とかって書いてあるから保険みたいなことになってるんですね。
そうなんですよね。
今日ちょっとこの海賊の一味の契約っていうものがどんなものなのか、現代でもどれくらい通用するのかっていうのをちょっと考えていこうかなと。
というのが今回のお話です。
みなさんこんにちは。隣の弁護士放送局弁護士の三又と。
インターンの町田と。
インターンの吉田です。よろしくお願いします。
お願いします。
この番組は、法律や弁護士の業務のリアルを隣の席で聞いているような距離感で、雑談形式でお届けするビデオポッドキャストとなっております。
ということで、きっこしまして。
素晴らしいスタジオが。
綺麗になりましたね。
ヘッドフォンとかつけちゃって。
ツッコミが来ないっていう。
本日はストーリーズスタンド池尻大橋にお邪魔してビデオポッドキャストを撮っております。
今回はせっかくなので、いつも以上にキャッチーなものを撮ろうということで。
海賊の一味の契約っていうものをリーガルチェックしてみようということでやっていこうと思います。
素朴な疑問として、海賊一味の契約っていうのがものすごく違和感があるじゃないですか。
前半と後半。
海賊一味と契約っていうのが大局にあるものというか、そもそもルールを守るものなのかみたいな。
無法者みたいなイメージですよね。
海賊って言ったら無法者っていうのがすぐ出てくる言葉で、無法者が契約なんて守るの?みたいなところがあると思うんですよね。
この辺ってどう思います?
その時代の市民の頭の良さというか、教育のされ具合とかで言うと、
海賊を選ぶような人たちが契約書を見てわかるっていうような感じがないというか、契約といえば貴族とか。
法律勉強してるからこそ思う話ですけど。
そんな簡単じゃないはずなんですけど。
書面でわざわざ決まり事も起きるみたいなのは、とはもう無縁のところに居そうですよね。
手続きをするみたいなのが変だよね。
書面にまとめるのは変だけど、契約は別に書面にまとめなくても成立するわけじゃないですか。
とかを考えると、何かルールを自分たちで決めるっていう側面があるわけなんですよ。
確かに無法者っていうのはそうかもしれないけど、無法者ってルールを守らないというよりは、
国とか世界で決められてるルールではなくて、自分たちのルールで生きていくみたいなのが無法者のイメージじゃないですか。
って考えると自分たちのルールって何かってまさに契約なわけなんですよ。
法律でみんなで決めたものではなくて、関係する当事者だけで決めることを契約っていうのは、
実はめっちゃ契約と整合的だったりするんですよね。
契約って聞くと法律とかをイメージしがちだけど、鉄の掟とかっていう風に考えれば確かにイメージはありますね。
起きてって言うとね、そのコミュニティだけでやってる独自ルールっていう風に考えるとまさに契約っていうものが生きてくるっていう風に言えるかもしれないですね。
映画でもありますもんね。海賊の有名な映画でも起きてってよく出てくるじゃないですか。
そうなんだ。海賊映画あんまり見ないから。
だから結構無法者で国家から守ってもらえるような立場にないわけ。
だからこそ自分たちのルールだけは守らなきゃいけないみたいなのって、
海賊だけじゃなくて無法者が出てくるようなものだと結構よく出てくるような気がしますよね。映画とかでそれも。
無法者が出てくるものって他に何があるんだろう。
ちょっとバッとは出てこないんだけど。
海賊ってそういう額があるのかみたいな話を吉田さんがさっき、額があるのかじゃなくてもうちょっと一生懸命オブラートに過ぎながら言ってたけど、
海軍・商船から海賊へ流れた背景
海賊ってそもそもどういう人たちが海賊になるのかっていうのが実はそんなに知らないなと思っていて。
きっかけは何なんでしょうね。
海賊ってどういう人たちがなるのかってちょっと想像してみてほしいですね。どんな人がなるんでしょう。
田舎の村から出てきた、田舎じゃなくて外で稼いでくるのを一つの外が海の上というかなのかなっていうイメージなので、貧乏な人というかが稼ぐために行くみたいなイメージはあるかもしれないです。
でもさ、ワンピースとかでもまさにそうだと思うんですけど、一番最初はルフィがシャンクスの船に乗せてもらえなかったじゃないですか。
はい、確かに。
子供すぎて。まあ子供だからとかあるかもしれないけど、あれ別に大人でもそうじゃないですか。
まあ確かに乗せてくださいって言って乗せてくれるわけじゃないってことですよね。
街にいるギャングとかは何か自然にちょっとずつハングレーみたいなのからギャングっぽくなっていってとか、
なんとなくそこからヤクザになっていってとかなんとなくイメージつくんですけど、海賊って海にいるから何かどうやってなるんだろう結構疑問に。
確かにそうですね。
それこそワンピースの最初みたいにルフィが最初一人でボートみたいな、イカタじゃないけどボートみたいなので海に出るじゃないですか。
あんなの現実的じゃなくて。
確かに。
どうやって海に出るの問題。
確かに。それこそ航海士とかも必要だしっていう話になってきますもんね。
普通にね、船って普通に動かせるもんじゃないから、じゃあどういう人たちがどうやって海賊になるのみたいなことなんですよ。
で、これ一応本人たちに元海賊みたいな人たちに聞いた記録があるみたいで。
多くは海軍とか、それから商船。当時ね、1700年前後の話なんで商船とかがあるわけじゃないですか。
っていうところの勤務してる人たちから離脱した人がその時の知識を活かして海賊になるみたいなことが多いみたいですね。
じゃあなんか脱サラしてみたいなことなんですかね。今まで言うと。
実際の記録で言うと1690年代に東インド会社。そういう時代ですよ。
東インド会社の船の士官が海賊行為に関わっていたもの数名に直接話を聞いたというような記録があるみたいで。
これで言うと海軍とか商船で船で働いてるとやってらんないと。労働がすごすぎて。
なんで海賊になろうと。同じように動くんだったら資本主義の経済の中で働かされるぐらいだったら自分たちのルールで置き手に従ってやっていった方が楽だと。
いうような発想になって海賊になるみたいなパターンが多いっていうような記録があるみたいですね。
なんか軍隊とか海軍とかが密室というか密集したところで集まったらその時代というかコンプライアンスとかもない時代だから
上官からの暴力とかそういうのが厳しいイメージは確かにありますね。
海賊の方が稼げそうですよね絶対に。いっぱい投秘品とか宝箱からみたいな。
当時の海軍って民主主義でできた国の海軍っていうことじゃなくて王立の海軍なので。
なるほど。
なんかそういうのもあるかもしれないですね。
当然その東インド会社とか出てきましたけど要は奴隷とかもいるような時代ですね。
っていう時の海軍なので海軍の扱い自体もかなり広かったみたいですね。
そうなんですね。
なんかミスをしたら鞭打ちとか食事もなんかちゃんとしたものじゃなくていうとかそういうものがなんかギリギリのところでやっていたっていうところがあるみたいです。
じゃあもう海軍っていう身分を捨ててでも全然なる価値があるぐらいだったって感じなんですか?
だからその法律契約って言うとちょっと違うかもしれないけど要はそのちゃんとした公式のルールと海賊の掟みたいなものを比べたときに公式のルールの方もまだあんまり整備されてなかった時代なので
だったら自分たちのルールの方がいいっていうなんかそういう発想なのかもしれないですね。
なるほど。
その中でも一番多いのが食事がひどすぎるっていうもの。
海軍のですか?
そうえっとね厳密に言うとこれは商船の方の話なんですけど商船の食事がひどすぎるっていうので海賊になったっていうのが大半だった。
え〜。
なんか船の上って野菜とかが食べれないからビタミン系が不足してなんかなる病気ですごい人がなくなったみたいなやつを聞いたことがあります。
結構死活問題というかなんですね。
特になんか商船って多分食べ物とか運んでるわけじゃないですか。
その国の方に。
運んでるものはあるんだけど自分たちの食事は粗末みたいなのは結構許せないかもしれないですよね。
メンタル的にもきますよそれは。
あるかもしれない。
ここまでいくと完全に騒動です。
給料に関してももともと月に45から55シリングもらっていたっていうような商船の水負が数年後にはその半分しか稼げなくなっていたっていう記録があったりとかします。
じゃあもう本当に労働環境は劣悪だったんですか。
なんかやっぱ船の運ぶ問題ってなんか船がナンパとかすると。
そういうことか。
そうそうそうナンパとかするとなんか状況が変わるわけじゃないですか。
ナンパとかするとむしろあれかな。
希少なものになるから待遇が上がるのかもしれないですけどちょっとどうなったらどうなるのかわかんないですけど。
なんかそういう当時の技術からすると安定しないものであるのは間違いないですよね。
なんかそんなんでその労働環境というかその賃金とかそういうところに関してもすごく安定しなくて。
45から55シリングが当時どれぐらいかっていうのはちょっと調べてもよくわかんなかったんですけど。
まあ少なくとも安定しなかったっていうのは間違いないと思うんですよ。
安定しなかったみたいな文脈で言うとこの頃には毎回歴史の話になっちゃってあれなんですけどスペイン大井継承戦争っていうのがあったらしいので。
ありました。
私は覚えてないんだけど。
そこでのスペイン大井継承戦争の終戦をしたらその終戦の1年前には王立の海軍が5万人近い水兵を雇っていたんだけれども当然終戦したら海軍がいらなくなるので。
なるほど。
2年後には1万3千人以下。
なので5万人が1万3千人以下だから3万6千7千人くらいっていうのが職を失っているっていうのがあるみたいです。
なるほど。
どれくらい人口がいたとかあんま覚えてないです。
確かにその時代の3万何千人とかって結構な王立というか結構社会に影響を与えるような出来事そうですよね。
この王立海軍というのがどれくらい洋兵っぽい感じというかどれくらい正式な海軍の職だったのかちょっとわからないですけど理屈で言えばそりゃそうだよねっていう話で。
戦争の時にはたくさん人が必要なんだけど終わったらいらなくなるっていうのは間違いなくて。
そんなので正式な海軍に所属するっていうのも危ないっちゃ危ないよねみたいなことではあるのかもしれないですね。
でその職を失った人たちがどうなったのかっていうのが答えとして海賊になったっていう。
そう聞くとなるべくしてみたいな感じをちょっと思っちゃいますね。増えるのもなんか納得だよね。
現代だったら職を失うってどうしてもやっぱ倒産をして職を失うみたいな形が多いというか普通の感覚であんまりそこから役者になっちゃうのかっていうとそんな形はない気がしますけど。
それはやっぱり海軍っていう特殊な技能を持ってそれもなんかそのフィジカル系の技能を持ってるわけなんでそうなりやすいよねっていうのはそうかもしれないなと思いますよね。
当時から海賊ってやっぱその私たちと同じようなイメージだったの世間から。
海賊になるっていうのはどのくらいのその決心が必要なものだったんだろうと思って。
確かにね。まあとはいえ海賊って要は略奪行為とかをする人たちのことを海賊って言うわけじゃないですか。
ワンピースの世界とは違って。ワンピースの世界はなんかその海を旅すること自体が禁止されているという話がありますけどそうじゃないので。
犯罪者っちゃ犯罪者っていう扱いですよね。
多分どこの世界でもそのものを取るっていうのが犯罪だと思います。
おそらくそうなんで。私たちの感覚でいうとヤクザになるとかに近いんじゃないですか。
まさにそのヤクザの今回それは深くは扱わないですけどヤクザとか暴力団みたいなのもまさにその掟で動いてる感じじゃないですか。
独自の掟で動いてる感じだし要は無法というか犯罪行為を行うことを厭わないみたいなことだと思うので。
その感覚なんじゃないかなと思いますけどね。
むしろだからそういう映画とか漫画とかで海賊が出てこない分ヤクザに近いのかもしれないですね。
イメージというかその。
短さというか。
かっこいいイメージがないのかもしれないですね私たちの中にあるような。
冒険家とかみたいなイメージがなくなったバージョンなんじゃないですか私たちの海賊のイメージが。
確かに映画に出てくる海賊って割とかっこよく描かれてますもんね。
海賊船は雇用ではなく組合契約
海賊船に乗り組む契約っていうのが今この手元にある契約なんですけど、
この契約の性質って何かわかります?何契約かって。
性質。
第一条議決権とかがあるから。
いいですね。
議決権組合系なんですかね。
確かに。
やっぱなんか勉強が進んじゃうとあれですね。
相対手段は雇用とかじゃないのかって思ったんですけど。
雇用ではなくて組合契約なんですよね。
雇用っていうのはあくまでもロームを提供する。
働いたらその対価をもらうっていうものなんですけど中身を見るとそうはなっていなくて、
どちらかというと組合という形で海賊船の一員になる契約。
やって海賊船の船長に雇われる契約ではないっていう。
ところがまさに今言ってくれたような議決権っていうところとかに入っている。
会社を作るとかに近いものかなとは思います。
もちろん会社のような公的な機関ではないっていう会社ではなくて組合契約っていう形になるんですけど。
実はこれって法律事務所とかも組合契約が多いんですよね。
そうなんですね。
この話知らないですか。
法律事務所って弁護士法人に入るっていうパターンもあるんですけど、
弁護士法人ではなくていわゆるパートナー弁護士って言われてる人たちの組合契約で成り立ってる場合も多いんですよ。
パートナー弁護士っていう名前は聞いたことありますよね。
あります。
あれって何か違和感ないですか。パートナーって何?誰のパートナーなの?って思わないですか。
確かに。
組合契約の一員だからパートナーなんですよ。
複数の人たちがお互いにパートナーっていう。
そういうことなんだね。
組合契約を作るとその組合単位でそれがどういう扱いになるかっていう法的性さは結構争いはありますけど、
法主体的なものになるじゃないですか。
これどう説明しようかな。
法主体的なものになるじゃないですか。
法主体的なものといわゆるアソシエート弁護士がこれを契約だったりとか委任契約を結ぶっていう構成になってることが多いんですよね。
これ見るとすごく近いんですよ。
いわゆるパートナー弁護士同士の契約っていうものもかなりこれに近いものがあって。
日本だとあんまり現れる場面が少ないですけど海外ドラマの弁護士ドラマとかを見てるとパートナー弁護士の中でもシニアパートナーとかジェニアパートナーとかがあって聞きつけんが違ったりとか。
あとはマネージングパートナーみたいな代表になるみたいなのがあったりとか。
みたいなのがこういう感じで契約になってる。
なるほど。
のですごく似てるなっていう感じがします。
契約で一つの組織を作って海賊活動じゃなくて弁護士はあれですけど少なくとも何らかの活動をしていくっていう意味では全く同じだなっていう気がします。
思わぬ共通点が海賊と弁護士はあるんですね。
海賊船を作るっていうのと法律事務所を作るっていうのは実は根本的な構造は同じなのかもしれない。
そうですね。
投票制と船長の権限
じゃあ早速おきての一個一個を見ていこうかなと思うんですけど。
今お話に出た投票権とか会員権の話第1条のところ。
これは今言った通りなんですけどかなり現代でもそのまま使えそうだなというようなところがあります。
もちろん第2項の港が得た新鮮な食料を避けるについて平等の権利を有する云々観念っていうのはどうかなとはもちろん思いますけど。
ただこれも内容が海賊行為だからこうなだけであって。
要は海賊行為の成果なわけじゃないですか。
オツは港が得た成果に関して自由に使うことができるみたいなそんな感じですよね。
これってあり得る話なのかもしれない。
あり得ないかさすがに。
随時にこれを用いることができるだからどうかなという気がしますけど。
この中にお宝とか入ってないわけですよ。
新鮮な食料と避け類なので仕入れたものとか物ですぐに使わないとダメになっちゃうようなものに関しては随時使っていいよみたいなもんですよね。
ただし欠乏が生じ港全体の利益のために節減を要すると投票で決したときはこの限りでない。
なので基本的には自由に使っていいものっていうものが一定程度列挙して詰められていて。
そうじゃなくてみんなで分け前として分けるもの分け方を考えるものとかみたいなものは別で用意されていると。
ただどんどん使っていったらなくなっちゃうみたいな時には投票でそれを決めます。
すごくちゃんとしたルールという風に言えるんじゃないかなと思います。
なんか紛争を事前に予防している感じがありますね。
契約的ですよね。
これが意外なのが海賊って船長が全部決めるんじゃないのみたいなこと。
確かに私たちがイメージする海賊はワンピースの海賊なんですけど、
麦わらの一部は別として他の海賊ってだいたい船長がナンバーワンで絶対的な権力を持ってるみたいなイメージがあったので。
麦わらの一部もそうでしょ。
そうですか。
大事な時に船長を立てられないような男はこの一部にはいらないってゾロが言ってたから。
確かにゾロ言ってましたけど。
でもいずれにしても海賊だからっていうよりはこういう無法者集団っていうのはボスの自存で全てを決めてるっていうイメージはものすごく強くあるんですけど。
確かに。
海賊は実はそうではなかった。
そうではなくて乗組員一人一人が一票を有していて投票で決めるんだっていう風になっていた。
なんかすごい民衆的な政治がそこの中で覚えられてるんですねすごい。
これ別の記録なんですけど別の記録ではもっと明確に海賊が船長の権限っていうものを場面で船長が優先される場合とそうじゃなくて一人一人の投票で決める場合っていうのをかなり厳密に分けていたっていうのがあるらしくて追跡と戦闘の時だけは船長の権限が絶対だと。
それ以外は乗組員の方がむしろ上っていう形で彼らは自分たちが船長の上に立てるっていう条件でのみその男が船長であることを許しているっていうような発言が残っていると。
恐らくここから本当に想像なんですけど恐らくそうじゃないと海を乗り切るっていうことができないんじゃないかなと思うんですよ。
航海誌って話で出てきましたけど天才的な航海誌が全てを判断できるみたいなのはまさに創作の話でしかなくて。
実際には一人一人が何かパフォーマンスを発揮しないと海が乗り切れないみたいな。
そうですね。
一人の判断を従ってると間違ってうまく船が動いていかないみたいなことがあるんじゃないかなとは想像します。
確かにその戦闘とかその一気にこの短期間でその統率を取って動かなきゃいけないってなるとその一番トップみたいな人が必要だけど。
おそらく戦闘とかだと指揮官によるトップダウンの指示がないとうまく統率が取れたら動きができないとかありそうな気がしますよね。
確かにそう考えると。
他の普通の生活はみんなで平等にみたいなのは一番うまくトラブルなく過ごせる最適解な感じがしますね。
そうなんです。だからなんかさらっと書いてあるんですけどこの辺りからも結構海賊っていうものの性質がすごく現れた自分なんじゃないかなっていうのがこの技術圏のお話ですね。
その船長の権限っていう文脈でいうとクォーターマスターっていう概念が8条の中のところに出てくるんですよ。
中っていうのはこの元々のバーソロミュージックチームの掟っていうものが載っていた本のところに中で書いてあったものなんですけど。
中のところを見ると当事者が和解に至らない時以降のクォーターマスターは相当と認める補助者を伴って当事者を施設外に伴い所定の補数を減らせて背中合わせに立たせる云々官なるとかいう風に書いてあって。
なんか血統の間を取り持つ人みたいな形に中では書いてある。
このクォーターマスターっていうのは何なのかというとこれは船長の独裁を防ぐために設けられた役職で。
日常のトラブルの仲裁とかはこのクォーターマスターがやるという風になっているみたいです。
この仕組みって現代でもあって労働組合の代表とか労働者の過半数の代表みたいな人にすごく近いんじゃないかなと思うんですよ。
要はこの当事者オツ同士の一味の船員同士が何かトラブルに遭った時に船長がお前らこうしろという形で眺めるのではなくてあくまでも船員の中で特別な役職を持つ人が何か眺めるみたいな仕組みっていうのが
まさにこの船長が一人一人のトラブルとかいうものに立ち入らないっていうことを定めてるっていう意味で船長とは別にそういう役職を設けた方がいいんじゃないかっていう発想がここに出てるというところからも
実は船長っていうのはそんなに強い力を持っていたわけじゃなくてまさに会社の社長に近い社長でしかないのに近いのかもしれないですね。
最終権限は持ちつつもその日常的なことにあまり口出ししてこないみたいな感じなんですか。
みたいな感じに読み取れます。戦闘とかではまた別だけど日常の生活とか普通の航海の中ではそんなに強い力を持つわけじゃなさそう。
海賊船の就業規則
次になんですけどこれかなり驚きの条文が第3条なんですよ。第3条賭博の禁止。オツは校の施設内において金銭をかけてカードまたはサイコロによる賭博を行ってはならないと。
これは私たちの思う海賊のイメージとかなりかけ離れてますね。
そうですね。賭博めっちゃしてそうですよね海賊。ギャンブル、お酒。
ほぼ酒飲んでるかもしくはギャンブルをしてるかのどっちかしかしてないんじゃないっていう気がするんですけど実はこれも禁止っていうものがあった。
なんでなんだろう。
なんか身を滅ぼすからじゃないですか。わかんないけど。
確かに犯罪はやるのにギャンブルはやらないんだねと思って。
第4条とかを見てもらうと第4条の2項とかですよね。1項に消灯時間が書いてあって消灯時間後もなお飲酒を望むオツは屋外にてこれを行うものとする。
消灯時間後は外でお酒を飲みなさい。結構生活態度が指定されてるっていう。
この辺は就業規則的ですよね。
含む規定というかこういうルールで生活しなさいみたいなのが移動手段としてじゃなくてある種の生活する場所として船が考えられていたっていうことの表れなのかなと思います。
就業規則的な話で言うと11条に休息の話があるんですけど学士は安息日に休息を取ることができる。
この学士は音楽家みたいなことなんですけど。ただし他の6日間は昼夜を問わず特別の許可がない限り休むことはできない。
休むことができない。
免疫されちゃうのやばい。
これはちょっと考え方次第かなと思うんですけどね。
週一の休みっていうものがきちんと書いてあるっていうのは結構すごいかもしれないっていう。
海賊船のクルーが週一の休みを書いてあるっていうのはすごいかも。
の一方で音楽家っていうのは昼夜を問わず働かなきゃいけない。
それくらい海賊からして音楽家っての重要だったんだなっていう。
語訳がないとかはあるのかもしれないですよね。そういう意味では。
私のイメージする海賊はパイレーツ・オブ・カリビアンから全部来てるんですけど。結構みんなで歌歌いながらみたいな。
パイレーツ・オブ・カリビアンも結構歌ってるイメージありますよね。歌ったり音楽やってるイメージありますもんね。
割と音楽家も重宝されてたのかなって感じです。
過去の実際にあったバーソロミュージック一味の規定を見ると音楽家っていうのは休めないということが決まっているわけなんですよ。
ワンピースの音楽家といえば誰ですか?
ブルックですよね。
死んで骨だけブルック。休めないとそうなってしまう。
怖いですね。
気づいちゃいました。
実際なんかあるんですよね。ワンピースの考察ってこんな感じのこじつけでみんな考えてますよね。
でもなんかここから生み出せそうな気がしますね。
しかもなんかこれは本当に尾田先生がこれを知ってそうですよね。ルフィガンだけ最初から音楽が欲してたのってこういうことなのかなとか。
私たちが知らないだけで実はなんかここの原点にたどり着かなくても意外となんか海賊といえば音楽みたいなのってちょっと調べれば出てくるかもしれないですね。
海賊について調べたことってないじゃないですか。
ないですね。
私も今回初めてだし。もしかしたらちょっと調べたらいろんなところに出てくるのかもしれないですよ。
だからこそパイレーズオブカリビアンでもめっちゃ音楽出てくるしとかそういうことなのかもしれない。
ただこの11条だけ抜き出したような、これなんか前半だけピックアップしたとかじゃなくて、まとめるとこんな感じになるっていう感じなんですよ。
だから言ってしまえば11分の1は音楽家が働けっていう内容が11分の1は含み込まれてるっていうことみたいですね。
少なくともこのバーソロミュー一味に関しては。
で、こういうなんか就業規則とか働く系のお話で言うとついこの間もやったばっかでマイケルの子役の話をしたじゃないですか。
子役の話に近い子供の労働に関しても実は記載があります。
第6条ですね。
第6条、少年及び女性の加入の禁止。
少年及び女性を公に加えてはいけない。
これ無理やり労働契約っぽく訳したんで公に加えてはいけないって書いてあるんですけど、もともとは要は船に乗せてはいけないということが書いてあります。
女性を誘いこれを変装させて船に乗せた者は死をもってこれを罰すると。
やばい。急に変えざるを得なさが出てきましたね。
要は女子供をこの危ないところに乗せるなってことが書いてあった。
これは諸説あるみたいなんですけどね。
実際なんか子供とか女性っていうものは保護するべきだから海賊船に乗せるべきじゃないよっていう意味のようにも見えるし、
女性を乗せないっていうのは要は女連れ込むなみたいなそういう意味なのかもしれないし、
この辺はなんかよくわからないみたいなんですけど、
いずれにしても女性とか子供っていうものを働かせないみたいなところが書いてある。
そういう意味では現代の労働法よりも強い規制があるのかもしれない。
昔感がありますね。
甘いけれども海賊だったら働かされずにするんだかもしれないってことですね。
それはそうですね。
大体性があるからといって働かされるってことはなかった。大体性がないからといって働かされるってことはなかったかもしれない。
それこそ女海賊とかはこの時代あんまりなかったですかね。
ただこれあくまでも海賊全体のルールじゃなくて一例なんで。
バーソロミュー一味にはいなかったんでしょうね。
いるところもあったんじゃないですかそういう意味では。
こういう連れ込んじゃいけないような海賊の一味からするともしかしたら女海賊がいるところは羨ましいところかもしれない。
男子校の共謀校の女性は羨ましいみたいな。
あの感じがあったのかもしれない。
羨ましいと思って船で戦闘が起きたとしても戦利品みたいに持ち帰るとこれで殺されちゃうんで。
難しいですね。
ということはもしかしたらあったかもしれないですね。
戦利品と裏切りへの刑罰
海賊らしい今度は就業規則的だとかそんな労働法的とかじゃなくて海賊らしい話をするとさっき読み飛ばした第2条の方ですよね。
戦利品の船に乗り込むオツ。さっきみたいに海賊2つの海賊が争って船自体を戦利品として取れるみたいな時。
っていうのは持ってくるんじゃなくて乗り込むわけじゃないですか向こうに。
そういう戦利品の船に乗り込むオツは名簿に従い構成に順番を呼ばれるものとすると。
この場合正規の分け前に加えて着替え一組が認められる。
これは先に入っちゃうと入って中にあるものを持って行っちゃうかもしれないから呼ばれた順番にやっていくと。
一回整列する時間があるってことなんですね。戦闘をやって。
こういう状況になるんだから。じゃあ誰々。誰々っていう時間があるっていう。
結構ちゃんとしてますね。ズルとかあんまりできないようにちゃんとなってる。
というかあったんだろうねズルが。あったからそれを止めるために次回以降は順番にしようみたいな話になっていくんじゃない。おそらくだけど。
オツが航空を欺き金銀宝石または金銭につき1ドル相当でも着服したときは無人島への置き去りを持ってこれを罰する。
結構の罰ですね。まさにパイレーツの世界ですねこれ。
なんかありましたよね置き去りにされる。
ジャックが置き去りにされますね。
これはあくまでもオツが航空を欺きなので他の仲間を欺いた場合じゃなくてその船の全体組み合い全体に対して嘘をついた場合のお話なんですけど。
そこまで言ったらさすがに置き去りですということですね。
全航の窃盗がオツ相互の間に留まるときこれがまさにその仲間同士のお話。
仲間同士で他の仲間のものを取ったりとかした場合にはその者の耳及び鼻を裂き無人島ではないが航空に遭うことが確実な地に上陸させるに留める。
耳とか鼻を裂きだからすごくきつく感じるんですけど無人島への置き去りってもう死刑なので。
それよりはまだ航空に遭うことが確実な地に上陸させるに留める方が。
絶対生きていけないんですけど。
だからまあしんどいところになる。
少なくともそういう形ですごく着服に関しては重い罪を定めているというところはなんかこれは海賊っぽいですよね。
仲間を裏切る奴は死刑だみたいなことじゃないですか一言で言えば。
この辺は海賊っぽい。
この罰をどれくらい重くするかってまさにその就業規則とかを決める時ってすごい難しい話なんですよ。
要は重くしすぎるとそれって無効になっちゃわないっていう問題があって労働法とかの問題で無効になるっていう問題があるので
適切な範囲相当な範囲に収める必要があるんだけど軽すぎると誰も守んなくなる。
そういう労働法的な規制がないとこういう形になるんだろうなと思いますよね。
とにかく重くする。
ただ段階があるじゃないですか。
全体を欺いた時は無人島への置き去り。
そこまでじゃない場合は無人島ではないところっていう段階をつける意味みたいなのって考えたことあります。
つまりその労働法とかの観点から言うと相当な範囲を収めなきゃいけないから段階がつくのは当然だとして
無制限にやっていいのに常に死刑じゃなくて。
確かあれですよね。女性を連れ込んだら死刑でしょ。
いきなり死刑っていうのがあったりとか無人島に置き去りっていうのがあったり。
どっちが残酷なのかちょっとよくわかんないですけど。
っていう段階をつける意味。
全部一番残酷なのでもいいじゃないですか。
確かにそうですね。
これ実は法律の設計にも関わるところですよね。
たまによく言うじゃないですか。犯罪者全員死刑でいいんじゃないか理論みたいな。
そうなってないのはなぜかっていうことなんですよ。
少ない可能性ではあるけどまだ復活するところに望みをおかけてるみたいな感じですか。
そうかもしれないです。復活というかまだマシっていう状態を残しておかないといけないっていうのがあって。
これは海賊の話っていうよりは刑罰とか犯罪者が全員死刑にならない理由。
もちろん人権を守るためには必要以上にやっちゃいけないとかもあるんですけど。
そういう観点だけじゃなくて単純に設計の問題として全部死刑っていう形になっちゃうと
すごい軽い罪を犯した人でもその後もうどうせ死刑だから何でもやっていいっていう無敵の人になっちゃうわけじゃないですか。
段階的にやることによって軽い罪を犯した人ももちろん軽い罰は受けるわけだからやらなきゃいけないんだけど
この後もこれ以上続けるともっと重い罰を犯せられるかもしれないから守るっていうものがなくならないっていうのがある。
それと同じ観点がもしかしたらあるのかもしれないなとは思うんですよね。
まだその無人島への置き去りが決まったとしても今すぐ死ぬわけじゃないから。
だから無人島に行く前の間に女子どもを連れ込んだりとかしないとか他のことをやったりとかしないみたいな。
その海賊内の秩序を守るためにも必要だったんですか。
必要っていう意味が現代の刑法の観点ではそういうふうに言われている場面があるのでもしかしたらこれもそうなんじゃないかと思ったりはしました。
確かに折りがあるかどうかは別にして船の上だからどうするか執行の時まで猶予があってそれはずっと一緒に暮らすことになりますもんね。
無人島ってすぐ見つかるのかどうかわからないけど少なくとも結構探さなきゃいけないだろうから執行待ちみたいな状態があるわけですよね。
っていう時に何でもありになっちゃわないようにっていうことなんじゃないかなとは思っております。
調べて出てきた話じゃなくて今お持ちで話なんですけど。
この置き去りの刑のことをマルーン刑っていう名前がついてるそうです。
スペイン語に語源があって山に逃げ込んだ家畜のことをマルーンっていう風に言うようなスペイン語の言葉があるみたいで。
それからスペインにおいてスペイン人の元から逃げた先住民の奴隷のことをマルーンっていう風に言うことになったみたいな。
そんな流れがあるみたいで逃げていく逃亡者全般のことをマルーンっていうみたいな。
逃亡者的な状態にするっていうことでマルーン刑っていう風に言うみたいですね。
守る守らないで言うとそれこそバイリンスオブカリビアンでバルボッサーとエリアタヴェスが討論するシーンで
エリアタヴェスを船から降ろすっていう約束だったはずなのに実際は降ろさなくてみたいになって
お規定は守らないといけないでしょうみたいになったときにバルボッサーが
お規定というのは決まりというより単なる心得のようなものだみたいなシーンがあったと思うんですけど
それはどうなんですか?
絶対じゃないみたいな。あくまでも絶対の決まりじゃなくて心得みたいなものだからいいんだみたいなくらいありましたよね。
あれちょっと面白いのがお前は海賊じゃないからいいんだとか
海賊じゃないからいいししかも心得みたいなもんだみたいな言い方ですね。
これちょっと面白いのが実際なんか現在とか現代の契約書に関しても契約書を守らなきゃいけないかどうかみたいな場面で
契約書の前提が違うみたいなことだったりとかこれは書いてはあるんだけど努力義務に過ぎないとか
みたいなのって普通の裁判でも契約書の解釈としてすごく行われるのでものすごく契約的だなと思いますね。
順番としてはおきては守らなければいけないというものではない
あくまでも目安を定めたものに過ぎないんだ心得に過ぎないんだ
仮にこれが守らなければいけないものだとしても守らなければいけないのは海賊同士のおきてだけに限られるのであって
海賊ではないエリザベスとの間の契約はおきてではない
海賊を起きて海賊を閉じではないから守らなくてもいいんだ
これは普通の裁判でも行われそうなやり取りだね
これが通るかどうかともかくとしたら戦い方は非常に弁護主的
実は
バルボッサってなんだっけ
バルボッサは一応もともとジャックを置き去りにしてブラックパール号の船長になった人なんですよ
ジャックは無人島に置き去りにされたけど生きて帰ってきて出会うんですけど
気まずくなっちゃった人
だからジャックはこれは俺の船だって言って元船長と今の船長みたいな感じで戦うって感じですね
そう考えると意外とパレーズオブカリビアンもかなり私立に近いというかちゃんと守ってるところが
要は今は現状船長なわけですもんねバルボッサは
現状というかその時は船長なわけじゃないですか
だから変な話でうるせえでもいいところをそういった辺りくつをこねて何とかしようとしてるわけですもんね
辺りくつをこねないと他の船員たちからこいつおきても守ってないぞって思われるわけじゃないですか
だからやっぱり船長っていうものが絶対じゃないっていうところが結構なんか私立を守ってそうだなって思いますね
障害補償と現代の労災
最初に吉田さんが確か着目していた第9条のお話障害保障のお話
障害保障のところ書いてあるのが職務中に腕もしくは足を失いまたは不具となったオツに対しては共有財産から800ドル
軽い障害に関してはその度合いに応じて半分した額を支払うという風に書いてある
当然これをおきてっていうのはあくまでもバーソロミュー一味のおきてなのでおきてっていっぱいあるんですよ当然
で他のおきてを見てみると他のおきてだともっと細かく書いてあるものもあって
例えばバッカニアのおきてでいうと右腕を失った場合には600枚の銀貨左腕の場合は500枚
右足は500枚左足は400枚目は100枚で指は100枚みたいに決まっていた
でバーソロミューロバーツのおきてこれですねこれは一律で800ドルでジョージラウザーという人のおきてによると150ポンド
かつ本人が望む限り船に残って良いとジョン・フィリップスは関節一つで400枚
関節一つ単位が怖い
手足一本で800枚みたいに段階を分けて指定されていることが多い
たまたまこのバーソロミューロのやつは一律で800ドルだったんですけど基本的には段階を分けて決められているものが多い
しかも今なんかばーっと読み上げたんですけどどこがどうみたいな部位の話だけあったんですけど
部位だけじゃなくて腕が動かなくなった場合には切断されたと同じにするんだけど
動かなくなったわけじゃない場合にはどうみたいな話があったりとかかなり細かく決まっている場合が多い
これってなんでそこまで細かく決まってるのっていうの疑問に思いません?
要はだって状況によるわけじゃないですか腕がかわいそうだったらみんなから出し合うよ
まぁ感覇するよみたいなことなんですけど
これってなんか私の感覚で言うとなんで失ったかにもよるし
確かに
土地でなんかこうどっかに引っ掛けちゃったとか
船だからどっかに引っ掛けちゃっただけでもなんというか大惨事になるわけじゃないですか腕とかが
戦闘中に誰かをかばってなのかによって全然違うような気もするんですけど
っていうのを都度都度やって仲間同士で出し合おうぜっていう話になってもいいような気はするんですけど
そうじゃないってなんでなんだろう
なんかそれこそ船の中だから十分な医療が整ってなくて
結構そういう人が多かったのかなっていうなんか海賊といえば眼帯してるイメージだし
考えるとその1個1個ちゃんと見てこの人にはいから払うとかやってる時間がないのかなっていう気もするなと思いますね
でも時間は無限にあるよね
暇いまではある
確かにそっか
これは考え方としては普通の裁判と同じですよ
結局そのどういう人にはどういうものをあげるっていうのを最初から決めておかないと
その人が人気者かどうかとか嫌われてないかどうかで差が出ちゃうので
あらかじめに決めておかないといけないとか
あとちょっと前にやったこれをもし都度決めるとしたら誰が決めるんでしたっていうことで
これもし決めるとしたらクォーターマスター
決めることになると思うんですけど
そうするとクォーターマスターの裁量が大きくなっちゃう
確かに
まさにその今言ってくれたようにものすごく頻繁に起こるわけですよ
目が潰れるとか腕が折れるとかっていうのは頻繁に起こるので
頻繁に起こるのであればそれを都度決めるのがクォーターマスターだとめちゃめちゃ強くなっちゃう
確かに
なんで決めておこうというようなことです
クォーターマスターと仲良くしてたらなんか多くもらえちゃったりしそうですもんね
そうそうなんか滅多に起こんないことだったらそんなことをしないかもしれないけど
結構頻繁に起こるんだったら仲良くしておこうかなという風になっちゃうし
仲良くだったら別にそれをやったらチアモにするぐらいの方がいいかもしれない
だから三つ着物とかねそういう話になっちゃうよねっていうことですね
細かく決める決め方なんですけど
現代の労災と比べてもすごく似てるというか
もちろん労災の方が遥かに細かく決まってはいるんですけど
労災もまさに今言ったようなことを表にしたようなものの表があって
その表に基づいて決めるんですよ
見た目としては中身が違うだけで金貨なのか銀貨なのかとか
中身が違うだけとあと区切りですね区切りが違うだけで
当然労災の場合にも骨が折れたらとか腕が欠損したらとか目が潰れたらとかなので
すごく似た見た目ではあって
労災に近いものが発想としては採用されていたということなのかなとは思っております
もっと言うと労災の方で表になっている理由というのも
さっき現代の裁判と同じですよって言いましたけどまさに同じ
労災の認定をする期間というところが強いところを持ちすぎちゃうと良くないので
なのであらかじめ決めておきましょうということでこういう風になっていると
ものすごく同じもちろんこれが元になったわけではないと思いますけど
似たような状況になっているということですね
Cで言えば私がこの海賊の掟の障害保障のいろんな一味の障害保障を見て
違和感があるのは目の障害
目が潰れた場合が軽すぎるっていうところはすごく違和感がありますね
片目が100枚の銀貨だっけとかっていうところが結構違和感があるかなとは思います
指と同じとか
だいたい指とか腕とかと同じぐらいの重さになっているっていうのが若干違和感があって
現代の労災だと目はものすごく重いので失明とかが一番重いっていう形になっているので
そこはちょっと違和感があってやっぱりそこは海賊だからかな
目と腕っていうものがだいたい同じぐらい重要だったっていうのが
なんか頬を張ったりとかロープでなんかしたりとかっていうのにものすごく使うからそうなのかなとは思いますけどね
辞められることが交渉力になる
じゃあなんで海賊の契約っていうものがここまで現代でも通用するような
しっかりとしたものになっていたのかっていうことなんですけど
これは船を降りるっていうのが自由だったからっていうものが強くあるみたいです
まず掟の制定っていうものこの掟がどうやって作られるかっていうものなんですけど
当然だからこれは船長が作るものじゃないんですよ
船長が作るならこんなに公平にする理由がないじゃないですか
そうじゃなくて全員一致で決めていたというものがあったみたいです
一番最後のところを見てもらうとこれも細かいところも再現しようとしてるんですけど
署名欄が複数あってここに全員の署名がされると
で聖書の上でこれを制約するという形になっているので
これと同じようなことが手続きとして行われていたみたいで
このように聖書の上で全員が署名した上で宣誓をするということで全員で守ろうと
まさに契約なんですよね
掟として押し付けられるようなルールではなくて契約として決められていたので
全員が守るようなものになっていたと
逆にこれに署名しないものっていうのはどうなるかっていうと
結局組合の一部に一時に入れないという形になるので
法律事務所の話を思い出してほしいんですけど
要はパートナーじゃないみたいなことなんですよね
権限がなくなっちゃうので
この重要な事項についての一票を有するという部分も一票がないわけなんですよね
なんでそうなってくると
乗ることはできるかもしれないけど
正式な乗組員じゃない形になるというところなので
全員納得するようなものをちゃんと話し合って決めるということになっていた
逆にじゃあなんで海賊はできていたのに
海軍とか商船はできてなかったのかということです
さっき海軍は全然劣悪な状況でしたって話しちゃったんですけど
これは海軍は逆に強制的に徴兵で集められた人たちなので
辞めることができなかったんですよ
なので海賊の方は全員一致で納得をしてこれに参与して海賊になるという一方で
海軍の方は徴兵で集められて従いなさいという形で従わされていたという違いがあるので
なんでみんなで決めるものだから納得のいくルールになっていたという海賊と
王様の強い権力によって集められて王様に従うしかなかったという海軍で違いがあった
というのが根本的な違いなんですよね
こうなると確かに海賊の方に人が流れるのはそうかもっていう気がしますよね
2人はまだ法律勉強中なんであれですけど
実際私も法律事務所に今は自分の事務所立ち上げてますけど
他の法律事務所に所属していたことがある身としてはすごくわかる話です
結局その契約の中身っていうものが自分にとっていいものになるかどうかっていう
ある種の交渉力があるかどうかっていうのは
やめるっていう選択肢を取れるかどうかっていうところが全てなんだろうなとは思うんですよね
強制徴収で徴兵された場合っていうのは
交渉のやりようがないので従うしかないわけなんですけど
海賊の方は結局それで従わないっていう形になると
乗組員が集まらなくて船を出せないっていうことになるので
船長有利じゃなくて乗組員にもちゃんと公平なルールにせざるを得ないんですよ
っていう交渉力の一つがやめられるかもしれないっていうところにある
もっと言うとやめられたら困るっていうものもないといけないと思うんですけど
っていうのが現代でも交渉力として生きてくるのかなっていうのが
まさに契約っていうので構造が同じだなっていうところですね
なんでお二人もこれから主要試験に受かって
そういう法律事務所での契約みたいなものがあるとしたら
自分がやめられると困るっていう状況で契約をすれば
強い交渉力のもと契約ができるかもしれない
どうせ働かなきゃいけないからうちで雇ってあげるよっていうパターンだと
長兵と同じで流れたものに従わざるを得ないっていう
こういう違いがありますっていうことですね
史料の限界と掟の再構成
今日見ていったこのバーソロミュー一味の掟に関してはこんなところなんですけど
一応ここでそもそもこのバーソロミュー一味の掟っていうものに関してのお話ちょっとしておくんですけど
あくまでもこれって存在されている原本があるわけではなくて
あくまでも句伝で口で言ったものっていうものを元に再構成したもの
でしかないっていうお話は一応何か注意としてお話をしておこうかなと思います
これが出典としてこの内容を持ってきたのが海賊誌っていう本なんですけど
この本の中でロバーツ一味バーソロミューロバーツ一味っていうのが結局最後捕まってるんですけど
その捕まるときにこの原本を海に投げ捨てているということがあったそうです
署名書宣誓した原本を海に投げ捨てていたため
残りの情報にはあまりにひどい内容が含まれたのではないかと疑う余地が大いにあるということが書いてありました
もしかしたらこんなに綺麗なものではなくて隠された掟みたいなものがある
それがわからないように見つからないように海に投げ捨てていたっていう可能性は一応あるはある
実は海賊っていうのは非常に公平な福利厚生のもので働いていたっていうのは本当かどうか実はわからないんだけども
一応こういう話はあるってことですね
だと翻訳によって結構違うものがあって
保証のところとかが腕や足を失ったら800ドル支払うみたいなことが書いてあったんですけど
これが翻訳によって結構違うものがあるので
元も結構古い時代な上に英語じゃないんでこれって元々原点はオランダ語なんで
その辺からちょっとよくわからないところがあったので正確じゃないですよという話は一応しておこうかなと思います
いずれにしてもそうは言っても1700年前後300年前に作られた契約書の内容
しかもその海賊の契約書っていうものが教術から再構成したものではあるんだけれども
一応なんか現代でも残っているは残っているっていう状態で
その中身を見ると現在の浪災に相当する内容がもうすでにここで書かれていたっていうのはちょっと面白いポイントではあるのかなとは思いますね
ということで今日はこれぐらいで終わりにしましょうか
今日のお話どうしても海賊の話っていうのがワンピースの話とパイレーツオブカリビアンの話に固まってしまったので
もしかしたら皆さんの知っている海賊のお話の中でもこういう契約地みたいなものが出てくるかもしれないので
もしそういうものがあればぜひぜひコメント欄の方で教えてください
youtubeでご覧の方はチャンネル登録と高評価
フォトキャストの方はフォローして次回の配信をお待ちください
それから概要欄にお便りフォームがあります
ご質問やこんなテーマを話してほしいというようなリクエストがありましたらこちらから
番組で取り上げるかもしれないのでぜひよろしくお願いします
それではまた次回お会いしましょう
お相手は弁護士の三又と
インターンの町田と
吉田でした
ありがとうございました
50:57

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