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2025-01-23 09:14

アメリカのTikTok禁止は日本の音楽への悪影響がありえる模様 #859

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アメリカのTikTok禁止は、実は日本の音楽の海外展開への悪影響がありえる模様。|徳力基彦(tokuriki) https://note.com/tokuriki/n/nafc7440431a0
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はい、こんにちは、徳力です。今日はですね、アメリカでTikTokが禁止されるとかされないとかで話題になってますけれども、
意外に人ごとじゃないんだよっていうのがちょっと見えてきたのでご紹介したいと思います。
記事のタイトルはアメリカのTikTok禁止は実は日本の音楽の海外展開への悪影響がある模様というタイトルにしてみましたけど、
これね、TikTokは停止にならないんじゃないかっていうモッパラの今、見方になってますけど、ややこしいですよね。
TikTok禁止の法律が倍連勢結果で成立して、連邦最高裁が最終判断をするところだったんですけど、
17日にこの法律は有効であるということで、19日に禁止法が発行する予定になってました。
で、TikTok側が法律が発行するのを前に使えなくなりますっていう形でアプリの表示を始めたんですけれども、
1日経ってトランプ大統領のおかげでまだ使えるようになりそうですみたいな感じで今は使えることになってるっぽいですね。
なんとなく世論を巻き込むためにあえてTikTok側も1回禁止にしてみたんじゃないかなっていう感じがしなくもないんですけど、
トランプさんは自分がトランプ大統領だった時にはTikTok禁止にするとか言ってたんですけど、
マイデン政権が逆に禁止にしたから逆にトランプさんは世論を見て利用OKにする方針にどうも今傾いてるみたいで、
とりあえず30日先送りするみたいなのを繰り返しながらこの法律の発行を後回しにするんじゃないかという見方が今のところ有力ですね。
なので実際にアメリカのTikTok禁止にはならないんじゃないかって話なんですけど、
今日ご紹介したいのはルミネートというアメリカの調査会社の音楽版の振り返りレポートが出たのでそれを紹介したいと思います。
2023年版がすごい個人的に嬉しかったのはJ-POPが世界的に伸びてるよっていうのをこのレポートの中で紹介してくれたんですね。
ルミネートの年間音楽業界振り返りレポートみたいなやつで、
2023年版は結構そのいろんな言語の音楽が伸びているよっていうのを結構チャートで見せてくれてて、
日本語の音楽の伸びみたいなのを出してくれてたんですよね。
なので岩遊びの写真とかも入ってたんですけど、今回は残念ながらその辺のデータはありませんでした。
多分毎年テーマを変えて深掘りするパートを変えてるんでしょうね。
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今回深掘りされてたのは世界におけるストリーミングサービスのシェア増加で、
その中で日本の伸びが、一応このレポート上は7位に入ってましたね、12.8%。
日本よりも伸びが大きいのはトルコ、クローチア、ルーマニア、マレーシア、韓国、スロバキア。
比較的デジタルの急が遅れた国と見ればいいんですかね。
2桁の伸び。
日本は普及率を考えるともうちょっと伸び早くてもいいんじゃないかと僕は思ってるんですけど、いずれにしても伸びてはいるって話ですね。
今回のレポートで注目されてたのは、英語の楽曲が中心の、英語が母国語の国では英語以外の音楽が伸びていて、
逆に英語を喋らない、英語はメインの言語ではない市場においては、実はローカルコンテンツの方が伸びている。
日本で洋楽の人気がどんどんどんどん下がっているというのはよく言われてますけど、これは世界的に同じ傾向にあるっぽいですね。
フィリピン、日本、ブラジルがその一方に挙げられてましたけれども、
より母国語のコンテンツが伸びて、英語とか海外のコンテンツが下がるっていう傾向にあるそうです。
今回一番興味深かったのが、アメリカのJ-POPファンがどのように音楽を見つけるかっていうのをレポートの中でピックアップしてくれたんですけど、これがショート動画経由らしいんですよね。
アメリカのJ-POPファンの53%が新しい音楽をショートフォーム、ビデオプラットフォームで見つけている。
これは必ずそのTikTokだけではなくYouTubeでも入っている可能性はあるんですけど、普通に考えるとこれ多分TikTokの比率がめちゃめちゃ高いと思うんですよね。
だからこれTikTok禁止が毎年政権下で有効になっちゃったら日本の音楽産業にとっては結構なダメージだったんじゃないかなっていう。
これは世界的に同じ傾向かどうも違うみたいで、アメリカのオリウッドミュージックファン、インドの音楽ファンの53%はエクスクリューシブテレビショー、ホームストリーミングなので、
多分Netflixとかで配信されているテレビドラマ経由で音楽を知るみたいな話だったんですよね。
だから結構その国によって横経由で知るかっていうのは違うらしくて、今のところJ-POPは多分TikTokがうまく使えているから、
それがやっぱり海外展開に効いてるってことなのかなと思ってます。
ブリングバンバンボーンとかアイドルがTikTokでバズってたから、それの比率が高く入っているのかもしれないんですけど、
結構国によって海外の広がり方って違うんだなっていうのはちょっと興味深いですね。
あと、音楽ジャンルによってスーパーファンの特徴が違うっていうスライドもありまして、
J-POPスーパーファンの76%はフェジカルマーチャンダイス、いわゆるグッズを買います。
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たぶんグッズを一番買うのはJ-POPファンってことだと思うんですね。
たぶんアニメ、音楽が多いからアニメグッズを買うことが多いってことなのかな。
ちなみにK-POPスーパーファンの73%はフェジカルコピーズオブミュージック、だからCDを買うってことだと思いますね。
結構ジャンルによって傾向が違うっていうのも明らかに出てるのが面白いですね。
60カントリースーパーファンの68%はソーシャルメディア投稿する。
これはテイラースウィフトファンとかみたいなのが結構面白いレポートになってます。
他にちょっと個人的に注目したのは、ライブに行くのが実は若い世代の方が金額と消費が大きいんですよね。
収益とか持ってるお金を考えたら日本だと逆になりそうですけど、Z世代が実は一番ライブにお金使ってるそうです。
デジタルの進化が進んだ結果、リアルの価値を重視してZ世代はライブに行くってことなのかなって。
これは日本でどんな感じになるのか、どっか調査してくれるといいなと思ったんですけど、面白いなと思いました。
もう一個、これは深掘りしてないんですけど、ちょっとびっくりしたのが、
TWICEのアメリカでのオンデマンドオーディオストリーミングのフォレンドにロブロックスのイベントが影響したらしいんですよね。
TWICEってロブロックスにエリアがあるそうです。
ちょっと検索したら出てきました。
TWICEのエリアがあるんですよね。
TWICEスクエアっていう。
ロブロックス、ロフロックスでTWICEみたいな、ちょっとよくわかんないですけど、
ロブロックスでTWICEがミート&グリートイベントをやったらしいんですよね。
本人たちが多分アバターで登場したってことだと思うんですけど、それをやったら如実に
アメリカのオンデマンドストリーミングのボリュームがポコンって上がってるんですよ。
やっぱアメリカ本当にロブロックス流行ってんだなみたいなのもちょっと衝撃でした。
次第の話はこのLuminateのレポートが、基本的に無料ですね。
個人情報を入れるとデータをダウンロードできるようになってますんで、
音楽業界の方はぜひ見ておくと。
音楽業界の方だけじゃなくて、多分ね、
仕事されてる人も結構海外向けのデータとしては面白いデータ結構ありますんで、
ちょっと個人情報ちゃんと入れないといけないので、ちょっとめんどくさいんです。
めんどくさいっていうか法人向けだから当たり前ですけど、
面白いデータですね。興味がある人は見ていただくといいんじゃないかなと思います。
こちらのチャンネルでは日本のエンタメの応援を密かにしたいなと思っておりますので、
他にもこんな面白い話をしてますよって方がおられましたら、
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ぜひコメントやDMで教えていただけると幸いです。
今日はありがとうございます。
09:14

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