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【スライド1】それではこれから、「議論の積み上げ方」について説明します。【スライド2】 内容は次の通りです。
まず、「議論の積み上げ」とは何かについて説明した後、「議論の積み上げ方」に関するポイントを説明します。
そして最後に、「議論を積み上げるときの言い回し」について紹介します。【スライド3】まず「議論の積み上げ」とは何かということですが、
これは、「同じ論点で、意見が続き、議論が深まること」を意味します。 議論では、まず様々な論点を挙げるということも大事です。
しかし、ある程度論点が出揃ったらば、その中から重要な論点を選んで議論を積み上げていくと有意義な議論になります。
【スライド4】では次に、「議論の積み上げ方」のポイントについて2点説明します。 まず、「相手の意見をよく読み、論点を把握する」ということが大事です。
ここで「論点」とは、「人によって意見が分かれると思われるポイント」のことを言います。 一つの意見の中に論点がいくつも含まれていることがありますので、
どのような論点があるかしっかりと検討してみましょう。 そして2番目に、論点が見つかりましたらば、その論点のどれかについて関連させた自分の意見を述べます。
自分の意見を述べるときは、They Say / I Say の形で述べるということを前に学びましたが、
ここではそれを発展させたパターンを紹介します。 すなわち、「They Say / 論点 / I Say」です。
まず、They Say、相手の意見を自分の言葉で要約する。 そしてそこから論点を明示します。
そしてそれに対する自分の意見、I Say を述べるという形になるわけです。 【スライド5】では具体的にはどのような言い回しで言えばいいのでしょうか。
例えば、このような言い回しで言うことができます。「Aさんは⋯⋯と言っていますが、ここで重要な論点は⋯⋯かどうかということです。
それについて私は⋯⋯だと思います」。 このような言い方です。
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ここではまず、Aさんの意見を自分の言葉で紹介し、 その後、そこから重要な論点を引き出しています。
そして、それについて自分の意見を述べるという形になっています。 誰かの意見にコメントをつける際に、このようにして論点を明示しますと、
その論点について別の人がまた別の意見を言うことができます。 このようにして議論を積み上げていくことが可能となります。
ではもう一つの例ですが、このように言うこともできます。 「Bさんは⋯⋯だと言っていますが、Cさんは⋯⋯だと言っています。
つまり、⋯⋯が論点となっています。 それに関して私はBさんと同じく、⋯⋯だと考えます。
というのも、⋯⋯」。この例では、BさんとCさんという二人の意見を紹介し、
そこで議論のポイントとなっている論点を明示しています。 そして自分の意見を述べるわけですが、この場合BさんとCさんの意見が対立していますので、
自分はBさん側だということを明示しているわけです。 このように書きますと、また別の人がこの論点についてどちらかの意見、あるいはまたそれ以外の意見を述べるという形で議論を積み上げていくことが可能となります。
まとめますと、議論を積み上げるときには、論点を明確にして、それについての意見を言うということが大事だということです。
