188 書誌 | 今井むつみ『学力喪失』(2024) - TanaRadio
今井むつみ『学力喪失——認知科学による回復への道筋』岩波新書,岩波書店,2024.9,320phttps://www.iwanami.co.jp/book/b650415.htmlAIによる本エピソードの要約先日、NHKラジオの「明日への言葉」という早朝番組で、今井むつみさんのインタビューを聞きました。それがきっかけで、彼女の研究に興味を持ち、最新刊である『学力喪失』を手に取ることになりました。本書の内容は、子どもや人がどのように学ぶのかを認知科学の手法を用いて解明し、分かりやすく述べたものです。その結論として、「従来の学校教育の方法では十分に学べない」という指摘がなされています。特に、これまでの「勉強」という概念にとらわれず、遊びの要素を取り入れた新しい学び方が必要だと強調されています。具体的には、「プレイフル・ラーニング(Playful Learning)」という言葉で表現される、遊びから学ぶことや、遊びそのものとしての学びが重要だという主張です。私自身、この考えには大いに共感しています。学びとは、単に義務感や嫌々ながら行うものではなく、面白さや楽しさから自然と生まれるものだと感じてきました。いわば遊びのような感覚で得られる学びこそ、本質的で持続可能なものではないでしょうか。この本では、そうした考えが学問的な裏付けをもって展開されており、とても参考になります。現在のところ、まだ全編を通して読んではいませんが、興味のある部分をつまみ読みしながら、いずれは全て読み切る予定です。また、今井さんの他の研究やこれまでの著作、ウェブ上の情報も併せて学びたいと思っています。彼女の研究には奥深い面白さがあり、さらに知識を深めたいと感じています。参考:186 日記 | 今井むつみ著『学力喪失』を借りました194 ブログ | 人間は生成AIとどのような関係にあるか#書誌 #学力 #学び #認知科学 #遊び #プレイフルラーニング #今井むつみ