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毒親育ちサポーターのたまこです。先日、毒親に関する私の体験を綴ったKindle本を出しました。
読んだ方が感想やコメントを送ってくださるんですね。
そういうものを拝見していると、やはり一般の方々にはヘビーな内容なんだなと感じました。
私は自分が体験してきたことだから、まあそんなもんかなっていう感覚ですけれども、そうではない読者の方々にとってはちょっと重たい?
読むのにエネルギーが必要だと書いてくださった方がいましたけれども、やっぱりそういうことなんだなっていうのを今頃感じているというそんなところです。
思うのはですね、毒親問題に限らず、私たちはこれが正しいという決まりみたいなものの中で生きていると思うんですね。
例えば、私の家は本に書いたような母が無菌室にいるような人で、そこからちょっとでもはみ出した話は受け付けないっていうそんなことがありました。
それぞれの家庭にそれぞれのルール、暗黙の了解みたいなものがあって、正しいルールみたいになっていると思うんですね。
そこにやっぱり適合していくっていうことを、私たちは特に子どもの時は必死でやっているわけですね。
そのこれが正しいというルールが他の家庭に比べて極端に違っていると、友達同士であってもなかなか分かり合えなかったり、ぶっちゃけられなかったりっていうことが起きてしまうんだなと思うわけです。
本来私たちは何かを修正しなきゃいけない、自分の悪いところを直さなきゃいけないみたいなことではなくて、私たちはそもそももう完成品なんですよ。
私たちがこう感じているっていう、それに沿って生きていけばいいだけの話なのに、そういう世の中の正しいとされることに一生懸命適合しようともがいているうちに、だんだんおかしくなっちゃうっていうことなんじゃないかなって思うんですね。
毒親問題もその中の一つなんですよ。だからこれは色々な人にとって起こりうるお話で、今回は私の毒親体験でしたけれど、そうじゃない場面でも、これってこの場面でも同じだなって思えることがいっぱいあるんじゃないかなというふうに思っています。
生きていく中でいろんなことがありますけれども、私が皆さんに言いたいのは、私たちが欠陥品で何かを足りないことを習得しなきゃいけないとか、修正しなきゃいけないんじゃないんですよ。そもそも私たちは完成品なんです。
そこに戻ればいいだけなんですね、きっと。そういう意味でも原点に帰ろうってことなんだと思うんです。
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たまこでした。