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おはようございます、たまこです。昨日、娘イチヨシの映画、ヤンヤン夏の思い出という映画を観ました。
エドワード・ヤン監督の映画です。その中で素敵な言葉、思わずメモを取ってしまった言葉がありました。
人生をやり直す必要などない、青春をやり直すチャンスがあったけれど、結果は同じだったんだ。
この映画は、両親と姉・弟、それにおばあちゃんという5人家族のそれぞれの心情を巧みに描写した映画なんです。
この言葉を言ったのは、この家庭のお父さんです。 お父さんは、昔の恋人にある日ばったり会うんですね。
この人たちは、昔、学生時代、相思相愛だったんだけれど、いろいろあって、彼の方から急に姿を消してしまうんです。
その後、もう何十年も経って、ばったり会った。そして、一緒にまた、昔の寄りを戻すのかなという予感がする場面がいろいろあったんだけれど、でも結局は一緒になりませんでした。
もう一つ、この家のお母さんの方です。 ある日、お父さんが帰ると、わんわん泣いているんです。
おばあちゃんが倒れて、植物状態になっちゃったんです。意識が戻らない。
自宅で介護するんですけれど、意識が戻るように、たくさん話しかけてあげてね、お医者さんにそう言われました。
家族が入れ替わり立ち帰り、おばあちゃんの部屋に入って、今日あったこととか、いろんな話をおばあちゃんにするんです。
お母さんがこんなふうに言うんですね。 おばあちゃんに話す話は、今日朝起きてから夜寝るまでこんなことをしたということだけで、3分もあれば終わっちゃうのよ。
私って何? その気持ちすごくわかる気がしました。自分には何の価値もないんじゃないか。
なんとなくルーティンをこなしているだけで、私何の役に立っているの? 話すこと何もないじゃない?みたいな、すごくわかる気がします。
その後、修行に行っちゃうんですよね、このお母さん。 そしてその修行の場でですね、いろいろその修行に来ている人たちが、みんな自分の話をする場面が
新しいんだけれど、結局そこでもみんな毎日同じことを話すのよねって。 そう気がついて、結局また戻ってくるんですね。
つまり、本当に人生をやり直す必要なんてないんだっていうことを、私も今、離婚問題に直面しています。
なんだか、振り出しに戻ってしまって、また一からやり直しなんだっていう気分になってしまいます。 主人にもそう言われました。お前は人生棒に振ったんだ。
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でもね、そうじゃないんだってことに気づいたんですね。 振り出しに戻るんじゃなくて、単に次の章に進むだけ。
次のステップに上がっていくっていう、そういう感覚でいいんじゃないかななんて思いました。 とても素敵な映画でした。
ヤンヤン夏の思い出。 それではまたお耳にかかりましょう。玉子でした。