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こんばんは、たまこです。
私は歌を習っています。
そして、歌も詞によってですね、自分なりのいろんな解釈があったり、そこに思い入れがあったりして、
こんなふうに伝えたいとか、このことを伝えたいとかっていうことが湧いてくることがあります。
それをね、あまり強く出してしまうと、あまり良くないということなんです。
どういうことかというと、歌の解釈、歌詞の解釈というのは、聴いている人に委ねようということなんです。
聴いている人に委ねよう、それは私の歌の先生に教わったことですけれども、
そこってどういうことかというと、
例えば、その歌に対する自分の思いとか、いろんな体験だとか、いろんなシーンが浮かんだりして、
その歌にどっぷり浸かるとですね、ちょっと歌いながら泣けちゃったりとか、いろんな感情がこみ上げてきたりとか、いろんな現象が起こるんですよ。
それをライブで歌うときに、全面に出しちゃうとか、自分が歌いながら浸っちゃう状態になってしまうと、聴いている人が感じられなくなっちゃうということがあるように思うんです。
ですから、そういったことはもちろん、とことん浸って感じ尽くして、一度、例えば、こみ上げる感情だとか、涙が出ちゃうとかっていうことは体験すべきなんですけれど、
そこを越えてですね、もうちょっとさらっと歌うっていうのかな、なんかそういう状態に、その域に行けると、聴いている方にそれぞれの解釈が湧いてくるっていうような、何かちょっとゆとりのようなものが出てくるということのようなんです。
なかなかその域に行っていないんですけど、そこがまた歌の練習をしていく中で楽しいなということなんですね。
実は今日ですね、久しぶりにレンタカーを借りてポーラー美術館に行ってきました、娘と2人で。ロニホーンという1955年生まれ、ニューヨーク在住の写真あり彫刻ありドローイングありという非常に多彩な女性のアーティストの作品をいろいろ見てきたんですけれど、そこから帰ってきてですね、娘が同じこと言ったんですよ。
私ね、ちょっと吹っ切れたことがあると、それは何か作品を作らなきゃ、何か人に感動してもらうものを作らなきゃっていうふうに自分がすごくプレッシャーを感じていた。
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でもそうじゃなくて、自分の作りたいものを日常的に何か作っているっていうその状態でいいんだよねと、そうじゃないと逆に人に感動って与えられないんじゃないか、なんていうようなことを言ったんです。
あ、それってさっきの歌の話と一緒だよっていうことで、ちょっと2人で盛り上がってしまいました。という、何かちょっといいリフレッシュになった日曜日だったなというふうに思っています。
皆様の週末はどんなふうにお過ごしでしたか。ということでまたお耳にかかりましょう。たまこでした。