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こんばんは、毒親育ちサポーターのたまこです。
事実なんてどうでもいいのよ、という田中優子さん演じる校長の一言。
これ、結構印象に残っています。
何の話をしているかというと、怪物という小麗田監督の映画を見てきました。
これ、見たのは実は先週なんですけれども、1週間ずっと何となく自分の中で温めていた、そしてずっと何か考えていたな、という映画なんです。
事実なんてどうでもいいのよ。
で、その後にですね、守ることが大事なのよ。
何を守るかというと、学校を守ること。
学校を守るという意味は、自分たちの職を教育委員会に問題にされたりしないような形で、波風立てずに守ることが大事なのよ、というふうに私は理解しましたけれども。
そんなふうに、事実なんてどうでもいい。守ることが大事なのよって、それすごく苦しいことですよね。
本人は、そういう事実をないがしろにしているということについて、自覚があるんですね。
役柄の中での背景もあって、自分が嘘をついているということを認めているんですね。
それをわかっていながらでも、そうせざるを得ないという苦しさって、ずっとその人の一生に暗い雲を重くかぶせてしまっているような、そんな印象がありました。
その苦しさ、暗さ、そういったものを田中優子さんが実によく演じていらっしゃるなというふうに感じたんです。
これは、もしかしたら、俗に言う毒親、毒母に通じるんじゃないかなって思ったんです。
毒親って、私にとっては、自分の抱えている問題に向き合おうとせず、全くそれを改良、改善しようとしていない、それが理由で子供に愛情を注げない人だというふうに思っているんですね。
ですから、自分の問題に向き合わないということと、事実を無視して何かを守ってしまう、自分の権利とか、人に責められないように守るということって、ちょっと通ずるんじゃないかなって思いました。
この映画、もっともっと語りたいことがいっぱいあるんですけれども、今日は、事実なんかどうでもいいのよ、という言葉がすごく印象に残っていたので、その話をしました。
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皆さん、おすすめです、この映画。ぜひご覧ください。田中でした。