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たまここと今井陽子がお送りする毎日がちょっと楽しくなる3分フリートーク
暗黙のルールに縛られない、これってすごく大事で心地いいことだなぁと思うんです。
今日は実は娘の大学の卒業式だったんです。
私そのことを知らされたのは、なんと昨日の朝というのも娘は何にも言わないし
卒業式って3月の半ばだよねーと思いながら袴とか着なくていいの?って聞いたところ
娘は、いいのいいの袴着たくないからって言うんですよね。
何を着るんだろうってさっぱりわかりませんでしたけれども
なんか自分でイメージがあるらしくて、じゃあまあ任せておこうということで放置していました。
案の定前日の段階で何を着ていくかということをどうやら決めていなかったらしいんですね。
でも袴じゃなくて洋服でいきたいっていう意思があったようなので、黙って見てよと思いました。
昨日出かけて帰ってきたのが、夜8時とか9時とかそんな時間だったと思います。
何やらワンピースを買って帰ってきたんですよね。
着てみたらそれ可愛いんですけれど、色がですね、すごい明るいんですよ。黄色。
美大なので色んなお洋服を着る方がいらっしゃるんだろうと思いますし、私の時代とは違ってみんな自由なんだろうなと思ったので、本人に任せることにしたんですよ。
ところが娘、何をしだしたと思いますか?
私のクローゼットを開けて、ママのスーツこれはどう?このワンピースはどう?って始まったわけですよ。
自分が買ってきたものに比べて、私の持ってるスーツだとかワンピースを色々着てみたら、そっちの方がいいって言うわけですよ。
結局ね、私が仕事でも使っているイチョーラのスーツ、これを上下セットで結局着ていきました。
それが一番いいって言うんですよ。
で、インナーのブラウスもちょっとフリフリのものを私のタンスから引き出して、それボタンつけて着てきましたよ。
全部私の服。もうなんてこったと思いますけれども、着た姿を見るとね、私が着るよりかっこいいんですよね。
大きくなったもんだなというふうに思いました。
卒業式には参列はできません。言えばできるのかな?
しません。親はほとんど行かないです。
なので、ストリーム配信を自宅から見ていたんですね。
学長の話がなかなか良かったです。
数代前の学長が90歳で亡くなったそうなんです。
この方も女性で、当時としては珍しいワーキングウーマンを貫いたというね、そういう強い信念のある方だったっていういいお話をしてくださいました。
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つまりね、暗黙のルールに流されない、そういう強さとか信念とかっていうのがあるというこの大学の特徴、
それを皆さんがこれから社会に出ても思い出してねっていうような温かなメッセージで、これはいいお話だなというふうに思いました。
暗黙のルール、ありますよね。
卒業式でも私の時にはみんななんとなく黒いスーツを着なきゃいけないとか袴を着るもんだとかっていうのがあって、全員似たような格好してましたよ。
でも娘の大学は全然違いました。
スーツの子がいれば、ワンピースの人もいれば、袴を着てる人もいるし、髪の毛だって色はもういろいろです、本当に。
シルバーの子もいれば、なんか金髪の子もいれば、まあでも私それはそれでいいなって思いました。
それが自然なんじゃないかなって思いました。
暗黙のルールに縛られない、そんなふうに生きていきたいものだなというふうに感じた今日の卒業式でした。
今陽子がお送りしました。
それではおやすみなさい。