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ラジオドラマ・シアワセの高取家
福岡市沢楽の二世帯住宅に暮らす高取家。
パパとママと娘と息子、そしてジージバーバの6人家族は、
ごく普通に生きてきて、ごく普通に暮らしていました。
平凡な人々と平凡な毎日。
それでも高取家の人々は、とてもとても幸せなのでした。
謎の手紙その3(
どうでしょう、名探偵ひとみ。
あという字と、とという字が、それぞれ一文字だけ大きく便箋に書かれた、
二通の謎の手紙がうちに届いている。
それも差出し人も宛名も書かれていない。
そして二通目には牛乳瓶のふたが入っていた。
と。うーん。
鉄蔵刑事では全く解決できないということで、
先ほどみちこ夫人から依頼を受けたのだが、
どう思うね、大助少年。
俺少年なん。
そしてまた、きょう三通目がうちの郵便受けに投函されていた。
なんと三通目か。
わがたかとりきょうをおびやかす謎の手紙。
三通目は何が書かれているのか。
名探偵ひとみ、ご開封を。
うーん。
こ、これは。
何が書かれているんですか。
大助少年、読んでみなさい。
う、だけしか書いていらんけど。
やっぱり一文字。
そして封筒の中には、
牛乳瓶のふたが一枚入っとる。
またふた。
それさ、瞬間にやっとけば?
最近お父さんと銭湯に行ってからふた集めブーム到来中やし。
最近牛乳瓶見らんけん。珍しかったっちゃろ。
そういや、俺がきのころ、よく親父と牛乳瓶のふたでめんこやっとったな。
そんなんいいけん。
つーよりさ、これ。
この字、味わいのある字。
その味わいって何よ。
大ちゃんにはわからんと?
このへったくそな文字から醸し出されとる何かが。
わからんけど。
うそー。
なんもわからん。
親父もさじ投げたやろ。
そうけんな謎解きめんど、いや難しいわ。
お父さんは謎解くのあきらめとらんよ。
ひとみちゃん、謎解いてくれんね。って言ったもん。
それさじ投げとるよ。
あとお父さんから、きのう郵便受けの近くで大助がうろうろしとったのを見たって目撃証言があったんよね。
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え?へー。
もしかして、この手紙、書いたの、大ちゃん?
ちがうって。
じゃあなんで郵便受けんとこおったん?
なんも買っとらんって。
ほー、なんか買ったん。
別にたいしたもんやねーし。
レアなフィギュアのカスタムパーツと。
そう、それが届くのが待ちど、
しまった。
ほほー。
さすがは名探偵ひとみ、よくぞ見破った。
あ、う、と。
あ、手紙の文字と同じ。
うるさい無駄遣いオタク。
うるせー。