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ラジオドラマ・シアワセの高取家
福岡市沢楽の二世帯住宅に暮らす高取家。
パパとママと娘と息子、そしてジージバーバの6人家族は、
ごく普通に生きてきて、ごく普通に暮らしていました。
平凡な人々と平凡な毎日。
それでも高取家の人々は、とてもとても幸せなのでした。
高取家の人々、その4
えーっと、玉ねぎと人参、しめじ、あとお豚肉ね。
私は高取みちこ。小倉生まれ小倉育ち。
長年看護師として病院で働いて看護師長にまでなったけど、
孫のマリンが生まれたのをきっかけに退職。
人見さんとは彼女が学生だった頃、私の勤める病院に通院していたことで知り合った仲。
こんな子が息子と結婚してくれたらなーって思っていたら、
とんでもない奇跡が起きて、今じゃ家族に。
本当に人生って面白い。
んふんふんふん。
あら、冷蔵庫の奥から鮭の切り身が。
うわ、これ賞味期限オーバーしとうやん。
よし、大助とお父さんのおつまみにしよ。
うーん。
素現して、ふるかとは処理されるとですね。
高次郎君、向こうにおってって言ったやん。
いや、なんやらみちこさんがブツブツ言えるけん大丈夫やろかーって思ってですね。
ただいまー。
マリン、おかえりー。
おじちゃーん。
あー、なんかおいしそうな。
ねえ、ばあばあ、それ食べていい?
だめ。
えー、食べたらいかんと?
これ、うーんと、いろいろとあるけんね。
いいにおいやーん。
高次郎、用事すませたんならさっさと帰れよ。
素現こと言わん。仲良くし。
はい、ビール。
うめー。
じゃあ、この焼き鮭食っていい?
いいよー。
いただきます。
この鮭、うめー。
あら、高次郎にはないと?
あとはお父さんの。
それが特別なもん。
よそ者の俺がいただくわけにはいかんけんね。
ばあばあ、この鮭のパッケージにある賞味期限。
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あのね、賞味期限ってのは、この日まではおいしくいただけますって目安やけん。
ちょいとすぎたけんって、別に食べちゃいかんことないとよ。
めちゃくちゃすぎたわ。
大丈夫とよー。
ばあばあ、いつもこんなして、残りの。
おいしい!
奥にある複雑な味は絶対外では食べられんよな。
まさにいつものお袋の味。
なんも知らんっていうのは、幸せなことやね。
かー幸せー。
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