高齢者向けのプログラミングワークショップをやっていて、実際に使えるアプリが作れるビジュアルプログラミング環境ってほんと少ないなって思った話をしました。 #プログラミング #声日記 #ちえラジプログラミング
- Scratch - Imagine, Program, Share https://scratch.mit.edu/
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サマリー
「ちゃんとやれる」ビジュアルプログラミング環境に関して、主にApp Inventorを使用したプログラミング授業の取り組みが紹介されています。特に、高齢者向けのワークショップにおける学びやビジュアルプログラミングの課題について考察がなされています。
プログラミング授業の取り組み
ちえラジChat火曜日始まりました。今回はプログラミングについてということで、ちゃんとやれるビジュアルプログラミング環境についての話をしようと思います。
今、高齢者施設でプログラミングの授業というものをやっています。ここではApp InventorというAndroid向けのアプリケーションを簡単に作れる環境、こんなものを使ってこんなことができるよというワークショップをやっています。
iPhoneもね、動かすだけだったらできるんでね。皆さんiPhoneもAndroidもお使いの方も参加していらっしゃいます。
今の時点では順次判断繰り返し、あとはプロシージャを作るっていうね、とりあえずApp Inventorでアプリ作るならこれはないとねっていう要素は一通り探れたと思っているので、
とはいえもうちょっとアプリ作ってる例を体験しないとわからないよみたいなことを言われているので、
あと3日分ぐらい時間があるので、そこを使ってなんかひとつアプリを作ってみようみたいなことを考えているんですが、
まあここはね、結構中学生向けの講座の時はここから自由に何か作ってみようとかいう方でいきなり3日目に突き放してしまってもなんとかなっちゃったんですけど、そうはならないよっていうところがなかなか難しいところでもあります。
まあApp Inventorという環境が他の人の真似をしづらいっていう難点もあるので、一概に参加者のせいとは言い切れないところもあるんですが、やっぱここは層が違うなって感じるところではあります。
ただこのApp Inventorって本当にいかんせん情報は少ないんですよね。
日本語での作例紹介とかほとんどないし、英語圏にも若干ながらあるとはいえほとんどないし、
公式のドキュメントも結構はぬけで、わかってる人しかわからないレベル。
まあAIを使えば調べるついでに翻訳まで全部やってくれちゃうので、英語の文献なんかもだいたい簡単に読めるんですが、
ビジュアルプログラミングの課題
まあでも今回プログラミングの話ですら大変なのにAIの使い方とか云々まで話を突っ込んでいくっていうのは正直無謀なんですよね。だからそんなことはとてもじゃないけどできない。
結局だから例えば授業中以外で練習するにはどうすればいいですかって言われたとき本当困るんですよ。
まあScratchが比較的挙動として近いからScratchでいいかなーみたいな気もするんですけども、それだったら最初からScratchでいいじゃん的なね。
なんか動いてる感を全面に出したいからっていうことでとりあえずApp Inventorを選んだには選んだんですが、これで良かったのかなーってずっと思ってはいますね。
とはいえScratchだと実際に使えるアプリは作れないし、そもそもスマートフォンで動かせるものを作れる環境なんてほとんど他にないし、いやここは厄介だなっていう風に思うところです。
まあそもそもねビジュアルプログラミング環境でちゃんとした使えるものが作れる環境ってほとんどないんですよね。
ウェブ上で動くようなものでもいいし、パソコン上で動くでもいいし、スマートフォンで動くでもいいし、何でもいいんですけれども、
とにかくビジュアルでブロックを積み上げる感じで処理を作って、それを実際に動くプログラムにできるってそんな環境が自分の知ってる限りはないんですよ。
なんかこの辺はね、プログラマーが本気でこういうの考えてないんだなーって考えてしまうところでもあります。
プログラマーはコーディングだろ。コーディングができればいいじゃない。他に何もいらないっていうよね。
でも思いを形にできるのがプログラミングなので、やっぱりそれはコーディングである必要がない。
実際、ロボット制御とかそっちの分野は結構ブロックベースの環境が増えてるって話も聞いた記憶がありますし、
なぜデスクトップとかスマートフォンとかの環境はプログラミングがこうなのかっていう気もします。
なんかもっと簡単にプログラミングができる環境が増えてくれればいいんですけどね。
コーディングが好きな人もビジュアルプログラミングが好きな人もどちらも満足できるような環境。正直作れると思うんですけどね。
はい、というところで今日のお話はこれぐらいで終わりにしていきたいと思います。
明日、水曜日SIDE BEACH CITY.のWeb配信についてということでお話ができればと思います。ではでは。
04:09
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