00:06
① トドマル事を知らない時の中で
いくつもの移りゆく街並みを眺めていた。
幼すぎて消えた。
帰らぬ夢の面影をすれ違う少年に重ねたりして。
無邪気に人を裏切れるほど何もかもを欲しがっていた。
分かり合えた友の愛した人でさえも償うことさえできずに。
今日も痛みを抱き夢中で駆け抜けるけれども。
明日は見えず勝利も敗北もないまま。
孤独なレースは続いてく。
人は悲しいくらい忘れてゆく生き物。
愛される喜びも寂しい過去も。
今より前に進むためには争いを避けてとれない。
そんな風にして世界は今日も終わり続けてる。
果てしない闇の向こうに手を伸ばそう。
誰かのために生きてみても。
03:02
心のまま僕は行くのさ。
誰も知ることのない明日へ。
優しさだけじゃ生きられない。
別れを選んだ人もいる。
再び僕らは出会うだろう。
この長い旅路のどこかで。
果てしない闇の向こうに手を伸ばそう。
言えることない痛みなら。
いっそ引き連れて少しくらいはみ出したっていいさ。
夢を描こう。
誰かのために生きてみたって。
心のまま僕は行くのさ。
誰も知ることのない明日へ。