1. 現役リフォームプランナーの業界裏話
  2. 不倫は社会学だ‥という話 #323
2025-03-01 16:44

不倫は社会学だ‥という話 #323

家族と不倫関係を見ると、当時の社会が見えてくる‥というお話です。
このテーマ、まだ続きます。

【市場性さんの質問🐦】
社会病理をつぶさに追うなら、サブカルですね。
お偉いポジションで机上から考えていても本質はわかりませんね。
昔から漫画になっていたということは、不倫は、やはりオーソドックスだったのでしょうか?
『不倫は文化だ』発言でお馴染みの石田純一事件は、あの時が価値観の変わり目だったのでしょうか?
昔、性に対して厳格(抜け道多数、必要悪)⇔今、性に対して寛容(非道徳的なものへの嫌悪)
変化した感がありますね。


▽『天才は現代の社会病理を描いている‥という話 #314
山岸凉子回
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サマリー

このエピソードでは、不倫の歴史や社会における認識の変化について語られています。特に、山岸亮子の漫画が不倫に対する意識形成にどのように寄与したのか、ドラマの影響が大きかった点が取り上げられています。また、不倫をテーマとしたこのエピソードでは、当時の社会における不倫の現象やその周囲に影響を与える要因についても触れられています。特に、結婚の早さや社会的背景が不倫に与える影響について詳しく掘り下げられています。

不倫の歴史と意識の変化
お聞きの皆さま、おはこんばんちは。現役リフォームプランナーの寸尺かんなです。 今日こそは不倫についてお話ししようと思います。このテーマのきっかけは、ちょっと前にですね、漫画家の山岸亮子のテーマでお話ししたときに、市場生さんからコメントをいただいたのがきっかけなんですよね。
前回は、それにお答えするはずが石田純一に脱線したというのがあったんですけれども、もう一度市場生さんのご質問を繰り返すと、この山岸亮子の漫画の題材にされるということは、結構以前から不倫というのはあったということですかと。
石田純一が不倫は文化だという発言をしたこととか、そのあたりが価値観の変わり目だったのでしょうか。昔は性に対して幻覚、例えば抜け道が多数あったり必要悪だという捉え方、現在は性に対して寛容、非道徳的なものへの嫌悪というふうに変化した感があるように思いますという、そういった質問だったんですね。
確かにこの不倫というものの捉え方が今と、そしてちょうどこの山岸亮子が漫画で描いていた頃、80年代、90年代はちょっと変わってきてるんだろうなっていう、すごく面白いテーマだと思ったのでお話ししようと思いました。
不倫という言葉自体がですね、すごく変だと思いません。だから、結婚外の恋愛を不倫という言葉をある時から急に確か使い始めてるんですよね。不倫ってそもそも倫理に反するっていうような言葉なので、確かにね、誓い合った夫と妻以外の、妻と夫婦に限らずですね。
ちゃんとお付き合いしているカップルがそれ以外の人と浮気したり、性的関係を持ったり恋愛したりするということは道徳的ではないということになるのかもしれないんですけれども、その道徳的でないから不倫っていうね、すごい強い言葉だなと思うんですよね。
意外に、ちょっと変な言い方ですけど、男女の密通。密通っていうのは、密かに通じ合うっていう言葉ですけれど、これが不倫っていうふうに言われるようになったのって割と最近なんですよね。私が少なくとも把握しているのは80年代ぐらいから使われだしたように思うんですよ。
これもなんかドラマとかそういったことも影響してたのかなと思うんですよね。私自身はね、見てはないんですけれど、金曜日の妻たちへっていうドラマとか、これは郊外で暮らすいろんな家族が、結婚だから当然して家庭を持っているんですけれど、家庭外の異性に興味を持ったり、実際に恋愛関係になったりっていうようなことをドラマにしています。
これはね、私が当時まだ自分は若者だったので、明らかにこの金曜日の妻たちへっていうのは大人のドラマなのでね、全く自分の関心外だし、その登場人物たちが自分の年齢よりははるかに大人だったので見てないんですけれど、確かそういうような内容だったと思うんですよね。
これが社会現象になるぐらいすごく視聴率が良かったんですよね。このあたりからなんとなく、結婚している夫婦以外の人に好意を持ったり、恋愛関係になったりすることが不倫というふうな言葉でくくられるようになったんじゃなかったかなと思うんですよね。
違ったらまた誰か教えてください。でも、つまりそれぐらい比較的最近なんですよ。最近って言ってももう2,30年、もう40年ぐらい前にはなりますけれど、100年も200年も前から不倫って言われたわけではないんですよね。
逆に今は不倫という言葉が恋愛以外でも使われるようになってきている感じがして、最近例えば芸能人が多目的トイレで女性と密会していたりとか、水泳選手が子どもを保育所に預けた後に女性を呼びつけてラブホで会っていたりとか、
そういったことが結構報じられたりとかありましたけど、こんなのも不倫というふうに書かれたりしてて、これは不倫じゃないんじゃないのと思って、不倫というのは逆に、最近の例で言うと、東でマサヒロがカラター・エリカっていう若い女優さんと恋愛関係にありました。
東では、アンと夫婦だったんですけれどね。子どももいて、確か3人ぐらい子どもいらっしゃったと思うんですけれど、このカラター・エリカと映画で共演してから恋愛関係になってたんですよね。
これはもう劣気とした、当時で言う不倫という言葉に該当するなと思うんですよね。それから後は、もうちょっと前になると、ベッキーがゲスの極みなんちゃらっていうバンドの人と真剣恋愛して、また嘘までついちゃって、ものすごい社会的に制裁を受ける、すごい不倫の代償を払わされたっていうことが記憶にありますよね。
あれももう劣気とした不倫だったなぁとか思うんですけれど、不倫という言葉はさておき、つまり結婚とか正式なカップル外の男女関係のことを言うとすると、確かに数十年前と今とではちょっと変わってきてるのかなというかね。
だからこういう婚外恋愛、一つとっても世の中というか世相が違ってきてるのがわかるなっていうのは確かに思いますね。
あと出会いのチャンスが今の方が簡単に出会えるようになったんですかね。その出会い系アプリとかそういったものもすごく発達して、デジタルというかネットで人と人がつながりやすくなったっていうこともあって、
お互いにすごく明確に目的をはっきりと言い合って付き合い出せるというんですかね。だから私はとにかくこの空いた時間でリスクを少なく、本当に楽しく時々会えたらいいんですみたいなね。
昔はやっぱり自分の範囲、何メートル圏内の人としか当然出会わないので、例えば同じ職場とかそういった生活圏の中で出会う者同士の中からそういう深い人間関係が起こりますので、よりちょっと密度が高くなるっていうのはあるのかもしれませんよね。
女性の働き方と不倫の関係
私自身が自分が見てきた自分の世代の不倫についてお話をするとすると、ちょうどこの山岸亮子の漫画の80年代後期から2000年代ぐらいっていうあたりでほとんど似た感じだと思うんですけれど、この頃っていうのはまだまだ女性がずっと仕事するっていう社会じゃなかったんですよね。
今考えるとほんのちょっと昔、本当にまだたった10年、20年、30年ぐらい前が全然今とは違う社会だったんですよね。女性はもうまず短大か大学を卒業したとしてもさっさと結婚して家庭に入るっていうのが一般的だったんですよね。
そうじゃない女性、だから仕事をずっと続けている女性及びずっと独身で仕事を続けている人っていうのもすごく少なかったんですよね。
なので、あくまでも今不倫っていうのを働く女性の目線で見たときに、自分が働いていて、自分の班計、仕事周りとか、自分の勤めている会社内及び会社外で自分が仕事で取引したりとか、会ったりする人とか、
そういった人たちはほとんどみんな寄婚男性ばっかりだったんですよね。もちろん自分が若い女性で、同世代ぐらいの男性とさっさと会社で知り合ったとしてもさっさと結婚したら結婚したとほぼ同時に、もしくは最初の赤ちゃんを作るか作らないかぐらいでことぶき退社するっていうのが一般的だったんですよね。
なので、最初こそそういうふうに割とフラットに独身の若い男女が同じ社内とかそういったところで出会うんですけれども、もしくは同じ大学とか、そういう幼馴染とか、そういう自分の修学中、学校とかで知り合っている相手とそのまま交際を長く続けて結婚するかですよね。
ところがですね、このタイミングを逃した場合、ずっと働いている人にとってはですね、どんどんどんどん独身の相手と知り合うチャンスっていうのは減っていくんですよね。
一方、男性側はずっと早めに結婚してしまっているので、社内で知り合う男女はですね、働き続けている女性は独身が多いんですよね。
男性の方は結婚者が多いと。独身で余っている男の人というのは若い人たちになるので、徐々に自分自身が年齢を重ねていくにつれて、そういう自分と年齢バランスが合う男性で独身の人というのが減ってくるということが起こっちゃうんですよね。
しかもですね、時代がちょっと今と違ってですね、やはり年長の男性の方が稼ぎが良くて、大人としていろんな経験値があるということでですね、自分の同世代の男性よりも輝いて見えていたということもあるんですよね。
たくさんお金を持っている。結婚しているという余裕もあるんですよね。独身で、例えば私が今25歳の若い女性で、30代とかもっと上の方かな、35歳以上の男性と交際するとしたときに、
同じ世代で独身の男の人よりもですね、不思議に才持がある男性の方が何か余裕があるというか、何か落ち着いて見えたりというプラスに作用するんですよね。
そういった大人の魅力を持った既婚男性がお金もそこそこ持っていて、女性あしらいも上手で、美味しいお店とかいろいろ情報もたくさん持っているとなるとね、自分と同世代でまだそんなにお給料も良くなくて、もちろん美味しいお店とか、そんないろんなことを知らない男の人といるより石田純一みたいな人といる方が当然面白いということがあったんですよね。
だから、中年男性なんてキモいとか、人回り以上上の男の人と付き合うとか、今の若い人から見たら信じられないと思われるかもしれないんですけど、当時は割と普通でした。
私、自分のことだけ言わないのはずるいと思うんですけど、私はすごい年上の人とは付き合ったことがなくて、でも周りの私の友達とかは、みんな最低でも7、8歳上の男の人と付き合っている女性が多かったです。
特に女性として魅力がある人、可愛かったりモテそうな女の人っていうのは、やっぱりそういう大人の男の人からモテてましたね。
そういえば同じスタイフ仲間のマリミハさんはファッションの業界で働いているデザイナーさんなんですけれども、彼女なんかは自分の周りではそんな不倫している人はあまりいなかったっておっしゃってましたね。
これは多分ね、ファッションの世界っていうのはみんな同じ世代の男女がすごくたくさんいる業界だと思うんですよね。美男美女が多くて華やかで、で割とね、いろいろ出会いのチャンスも多くて、ちょっと普通の一般的な会社とかで勤めているのとまたちょっと雰囲気が違うと思うんですよね。
もちろんでもね、実はこの業界は業界でめちゃくちゃ不倫はしてたと思います。単にマリミハさんが早く結婚されているので知らなかっただけで、もしマリミハさんが独身でずっと働いているか、あるいは結婚したけれどもすぐ離婚したりなんかしてたら、あっという間に年上の業界の男の人がね、わんさか寄ってきたと思うんですよ。
だからね、これはたまたま結婚のタイミングが早かったっていうことが一つの理由だと思います。
不倫テーマの今後
はい、というわけでね、この程度しか話が進まなかったんですけれど、不倫のテーマはなんで私がこんなに不倫を話しするかって何なのっていう感じだと思うんですけど、
不倫っていうかね、不倫そのものがね、あの当時の社会を映している鏡だったっていうところがあって、とってもとっても興味がある題材なのに、なのになかなかね、これがあんまり表舞台で話題になることがないというか、すごくタブー視されている部分があって、
でもね、正直私が生きてきた、私がリアルに当時若い女性として生きてきて、その半径何メートルずっと見渡したときに、もうね、正直言うと8割ぐらいの人が不倫してたんですよ。
だから、絶対マイノリティじゃないんですよ。不倫経験をしてない人の方が絶対少ないと思うんですけれど、これはあんまり一般的には語られないんで、語りようがないっていうのがもちろんあると思うんですけど、ここまで多いっていうのは絶対にね、社会に大きな影を落としているということは間違いなく言えると思うので、なのでね、私はすごい興味があるんですよね。
ここは誰も、例えば今の少子化問題であったり、みんなが結婚しなくなった、未婚社会になったことであったり、いろんなことの説明として、この不倫というものが実は一つの要因になっているんじゃないかっていう角度では、なかなか語られないっていうのがあるので、単純に興味があるんですよね。
はい、というわけでね、不倫のテーマ、市長生さんの質問に完全にはお答えできてないんですけれども、何回かに分けてね、連続かどうかあれなんですけれども、また不倫テーマを時々話そうと思います。
ちょっと今、夫の父がですね、ちょっと意識がないまま不安定な状態で入院しているということもあって、時々ね、病院から呼び出されたりっていうのがあり、少し配信ペースがね、乱れてるんですけれども、私はとりあえず元気ですので、ご心配なくということで、引き続き今後ともよろしくお願いいたします。ごきげんよう。
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