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2026-02-13 07:01

2023バレンタイン企画《創作昔話|風神さまとさくら山》スタエフ400回再生記念♪

[バレンタイン💕スペシャル] 創作昔話 『風神さまとさくら山』    

作・agutami   

原案・せきね  

読み手・村の鍛冶屋

#バレンタイン 企画

創作昔話 『風神さまとさくら山』

https://stand.fm/episodes/63eaf4811fe9e7081e9082ca

スタエフ2023/2/14配信 400回再生

===[BGM認可済]===

#道 / #knit(ニット)

===[knit](ニット)===

情熱的なパーカッションの編成によるインストゥルメンタルバンド

[knit(ニット)] (勝手に特設サイト)

https://scrapbox.io/sekine97Metalya/knit

#knit(ニット) #knit #ニット #インストゥルメンタル

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〜〜〜続編もどうぞ♪〜〜〜

【Ep.2 和平とさくら】(ライトノベル調) https://stand.fm/episodes/64c352b9ac142d20ffbbbd4a 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

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#朗読 #風神さまとさくら山 #風神さま #agutami #創作昔話 #あぐたみ

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サマリー

昔々、風神様の見守る山で木こりの和平は傷ついた珍しい鳥「さくら」を助けます。夜、さくらは人の姿となり、風神様への感謝を伝え、嵐の夜に風神様と共に去っていきます。翌朝、和平が山へ行くと、そこは満開の桜に覆われた「桜山」となっていました。

木こりの和平と傷ついた鳥
創作昔話 風神さまとさくら山 作あぐたみ 読み手村の鍛冶屋
むかーしむかし そのまた昔のお話しです。
いくつも世紀を越したある村に和平さんという木こりがおりました。
新人深い和平さんは、「お山の木が見事に育つのは、この地の風神さまが見守ってくださるからじゃ。ありがたや、ありがたや。」
と、お山に親城を建てて、毎日拝みに行きました。
ある日和平さんがいつものように山へ入ると、
どこからともなく、チッ、チッと顔不足、弱々しい鳥の鳴き声が聞こえてくるではありませんか。
おや、これは様子がおかしいの?
和平さんは耳をそば立てながらあたるようぐるりと見渡すと、
よし、とばかり小川に向かって木びすを返しました。
するとそこには何やら色の珍しい手追いの文長が一羽、川べりにうずくまってちいちい鳴いておりましたので、
こころでの広くてまっすぐな和平さんは、「こりゃいかん。」と早速手ぬぐいを出して、
それにやんありくるんでやると、大事に懐へしまって家へ帰りました。
来る日も来る日も、それはそれはしんみに手当をしてやりました。
と、そのうち和平さんの家の軒下の鳥かごからは、
チッ、チッと元気な文長の声が聞こえるようになりました。
その色の珍しい文長からは何とも良い桜の香りがするようでしたので、
和平さんは、「さくら。」と名付け、家族のように可愛がりました。
嵐の夜の奇跡
今年一番の大嵐が来るぞと村中が慌て、しんと静まり返ったその日の晩、
和平さんは、「今夜の嵐じゃ外はつらかろう。」と桜を家の中へ放してやりました。
桜はしばらく家中を軽やかに舞うと和平さんの膝元へ折り伏せました。
すると何てことでしょう、そこには巫女様の小族をまとい、人の姿をした桜がいるではありませんか。
和平さんは腰を抜かしそうなほどびっくりしましたが、心のどこかで、
なるほど、そういうわけかとしみじみ思いました。
こたびは私を助けて下さいまして誠にありがとうございました。
私は夫人様に仕えるものにございます。
この辺りの風雲の様子を見に降りて参りましたところ、
彼方よりの粒手に当たって傷を負い、和平様のお山へ落ちてしまいました。
和平様のこの上ない手当を受け、これ元の通りに飛べるようになりました。
桜、今宵嵐の晩に夫人様が迎えに来なさるのだな。
桜の話を遮るように和平さんは聞き確かめようとしましたが、
そう言っているうちに何とも眠たくなってきました。
はい。
和平様がお眠りなさっている間、桜は夫人様と共に参りましょう。
今までありがとうございました。
この御恩は、桜の声が最後まで聞こえるか聞こえないかのうちに、
和平さんはそのまま眠りについてしまいました。
朝目が覚めると嵐はすでに去ったようでした。
風神様の桜山
戸の向こうから小鳥の鳴き声が元気よく聞こえましたので、和平さんは、
「桜かい?」と慌てて戸を開けてみましたが、
外はみずみずしい田畑がきらきら輝くばかりで、桜の姿はありませんでした。
どこぞの家から転がったたらいの淵に、見知らぬ小鳥がジジジと鳴いて止まりました。
穏やかな風とともに桜のいい香りがしました。
「さて、夫人様にお礼を言わんとな。」
そう言って和平さんがお山を見ると、これは驚いた。
なんと和平さんのお山いっぱいに満開の桜が咲いておりました。
それからというもの和平さんのお山は、
夫人様の桜山と慕われ続け、
春になると村中の人をいつまでもいつまでも楽しませてくれるのでした。
おしまい
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