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2022-07-25 10:56

第148回 一人称について考えてみた3つの事

#一人称 #僕 #ワタクシ #吾輩 #SNSではしっくりこない #主語なし #日本語は一人称が多様 #これからもよろしくお願いします
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00:05
おはようございます。のんきです。今日もゆるゆる生きております。
今日のお題は、一人称について考えてみた3つの事、という内容でお送りします。
今、スタイフの放送では、私は私という一人称を使っています。
日本人なので、当然日本語でしゃべるわけですが、
日本語というのは、一人称、二人称、三人称、いずれも表現がやたら幅があって多い。
これが英語ですと、一人称はアイで、二人称はユーで、三人称になるとヒーとかシーとかゼイとか、多少状況によって違いますが、
基本のパターンは変わりません。
さらにそれに言語構造上、目的格であるとか、所有格であることで多少表記が変わる。
ところが、日本語の場合、所有格とか目的格とかいうのはですね、助詞で表すので、その結果、元になる人称の呼び方、これが多岐に渡っているということですね。
単純に一人称を考えてみても、子供の頃の一般的な僕私、多数派の使い方として、男子は僕、女子は私と一人称がすでに性別で基本形が2つ。
さらに派生でいろいろありますし、今女子が僕なんてのししむきに使っていると、それはそれで好ましく可愛い。
この人称の表現の豊富さという意味で日本語は面白いなぁと思っているのであります。
それがまず人称に関する一つ目。
考察の2つ目。
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ここでしっくりくる一人称が今の私にはどうもないらしい問題。
社会に出るまでは基本的な僕が自分の一人称であり、たまに四国の生まれですので、わしとかわいとかですね、俺が出てきたりですね。
多少揺らぎはありましたが、基本的には僕でこれについて特に違和感なく普通に使っておりましたわけです。
学生を終えて社会に出るにあたり、当時の一般的な常識と言われる考え方の中で、
男子一人称、僕はちゃうやろ、私もしくはわたくしでしょうというのがございまして、
就職してからは自分のことは私、わたくし、
仕事の場、公の場を使い、
プライベート、友人や家族と喋るときは僕という二刀流生活が始まったわけです。
このときも私はあくまで公的な場での一人称で、
長年使ってきた僕に比べてしっくりこない点が多く、それでも一応使い分けというところではそれなりにやれておったわけです。
ところがSNSの時代に入り、
ツイッターだの、フェイスブックだの、インスタグラムなどで、
テキスト表現の中で自分の一人称を考えたときに、
喋る上で長年馴染んできた僕ですらなんか違う、ちょっと違うような感じがあって、
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SNS上の表記はもう揺らぎに揺らいで未だ定まっておらず、
日本語の特性を利用して主語のない文章が増えてしまった状況で、
それはそれでちょっとなぁという、違う意味での違和感を覚えております。
そしてさらにスタンドFM、声のメディアに手を出した時点で、
これまたどうもしっくりくる一人称が見つからない。
なんとなくプライベートなメディアなので、オウンドメディアなので、
ほぼ一人ごとなので、僕でえんちゃうのと最初思っていたんですが、
一人ごとに僕言うかって考えたらそれも違う。
回数を重ね、ある時から一応、一応ですね、
語詞に余るとはいえ、わずかに聞いてくれている方がいらっしゃるということで、
もう一度一人称を探してみようというところで、いろいろ頭の中で考えて、
まあまあ喋っている中で、今現在の収録の状況からすると、
なんとなく私が当てるのかなと思い私を使っているのですが、
これもまだしっくりきていない。
最近ちろっと頭にあがっているのが、我が輩。
尊大なる一人称、我が輩が。
意外とその後に続く、なんとなく丁寧御長とのアンバランスさがいいのかななんて思っていまして、
ひょっとしたらある時、私が我が輩に変わる時期があるかもしれません。
こうご期待でございます。
さて、一人称について考えてみた三つのこと。
最後の一つは、最後に普通に、私的な場面で使うのはやっぱり僕なんだろうなと思うわけでございます。
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使う私的な場面ではほぼ60年間違う。
まともに喋り出したのはおそらく2歳か3歳の頃でしょうから、
50数年間自分の一人称としては最も馴染みの多い僕に落ち着くのであろうと思いますが、
当面、SNSメディアの一人称は私と、ひょっとしたら声のメディアに関しては我が輩、
気に入ったらテキストの方も我が輩になるのかもしれません。
そんな苦にもつかないくだらないことを考えた暑い夏の一日でございました。
今回初めて10分越えロングラン配信であります。
もし最後の最後まで粘り強く聞いてくれた方がおりましたら、大大大感謝です。
これからも引き続きお付き合いください。
それでは今日はこのへんで。
今日も素敵な一日があなたに訪れますように。
ではでは。
10:56

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