1. ストーリーとしての思想哲学
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#145 カルマと営利活動
2026-04-12 06:07

#145 カルマと営利活動

サマリー

本エピソードでは、営利活動における「カルマ(業)」の概念をアナロジーとして解説します。企業活動は社会に貢献する一方で、外部不経済という形で迷惑をかけることもあり、これがネガティブなカルマとして蓄積されます。有名企業が社会貢献活動に力を入れるのは、このネガティブなカルマを解消し、ポジティブなカルマを紡ぐためであると考察しています。

カルマの概念と営利活動
ストーリーとしての思想哲学 思想染色がお送りします。
今回は、営利活動とカルマというテーマです。 カルマとはゴーともいいますが、自らの行為を原因として何らかの因果が生じる。
イメージとすると、因果とは一本の細い糸。 一本一本は細くとも、カルマが蓄積していけば、細い糸でもたくさん寄り合わされば太い糸になっていくよね。
このように、カルマというのは寄り合わさるように溜まっていくものです。 で、糸と糸とがネットワーク上に存在しているという複雑な因果同士の関係、
因果関係があるみたいな感じですけど、 なるほどなぁと思った話があって思い出したんで、その話をします。
結構昔なんだけど、メルカリの山田社長から聞いた話があって、 会社が大きくなってくればどうしてもカルマが溜まっていく。
だからカルマを解消していかないといけないって言ってたんですね。 これはどういう意味かというと、どんな会社でも個人でも営利活動をしていれば
前回言ったように、どうしても外部不経済を発生させるよね。 で、会社が大きくなってくれば社会に与えるインパクトも大きくなってくるし、
企業活動におけるカルマの蓄積
ステークホルダーの数も増えてくるわけだから影響がでかくなります。 影響がでかくなるということは、社会に対する外部不経済の大きさとか、
それで迷惑をかけてしまう人の数も結構な人数になってしまうことを意味します。 そうすると、悪気があるかどうかはともかく、
現実として外部不経済を発生させて迷惑はかけているわけだから、 だから好むと好まざるとにかかわらず、恨まれたり憎まれたりします。
まあ迷惑をかけられている側からすれば、大きめの営利企業に悪気があるかどうかは関係ないし、 事実として迷惑をかけられているわけだから、憎むという因果が現実しているわけですね。
この構造、メカニズムをカルマがたまっていくってアナロジーで表現したのが、 まず面白いと思ったんです。
どのような営利活動でも、まあよっぽどでなければ、基本的に人の役に立っているはずです。 だからカルマのアナロジーでイメージするなら、会社が大きくなって事業規模が大きくなれば、
それに比例して感謝というか、何かこう、お宅の会社が会ってくれてよかったとか、助かったみたいな、 そういうポジティブな感情がたくさん向けられるようになります。基本的には。
それで良い因果が紡がれているっていう感じ。 でも同時に、ポジティブな感情だけしか向けられないなんてことはありえないわけで、 絶対悪い感情、ネガティブな感情も向けられますよね。
だから悪い因果、例えば憎しみとか恨みとか嫌悪みたいな細い意図も向けられていて、事業規模が大きくなれば細い意図の数も増えてくるわけだから、 だからそれが寄り合わさって、悪い因果も成立してしまうという単純な話です。
それでですね、アナロジーとして面白いと思ったのが、たまっていったカルマは解消するんだって言ってた点でした。 実際有名企業って、カルマの解消にかなり力を入れているように見えます。
例えばもう名前を出すと、サントリーなんかは、ストロングゼロをはじめとするアルコールを販売しているわけですから、アルコール中毒者を生み出すとか、そういう外部不経済を生んでいますけど、
一方でサントリー文化財団とか、サントリー芸術財団、サントリー生命科学財団なんかを作って、文化振興にめちゃくちゃ力を入れてて、社会的に良いことをすごくたくさんしています。
これは言い悪いとかではなくて、アルコール関係って、人々の健康とか国民健康保険なんかを既存するっていう側面がありますから、どうしてもカルマがたまりやすいわけですよね。
ポジティブとネガティブなカルマ
それを事前事業をすることによって、カルマを解消しようとする姿勢が見て取れます。
僕は前、企業が事前事業をするのが不思議だったんだけど、カルマの解消って見方で見ると、すごく負に落ちたって話でした。
だってどんな会社でも、けなそうと思えばけなせるからね。
よく見るのが、地方銀行、地銀なんかも地域に貢献するっていうのが、ミッションビジョンバリューのミッションなんかによく入ってますけど、
それも今話したような観点に限定して言うならば、まず前段として、銀行って金貸しですからね。
カルマを解消しておかないと憎まれてしまう可能性が十分あるから、だから事前事業をやっておいてカルマを解消しておくっていうのは、結構理にかなっていると思います。
というわけで、外部不経済とカルマ、営利活動とヘイト管理の構造の話でした。
今回はここまでです。次回もよろしくお願いします。
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