『ウィキッド 永遠の約束』で考える「女ふたりの幸せ」はなぜ描かれにくい?(ネタバレあり)
グリンダとエルファバの別れ、男に回収される結末の切なさから“別の終わり方”を探します。
ミュージカル映画/オズの魔法使い/グリンダ/エルファバ/フィエロ/善悪のラベル/女性バディ/逃避行
▼今回お話したコンテンツ
- 映画:ウィキッド 永遠の約束(ジョン・M・チュウ監督)
▼その他参考コンテンツ
- 映画:テルマ&ルイーズ(リドリー・スコット監督)
- 映画:Project Y(イ・ファン監督)
▼パーソナリティ
しおり|おひとりさまを楽しむ30代女
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▼この番組
podcast『ジュエリーボックスにメリケンサック』
本・映画・ドラマなどのカルチャー作品をきっかけに、恋愛、女同士の関係、孤独、働くことなどについて考えるポッドキャスト。
物語に描かれる感情や関係を手がかりに、自分の経験にも引き寄せながら日常の違和感や気持ちをゆっくり言葉にします。
▼もう1つの番組
podcast『大丈夫じゃなくて大丈夫』
“立場は違っても、女同士だからこそ分かり合える話ってあるよね。”
おひとりさまを楽しむ女&子育てを楽しむ一児の母で日々のモヤモヤを話します
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サマリー
本エピソードでは、映画『ウィキッド 永遠の約束』を題材に、女性同士の幸せな結末が描かれにくい現状について考察する。グリンダとエルファバの関係性を友情以上のものと捉え、男女の結ばれ方が主流である物語の結末に疑問を呈する。また、『テルマ&ルイーズ』や『プロジェクトY』といった作品にも触れながら、女性同士のハッピーエンドへの希望を語り、リスナーにそのような作品の情報を求めている。
はじめに:映画『ウィキッド 永遠の約束』とテーマの提示
こんばんは、しおりです。今日は映画ウィキッド 永遠の約束をきっかけに考えたことを話します。
少しネタバレを含んで話しますので、まだ見ていない方はご注意ください。 それから今日はウィキッドの他に、テルマ&ルイーズとプロジェクトワイの結末についても触れながら話すので、
こちらについてもまだ見てないよという方はご注意ください。 これらの作品について話しながら、女ふたりでのハッピーエンドがどうしてこんなに描かれにくいのかについて考えています。
よかったらあなたはどう思うか一緒に考えながら聞いてもらえたら嬉しいです。 それでは今回のコンテンツを紹介します。
『ウィキッド 永遠の約束』の概要と二人の関係性
映画ウィキッド 永遠の約束はジョン・M・チュー監督によるミュージカルファンタジー映画です。 去年公開されたウィキッド二人の魔女の続編になっています。
もともとはミュージカルで、1幕と2幕の2幕構成になっているものを映画では前後編という形にしていて、この作品は第2幕を映画化したものになっています。
この話はオズの魔法使いの二次創作になっていて、原作者ではない人がそのオズの魔法使いからインスピレーションをもらって作った話になっています。
内容としてはオズの魔法使いに出てくる悪い西の魔女と良い北の魔女っていう2人がいるんですけれども、この2人って実は昔親友だったの?
っていうお話になっています。 良い魔女としてオズの国にとって希望の象徴みたいな存在になっているグリーンだと、悪い魔女として言われのないレッテルを貼られてしまったエルファバ、この2人の話になっています。
お話としては世の中の構造批判みたいなものですね。 良い魔女とか悪い魔女っていうレッテルっていうのは本当にその人たちがそうなのかっていうことじゃなくて、
権力を持っている人によって意図的に作られているよねっていうような世の中の批判としてのお話でもあるし、
グリーンだとエルファバの2人の関係性の物語でもあって、2人が強い感情で結びついていて、お互いに出会ったからこそ自分が永遠に変わってしまったって感じるような
大きな出会いを描いたお話でもあります。 ただね、最終的に2人は同じ場所に居続けることはできなくて、グリーンだはオズの国に良い魔女として残り続けている一方で、
エルファバはフィエロという男性と共にオズの国を去ることになります。 この映画ね、すごくよくあるってどういうことかなっていうことであったりだとか、それからじゃあ
今現実のこの社会を生きている私たちはどういう行動を起こすべきかみたいなのをすごく考えさせる映画になっています。
でもね、その話はたくさんの人がしてるし、ちょっと映画の感想とか検索したら出てくると思うから、私は私が一番気になったことをちょっとお話ししようかなっていうふうに思っています。
グリンダとエルファバの関係性の深掘り:友情か、それ以上か
私はね、あのウィキッドを女同士の友情の話っていうだけじゃなくて、なんかもうちょっと深い感情がある話なんじゃないかなっていうふうに思ってみました。
女同士の恋愛とか、恋愛までいかなかったとしてもそれにかなり近いものみたいな感情があるんじゃないかなっていうふうに思ってみたんですけど、
実際ね、グリンダ役のアリアナ・グランデがインタビューで、もしかしたらグリンダはクイアなのかもしれない、まだわからないだけかもみたいなふうに話していて、その可能性というのは否定されてないかなっていうふうに思います。
あのクイアっていう言葉を少し補足すると、世の中で普通とされがちな男とはこういうものだとか、女とはこういうものだみたいなことであったり、
あとは恋愛は男女でするものであるっていう考え方であったり、そういうものに当てはまらない人たちを広く含む言葉になっています。
なので、二人の間にはね強い感情があって、それを友情っていうふうにとることもできるし、女性同士の恋愛的なものとして見ることもできるんじゃないかなっていうふうに思います。
ちなみにね、このウィキッド小説版もあるんですけど、小説版には二人のキスシーンがあるらしいんですよ。
ちょっと私小説版までは読めてないので、ちゃんと自分で確認はできていないんですけど、インターネットで検索すると出てくるんですよね。
で、このキスシーンっていうのは親密さの表現かもしれないけど、恋愛的な意味で読む自由っていうのも開かれているかなっていうふうに思います。
でね、この二人の関係性を恋愛的なものとか、友情よりもちょっと深い感情なんじゃないかみたいなふうに思ってる人っていうのは私以外にもやっぱりいるみたいで、
Xで検索してみると結構ゆりっていうふうに言ってる人が多くて、ゆりっていう言葉は女性同士の恋愛に限らず深い友情であったりだとかそういうものを含んで、
女性同士の広い関係性を指し示す言葉ではあるんですけれども、結構ゆりとしてこの二人の物語を見ている人がいるんだなっていうのが確認できました。
でね、そこではそのフィエロについて、ゆりに挟まっている邪魔な男だっていう人もいれば、一方でそのフィエロぐらいの覚悟があって真実ないみたいなものがあるのであれば、
まあ、良いのではっていう人もいました。でね、私個人としてはフィエロ自体は物語上すごく重要な人物だと思うし、彼がいないと物語は成立しないと思うから、
邪魔な男だぐらいまで思うことはないんですけど、それでも最後にエルファワがフィエロと二人でオズを出るんじゃなくって、
グリーンだと手を繋いで歩いているみたいなエンディングがちょっと見たかったなあっていうふうに思ってしまったんですよね。
男女の結ばれ以外のハッピーエンドへの渇望
なんかね、男女が結ばれました、めでたしめでたしみたいな話って、すごいわかりやすい結末ではあるけど、もうその話いいよって思っちゃうぐらい世の中に溢れている話だなと思ってて、
なんかそれ以外の形での幸せなエンディングみたいなのってないのかなあみたいな気持ちになっちゃうんですよね。
まあ、というのも私自身が今のところ男性のパートナーを作る気に慣れてないっていう性も大きいんですけど、こういうエンディング見ちゃうと、
結局男と一緒になるのが幸せだよとか、男と一緒になりなさいって言われてる気がしてしまって、ちょっと悲しい気持ちになっちゃうんですよね。
だから、なんかこのウィキッドを女同士の恋愛の話として見るのがちょっと無理やりな解釈だったとしても、
友情の話だったとしても、最後男女の恋愛っていう終わり方にならない方法ってなかったのかなあとか考えてしまいました。
『テルマ&ルイーズ』に見る女性同士の逃亡劇と切ない結末
でね、ウィキッド以外にもその最後に女が二人で幸せになる話ってないのかなあって思ったことがあって、
少し前にテルマ&ルイーズをやっと見たんですよ。いろんな人にずっとオススメされ続けてたんですけど、見てなくてついに見たんですね。
テルマ&ルイーズどういう話かっていうと、テルマっていう女性がルイーズっていう女友達と一緒にちょっとお出かけすることになったんですよ。
そのお出かけする途中のドライブインで、知らない男にちょっと強姦されそうになってしまうんですね。
で、その強姦されそうになってしまったテルマを助けるためにルイーズはその男を射殺しちゃうんですよ。
銃で撃っちゃって殺しちゃうんですね。で、殺してしまったことで逃げなきゃという感じになって、そのまま逃げ始めて、
あれこれあって強盗をしてしまったりとか、そしてどんどん逃げるしかない状況に追い込まれていくっていう話の二人の逃亡劇になってるんですけれども、
最後ね、二人は逃げ切れずに死んじゃうんですよね。
なんかすごい好きな話になったし、めちゃくちゃ面白かったけど、でも二人が逃げ切ってハッピーになった世界を見たいなーって思ってしまったんですよ。
でね、このテルマ&ルイーズはリキッドのようにお別れする話じゃなくて、むしろ最後まで二人でいるんですけど、
だけどその二人がなんだろうな、一緒にいるっていうことが生き延びて実現されるわけじゃなくて、最後死ぬこととセットになっちゃうっていうのがすごい辛いなーっていうふうに思ってみました。
『プロジェクトY』と女性同士の復讐劇、そして希望
でね、最近見た似た映画で、韓国の女性バディモノのノワール映画で、プロジェクトワンっていう映画があったんですけど、
夜の街で日々生き延びるために必死にお金を稼いでいる二人っていうのが詐欺に遭ってしまうんですね。
で、その詐欺に遭った黒幕を殺そうとするっていう話になっていて、テルマ&ルイーズと詳細は違うんですけど、大きな構造は同じになっていて、女二人が復讐をして逃げ出すっていう話なんですよね。
テルマ&ルイーズは1991年の公開で二人が死ぬっていう終わりだったわけですけど、プロジェクトワンの二人は最後逃げるっていうところで話が終わってしまうので、その後逃げ切れて二人が幸せに過ごせていたらいいなーっていう気持ちを持ちながら見ました。
いやもう2026年だから逃げ切れてハッピーになってくれてたらいいなーって思うんですけど、ビキッドでも二人が離れ離れになっちゃって、二人でのハッピーエンドにはならなかったから、まだまだ女二人でのハッピーエンドって世の中的に難しいのかなーって思っちゃったりしました。
女性同士のハッピーエンドへの希望とリスナーへの問いかけ
なんかそのお話的にハッピーエンドよりも悲しい終わり方の方が人の記憶に残りやすくって作品として作りやすいみたいなのはわかるんですけど、希望が持てないって思っちゃうから、もうちょっと女同士のハッピーエンドの話みたいなのを増やしてほしいなーという気持ちになっています。
っていう感じで、なんか現状なかなか難しいのかもしれないけど、でも私は女二人がハッピーエンドを迎えるっていうお話への希望を持ち続けたいなっていうふうに思っています。
聞いている人で、女二人が追ってから逃げてハッピーに暮らす話とか、別に逃亡してなくてもいいので、女同士がハッピーに暮らして幸せになりました、みたいな終わりの作品を知ってるよーっていう人がいたら、XのDMとか返信とかでもいいので教えてくれたら嬉しいです。
なんかね、チャットGPTにちょっと聞いてみたの、でもなんか私の聞き方が悪いのか、本当に存在しないのかわかんないんだけど、全然ね、欲しい感じの話を教えてくれなくって、結局女が最後死んじゃったりだとか、お別れしちゃったりとか、なんか違うんですけど、みたいなのが出てきちゃうから、もう知ってる人がいたらぜひ教えてください。なんか教えてもらったらすぐ見ます。
ということで今日は、映画ウィキッド永遠の約束をきっかけに、女二人のハッピーエンドを求める気持ちについて話してみました。感想はXでハッシュタグジュエリーボックスにメリケンサック、またはカタカナでジュエリーをつけてつぶやいてもらえたら覗きに行きます。それではまた次回。しおりでした。
12:08
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