News Connect(ニュースコネクト)あなたと経済をつなぐ5分間
1日1つ、5分間で、国際政治や海外のビジネスシーンを中心に、世界のメガトレンドがわかる重要ニュースを解説。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聴きいただけるとうれしいです。今日のテーマは「ウクライナ難民をEUが受け入れ」です。
▼出演:
野村高文(音声プロデューサー/Podcast Studio Chronicle代表) https://twitter.com/nmrtkfm
▼参考ニュース:
ウクライナ難民を日本国内で受け入れへ…首相「まずは親族や知人が日本にいる方を想定」(読売)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220302-OYT1T50258/
ウクライナから67.7万人が国外避難 国連難民高等弁務官事務所(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220301/k10013508721000.html
Suddenly welcoming, Europe opens the door to refugees fleeing Ukraine(The Washington Post)
https://www.washingtonpost.com/world/2022/02/28/ukraine-refugees-europe/
シリア難民を拒んだEUが、「白人」ウクライナ人は歓迎─その矛盾に潜む“人種ヒエラルキー”(クーリエ・ジャポン)
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00:06
おはようございます。3月3日木曜日、ニュースコネクト、あなたと経済をつなぐ5分間、パーソナリティの野村貴文です。
この番組では、1日1つ5分間で世界のメガトレンドが明るいニュースを解説していきます。朝の支度や散歩、通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて、昨晩のウクライナ非常事態庁の発表によりますと、ウクライナではこれまで、ロシアによる軍事侵攻で民間人2000人以上が死亡したと発表しました。
この数字には軍隊に従事する人の数は含まれていなくて、実際の死者数はさらに多くなります。
こんなことが起きていいのかという映像が毎日のように流れてきて、心を痛めている人も多いと思うんですが、その中で今日は人道支援についてのお話をしていきます。
岸田首相は昨晩、ウクライナから第三国に逃れた難民を日本国内で受け入れる方針を表明しました。
これはポーランドのモラウイエツキ首相と電話で会談した後、首相官邸で記者団の質問に答えた際の発言でして、
まずは親族や知人が日本にいる方を想定しているが、それに留まらず人道的な観点から対応する、国際社会における重要な局面でウクライナの人々との連帯をさらに示す、できるだけ早く手続きを進めたいと語りました。
この受け入れについては、現在コロナ対策で日本が設けている1日あたりの入国者数の上限と別枠で入国させる考えも示しました。
ウクライナからの難民は多数に上っていまして、UNHCR国連難民コート弁務官事務所のグランディ難民コート弁務官は、
おととい1日の記者会見で、ウクライナから国外に避難した人の数は67万7千人に上ったと明らかにしました。
このうち半数がポーランドに避難して、残りはハンガリー、モルドバ、スロバキア、ルーマニアなどに避難しています。
ヨーロッパでは2015年に内戦が続く中東のシリアから多くの難民が逃れてきまして、その数はおよそ200万人と推定されていますが、
UNHCRはこのままではそれを上回る今世紀最大の危機となる恐れがあるとしています。
この動きに抗してEUが難民の受け入れを表明しています。
EUの欧州委員会は昨日、ウクライナからの難民を保護する緊急措置発動を提案すると発表しました。
ビザなしでも2年間EU域内の滞在を許可しまして、状況が改善しなければさらに1年延長することも可能にする方針です。
またアメリカ軍もすでにポーランド国内でウクライナからの避難民を支援しています。
ただ一方で、欧州の難民受け入れに関してはシリア難民との対応の差を指摘する声もあります。
アメリカのワシントンポストは、突如として歓迎、ヨーロッパは避難してくるウクライナ人に文庫を開いたと題した記事を配信しました。
03:02
この記事が指摘するところによりますと、2015年のシリア危機では約200万人が助け合いを求めてヨーロッパを目指したのですが、
それは欧州の難民危機と表現されまして、ヨーロッパ諸国は流入しようとする難民を国境で長く足止めしたり追い返そうとしたり、また国内で反移民運動が激化する国もありました。
今回は先ほど述べたように、当時の流入数を遥かに超える可能性が指摘されているのですが、それでも欧州はウクライナの人々を受け入れるという団結した姿勢を示しています。
これは中東やアフリカ難民への過去の対応と全くもって対照的であるとワシントンポストは指摘しています。
その中ではですね、この態度の変化を億面もなく語るEUの首脳もいまして、
例えばブルガリアのペトコフ首相は今週にウクライナ人について発言したのですが、
これらの人々は私たちが見てきた難民とは違う。彼らはヨーロッパ人なのです。知的で強要のある人々です。
頭上も過去もわからないテロリストかもしれない人たちとは違うのですと発言しています。
でまたですね、メディアの側もそうした発言が相次いでまして、
例えばアメリカCBSニュースの特派員は、
ウクライナは失礼ながら紛争が何十年も続くイラクやアフガニスタンとは違います。
ここは比較的文明化した比較的ヨーロッパ的な国なのですと発言しまして、批判を浴びて謝罪する事態となりました。
またイギリスITVニュースの特派員も、
ここは第三世界の途上国ではありません。ヨーロッパなのですと発言しています。
雑誌のクーリエジャポンはこれらの現象を戦争報道に潜むカジュアルなレイシズムと批判しています。
おそらくですね、この姿勢は今後の歴史的検証の中で評価されなくてはならないことだと思います。
ただ現在はですね、まずは人命を救助することが最優先だと思いますので、
ウクライナ国民の方々が一人でも多く安全な場所に避難できることを願います。
ニュースコネクト、お相手は野村貴文でした。
もしこの番組が気に入っていただけましたら、ぜひフォローいただけると嬉しいです。
それでは良い一日をお過ごしください。
05:17
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