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コンクラーベで注目!「キリスト教」について知る:「教皇」とはどんな存在?
2025-05-20 10:46

コンクラーベで注目!「キリスト教」について知る:「教皇」とはどんな存在?

東京大学大学院総合文化研究所 教授 山本芳久


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日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って、専門家や当事者に話を聞く、週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up。 先月、ローマカトリック教会の最高指導者だったフランシスコ教皇が88歳で亡くなりました。
その後、公認を選ぶ選挙。コンクラーベではアメリカ出身のプレボスト教皇レオ14世が選ばれました。
世界14億人の神徒を束ねる充籍を担うことになるということで、今週はコンクラーベで注目
キリスト教について知るというテーマでお送りしておりますが、今日はキリスト教の専門家にローマ教皇の役割についてお話を伺います。
東京大学大学院総合文化研究科教授の山本義久さんです。 山本先生、おはようございます。おはようございます。
さて今日は、まず教皇とはどういう存在なのかというところから教えていただけますか。
初代教皇とされているのはペトロという新約聖書に出てくる人物なんですね。
このペトロというのは元々はペトロという名前ではなくて、シモンという名前だったんです。
それがイエスによってですね、キリストによってペトロという新たな名前を与えられた。
ペトロというのは岩という意味なんです。キリストが残していくこの教会の土台となる岩となる人物ということでペトロという名前を与えられた。
この人物がこの初代教皇とされるサン・ピエトロ広場といいます。ピエトロというのはペトロのことなんですね。
キリストなき後、キリストの弟子たち、キリスト社たちを教え導いていくキリストの代理人。
これが教皇。そのペトロの後継者という仕方で267代のレオ14世に至ると。そういうことになるわけです。
これはやはりキリスト教といってもカトリックやプロテスタントありますけども、いろいろ様々ありますが、カトリックの中のトップという位置づけでよろしいんですか。
そういうことですね。プロテスタントというのは500年くらい前に生まれるわけなので、それまではずっと西ヨーロッパではカトリックなわけですよね。
その上でトップという言い方で間違いないんですが、教皇というのは伝統的に神の下辺たちの下辺というふうに名乗ってきたんです。
神の下辺たちというのは一人一人の神徒、キリスト教の神徒ですね。
上から支配してやろうということではなくて、神徒たちに使えるものということで神の下辺たちの下辺と。
この神を信じるといっても実際に神とは何で、現代世界においてどういうふうに生きていけば神に従って生きていくことになるのかとか、
それはなかなかすぐにはわからないわけですよね。そういう一人一人の神徒たちに対して、今我々が置かれている状況を踏まえた上で、
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こういうふうな一歩を踏み出すこと、例えばこの戦争、紛争、格差などがあるけれども、
そういうものに対して何かそれを克服するような一歩をこうやって歩むことがキリスト社として今大事なことじゃないかとか、
そういう指針を与えるというような仕方でこのキリスト社に使える。これが教皇の役割というふうに言えるかなと思います。
教皇の役割などで言いますと、前教皇のフランシスコ氏は日本で言うと被爆地を訪れるなどの功績というものもすごく目立ったと思うんですけど、
教皇がこれまで残してきた功績というのは具体的な他にどういうことがあるんですかね。
そうですね。まずこの一番基本的なことっていうのは信仰の遺産という言い方をするんですが、
我々この信仰とかこの宗教というと、個人が心の安定とかのために信じたいことを信じるというんですかね。
そういうイメージを抱きがちかもしれませんが、カトリックでは信仰の遺産という言い方をするんですね。
これどういうことかというと、イエスとその弟子たち以来受け継がれてきた、2000年受け継がれてきた信仰の遺産を受け継ぎ、次の世代へと受け渡していく。
これが教皇と教会の存在意義なので、一番の役割はやっぱりそれですね。
実際この教皇レオ14世も選ばれて、バルコンに習われてきて、最初の祝福というか話をした。
そこで最初に言うのは、あなた方に平和があるようにとかですね、繰り返し何回か言いましたが、
神は私たち皆を無条件で愛してくださいますとかですね、キリスト教の根本的なメッセージですね。
一人一人が神によって愛されている。でもそういう世界の中で様々な紛争や争い、格差がある。
なので克服する、手を差し伸べていく中で、やっぱりこの一人一人が神に愛されているんだということを一人一人が本当に実感できるように、そういうふうに働きかけていく。
やはりその宗教的なこの次元というものを抑えないで、社会問題に対する関わりだけを語ると、何をやっているのか見えにくくなるということがあると思うんですね。
その上で、ヨハネ・パウロ2世であれば、冷戦の終結に大きな役割を果たしたと言われている。
ポーランド出身で、このポーランドの共産主義を克服していくこの運動において、大きなメッセージを与え、助けを与えたと言われているわけですね。
また、ベネディクト16世とかEUの拡大、教皇フランシスコであれば、キューバとアメリカの国交に受立に貢献したとか、そういう役割も果たしてきたということになるかなと思います。
そういう意味では、カトリックの枠を超えて、キリスト教徒であろうがなかろうが、やはり世界においての役割を期待されることがすごく大きい存在ということですかね。
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そうですね。あと、カトリックの基本的な考えとして、信仰というものと理性というものを相対立するものとして捉えるのではなくて、
それを上手く調和させて、統合させていこうと、非常に理性を重んじるところがあるわけですね。
なので、信仰だけだと、自分はキリスト教、カトリックの信仰を共有していないので、教皇に何か言われてもあまりというのはあるわけですね。
でも、この理性的な語り方というのを非常にするということが合わせてあるので、それもあって、この大きな道徳的な世界の指導者をたり得ているのかなと思います。
最後に、今回の新教皇が選ばれるまでに、改革路線か保守路線かというところが注目されたわけですけども、
レオ14世が選ばれたことで、今後レオ14世が期待されることってどんなことになりますかね。
そうですね。これもバルコニーからの最初の祝福で、橋を架けましょうというふうに繰り返し言ったんですね。
これは教皇フランシスコのキーワードみたいなものなんです。教皇を意味するラテン語ポンティフェクスって言うんですが、これを橋を作るって意味なんだと。
これ教皇フランシスコは繰り返し説明していた。そもそもキリストというのが神から人へと架けられた橋で、
教皇というのはそれに倣って、異なる人々の間に橋を架けていく。それが教皇の役割で、また教皇だけではなくて一人一人のキリスト社というのはそういう役割を担った存在なんだというふうに述べていたんですね。
なので今回のレオ14世が最初の演説で橋を架けるって言葉を繰り返したっていうのは、教皇フランシスコの開かれた教会、
この改革の精神というものを受け継ぐということを宣言したということですね。
と同時に、ジェンダーなどの問題に関してはフランシスコよりも保守的なところがあるとも言われており、
また伝統的なラテン語とかそういうものも非常におもんじでいる人なんですね。
ですので、いわゆる改革派といわゆる保守派のバランスをとってうまく動かしていくことができる人なのではないかなと。
橋を架けるとか言っても、教会自体が分断されていては橋を架けるのはなかなか言えないわけですよね。
なので教会の中でバランスをとり、そのバランスに基づいて世界にも和解の精神で様々な働きかけをなしていくことができる。
そういう教皇なのではないかなというふうに期待しているところです。
わかりました。2日間にわたっていろいろとお話を聞かせていただきまして、山本先生ありがとうございました。
ありがとうございました。
ということで、これから新教皇となったレオ14世の橋渡し、架け橋となってのどういう活動をされるのかというところが注目になります。
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この時間は東京大学大学院総合文化研究科教授の山本義久さんでした。
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