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日本のロボット技術の現在地:日本のロボット技術
2026-06-08 12:24

日本のロボット技術の現在地:日本のロボット技術

AIロボットITジャーナリスト 神崎洋治(こうざき・ようじ)さん

いま旬の話題にクローズアップ!当事者や専門家にインタビューし、ニュースの深層に迫ります。
※RKBラジオ『田畑竜介Grooooow Up』で放送したものです。

田畑竜介 Groooooow Up

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サマリー

日本のロボット産業は、1980年頃の産業用ロボットの導入から世界をリードしてきたが、近年はAIやヒューマノイドロボットの分野でアメリカや中国に遅れをとっている。しかし、社会実装技術の高さや少子高齢化という課題への早期取り組みを背景に、今後の巻き返しに期待が寄せられている。

日本のロボット産業の始まりと産業用ロボット
日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って、専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up。今年4月、中国で開催された人型ロボットのハーフマラソン大会で、ロボットが人間の世界記録を大幅に更新したことが話題になるなど、
今、ロボットの進化は目を見張るものがあります。中国製ロボットが世界を接見する中、日本のロボット産業の立ち位置、今どのような状況なのか
今週は、日本のロボット産業の現在地というテーマでお送りします。今日は日本のロボット産業、ロボット技術についてです。
AIロボットITジャーナリストの光崎洋次さんです。光崎さん、おはようございます。
おはようございます。よろしくお願いいたします。よろしくお願いします。
まず、日本のロボット産業、いつ頃から始まったのか、ロボット産業の元年っていつ頃なんですかね。
はい。日本のロボット産業の元年は1980年前後だというふうに言われています。
工場や物流の倉庫などで活躍しているロボットを産業用ロボットと呼んでいます。
この産業用ロボットの歴史というのが、今までのロボット業界のまず最初の社会実装というふうになります。
おそらく産業用ロボットっていうのはあまり見たことがないよという方も多いと思うんですが、
それはやはり工場の中で隔離された状態の中で今まで使われてきたということなんですね。
作業としては、例えば自動車のドアを塗装したり、溶接をしたり、
それから細かいミクロン精度の単位の正確さで部品を組み立てたり、
決められたことを正確に作業することを得意として、その作業、人間の作業を代替してきたというようなことがございます。
人間だったら今日は疲れたな、やりたくないなとかという感情があるかもしれませんが、ロボットは正確無比にきちんとやるってことですね。
そうですね。極端な話で言えば24時間でも黙々と働いてくれる。しかも正確っていうことですね。
この1980年代くらいに日本の企業が産業用ロボットを本格的に工場に導入し始めた頃。
自動車産業や家電など機械産業の発展を支えるロボットは重要な存在になったということになります。
その頃から日本は産業用ロボットを開発して、復旧導入で世界をリードするようになって、ロボット大国というふうに呼ばれるようになります。
その時期を元年と呼ぶのかなというふうに考えています。
ヒューマノイドロボットの歴史と日本の貢献
我々子供の頃からアニメーションなどでロボットっていうと親しみがあって人型みたいな形をイメージするんですけど、
そういう産業ロボット以外でのロボットっていうのは日本はどんな歴史をたどってきたんですかね。
実はですね、今一番注目されているのはヒューマノイド、人間型のロボットなんですけども、
世界の中でもヒューマノイドを一番最初に開発したというので知られているのが早稲田大学なんですね。
つまり日本ではヒューマノイドもリードした、最初に発表したということで、名前はワボット1号って言うんですけども、これは早稲田大学が発祥ということになってます。
その後、皆さんもご存じだと思うんですけど、ホンダのヒューマノイド、アシモが2000年代に登場します。
白いロボットですね。
当時日本足でバランスをうまくとって歩けるロボットっていうのは世界的にも非常に珍しかったんですね。
それもあって日本の技術力の象徴として、アシモが大きな話題になった。
最終的にアシモが走ったりサッカーボールを蹴ったりすることもできるようになって、
アメリカの大統領が来日したときに一緒にこのサッカーボールを蹴ってパフォーマンスを見せたいっていうように、技術的にも非常に優れてきたんですね。
もう一つ皆さん記憶にあるのはソフトバンクのペッパー。
白いロボット。ご存じでしょうかね。
世界初の量産型ヒューマノイドとしてギネス世界記録に認定されてます。
アシモが技術の象徴だったとすれば、ペッパーは実際に喋ることができて、会話が非常に長けていった。
店舗や学校、それから養護施設などに数多く導入されてきたロボットということで知られていて、世界中では約2万7千台が出荷されたというふうに知られています。
今が2023年頃からAIを搭載したヒューマノイドロボットが急激に注目されていて、今は話題の中心ということになってますね。
日本のロボット産業発展の背景
それだけ元年から日本が世界的にはリードしているっていうことでしたけど、日本のロボット産業が発展した背景ってのは何だったんですかね。
まず理由として一番は製造業が日本の強かったということですね。
ですので自動車とか家電製品を大量に作るものづくり大国としては、
やっぱり工場を合理化しないといけない、進出を高めないといけないということで、ロボットの導入の研究を非常に進めてきましたし、
その大量生産に対応するために工場で働く産業用ロボットに注力して、それが世界でも認められたという背景と、
二つ目が少子高齢化と人手不足。今はもう深刻な状態になってますけど、
日本がこの課題を感じ始めた期間が早いわけですね。
そのために、そういう意味で世界の少子高齢化や人手不足の課題に対しての取り組みが早かったために、ロボットに対する注目も高かったと。
それと今おっしゃられた通りロボットを受け入れる文化があるということですね。
小説や映画では大抵そのロボットは悪役で捉えられることが多いですよね。
家庭の中に入ってきたロボットが実はその悪巧みをしていたとかですね。
ところが日本ではアニメなどで鉄板アトムとかドラえもんみたいに人間を助ける仲間として描かれてきたことが多いので、
そのロボットというものに対する恐怖感みたいなものがなかったというか、親しみやすかったという土壌があったということは言えると思います。
現在の世界における日本のロボット産業の評価
そのような形で発展して、そして世界でもリードしている日本のロボット産業ということですけど、現在の世界における日本のロボット産業の評価はどうなんですか。
実は今の評価としては日本は遅れています。
例えばそのAIやヒューマノイドが今キーポイントになってますね。
AIでは、皆さんすごく最近驚かれると思いますけども、チャットGPTですとか、生成AI、例えば文章で書いたらそれが絵になる、動画になる。
そういったものがAIがずんずんと作れるようになってきてますね。
ところがそういったようなAI技術ってほとんどがアメリカ製で、それを模倣して中国がどんどん力をつけているというような背景があります。
つまりこの時点で日本は遅れてしまっていますね。
それからEVのことを考えてもらうと、電気自動車。
電気自動車は実は今も中国が圧倒的にリードしてます。
ですのでこういったロボットやEVみたいなものを作るサプライチェーンと言われてますけど、
そういう生産技術というのが中国が一番発展してるわけですね。
しかもEVの生産体制をそのままヒューマノイドに持ってくることができるので、
映像でも中国が圧倒的にリードしてしまっているというようなことがあって、
世界全体で見るとAIではアメリカ、生産技術では中国というような形態になって、
日本は両方とも手遅れてしまってるというのが現状。
ただ研究分野では日本は非常に優れてますから、
今そういったことに関して追い上げを期待したいという、そういう状況ですね。
今後の課題と日本のロボット産業の可能性
なるほど。産業用ロボットではね、例えば福岡に拠点がありますヤスカワ電機とか世界でね、
出たる企業だと思うんですけど、
今ヒューマノイドっていうところではちょっと遅れをとってるっていうことですが、
課題としては今後またリードできるようになるためにはどんなことが必要ですかね。
まず基本的には、今日本の産業分野っていうのが、
そういった形で遅れをしてるので、AIをどう使って社会にロボットを実装していくかっていうことで、
ポイントが一つ大きなものになってくる。
技術的にはアメリカや中国がリードしていますけれども、
その社会実装、つまり工場にどうやってロボットをカスタマイズして入れていくのかみたいな、
社会実装技術というのは日本非常に高いものなんですね。
なおかつ少子高齢化で逼迫な課題がある、緊急の課題があるということで真剣に取り組んでいる。
そういう意味では、社会実装で日本がリードするっていうのが今後非常に課題としては、
そこをみんなで力を合わせてやっていこうというようなところが課題になってくる。
最後にこうやって長年ロボット産業についてもずっと取材されている光崎さんから見て、
日本のロボット産業がまだまだ世界をリードしていく可能性っていうのは感じてますか。
はい、もちろんです。残念ながら今のところダメなんですけど、
そういう意味では今後いろんなユースケースをですね、いろんな産業で入れていく。
例えば自動車メーカーも日本非常に力強いところまだありますよね。
ですからそういうところがどんどんとヒューマノイドを入れていくことによって、
世界をリードしていくっていう可能性はもちろん大逆転、大主体です。
はい、わかりました。光崎さん、朝早くからご対応いただいてありがとうございました。
どうもありがとうございます。
この時間はAIロボットITジャーナリストの光崎洋次さんにお話を伺いました。
12:24

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