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日々お伝えしているニュースや話題の中から一つのテーマに絞って、専門家や当事者に話を聞く週替わりの特集コーナー
Weekly Close Up。 アメリカの調査機関は、世界の宗教の中で最も急速に信者を増やしているのはイスラム教で、今世紀末までに
イスラム教はキリスト教を超えて世界最大の信者数になる見込みという分析結果を公表しました。
今週28日からは、イスラム歴で断時期月を表しておりまして、ラマダンってよく聞きますよね。
が始まるということなんです。そこで今週はイスラム教について知るというテーマでお送りします。
昨日とそして今日はイスラム教を研究する専門家にイスラム教について橋本アナウンサーがインタビューしています。
慶応義塾大学総合政策学部准教授の野中洋さんです。
野中先生、おはようございます。
おはようございます。
今日もよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
昨日までのお話で、世界そして日本でもムスリムの方が増えているというところがあったんですけれど、
改めて、今日本にいるムスリムの方は推定でどれくらいになるんでしょうか。
最新の研究ではですね、約35万人がいるとされています。
そのうちの外国籍を持っているムスリムの方が29万4千人ぐらい。
日本国籍のムスリムという人たちも5万4千人いるとされていますので、
日本人にはもういないだろうが、外国の宗教だろうって思われているところもありますが、
5万人ぐらいの人たちは日本人でムスリムであるということです。
明日以降は実は日本人で改修された方にお話を聞くんですけど、
皆さんどういったきっかけでイスラムに改修されているんでしょうか。
この30年ぐらいの間に日本でイスラム教徒が増えてきたとされているんですけれど、
初期の頃に多かったのは、日本に外国人ムスリムとしてやってきた人たちと結婚する、
特に日本の女性たちで結婚を機に改修するという方たちが多いとされてきました。
けれども近年では日本国籍のムスリムの中に多い層というのは、
一つはそういうムスリムの家庭に育った子どもたち、第二世代と呼ばれる人たちです。
この方たちは半分、半夫とかダブルというように、
お父さんまたお母さんが外国籍でムスリムで、
お父さんまたお母さんが改修した日本人のご家庭に育った、
自分も日本国籍を持っているという子どもたち、第二世代と呼ばれる人たちもいますし、
それから結婚を機にではなくて、例えば留学に行ったり、
また大学でイスラム教徒の人たちと友人になったり、
そういうことでイスラムに触れる中で、
結婚という理由ではなくて、自発的に改修する若いムスリムもかなり増えているとされています。
世界的に見ても、その若い人の改修だったり、新たに入ったりということは増えているんですか?
そうだと思います。
けれども日本の中では、特に私は大学で教えていることもあって、
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実際にそういうイスラム教徒に改修する若い学生なんかを見ていますので、
日本でもこういう動きがあるんだなというのを肌で感じるところはあります。
そういった日本に今いる35万人ほどと言われているムスリムの方たちですけど、
日本でムスリムとして生きていくためにも、お祈りする場所っていうのは必要だと思うんですね。
これはムスリムの方はどういった場所ですることができるんでしょうか?
一義的にはですね、皆さんイスラム教徒はキリスト教徒が教会に行くように、
イスラム教徒はモスクに行くでしょうっていうイメージがすごく強く持っていると思うんですけれども、
もっと礼拝、1日5回の礼拝っていうのは、実はどこでもやっていいんです。
ある程度静かなところで、1人でやる分には畳1畳分くらいのスペースがあれば礼拝できますので、
自宅でもできますし、大学なんかの空きスペースでもできるっていうことなんですね。
でも一方で、集団でやる方が1人でやる礼拝よりも何倍もいいっていうふうにされていることもあって、
モスクっていうものを日本に暮らすムスリムたちが作りたいっていう動きは、
この20年、30年ぐらいでずっと続いています。
特に最近ではムスリムの数が増えていますので、この動きが加速していまして、
現在全国で150ぐらいのモスクが開設されているとされています。
この放送は福岡でということなんですけど、福岡にも福岡モスクとかですね、
北九州のイスラーム文化交流センターなんかがありますので、
もしかしたらご存じの方もいらっしゃるかもしれません。
モスクに行かなくても祈りができると思うんですけど、
実際に総合政策学部のキャンパスにもありますよね。
大学の中では、モスクといったり礼拝場といったりするんですけれど、
慶応の総合政策学部のキャンパスがあるSFCでもですね、
礼拝スペースが用意されています。
あの礼拝場、私も行ったことあるんですけれど、
どういったきっかけで作ろうというふうになったんですか。
そもそもキャンパスの近くにモスクっていうものがないですし、
でも特に金曜日の昼の礼拝っていうのは、
特に集団でやることが良いとされている礼拝なんですね。
そうすると、大体金曜日の昼ってみんな授業が、
学生たちも先生たちも授業があって、
遠くにあるモスクまで行く時間はないですし、
でも礼拝、集団でやりたいって思った時に、
最初は空き教室とかでこっそりやっていたようなんですけれども、
でもある時からというか、そういうことが続いていくと、
大学側にちょっと空いてるところを使わせてくれないかっていう、
そういう交渉をムスリムの学生たちが始めたという経緯です。
そこに教員の中で、何人かイスラム教徒、
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ムスリムの教員もいましたので、そこで加わっていき、
事務に交渉し、本当に2階の踊り場のスペースが今、
ムスリム学生及び教員たちの礼拝スペースになっているんですけど、
そこはやって使わせてもらえるようになったということです。
やっぱり、SFCのキャンパスの近くにも、
モスクがないということもあると思うんですけど、
日本に住むイスラム教徒の方が直面している問題点って、
その他にもありますか?
そうですね。今、モスクはどんどんでき始めていて、
そういう動きが加速しているんですけれど、
もう一つは、イスラム教徒、ムスリムが増え始めた1980年代末から90年代初頭にかけて、
日本にやってきたような外国人ムスリムの人たちが、
今、壮齢期というんですかね。
年が重ねていき、どんどん死に向けて自分のことを考えるようになると、
墓地の問題は一つ大きな問題としてあります。
イスラム教徒は基本的に土葬をすべきという教えを持っていますので、
日本の現在の仮想文化の中では、なかなかそれがうまくいかなくて、
自分たちの土葬できる墓地が欲しいということで、
いろいろな地域で運動が起こったり、いろいろな地域でいろいろな交渉が行われたりしています。
もう一つは、大きい問題としては子どもたちが増えていますので、
その子どもたちに対する教育の問題というのもあります。
イスラム学校というのが各地にでき始めていて、
同時に日本の、そうは言ってもイスラム学校というものは、
本当にまだまだいくつできたというような数ですので、
ほとんどのイスラム教徒の子どもたちは日本の一般の学校に通うわけですけれども、
そういう中でのムスリムの受け入れ体制みたいなものも議論されたりしています。
ということで、日本でもムスリムの方は増えていると。
それに伴って課題も出てきているということなんですよね。
昨日の放送を終えて、ラジオネームトマト一発さんがメールをくれていてですね。
ありがとうございます。
このウィークリークローズアップ今週のイスラム教について知る興味がありますと。
数年前にこのイスラム教に関する書籍も読まれているようで、
読めば読むほど日本の風習や制度には合わないと感じていますと。
今は川口市、これ埼玉県ですかね。
大分県ではムスリムの方と日本人の間で問題が起きてますよね。
やっぱりこの土葬、仮葬という日本の文化との違いというところもありますよね。
今週のこのウィークリークローズアップを通じて、少しでも私の考えの参考にできればと思っています。
橋本アナの体験なども参考にします。
大変ユニークな題材で楽しみです。
ありがとうございます。
今日までは専門家の野中洋さんにお話を伺ったんですけれども、
明日は実際に学生時代に留学をきっかけにムスリムに改修したという方にもお話を伺っていますので、
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ぜひ水曜日と木曜日も楽しんでいただけたらと思います。
また8時30分頃からのグロウアップマガジンでは野中さんのインタビューの続き、
そしてリスナーの皆さんから募集した質問にも答えてもらっていますので、
こちらもお楽しみに。
この時間は慶応義塾大学総合政策学部純教授の野中洋さんにお話を伺いました。