1. エンジニアと人生
  2. #001 個人アプリ開発で食べて..
2021-10-04 18:19

#001 個人アプリ開発で食べていく(ゲスト:うめのん氏)


うめのん氏の紹介
自分が欲しいアプリをつくって稼ぐ秘訣
UIKit標準丸出しのUI
(2018年11月収録)
------------------------------------------------------------
■続き
・「1日に3時間しか仕事しない」 - うめのん氏のダレないためのワークスタイル
https://youtu.be/e36D3qEdTYw
・「エンジニアのアウトソース戦略」
https://youtu.be/t3KUZ4y-Goc
------------------------------------------------------------
・うめのん氏のTwitter
https://twitter.com/umekun123
・うめのんブログ
http://umenon.com/
・Taxnote
https://apps.apple.com/jp/app/id814048454
・堤のTwitter
https://twitter.com/shu223
・堤のnote
https://note.com/shu223/m/m8f787c6b326a
・サムネデザイン:いまがわヤッキー
https://twitter.com/i_magawa
※こちらの動画はVoicyチャンネル『エンジニアと人生』で収録されたものをベースとして編集されています。
https://voicy.jp/channel/781

See Privacy Policy at https://art19.com/privacy and California Privacy Notice at https://art19.com/privacy#do-not-sell-my-info.
00:00
うめのん氏)はい、よし始まりました。第2回。今、うめちゃんの車の中で話しております。どういうボイシーか言うと、エンジニア向けのポッドキャスト的な音声メディアだけど、技術の小難しい話は置いといて、エンジニアならではの生き方をしている人にお話をいろいろ伺ってみるというボイシーです。
うめのん氏)ありがとうございます。
堤修一)基本的には僕、筒見というiOSエンジニアがやっております。
堤修一)今日来てくれたのが、うめちゃん。うめ元のんさん。
うめのん氏)はい、どうも。
堤修一)僕の方から彼の紹介をすると、彼は個人アプリ開発者で、ボイスペーパーとかタックスノートとか、
うめのん氏)ツール系のね。
堤修一)ゲーム系じゃない、ツール系のアプリでずっと名刺を送っているアプリ開発者で、ゲーム系でご飯を食べている個人アプリ開発者は結構世の中にいるけど、ツール系では相当さらにレアなので、
うめのん氏)なるほど。
堤修一)色々その辺聞いたら面白いかなと思って。
うめのん氏)話します。
堤修一)はい。
うめのん氏)自己紹介、僕考えてきたんですよ。
うめのん氏)僕のアプリは、App Storeでタイマーって言ったら一番上に出てくるんで。
堤修一)ふーん。
うめのん氏)爆速タイマーっていうのが出てくるんで。
堤修一)はいはい。
うめのん氏)それをダウンロードしてもらえればいいかなと。
堤修一)でもさ、爆速タイマーって、うめちゃんの代表作の中では3番手ぐらいじゃない?
うめのん氏)そうなんですけど、これ会計アプリとか読み上げアプリとか作ってるけど、
うめのん氏)うん。
うめのん氏)それはすごいニッチすぎる。
堤修一)ふんふんふん。
うめのん氏)でもタイマーアプリなら、ほとんどの人が一応使ってもらえる可能性がある。
堤修一)あーなるほど。
うめのん氏)そうそう。
堤修一)だから皆さん。
うめのん氏)そう、タイマーとりあえず。
堤修一)一応さ、ボイスペーパーとタックスノートも紹介しておいたら?
うめのん氏)タックスノートは、たぶん会計とか確定申告っていったら、たぶん一番上から二番目に出てくる会計アプリです。
堤修一)うん。
うめのん氏)で、読み上げアプリのボイスペーパー、読み上げってやったら一番上に出てくる読み上げアプリです。
うめのん氏)試してもらえれば。
うめのん氏)タックスノートはあれだよね、経費とかをポチポチ入力していくようなアプリで、ボイスペーパーはウェブのコンテンツとかを流し引きするためのツールなんですよね。
堤修一)そうなんですよ。
うめのん氏)そう、でも面白いのが、さっき幅が広いって言ってたけど。
堤修一)ニッチなんですよね、僕のアプリは。
うめのん氏)ほんと、これを専門でいくぞっていうよりは、自分が欲しいと思ったアプリを作って、自分用に作ったものをそのまま飯食ってるみたいな。
堤修一)でもね、このやり方は全部僕オリジナルじゃないんですよ、全然。
うめのん氏)あ、そう。
堤修一)全部パクリなんですよ。
うめのん氏)あのね、今、知る人ぞ知るこの37signalsっていう。
堤修一)あー、なんか本出てたね。
うめのん氏)シテューション。あの、ルビオンレールズ作ったDHHっていうものすごい人なんですけど、その人が入ってる会社で、ベースキャンプっていう会社がいるんですね。
うめのん氏)昔37signalsって言ったんですけど、そこが昔今も出してるけど、Getting Things Doneみたいな本聞いたことない?
03:06
堤修一)いや、日本でめちゃめちゃ売れたやつあるよね。放題が日本でもヒットしてた。
うめのん氏)売れた?なんかそのウェブサービス作りたい人のバイブルみたいな本があって、そのほぼそれの書いてる通りにやってるだけなんですよ、実は。
堤修一)じゃあそれをつまんで、それを真似できるように言うとどんな感じ?
うめのん氏)サービス作るには、そのユーザーの意見を聞かないといけないじゃないですか。でもユーザーの意見をとりあえず聞きまくれと。
で、それで一番いいのは自分がユーザーになることだから、自分が欲しいものを作るのが一番やりやすいよって書いてたんですよね、本で。楽しいし。
バグも自分普段使ってたら勝手に自分でも見つけれるし、ユーザーからの意見聞いた時もああああのことねってすぐわかるし、何よりモチベーションが高いから自分の好きなものを作るのがいいよみたいなの書いてたから、まあそうだなと思って。
うめちゃんとかサーティセブン・シグナルズが食えてる理由は何?違いは何?
これはね、大体80%が運だと思うんですよ。90%が運。絶対運が出がいいと思う。今のタックスノートっていう会計アプリだって、そんな作ってる時がうまくいくか全然わからなかったし、3年前くらいツーミンさんと一緒に相談してたでしょ。
うん、覚えてるよ。
こういうアプリ作ろうかなと思ってるんですよ。
いやもう全く無駄なことやってるね。
俺周りに話した時に自分はこれいけんじゃないかなと思ってても、周りが死んだような魚の目にして、多分それダメだと思うから。
まあやりたいならやってもいいんじゃない?自分の人生の自由。
でもすごい重要なところなんですよ。正しい場合もあるんだけど、その時にじゃあやめとくかってなるか、やるかどうかっていうのは、自分が金を出すかどうかを基準にしてるんですね。
自分がユーザーで自分がこのアプリやったら金を出すかどうかって、これがめちゃくちゃ重要だと思う。
だからそれができるのが自分がユーザーだったら、本当にとりあえず一人は金を出すっていう確証が得られるから、これはめちゃくちゃ重要だと思う。
ユーザーがついてもお金を、課金タイプのアプリじゃなかったらいろいろ難しいんだけど、ツイッターとか広告系だとスケールしないといけないからそれを置いといて、課金系のアプリしか作ってないから、それがでかいね。
自分が払うって分かってたって最初から。
それについても、また掘りたい方向が2,3方向あって、話を収束させるのが難しいぐらい面白いんだけど、
自分がお金を出せるかどうかっていう判断基準を持って自分が欲しいものを作って、なお失敗してる人っていっぱいいると思ってて。
06:06
確かに。
それちょっと思うのは。
そうなんですよ。だから運なんですよね、ほとんど。
いや、ちょっと待って。運で勝てない。運ってやめて。
ごめん。
運じゃなくて、やっぱり思うのは、これ絶対いいよ、これ絶対金出すよって。
例えば自分が嫌いな会社がそれ出してたら、たぶん金出さないのに、でも自分が作ってるときは金出すと思い込める人だって。
錯覚ね。
あるある。
そこが冷静に、ジャッジできる人とジャッジできない人がいるのかもしれないなと話聞きながら想像してたんだけど、どうなんでしょうかね。
これ、次の話があるんですよ。その例に対する答えが。
自分が欲しいって、自分だったらこれくらいの金出すわって言っても、単純に俺だけだったっていう可能性があるでしょ。
だからそれが一番恐怖なんですよ、作ってるとき。
それをどうやって解決するかっていうと、もう出してみるしかないですよね。
だからいつもブログとかで俺書いてることやねんけど、この部分だったら最低でもできてたら俺お金払うわみたいな、
最短コースのめちゃくちゃよく言われるミニマルバイアブルプロダクトみたいなこと言われるのか最小限のものを作って、
早く出して、俺以外に買う人がいるかっていうのをチェックするっていうのをめちゃくちゃ早くするっていう。
それが一つの解決方法。
二つ目がほとんど運だから、うまくいくかどうかなんてやってみないと分かんないから出してみて、
ダメだったらすぐ諦めると。
早めにボツにする。
ツイッターのツイッタークライアントのやつは諦めてたよね?
そう、いろいろ諦めてたよ俺。
でもそれもちょっと角度が高い気がするな。
でもこれ結構難しくて、Airbnbみたいに1年ぐらい諦めずにやってうまくいくケースもあるから、
これは多分みんなジレンマやと思うから。
プラットフォーム系のサービスとかは本気でやらないと、
MVPでタッチ&リリースですぐに去っていきそうなサービスにはみんなデータとか預けないから、
そういう姿勢の匂いのする、でもちゃんと使うならもう一生使いたいみたいな。
例えば名刺をスキャンするサービスとか、
もう紙の名刺は古いみたいな歌い文句でたくさん出てきたけど、
みんなあっという間にやめていって、
そういうのあっという間にやめる感じがするから使わないんだよって。
またちょっとディスられてしまった。
でもそれはすごいユーザー視点としてすごくいいことで、
今俺たちが言ってるのは、よくリーンサットアップとか本に書いてあることあるでしょ?
あれはすごいいいこと書いてるんだけど、実際はこういうジレンマがいろいろあるなっていう。
そんな正解はないなっていうのがあるんですよね。
それにしても角度が高い気がして、
09:01
俺はよく思うのはユーザーインタビューで実際に街に歩いてる人とかに、
大学のキャンパス行ってこういう風に聞いたとか、
そういう風にプロダクトを詰めていったり、
MVPを決めていったり、
どこがミニマムバリューなのかを決めていったりする場合に、
やっぱり最初からすごいバイアスがかかってる場合をよく見かける気がしてて。
それすごい気になるな、興味深いな。それはどういうことなの?
ちょっとね、具体例は出せないし。
どんなバイアスがかかってんの?
いやでも、ちょっと分かんないな。
ちょっとボツになりそうだから、アラームが鳴った。
この方向は一回収束させて、
収束させるの?
うめちゃんが欲しいアプリを作る際には、
ちょっと待って、すげえ綺麗にまとめようとしてるよ今。
まあまあいいけど。
欲しいアプリを作る際には、自分がお金を出すかどうかを考えて作って、
でもそれは出してみないと分かんないから、
最速で出して、最速で撤退すると。
失敗するならまあ最速で失敗すると。
そうそうそう。
ていうことで、ちょっとまたそれに関連して聞きたかったことがあって、
うめちゃんのアプリでずっと俺がすごい面白いなと思ってたのが、
マジっすか?
タックスノートっていう、絶対流行らないだろうなと思った、
つりさんが俺の話を聞きながら思った。
5年くらい前だよね?
4年前くらい。
2013とかじゃない?
忘れたけど結構前。
その頃に一緒に黙々と開発作業をしてて、
うめちゃんなんかやってて、
とにかく税金関係のなんかやりたそうだけど、
あんまピンとこないなって思って聞いてて、
で、まあ翌年くらいに脱して、
結構そのサブスクリプションが個人開発者に開放されてなさそうな頃からなんか、
その時はね。
でもなんとか審査通過してたんだよね。
いや、その時は買い切りでやってたんすよ。
あ、そうなんだ。
そうそう、サブスクリプションを自動型取り掛けにやりたかったけど、
俺いろいろその前のリスゴっていう読み上げアプリとかで何回も試して、
却下されてきたから。
ああ、そうだったんだ。
その時はもう学んでたから最初から諦めてた。
で、2年前くらいにアップストアがフィルシルアという役員にアップストアの責任者が変わってから、
ガラッとサブスクリプションが変わったんすよね。
良くなってきて。
で、普通にツール系でも使えるようになったから最近入れた。
で、それでしばらく忘れてた頃に、
12:02
うめちゃんのタックスノートを久々に別の友達に見せてもらって、
そしたらサブスクリプションの料金が3000円とか、いくらだっけ?
1年3500円なんですよ。
1年3500円でアプリとしては買い切りで3500円でも高いのに、
1年ごとにそれを払わなきゃいけないっていうのはだいぶ高いじゃないですか。
そうそう、高いんですよ。
で、それでアプリ開発者として驚くことには、
ほんとサンプルアプリみたいにUIキットの部品そのまんまですよ、ほぼ。
これだけみたいな。
本当にUIキットの部品のプロパティでいじれる範囲でUIを作ってるみたいな。
で、アイコンとかだけちゃんと有料素材を買ってきて使ってるけど、
ほんとなんかサンプルアプリみたいな感じで。
なんでこんなものがみたいな感じで。
それが3500円の物好きな人が買うわけじゃなくて、
アップスターのレビュー欄見たらめちゃくちゃレビューが高いのが何百件とかついてますよね。
すごい嬉しい。
いくら今レビューついてますか?
いや、ちょっと見てないですけど。
何百件とかはあるよね。
そうそう、めちゃくちゃ嬉しい。
いや、マジで。
いや、ほんと嬉しい。
一般的なサブスクリプションを見た2、3年前は、
全然このアプリ業界もすごい成熟して、
そんなUIキットをそのまんま使ってるようなんじゃなくて、
当然のようにリッチなUIで開発者何人もで運用を継続的に運用していくような、
ある程度コースかけたアプリだけがちゃんとビジネスやっていけるみたいな、
世の中になってる中で、
あんなUIキット丸出しのアプリ久々に見たなっていうのが、
3500円でめちゃめちゃ評価高いっていう。
それ何なんですか?あれどういうことなんですか?
別にUIとかは関係ないんですか?
いや、でも僕ね、UIの使い勝手だけはものすごい気をつけてるんですけど、
操作感とか気持ち良さとか、機能をごちゃごちゃしないとか、
ただデザインの見た目、これは残念ながら僕デザイナーじゃないんで、
あんまり下手なことやると汚くなる逆に。
だからUIキットそのままが無難なんですよ。
僕がやるんやね。でもあんまりそこにはこだわりがないっていう、ただそれだけかな。
これやっぱ面白いのは、一般ユーザーも、
開発者が見るとUIキット丸出しでサンプルアプリみたいだなって思うんだけど、
大したことないアプリだなって見た目はそう思うもんね。
でも別に一般のユーザー、開発者じゃないユーザーの人はそんなこと全然気にしてなくて、
どうなんやろうな。そうでもないと思うけど。
使い勝手いいじゃん。いいねいいねって。それだけなのかね。
15:01
だからもう本当だいぶ標準の流れと違うUIっていうのは嫌われるけど、
標準の流れにのっとりつつもちょっと個性を出した美しいUIみたいなのは、
結構あれは自己満足の世界ですかね。
確かにそれは、デザイナーの力がある人だったらそこをちょっとこだわりたいと思うけど、
こだわりはこだわるほど普段慣れてないものになっちゃうから、普段使ってるユーザーが。
どんどんリスクが高くなるから、デメリットはあるけど、
見た目がかっこよかったら、見た目がかわいいから使ってみようっていう人は絶対多いと思う。
でもこれは最初の判断する話に近くなるけど、
そうなると最初どのくらい売れるかのユーザーがブレるんだよね。
こんなにシンプルなのに買ってくれるってことは、本当に需要があるっていうのがわかりやすい。
でもUIとかデザインがかっこよくて見た目がかっこよかったら、
ダウンロード増えても見た目だけでダウンロードしてくれる人が多くなるから、
最初のテストがしづらくなるっていうのは結果的にね。
その美しいUIっていうのがMVPの中のミニマムバリューに含まれてない場合に、
ミニマムバリューを測る余計なノイズになる。
ノイズになりやすいから最初は広告とかも使えば使うほどテストしにくくなるから、
全くダウンロードゼロとかやったら広告使わないと、そもそも使ってもらえないくらいわからないけど、
そこはすごい悩みどころで。
じゃあもし知り合いのデザイナーがすごい安くいいデザインをやってくれたら、それ実装しますか?
それはまず見て、操作感が変わらなくて、ただ見た目が良くなってたらもちろん喜んでやりますよ。
あるならあるで良いとは思う。
でも基本のUIの使い方はそのままが良いけど、見た目は綺麗になれば良いじゃないですか。
かっこよくなったら。
分かりました。ありがとうございます。
それはわざとじゃないですよ。
聞いている人は一回タックスノートっていうアプリを、ダウンロードは無料でできるのでちょっと試してみて、
これで人が一人飯食えるくらい稼げるっていう。
なんでみたいな。
これは結構アプリ開発者として勇気づけられるんじゃないかなと。
これなら俺でもできんちゃうみたいなってこと?
いや本当、パクったらパクりやすい。
どうなんでしょうね。
そうでもない。結構コースがかかってる。
でも5年間ちょこちょこやってるからね。
あとはサポートが結構大変ですね。
大変なところはサポートですね。
そうなんだ。
じゃあその話は今度にして。
分かりました。
ちょっと一回長くなったんで、今日の分は一回ここで締めましょうか。
18:00
なんかまだ聞きたいことめっちゃいろいろあるんですけど、
多分これならボツにせずに使えるかなと思うので。
何も悪いこと言ってないからね。
大丈夫かなと思うんで。
綺麗な。
一回綺麗なうちにこのまま。
そんな黒いね。
このまま終わりましょうか。
はい。
ではありがとうございました。
ありがとうございました。
18:19

コメント

スクロール