田んぼや川辺で当たり前のように見かける鳥「サギ」。でも、その正体をどれだけ知っているでしょうか。ツルやコウノトリとの違い、巧みな狩りの技術、山へ栄養を運ぶ意外な役割、そして「サギ山」と呼ばれる巨大なコロニーまで。実際にサギの繁殖地を訪ねながら、身近すぎて見えていなかった鳥の世界を深掘りします。
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【参考】
「BIRDER 2015年3月号」文一総合出版
「身近な野鳥の観察図鑑」樋口広芳・高野丈
「アオサギの繁殖活動が陸上生物多様性に及ぼす影響」https://www.akkeshi-bekanbeushi.com/josei/report/report_h13/02hori.html
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サマリー
身近な田んぼや川辺で見かけるサギについて、ツルやコウノトリとの見分け方、待ち伏せやおびき寄せなどの採餌方法を紹介する。白サギという正式な種名はなく、大サギ・中サギ・小サギなどで生態や渡り、食性が異なる。サギは水域の魚や甲殻類を山や森へ運ぶ役割も担い、木の上に大規模な「サギ山」を作る。話者は近所のコロニーを訪れ、約100羽のサギと巣、飛べないヒナを観察した。
サギとツル・コウノトリの違い
はい、今回も始まりました。草とか石とかのラジオ。 このポッドキャストは、自然界で好きなもの、気になるものについて深掘っていく番組です。よろしくお願いします。
さて今回のテーマは、詐欺でございます。 詐欺と言っても、犯罪行為の詐欺行為ではなくて、鳥の詐欺のことですね。
皆さん、詐欺ってどのようなイメージをお持ちでしょうか? 田んぼとか川辺とか池などで白くて足が長い細い鳥がいるなって思ったら、大体詐欺類かなと思うんですけれども、今回この詐欺について取り上げてみようと思ったきっかけは、この間たまたま車で田んぼの近くを通っていたときなんですけれども、4月、5月ぐらいですかね。
農家さんがトラクターで田んぼを起こしていたんですね。 それでその起こしている場所は、カエルや虫がいるのかわからないですけれども、
詐欺が大量に集まっていて、餌をついばんでいる様子が見られたんですね。 このようにあまりにもよく見る鳥なのに、あまり知らないこの詐欺という鳥にすごい興味が湧いてきたので、
今回はこの詐欺について詳しく調べてみました。 まずそもそも詐欺って何なのかっていう話をすると、ペリカンモクサギカの生き物になります。
近いもので言うとトキやコウノトリなどが仲間ではあるんですけれども、 詐欺は詐欺家と呼ばれる鳥なんですね。
それでサギ類は白い鳥の仲間なんですけれども、 自分は昔ツルやコウノトリとの違いっていうのはあんまりよくわかっていなかったんですよね。
確かに近い仲間ではあるんですけれども、調べてみると結構違うところがあるんだなということがわかりました。
例えばサギ類は飛ぶ時に首をS字に曲げて飛んでいくんですけれども、コウノトリとかツルは首をまっすぐに伸ばして飛ぶみたいなんですね。
言われてみればツルの写真とかを思い返してみると、確かに首がまっすぐな気もするなという記憶もあります。
それに自分は昔兵庫県の豊岡市というコウノトリが野生で暮らしている町に行ったことがあるんですけれども、
その時遠目に見てサギとコウノトリの違いがよくわからなくて、 今見ている白い鳥は何だろうっていう疑問を持ったまま帰った記憶がありました。
でも改めて調べてみると、飛んでいる時に首を曲げているかどうかで結構見分けられるんだなぁと。
それを知ってからちょっとこの白い鳥たちの見方が変わりましたね。
サギの多様な狩りと種類
それ以外にもサギ類とツル、コウノトリの違いで言うと、餌の取り方も少し違うんですよね。
例えばツルとかコウノトリは草原や湿地を歩きながら餌を探すことが多いんですけれども、
サギ類の方はある程度は歩き回るんですが、どちらかというと魚とかカエルを待ち伏せして取るスタイルみたいなんですね。
自分は池のほとりでじっと水面を見つめているサギをよく見かけるんですが、
これは餌を待ち伏せしていて、獲物を見つけると首を素早く伸ばして捕らえるみたいなんですね。
こういうハンティング技術の違いみたいなものもあるそうです。
それにサギ類は冒頭で紹介したように田んぼを耕している時とかに、土の中から出てくる虫やカエルを狙って集まってくるんですね。
こういうふうに人間の活動を利用する習性があるからなのか、人が近づいても意外と逃げないなというふうに感じています。
僕もこういうポッドキャストをやっているので、鳥とかを普段よく見ていて、いろんな鳥を観察してみたいなと思って近づくんですけれども、
野生の鳥ってすごい視線に敏感というか、僕が近づくと野生の鳥はすぐ遠くへ行ってしまう印象があるんですけれども、
サギの場合は近くに行ってもあんまり逃げないので、これだけ人間に慣れていて、人間の生活に身近な鳥がサギなんだなというふうに思います。
あとサギの仲間にはササゴイという種類もいるんですが、こいつはかなり特徴的なエサの取り方をするそうですね。
というのも、自分の近くに魚をおびき寄せるためにエサを巻いて寄ってきた魚を取るんですね。
このエサというのは枝や葉っぱを魚のエサのように見せる場合もあるし、ミミズやセミや人間からもらったパンを使う場合もあるそうで、
とにかく魚のエサになりそうなものを巻いてみて、それに寄ってきた魚を食べるっていうスタイルなんですね。
あとコサギというサギの種類は水の中で貧乏ゆすりをするそうなんですが、これはこの振動によって小魚を追い出して効率よく捕らえるためだそうです。
こうしてみると単純にサギって言っても、エサの取り方一つを見ても非常に奥深いなというふうに思いましたね。
ここでサギの仲間について少し触れてみると、我々が普段よく見るサギというのは全身真っ白な白サギと呼ばれる仲間や、大型で少し黒い模様がある青サギが多いかなと思います。
ただ、実はこの世の中に白サギという名前の鳥はいないんですよね。
厳密にはよく見かける白いサギはほとんどは大サギ、中サギ、小サギという3種類なんですね。
これは名前の通り、大サギが一番大きくて90cmくらい、中サギが70cmくらい、小サギが60cmくらいと大中小ですごいわかりやすいんですが、この3種類は実は生態も結構違うんですよね。
例えば、大サギと小サギは1年中日本にいるんですが、中サギは渡り鳥で、春になるとフィリピンとか南から日本へやってきて、秋になるとまた南へ帰っていくんですね。
このように同じ白いサギでも渡り鳥もいれば、1年中その辺にいる鳥もいるっていうことです。
さらに外見も結構違っていて、例えば小サギは足が黄色いので足元を見るとパッと見で見分けやすいですし、あと大サギと小サギはくちばしが長くて魚を捕まえるのが得意なんですね。
一方で中サギは比較的くちばしが短くて魚よりも虫やカエルを食べるのが得意な鳥だそうです。
その他にも繁殖期になると大サギは目元が青くなったり、中サギは黄色くなる、小サギはピンク色になるみたいな感じで、普段同じ種類だと思って見ている白いサギにも実はいろんな違いがあるっていうことですね。
水辺の栄養を山へ運ぶサギ
こんなサギが自然界でどういった影響を与えているのか、どういうポジションなのかっていうことを改めて今回調べていたんですけれども、非常に感慨させられるなと思ったことは、サギが湖や海の栄養分を周辺の山に運んでいるっていうことなんですね。
例えば青サギのようなその辺にいるサギたちは湖や海で魚類や甲殻類を食べて、それを巣のある山や森に持ち帰って雛に与えるんですね。
その結果魚やエビなどの海や湖の生産物がサギの糞や死骸っていう形で森の中に持ち込まれるんですね。
それでその栄養分が陸上の植物や動物に利用されているっていうことなんだそうです。
つまりサギっていうのは水辺で流れていった栄養をもう一度山へ戻す栄養自粛艦の一部を担っている可能性があるっていうことですね。
そうやってみると我々のサギに対する見方もだいぶ変わるなというふうに思いました。
サギ山のコロニーとヒナ
ところで皆さんはサギのヒナであったり巣を見たことがあるでしょうか。
サギというのは非常に身近な鳥なんですけれども、意外とそのヒナや巣を見る機会って少ないんじゃないかなと思っているんですね。
僕自身これまでサギが子育てをしている様子ってほとんど見たことがなかったんですけれども、
調べてみるとサギというのはたくさんの仲間が集まって木の上に巣を作って大きなコロニーを形成しているそうで、これをサギ山と呼ぶそうです。
今回これを知って非常に興味を持ちまして、自分の家の近くにサギのコロニーがないかなと思って調べてみたんですね。
すると割と家の近くでサギがコロニーを作っているらしいということが分かったので、6月の中旬くらいに実際に行ってきました。
そこは川沿いの公園の木が生い茂った森のような場所なんですが、その中でも特に高い木にサギが集中して集まっていたんですね。
これは10羽や20羽どころではなくて100羽くらいいたんじゃないかっていうくらい本当に大量にいました。
もともとそこにコロニーがあるという情報は知っていたんですが、近づくとギャーギャー鳴き声がかなり遠くから聞こえてくるので、ここにいるんだなっていうのはすぐ分かりましたね。
あまりにもうるさかったので正直ちょっと近づくのは怖いなとも思ったんですが、行ってみると本当にサギだらけでしたね。
その木の上にはたくさんの巣があって、高さでいうと2階建てから3階建ての建物ぐらいの位置に巣が上にいっぱいあるというかそんな感じで、
そこには子供のサギがたくさんいて、中にはまだ飛べないヒナも頭を出しているっていうそういう感じで、みんな巣の上でのんびり過ごしていましたね。
おそらく僕が近くにいることもサギ目線では分かっていたと思うんですけれども、これだけ仲間がたくさん近くにいると安心できるのか、特に僕に警戒する様子もなく過ごしている様子っていうのが印象的でした。
それでサギの子供、ヒナっていうのは本当に可愛くて真っ白でヨタヨタしているというか、飛び方もまだ頼りないんですよね。
たまに見てると飛ぶ練習をしようとしているのか、ちょっと飛んではやっぱり無理だっていう感じでやめたりしていて、その様子もすごい可愛かったですね。
あと時々親と思われるサギに甘えていたり、子供同士でじゃれあったりしてもいました。
サギのヒナは真っ白っていうこともあるんですが、なんというか世の中の悪いことを何一つ知らない純粋無垢な存在にも見えましたね。
僕は普段動物を見てうわぁ可愛いとか、そういう風に動物を可愛いって強く思うタイプではないんですけれども、それでもサギのヒナは本当に素直に可愛いなっていう風に思いましたね。
あとそのコロニーには先ほど紹介したコサギやダイサギ、それからアオサギ、さらに頭のあたりが少しオレンジ色になっているアマサギなんかもいて、とにかくいろんな種類のサギが集まっていましたね。
違う種類のサギ同士が同じ場所で集団を作っているっていうのもなかなか面白いなと思いました。
こんなサギ山って呼ばれているコロニーは毎年だいたい似たような場所に形成されることが多いそうで、また見に行きたいなという風に思いました。
身近な鳥を見直す
最後にまとめに入っていきたいと思うんですが、野生の鳥のヒナって大量に見る機会っていうのは意外と少ないと思うんですよね。
例えばツバメの巣からヒナが顔出していたりとか、カルガモの親子が歩いていたりするのを見ることはあるかとは思うんですね。
でも野生の鳥のヒナを何十羽も集まって見れる機会っていうのはそれほど多くないんじゃないかと思うんですよね。
特にサギのヒナっていうのは見たことがある人は意外と少ないんじゃないかなと思います。
今回は普段田んぼや川辺で魚やカエルを狙っているサギたちがどんな場所で暮らしていて、どんな風に子育てしているのかその一端を見ることができたのはとても面白かったですね。
本当に好奇心も満たされましたし、実際に行ってみてよかったなと思いました。
あと身近な鳥でも知っているようで知らないことがたくさんあるんだなっていうことも改めて感じましたね。
これまでこのポッドキャストで鳥をテーマにすることはそれほど多くはなかったんですが、また別の鳥についても調べてみたいなと思いました。
以上、草とか石とかのラジオ、サギについてでした。
お聞きいただきありがとうございます。
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