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2024-07-22 10:58

落語練習11 あくび指南 from Radiotalk

あくび指南

少し練習してみました
00:01
こんにちは。落語の練習をしてみたいと思います。
何を練習しようかなというネタを探しているところです。
あくび指南という話をちょっとやってみます。
話は、クマゴロウがハチゴロウの家にやってくるところから始まります。
クマ、どうした?今暇かい?ちょっと俺に付き合ってくれないか?
どこ行くんだ?あくびの稽古に行こうと思って。
ん?あくび?なんでそんなもん、わざわざ習いに行くんだよ。
この間、道を歩いていたら、あくび指南って大きく書かれた家があって。
気になったから、ちょっと行ってみたいんだけど。
これも遅くて、どんだけ暇なんだよ。
はっちゃん、頼むよ。ついてくれるだけでいいから。仕方ないな。
こうしてですね、クマゴロウとハチゴロウは、あくびの稽古道場を訪れるわけですよ。
ごめんください。あくびの稽古をしていただきたいのですか?
そうですかそうですか。さあ、中へどうぞ。
お稽古するのはお二人ですか?
いやいや、こちらの奴は今日は勤学なんです。
わかりましたわかりました。
それでは、あちらでご覧になってください。
失礼します。
それで、あなたはどこからあくびを習ったことが終わりですか?
いやいや、今日が初めてです。
あくびというのは大きく分けて、春、夏、秋、冬の4種類ありまして、初めての方は夏から始めるといいでしょう。
そうしたら、じゃあ夏のあくびを教えてください。
よろしい。まずは状況から説明しますと、夏の午後過ぎ、あなたは船に乗っています。
その船は岸に繋がれていて、向こうでは船頭が暇そうにタバコを吸っている。
ここであくびをするには、まず船に揺られている心持ちになって、こう体をゆっくり揺らしますね。
それから船頭に向かって、おい船頭さん、そろそろ船を出してくれ。
そろそろ船を出してくれ。これから山谷堀に上がって、いっぱいやって、吉原にでも行って行きなさいしてくれと声をかける。
ふむふむ。
それから船もいいが、一日で乗っていると退屈で退屈で、うわー、という具合にあくびをします。
おー、これは名人芸ですな。
それではあなたもやってみてください。
まず船に揺られている心持ちになって、体を揺すります。
03:02
こうですか?うん、そうそう、そんな感じです。
それから船頭に声をかけてください。
おー、船頭。
いやいや、そんな乱暴な言い方はいけません。もっと退屈そうに、おい船頭さん、って感じで声をかけるわけです。
おい船頭さん。
んー、まあまあ、いいでしょう。
ではセリフを続けてください。
そろそろ船を出してくれ。
これから山谷堀に上がって、いっぱいやって、吉原にでも行って、転がり込んで。
んー、転がり込むとは品がありませんね。
吉原にでも行って、としてください。
吉原にでも行って、するとなじめの女がいましてね。
あら、あなたずいぶんとご無沙汰じゃない。どうせ他の女のところでも通ってたんでしょう。
んー、この人はそうやって私のことをこうとやかせるんだ。憎い男だね。
って言って、俺の太ももあたりをキュッとつねるんだよ。
ふっ、余計なことをベラベラ話さなくてよろしい。
早くあくびのところをやってみてください。
はいはい。
えー、船もいいが一時に乗ってみると退屈で退屈で。
アクション!
くしゃみじゃなくてあくびをするんです。
まったく何やってんだよ。
あくびなんて教わるほうも教えるほうも、教わるほうも教わるほうだから、教えるほうも教えるほうだよ。
こんな馬鹿らしい稽古を見せられたら俺は退屈で退屈で。
わー。
お、お連れさんの方が器用でいらっしゃる。
見てるだけであくびを覚えた。
ちゃんちゃん。はい、ありがとうございます。
えーと、あくびしなんて言うね。
いやー、いいですね。
あのー、江戸時代ってね、なんか面白いですね。
あくび、面白いですね。あくびしなん。
これを、これを、うん。
あのー、くまごろとハチゴロというのがよく落語に出てきますね。
で、この二人が、あくびしなんを、
で、この二人が、あのー、あくびの稽古場を訪れるわけですよ。
というわけで、どんだけ暇なんだって感じですよね。
はい、ごめんください。はいはい。
あのー、あくびの稽古をしていただきたいんですか。
あのー、あくびの稽古をしていただきたいんですが。
おー、そうですか、そうですか。さあ、中へどうぞ。
お稽古するのはお二人ですかな。
いやいや、こちらのやつは今日は見学なんですよ。
わかりました、わかりました。
それでは、あちらでご覧になっててください。
はい、失礼します。
06:00
という感じで、あのー、二人で、二人で、なんか暇だから、あくびの稽古をしに行くわけなんですよね。
うーん、なかなか面白い話ですね。
はい、えーと、じゃあ今日はちょっとこんな感じにしたいと思います。
うーん、もう一度やってみましょうかね。もう一度やってみましょう。
あくび知らん。
話はですねー、熊五郎が八郎の家にやってくるところから始まるわけですよ。
にゃー、八ちゃん。おー、熊が。どうした?もう暇かい?ちょっと俺に付き合ってくんないか。
んー、まあいいか。どこ行くんだ。
あくびの稽古に行こうと思って。
あくび?何で?
そんなもの、何でわざわざならんに行くんだよ。
この前、この間もう道歩いてたらね、あくび知らん、どんどん書かれた家があってね、気になったんだよなー。
ちょっと行ってみたいんだけど、一人じゃ心細くて、どんだけ暇なんだよ。
八ちゃん頼むやん、お前。ついてきてくれるだけでいいから。
仕方ねえな。
こうして熊五郎と八五郎はあくびの稽古場に訪れるわけです。
ごめんください。はいはい。
あの、あくびの稽古をしていただきたいんですが。
そうですか、そうですか。さあ、中へどうぞ。
稽古するのはお二人ですかな?
いやいや、こちらの奴は今日は見学なんです。
わかりました。それでは、あちらでご覧になっててください。
失礼します。
それで、あなたはどこかであくびを習ったことがおありかな?
いえいえ、今日が初めてです。
うん。
あくびというものは大きく分けて、春夏秋冬、四種類ありまして、
初めての方は夏から始めると良いでしょう。
おお、なるほど。そしたら夏のあくびを教えてください。
よろしい。
まず状況から説明しますと、夏の午後すぐにあなたは船に乗っています。
その船は岸に繋がれていて、向こうでは船頭が暇そうにタバコを捨てる。
おお。
ここであくびをするには、まず船に揺られている心持ちになって、
こう体をゆっくり揺らしましてね。
それから船頭に向かって、
おい、船頭さん、そろそろ船を出してくれ。
これから山谷堀に上がっていっぱいやってな。
吉原にでも行って、行きな遊びをしようと声をかける。
ふむふむ。
それから船もいいが一日に乗っていると、退屈で退屈で、
うわー、という具合にあくびをします。
おお、さすが。これは名人芸ですな。
それでは、あなたもやってみてください。
まずは船に揺られている心持ちになって、体を揺すります。
おお、こうですか。
09:00
おお、そんな感じ、そんな感じ。
それから船頭に声をかけてください。
おお、船頭。
いやー、ダメですよ。
そんな乱暴な言い方ではありません。
もっと退屈そうに。
おい、船頭さん。
声をかけるのです。
おい、船頭さん。
うーん。
いいでしょう、いいでしょう。
では、セリフを続けてください。
そろそろ船を出してくれ。
これから山谷堀に上がって、いっぱいやって、吉原にでも転がり込んで。
転がり込むとは品がありませんね。
吉原にでも行って、としてください。
ええ、吉原にでも行って、するって、と。
その馴染みの女がいて、
あら、あなたずいぶんご無沙汰じゃないの。
どうせ他の女のところにも通ってたんでしょう。
この人はこうやって私のことをやっかかせるんだ。
憎い男だね、と言って、
俺の太ももあたりをキュッと告げるんだよ。
余計なことをペラペラ話さなくてよろしい。
早く足首のところをやってみてください。
はい。
船もいいが一、二回やってると退屈で、退屈で、
クション!
まあ、くしゃみじゃなくて、悪病するんです。
ああ、もう、全く何やってんだよ。
悪病なんて、教わるほうも教わるほうだが、
教えるほうも教えるほうだよ。
こんな馬鹿らしい傾向を見せられて、
俺は退屈で退屈で。
うーわー。
おや?
お連れさんの方が奇良でいらっしゃる。
見るだけで、悪病を覚えたという話でした。
ちゃんちゃんに。
はい。
えーと、
いや、これは面白いな。
はい、えーと、
今日はちょっと、あくびしなんていう話をやってみました。
はい、えーと、
落語仲間募集しています。
一緒に落語練習しませんかね。
はい、えーと、
じゃあ、こんな感じで、
今日は失礼します。
はい、失礼します。
ありがとうございました。
10:58

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