リスナーからの感謝
バナナブレッドのラジオなどと称してやっている、このポッドキャストを
前回配信したのが、去年の大晦日だったんですけど、
その後、もっちょさんという方から、このラジオにお便りをいただきまして、
それから、2週間以上経っちゃって、遅くなって申し訳ないんですけど、
すごく嬉しいお便りだったんで、ぜひご紹介させてもらえたらなと思います。
こんにちは、久しぶりにお便りを送ります。
今年1年、お疲れ様でした。
バナナブレッドのラジオを、また少しずつ聞けて嬉しいです。
作るは遠くへ連れて行く、は特に好きで、
次の回のお便りも、わかるわかる、と染み入る気持ちで聞きました。
自分一人では到底たどり着けなかったような場所へ、
自分の手を離れた制作物や思考が、たんぽぽの綿毛のように飛んでいって、
新たに根を張りそうな喜びや、実感を持ちきれず信じられない気持ち、
いつになっても新鮮に心を動かされます。
それと、仕事が忙しくて少し気持ちがやられていた時に幻を聞きました。
見えない電車に乗って一生懸命に運ばれていく、たくさんの人たちの姿が浮かびました。
無数の選択の果てに選べなかったことも、忘れずに大切に持っていこうと思いました。
今年もたくさんの安心をありがとうございました。
良いお年をお迎えください。
という、もっちょさんからのお便りでした。
イデコの導入
すごく嬉しかったです。
ありがとうございました。
やっぱりお便りもらうのすごく嬉しくて、
改めてですけど、本当に聞いてくれてる人がいるんだなっていう気持ちになったり、
あと、リッスンというサイトでこのバナナブレッドのラジオを謎と称してやっている
ポッドキャストを配信してるんですけど、
リッスンのコメントもたまにいただいたりして、すごく嬉しいです。
お便りもらうのめちゃくちゃ嬉しいなと思って、
いつもこのポッドキャストの最後に自分のメールアドレスを読み上げるっていう方法でお便りを募集してたんですけど、
ちょっとハードル高いよなと思って。
知らない人にキラリメールを送るのは、自分の身になってもすごいハードル高いし、
あと別に名前を明かさないで送ってもらってもいいよなっていう気持ちになって、
すごい今更なんですけど、
バナナブレッドのラジオ、謎と称してやっているこのポッドキャストのウェブページを作りまして、
その下に匿名でお便りが送れるフォームを作りました。
作ったので、聞いていて何かご意見ご感想、日々の日記、何でもいいんですけども、
僕にメッセージを伝えたい時がありましたら、URLはですね、
鹿くん.comスラッシュバナナ
鹿くんのスペルはs-h-i-k-u-nでアクセスできますので、
よろしければお便りをお待ちしています。
のっちゃんさんのお便り、すごい嬉しかったですよね。
ありがとうございました。
というわけで、もう1月も半分終わっちゃったんですけど、
新年一発目の配信ということで、
どうしていこうかなっていう話がしたいなと思って、
最近パートナーからの強い勧めがあって、
イデコっていう個人型確定居室年金の講座を開設したんですよね。
で、これから月々2万3000円、
自分の給料の手取りの中から毎月2万3000円を積み立てていって、
今年の5月に僕は36歳になる感じですけど、
それを65歳まで積み立てていって、
65歳になったら今まで積み立ててきた分、
ちょっとその産業の益を足して返してもらう。
で、それをちょっとずつ年金の足しにして、
老後の生活をしていくっていう。
あと、月々2万3000円ですけど、
その2万3000円は自分の所得税の課税対象から外れるってことで、
節税のメリットがあると。
このイデコって事態は別に僕も知ってたんですけど、
なんか面倒くさそうだなと思ってやってなかったし、
65歳になるまで引き出せない場所にお金を貯めていくっていうのが、
なんか何かあった時にお金急に必要になったら怖いなっていうのもあるし、
一番大きいのは、なんか65歳になった自分の姿を、
すごいリアルに想像できなかった。
別にそこまで人生が終わっちゃうとかそういうことは全く思っていないんですけど、
なんか老後のことを考えることがリアリティが持てないからできなくて、
それでずっとやらずにおいたイデコを、
パートナーの強い勧めっていうのは、
僕の手取りだったらイデコに加入することによって、
口座に貯めておくより、こんなに節税のメリットあるんだよっていうのを丁寧に教えてくれて、
それならやらない理由ないなと思ってやることにしたんですけど、
今年36歳になる自分としては、なんか65歳になりそうだなっていう。
なんとなく65歳の自分が見えてきちゃってるから、
多分イデコに口座を作り始められたんじゃないかなと。
これ生命保険に入った時も思いましたけど、
なんかこう、人生これからどうなっていくのか、
曖昧、あやふや、わからないのは不安なんだけど、
それは逆にたくさんの可能性があって、これからどうにだってなれるみたいな気持ちが、
やっぱり20代とか30代の前半ぐらいまではギリギリあって、
もう確定だなっていう。
この先も僕ってこのまま僕なんだろうな、
このまま65になるんだろうなっていう感じが、
もちろん小さな成長はたくさんあると思うんですけど、
あと何歳からだって何始めたっていいと思うんだけど、
どんな仕事してもいいし、どこに住んでもいいと思うけど、
とはいえ、
イデコに口座を作るくらいのリアリティはあるなっていうのが、
そこは自分の中ではもう確定、
日本語の変換、ひらがな打ってスペースキーをして漢字を探してる時みたいに、
どんな変換候補になってもあり得るところを、
とりあえずイデコについてはエンタキーを押していいかなっていう気持ちになったんだと思うんですよね、
イデコに口座を作ったということは。
仕事と変化
これからたぶんもしかしたら家を買うかもしれないし、
そこで大きなローン借りるかもしれないし、
そういった時もまたそれはそれとしてそこでエンタキーをきっと自分の心の中で押すことになるんでしょうねっていう。
そんな、だからあと65まで、もしかしたら70まで働くって考えた時、
これからどうするの?仕事っていう。
僕の仕事はウェブサービスのユーザーインタフェースの設計と、
それをウェブのフロントエンドに実装するっていう、プログラミングをするっていうのが仕事なんですけど、
この仕事に関して言うと過渡期という感じがすごく今していて、
何の過渡期かというと、ユーザーインタフェースというものがそのうちなくなっていくだろうなっていうのが、
これはAIの台頭によって確実に、革新的に、もうこの業界にいる人は全員思っている。
それが何年後かわかんないけど。
例えば本を例に挙げると、物理的な本って、まず本を手に持てる。
その手に持った本のページをもう片方の手でめくれる。
展示の本とかもありますけど、大多数の本はその印刷された文字、紙に印刷された文字を見える視力を持っているっていう、
そういう人に向けて、そういう本を読める能力を持っている前提で設計されたメディアだと思うんですよね。
そこに電子書籍っていうテキストのデータが本の内容として配信される仕組みができたことで、
物理的な本を手に持てないとか、紙をめくれないとか、読めない、見えない人でも本が読めるようになった。
ただ、電子書籍に本文の文字サイズとか行間っていうのは、この電子書籍のリーダーによりますけど、
それはテキストデータなので、読む側の方が自由に文字を大きくしたり、行間を広げたり、
ユーザーインターフェースの変革
画面の背景の色を、例えばダークモードなら反転させて読んだりとか、好き勝手に変えられるようになった。
物理的な本って、ブックデザイナーがこの本の内容に合わせて、
フォントはこれだよねとか、紙はこれがいいとか、紙の厚さだとか、
あと、本を閉じた時の一冊の本の佇まい、カバー、そういうのも含めて、
一個の本の在り方をブックデザイン、想定として決めて、
同じ本が全て読者に渡るっていう仕組みでしたけど、
電子書籍はそれを読む側が最も自分に合っているフォーマットに、スタイルに変えられるっていう仕組みがありますよね。
だから、そこにはブックデザイナーだったりっていう人が考えた最適な在り方ではないけど、
その人にとってのそれぞれのその本があるっていう状態になる。
それをユーザーインターフェースの方に考えてみたとしても、
ここまで作られてきたサービスのデザインって、
サービス側がユーザーインターフェース、このサービスはこのインターフェースが最適だよねみたいなのを自分たちで開発して、
それをユーザーに提供していた。ユーザーはそれをそのまま使うしかなかったっていう状態。
だけど、このAIが台頭してきた以降は、
このユーザーインターフェースっていうのは、ユーザー側で最適なものが、使いやすいものが、
それユーザーごとにそれぞれいろんな性質を持ったユーザーがいるのに、
1個のインターフェースで誰でも使いやすいなんてことは正直ありえなくて、
そのユーザーごとに最適なインターフェースをユーザー自身の手によって作るっていう風にもなっていくんだろうなと。
そしてそれは画面を通した操作じゃないかもしれないし、
スマートスピーカーみたいなもので声で操作するっていうことをインターフェースとするのかもしれないし、
もっと言えば、ChatGPTに話しかけたらChatGPT自身がそのサービスにアクセスして、
結果だけを持って帰ってくる。
ユーザーはそのサービスの画面を一度も見ないまま、そのサービスを利用することになるっていう世界も全然あり得るよねっていう。
そうした時にユーザーインターフェースの設計とか実装みたいなことをしている自分の仕事ってあるのかっていうと、
本でいうところのブックデザイナーだったり想定家みたいな人がいなくならないように一定は残るとは思いつつ、
でも今と同じような市場、僕らの仕事の市場規模っていうのはありえなくてどんどん減っていくし、
その先にはすごく直接的には給与水準も別に維持できなくなるよなっていう。
世の中に役立つ存在への道
そういう時にユーザーインターフェースを設計する人じゃなくて、
ユーザーインターフェースを設計するために必要なサービスの要求定義をする人だったり、
プロジェクトの振興管理をする人、
または会社にいるメンバーのマネジメント、ピープルマネジメントをする人とかに自分たちの仕事っていうのがどんどん移っていく。
だけど、別に僕はそんなことあんまりやりたくない。
僕がやりたいのは、魅力的に思っていることは作ることで自分がやっぱり手を動かすことなんだよなっていう。
自分が手を動かすことにこだわっていたらこの先ないかもしれないんだけど、
なんかどうにか作り続けられないのかなっていうのが思うところですね。
別にそれを仕事でやらなくてもいい。
趣味として好きに作る分には良くて、仕事は仕事として別の仕事に割り切ってやるっていうのもあると思うんですけど。
これからどうなっていきたいか。
1年間、2025年1年間っていう話じゃなくてもっと広いスパンでどうなっていきたいかっていうと、
自分が持っているスキルを使ってやっぱり世の中の役に立ちたいっていうすごい漠然とした思いだけがあって、
でもそれはすごく漠然としすぎてるんで、もっとスパンを短めにしてみると呼ばれる人になりたいっていうのがあるのかなと。
それは、自分が得意としていることを知ってくれている人に、
そういうことを知りたいんだなって思っている人がいた時に、必要な時に呼んでもらえるようになりたい。
そういうことをやっていると、世の中の役に立てるんじゃないか。
じゃあどうすればいいのかっていうと、
まず自分の強みは何か自覚して、それをどうやって周囲の人に伝えていくのかっていう戦略の話になるのかなと思うんですけど。
そう思った時に、じゃあ2025年どうしていくか。
ひとまずは、いろんな人と話をしたいですよね。
身の回りの人でもいいし、全然知らない人でもいいし、なかなか人見知りなんで難しいんですけど。
そうですね。声をかけられるようになるっていうのが、なんか最初の第一歩として、
今年の目標として、結構角度高い有望な有望かもしれないですね。
2025年、抱負とかありますか?
大体ね、決めても、ぼーっとしてる間に今年なんて終わっちゃうと思うんですけど。
こんな感じで、今年も極めた時に、マイクに向かって話していけたらなと思います。
ここまで聞いていただいて、ありがとうございました。