未読記事の山と新しい情報体験の提案
あのー、スマホのブラウザーにどんどんたなっていく、後で読むタブの山。
あなたも絶対に経験があると思うんですが。
あー、ありますね。気づくとすごい数になってますよね。
そうなんですよ。今日は、そのポケットの中にある未読記事のお墓というか、そういう話題から始めたいんですが、
もし、いつか読もうと思っているその長文記事が、えっと、たった60秒で自分自身を売り込んでくるとしたらどうでしょう?っていうお話で。
なるほど。自らアピールしてくるわけですね。
Gemini Notebookの新機能:テキストからショート動画へ
はい。実は今回深掘りしていくのが、シェアハウスのLLC-HOUSEが公開したGeminiノートブックの最新機能についての情報なんです。
このテキストを読むから、えっと、見るっていう体験への劇的な変化が今回のテーマです。
まあ、これまでも聞くノートみたいにテキストをそのまま音声で読み上げる機能はありましたよね?
ええ、ありましたね。私もたまに使います。
でも今回のLLC-HOUSEのアプローチは、そこが決定的に違っていて、10分かかる記事をいきなり読ませるんじゃなくて、
Geminiノートブックを使ってですね、約60秒のショート動画を自動生成しているんです。
なるほど。つまり、記事の予告編として動画を置いているってことですか?
そういうことです。
AIによる動画生成の仕組みと効果
でも、それって動画編集ソフトとかを使わずに、ただテキストを読み込ませるだけでできるんですよね?
なんか単に文章をランダムに切り張りしているだけじゃないんですか?
そこがこの技術のすごいところでして、AIはただのミキサーじゃなくて、
なんというか、すごく優秀な映画の予告編エディターみたいに動くんですよ。
映画の予告編ですか?
はい。5000字くらいある記事全体をガーッとスキャンして、論理の骨格を抜き出すんです。
で、読者が一番引き付けられるような、言ってみればカーチェイスとか、どんでん返しに当たる部分を見つけ出して。
おお、一番面白いところを抽出するわけですね。
それを60秒という短いフォーマットに最適化して、新しく台本を再構築しているんです。
なるほど。これって例えるなら、いつか料理しようと思って冷蔵庫の奥で腐らせちゃう野菜ってあるじゃないですか。
あの長文記事をあらかじめ一口で飲めるスムージーにしておくような感覚ですよね。
ああ、それはすごくわかりやすい例えですね。
動画の限界と記事の役割の変化
ただ、スムージーにすると食物繊維が失われちゃうことは忘れちゃいけないというか。
食物繊維、つまり元の記事の深い文幕とかニュアンスのことですか?
その通りです。60秒の動画では、そういう部分は必然的にそぎ落とされてしまうので。
あくまで本編への入り口、前菜であって、メインディッシュではないんですよね。
確かに。でも、そこでちょっと疑問なんですけど、現代の人って、その甘くて飲みやすいスムージーだけで満足しちゃいませんか?
結局、元の泥臭い野菜というか長文テキストには二度と戻ってこない危険性はないんでしょうか?
それはまあ実際、多くの人は元のテキストには戻らないでしょうね。
え、それって発信者側という人はショックじゃないんですか?
いや、実は発信者側もそれでいいんだって気づき始めているんです。記事の役割自体が根本的に変わってきていて。
どういうことでしょう?
つまり、ワンソース、マルチプルフォーマッツですね。
一つの元データからYouTubeショーツとかTikTokとか、そういう複数の形式に展開していくためのベースという構造に移行しているんです。
情報爆発時代における効率的な情報収集
ちょっと待ってください。それはなんか聞こえばいいですけど、要するに私たちの集中力が落ちているからそれに合わせてコンテンツのレベルを下げているってことになりませんか?
まあ、そういう見方もできますけど、私は少し違うと思っていて、今はとにかく情報が爆発的に増え続けているので、すべてを読むって物理的に不可能じゃないですか。
確かに。時間がいくらあっても足りないですね。
ええ。だからいきなり見知らぬ森に入って迷子になるより、まずはドローンを飛ばして上空から全体の地図を把握する方が圧倒的に効率がいいですよね。
ああ、なるほど。ドローンで全体を見る。あなたのように効率的に学びたい人にとっては、難解な資料でもまず60秒の予告編で全体像をつかめるっていうのはすごく強力な武器になりますね。
そうなんです。その時の状況とか時間の余裕に合わせて一番アクセスしやすい入り口を選ばばいい。これは情報型の時代を生き抜くためのすごく利にかなった適応だと思いますよ。
テキストの役割の変化とAIへの拡張
ということは、テキストはもう最終的な読み物ではなくて、AIに様々なフォーマットを作らせるための母管になるわけですね。
ええ。テキストの役割が人間に読ませるものからAIに処理させるものへと間違いなく拡張されていますね。
そう考えると、人間が何時間もかけて遂行して必死に書き上げた長文テキストって、もはや誰かの目に直接触れるためのものではないのかもしれないですね。
そういう時代が来るかもしれません。
将来私たちが書く文章は、すべてAIに魅力的な60秒動画を作らせるための単なる指示書になってしまうのかも。
冷蔵庫にストックしたあの野菜は、もう二度とそのままの形では食卓に並ばない。
なかなかショッキングですが、的をしていますね。
未来への示唆と視聴者への問いかけ
次回、あなたが後で読もうと記事を保存するとき、そのために眠っているのは読み物なのか、それともAIへのプロンプトなのか、そんなことを少しだけ考えてみてください。
ご視聴ありがとうございました。