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【#366】三遊亭朝橘独演会26/0816
2026-08-17 13:43

【#366】三遊亭朝橘独演会26/0816

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夏の独演会らしいネタがズラリ。前半は「皿」、後半は「怒り」で、人間のダメな部分を可愛く描いてました。

#三遊亭朝橘 #三遊亭鳳月

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00:05
はい、シェアする落語のシケです。 8月16日、日曜日、日本橋社会教育会館におきまして開催、三遊亭朝橘独演会に行ってまいりました。
三遊亭朝橘師匠は、三遊亭橘也と名乗っていた二つ目時代に、僕のシェアする落語に2回出てもらっている方でございます。
今でも時々聴かせていただいています。 この日はですね、朝橘師匠が日本橋社会教育会館を昼夜で押さえていて、昼間はお子様向けの子供向けの落語会を開き、夜は独演会という、そういう流れなんですね。
1席目がですね、これなんか急遽なのかな。 『猫の皿』。なんで猫の皿をやったかというと、あんま詳しくないんであれなんですけど、ヒカルさんですか?
立川志らく師匠のプロデュースで、超人気YouTuberが落語やったと。そこで猫の皿をやったみたいなんですよね。
それに乗っかりますみたいな感じで猫の皿なんですけども、朝橘師匠のことなんで、もちろんその笑わせどころのギャグはすごい面白いし、特に朝橘師匠っていうのは「不快に思った人が不快感を説明する」ところの面白さがすげーあるんですよね。
だからボケツッコミで言うとツッコミですね。ここがね、とってもお上手なんで、この朝橘師匠という落語家の個性になってるんじゃないかなと思うんですけども。
まぁまぁそんな感じで、そこにですね、この猫の皿の場合は舞台が田舎ですから、その田舎のこののどかな感じというのがね、対してそこに重点を置いてるわけじゃないんですけども。
これはね師匠の三遊亭圓橘師匠譲りなんでしょうかね。のん気な風景、緩い感じっていうのがね、そのちょっとしたその描写で伝わっていくんですよね。そこがなんかすごくいいなぁと思って、その上に乗っかってくる人間同士の騙し合いみたいなものっていうのはもうそれだけで普通に爆笑なんですけども。
でこの猫の皿を急遽やったっていうのが次のですね、これネタ出しだったと思うんですけど『お菊の皿』なんですよ。でお菊の皿は普通に面白い、まぁまぁ普通にプロがやれば面白い落語だし、いろいろいじりようがあるんですけども、朝橘師匠はもともと全然違うサゲを作った。
それも後輩の三遊亭好の助師匠に頼まれて作ったっていう話があるらしいんですけど、新しいサゲを作られたと。で、それを聴きに来られた方もいらっしゃると思うんですがと、さらにもう一個新しいサゲを作ったんで、お菊の皿なんですけども。
03:18
お菊の皿。ギャグ満載でガンガンに笑いを取っていくところもあるんですが、皿屋敷に行く前のわちゃわちゃのところに朝橘師匠のうまさが出ていて、面白いんですよね。
後半は実際にお菊さんのところに行くわけですけども、お菊さんがどんどん臭くなって不適されてくるっていうのはないんですよ。その代わり全然別のギミックが入ってきて、あっと驚く「なんとかの由来」っていうところで噺がまとまるっていうね。
皿とくればこれだろうと言われちゃうとその通りなんですけども、この終盤にかけてのアイディアっていうのは朝橘師匠だと橘也時代の売りネタの一つですわね『茶の湯』がね。
改作と言っていいと思うんですけども、素敵にド派手というかすごいことになっちゃう『茶の湯』というのがですね。笑わせてくれましたね。これはもう結構業界でも有名だと思います。
ここで一回降りたのかな。で、上がってきての3席目。これもネタ出しなんですね。しかも初演。ネタおろしです『笠碁』。笠碁は絶対に朝橘師匠にはまるのよ。なぜなら朝橘師匠はイラついて切れるっていうところがすごい上手いんです。
イラついて切れるっていうのはイラついて切れてわーってなるだけじゃダメで、なんでその人が頭に来てるのかっていうのをその人のセリフでもってしっかり語られないと伝わってこないわけです。ただわーって言ってるだけになっちゃうんですよね。
その辺のね、このセリフのこの微妙な機微。二人のおじいちゃんですね。下手な囲碁が好きなおじいちゃん同士の諍いっていうのがその諍いのその感情的な部分っていうところと、なんでそれをこんなとこまでこじれちゃうのかっていう理屈で語られる部分っていうのがすっごい上手くまとまっているんですよね。
まあこういうとこはもう絶対に朝橘師匠外さないなというふうに思いますので、まあ初演とはいえ『笠碁』は絶対面白いだろうなと思ったらやっぱり面白かったというところですよね。
06:05
で、朝橘師匠一人会なのかなと思っていたら、仲入りを挟んでゲストがちゃんと入って三遊亭鳳月さん。ネタは『お見立て』。
なんでも朝橘師匠に『転宅』をつけていただいて、で、まだ上げてもらってないっていうところで、じゃあもう、今日の俺の会の高座でやっちゃえばっていうふうに言われて、いやそれはさすがにちょっと危険ですからっていうんで別にちゃんと時間を取ってもらって朝橘師匠に見てもらったらしいんですけども。見てもらった結果「客前でやらなくてよかった」っていうことだったらしいです。
まあいつも鳳月さんは元気でかつしっかり手堅く。手堅い上に独自のギャグを乗っけてくるっていう、そういう感じの落語だなっていうふうに僕は勝手に思ってるんですが。
綺麗に『お見立て』をまとめてちゃんと笑いを要所要所でしっかりとってたんですが。僕が気に入ったのは杢兵衛大尽が黄瀬川が亡くなったっていうところで、涙を浮かべて悼むところで、
喜助が「当人も喜んでおります」って言った。ここだけ『粗忽長屋』っぽいんですよね。そこは僕ちょっと気に入りました。
でトリネタがもちろん朝橘師匠なんですが『かんしゃく』。『かんしゃく』だいぶ前にまだミュージックテイトが生きていた頃に聴いた気がする。もちろん橘也時代です。
まあうまいですよ。やっぱりその不快感を爆発させる演技がやっぱうまいので、楽しく仕上がってるなっていうふうに思います。
ただ『笠碁』も怒るとこあるんで、ちょっとあの後ろ二席怒りすぎじゃねって気もちょっとしなくもない。それぞれの落語の出来はもう全然いいんだけども。
そこをこれ『笠碁』の初演のところで『かんしゃく』だったかなっていうのは。夏の噺なんでね『かんしゃく』は。そこはあってるんですけども、ちょっとわかんない。こだわりすぎかもしれないけど、僕は気になりました でもね噺はすごいいいですよ。
09:01
なんていうのかな、『かんしゃくの起こし方』どこに目をつけてかんしゃくを起こしているかっていう部分を、ちょっとずつチューニングしてあって、そこが一個一個全部ハマってくるんで、とってもね楽しい一席になってたと思います。で、これおまけなんですけども、朝橘師匠がということじゃないんですが
僕から見てこの『かんしゃく』っていう噺、一番大きなテーマは、この いい齢こいて地位もあるにもかかわらず、男ってこういうとこ幼い男性の幼児性みたいなところだと思うんですよ。まあ要は大人げないじゃないですか。
奥様がぶち切れて里帰りさせていただきます。ということになっちゃうという噺なんですけども。ここでそのお里に一時帰宅したお嫁さんを諭すのがお父さんの方なんですよね。で、僕だったらこれお母さんにしたいなと。お母さんは「余計なこと言うな」っていうふうに1回ちょっと 退場させられちゃうんですけども、お母さんの方が「男なんてこうだから、こういうふうに手玉に取ればいいのよ」っていうようなアドバイスをするっていうの方もありなんじゃないかなと思うんですよね。
だって、、お母さんもあの時代だと同じようにお嫁入りしてきて、そこで苦労してきた人 だから。そこからどういうふうに、家族制度の中で自分をうまく楽にしていけるか。そういうことを言うのって、母親の方じゃないかなっていうふうに持っていく演出もあるかなっていうことを。今日の朝橘師匠のを『かんしゃく』を聴きながら考えました。朝橘師匠とは関係なく、おまけでございます。トータルに見るとね非常に満足の度の高い会ですわね。
僕は笠碁が気に入りました。朝橘師匠のこの『笠碁』って噺は、特にやり続けていく中で自分の年齢、年齢を重ねていく中で『笠碁』という噺の味わいって、多分変わってくる、深まってくると思うんですよ。これもやっぱり日本の男の中の幼児性みたいな話ですからね。おじちゃん同士が一目で喧嘩しちゃうっていう噺ですから。 なんかそういうのってある。今日の笠碁もすごい良かったんだけど、年齢を重ねて言ってまたやると またその味わいは変わってくるんだろうなっていう気もしました。だから、こっからまた楽しみですよね。
12:41
このタイミングでネタおろしをしておいて 5年後10年後15年後。私が死んだ後かもしれませんが、もっともっと完成度の高いところまでこの笠碁って噺を持っていく。まあ落語家よくあるパターンで、今聴いた限り面白いんで、もうこれ完成だろうと思ってたら、その上に上に乗っけてくる。というねことを僕は何度も見ています 朝橘師匠も今日の良い笠碁の上にもう1個もう2個その自分の工夫もあるだろうし、また年齢を重ねることによって深まっていく味わいっていうのもあるだろうな。っていうところで、やり続けていただきたいネタだなというふうに思いました。
楽しい夜でした。シェアする落語の四家でした。ではまた
13:43

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