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はい、シェアする落語のシケです。 8月15日、土曜日。終戦記念日ですね。敗戦記念日って言った方がいいですか? 難しいとこですね。まあそういう日なんでございますが、新宿末広亭におきましての開催。「深夜寄席スペシャル落語芸術協会ナイト」行ってきました。深夜寄席はもう500円の時代から1000円の時代に、本当に何度も行って、この人面白いなって人を発見して。僕の主催するシェアする落語に出てもらったという。そういう歴史があってですね もう出てもらえなかったけども、お声をかける機会がなかなか取れなかったけども、もうそこで深夜寄席で好きになった落語家さんっていっぱいいるんですよ。
2020年にコロナで切れてしまって 2023年に復活したんですが、ここに来てガッと盛り上げようという話となんと僕も全然知らない50年ぶりぐらいなのか、池袋演芸場での深夜寄席復活ということで。ここでスペシャルなプログラムが展開されております。
これは今日オープニングで小痴楽師匠と 柳亭小痴楽師匠と蝶花楼桃花師匠がトーク。もうこのトークを見るともう一目瞭然です。 これはね、桃花師匠がどんだけ頑張ったかって話ですよ。桃花師匠がもう本当に頑張って、それにみんながついてきて、ここまで持ってきたっていうね。
本当に、成金世代、成金と同じぐらいの世代のこと僕は成金世代って呼んでますが、この方々が今、どんどん真打昇進した後で寄席でトリを取るようになってきて、後輩の面倒本当に見ている。後輩のことを本当に考えてる。僕が深夜寄席で楽しませていただいた、当時二ツ目いま真打の方々が、本当に後輩のことを考えて、いろんなことをやっていらっしゃるっていうのが、本当に個人的に胸熱なんですよ。今回の深夜寄席に関しては、本当に蝶花楼桃花師匠の動きがね素晴らしいですね。
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ということで今回は落語芸術協会ナイトということなんですが、何が素晴らしいって 働いているのが落語協会の二ツ目なんですよ。金原亭駒平さんが列仕切ってたし、金原亭馬太郎さん、入船亭扇太さん。このあたりがねもう ものすごい動いているの。もちろん芸術協会の人も頑張ってるけど。深夜寄席って、もともと落語協会と落語芸術協会が、それぞれ芸協の芝居の時は芸協の、落語協会の芝居なら協会の深夜寄席が始まるっていうのが、新宿末広亭深夜寄席の流れだったわけですよ、
それが今回、落語協会と落語芸術協会かもがっちり手を握って一緒に盛り上げていきましょうっていう体制ができたんでしょう。だから落語芸術協会ナイトで落語協会の二ツ目がねものすぐ働いてるんですよ。なんかそれはすごいなーって。来週落語協会ナイトなんですよね。だから芸術協会の二ツ目も行くでしょ。いやいいですよね。しかも池袋で50年ぶりぐらいですかに復活する池袋演芸場の深夜寄席では落語協会と落語芸術協会が 一緒に出るって言う。いい流れですね。
うん 非常に良い流れです。今日のオープニングトークは先ほど申し上げましたが小痴楽師匠と蝶花楼桃花師匠の2人でまぁこんな感じで進めますというこういう流れで行きに来ましたというですね相変わらず小痴楽師匠の説明はまあ破綻して知っていてですね でしかもですね時間的にもこぼすというですね
というところで、いつまで喋ってんだ!と言って出てきたのがこの日の トップバッター桂宮治師匠でございます。 宮治師匠こそ、当時の成金がブームになっていくときの深夜寄席で人気を集めた人ですよ。よく覚えてますよ。
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もうあの頃のノリに戻っているっていうか、基本的には宮治さんのスタンスは全然変わってないんですけど。でもこの時間帯で桂宮治を聴くっていうのが、なかなか懐かしいですよ個人的には。
でもね今回改めて、か初めて深夜寄席っていうところに来た人もいっぱいいると思います。そんな中でねもう宮治師匠が、もうまくらから全開で笑わせにかかって面白い。入ったネタが 『手水廻し』。僕は今回のパターンの方が好きなんですね江戸の 宿の人が大阪に行くという大阪のから来た客のことの言ってる手水っていうのがわかんないんで大騒ぎになって。じゃあもう大阪に行ってみようっていう話になるっていう。このパターンの方がね僕は好きなんですよ。もともとは田舎の宿に大阪の人が泊まってていう噺です。このスピーディーな中にギャグをバッコンバッコン打ち込んできて、これでもかこれでもかっていう風に笑わせる もう桂宮治の真骨頂ですよね。語り口は意外とサラッとしてる。とにかく笑った後に何にも残さないで次の笑いを取りに行くって感じがもうとっても素敵です。うん いやーいい高座でした。
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で真打が爆笑でガンガンに行った後に出てくるのが二ツ目で、今回のスペシャルはそういう流れなんですねで。2人目に出てきたのが三遊亭花金さん。僕がねまぁ全部知ってるわけじゃないんで、まぁこういう言い方おこがましいですけども。若手特に芸協の若手で、古典をね本格的にやったらねこの人が 一番。だから全部聴いてないからほんとは言えないけど、非常にいいですよね。僕はこの三遊亭花金さんすごい買ってます。宮治師匠の後はやりにくいっていう話をしつつ、結構いいトリッキーなまくらをかましましたねー。いい話を振っといて ストーンと落とすというね素晴らしい。どっかで真似したいぐらい好きなまくらです。ここから、ガツッと古典落語に入るんです。これがまたねいいんですよネタはですね『風呂敷』です 。いい感じで兄さんらしい兄さんをやってるよね。この兄さんが『風呂敷』ってまあ、夫婦のトラブルっていうか、 夫婦のトラブルになってないところを未然に防ぐって噺ですけども、まずいことになっている夫婦両方の言い分を聞いて、どっちが本当なんだろうなっていうような感じに落としていくところがすごくいい 感じがしました。無駄なとこは全部カットしちゃってるし 非常に聴きやすくてこの話の骨格がガツッと伝わってきてさらっと終わるっていう感じがね とってもいいと思います。三遊亭花金さんはね、いい落語家だと思いますよ。
続いてまたここで真打枠、この人が出るしかないですよ。柳亭小痴楽師匠です。まくらで「俺は今落語なんかやってる場合じゃないんだ」っていうまくらを振るんです。あんま細かいこと言いませんけど、皆さんご存知だと思いますが今小痴楽師匠は実は入院していて。
糖尿病 糖尿病が見つかって入院していて、ブーブー言って終わるのかなと思ったら、もう病院が楽しくてしょうがないという話。この辺で止めておきますけどもまあこれがねもう爆笑ですよ。そんなことがありますかっていう爆笑なんですけど。どうもこれは この後でかけるネタにつなげてたんじゃないかなっていうね。ぶっちゃけそれはなんか創作だったんじゃないか。落語の まくらなんて全然創作でいいんですけどドカンドカン受けてましたね。
入った噺が、深夜寄席時代の小痴楽師匠、得意ねた中の得意ねたでしょう『湯屋番』です。いやでもあの頃やっぱパワーアップしてんじゃねーかなぁ。二ツ目から真打に向かって面白くなる落語家の特徴の一つですけど、やっぱり自分を信じられるか、技術も上がってきて、客も喜び、その客の喜びもなんか実感できるようになってきた時にお客さんをもっと信じられるようになると、表現が大胆になって、大胆になっても崩れなくなって、崩れないからやるぞって自信も伸び伸びとやって、どっかんどっかんに受けてましたね。 楽しかったです。
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そしてこの深夜寄席のトリ、普通のトリとは全然違いますけど、あえてトリと言いましょう、トリを飾ったのが柳亭信楽さんです。信楽さんがまず出てきて、結構仲のいい兄弟子の小痴楽師匠について「夜席のトリでこぼして、深夜寄席の入場が遅れて、深夜寄席最初のトークでこぼして、そして今の高座もこぼす」とドカンとうけたところで。
信楽さんの新作の中でも僕が大好きなネタをやってくれました。このネタおろしを僕はシブラクの『しゃべっちゃいなよ』で聴いたんですね。『寿司にぎる』という噺です。僕の持論なんですけどやっぱり特に新作の場合は、ファーストインパクトの面白さがあるんでやっぱりネタバレってあんまりしたしない方がいいと思うんですよね。
だからあまりネタ割りたくない。とにかく寿司屋の親方と20年間寿司をやってきた弟子、落語にしか出てこないデフォルメされた感じの寿司屋の「らっしゃい」っていう感じが、まずここが好きなんです。それからどんどんこの寿司屋が解体されて崩れていって、寿司屋じゃないものになっちゃって、それはあんまりだっていうところで主人公が動いて、この元の親方のとこに行くと、また、まさかの事実が現れるという。これが面白いのよ、本当に面白い。
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ただここまで、この日は豪華リレーで、もうみんなもうお腹いっぱいになっている部分があって 信楽さんも最初ちょっとね内心は不安だったかもしれない。でもねとにかくこの落語が面白いので、笑っちゃうわけですよ。恥ずかしいっちゃ恥ずかしいんだけど、最初聴いた時にこのネタ大好きになっ てるんで、ちょっと人よりねちょっと早いタイミングで笑っちゃったりしたのは、申し訳ないな、というところもあるわけですけども。後で末廣亭の前で信楽さんとちょっとだけ話したら「四家さん笑ってくれて助かりました」それはまあ恥ずかしいけど、まあいいよね面白いんだから。まあでも何だろうな、この『寿司にぎる』ってのは傑作ですよ。日本人なら誰でもわかる、寿司屋の板前の職人的なありようが、一気にこのガラッと変わった時の快楽っていうのは、素晴らしいですよ。信楽さんの新作、好きなのいっぱいあるんですよ。『カルボナーラ届けたい』も素晴らしいですね
信楽さんの新作もいくつかのパターンに分けられるんですけど、意外と同じことやってないんですよ。やっぱりそのたんびその都度その都度考えて進んでんだろうなぁと思うと本当に頭が下がるっていうか、頭上げて笑っちゃうっていうかですね。もう柳亭信楽は素晴らしいです。何気に古典もすごいですからね。ぜひ聴いていただきたい。
で最後に、今回のスタッフがどやどやであっといっぱい入ってきて最後記念撮影ということで、、なぜか桂三木助師匠もいましたね。最初と最後だけ撮影OKになってました。とにかくこの時間帯で宮治・小痴楽が聴けるっていうことの懐かしさね。それと、こんなに人が入ってる、満員ですよね。今回はネットで事前に予約とって決済までできちゃうっていう。QRコード見せて入場だったんです。当日券も出して当日券は多分立ち見ですよ。もうそれだけもう熱気がすごい。熱気が21時を過ぎた新宿末廣亭にすごい熱気があって、その熱気はかつて僕が2019年くらいまでによく感じていたものなんですよ。
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本当に幸せで、戻ってこれたなっていう。逆に言うとここに戻ってくるまでに本当にいろんな人がもうコロナで傷ついて、もうひどい目にあって、ただその中でも頑張って真打昇進したり、どんどん売れたいっていうところで、あの頃はコロナが大変危険な病気で、社会が止まっていたのが、まあ動きだし、深夜寄席も復活して、あの頃深夜寄席でお客さんをガンガン沸かせていた落語家が、今度は後輩を引っ張ってるっていう、すごい美しい図式がある。それももう、どうでもよくよくなるぐらい、みんなで爆笑っていうね 非常に楽しい夜でした。
来週も落語協会ナイトですから、私はもちゃんと前売買ってますから、いきますよ。いやーやっぱいいなぁ深夜寄席。ということでシェアする落語の四家でした。ではまた。