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【#339】新宿末廣亭深夜寄席 三木助の死神 ゲスト談春26/5/16
2026-05-17 22:56

【#339】新宿末廣亭深夜寄席 三木助の死神 ゲスト談春26/5/16

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三木助師匠の情熱、談春師匠の優しさと技巧、花緑師匠の優しさとフットワークの軽さ。

そして1階満員・立ち見も出る盛況。

また新しい歴史が、刻まれました。
しかも次回が決まっている、それも11/21だと。
#桂三木助 #立川談春
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感想

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00:05
はい、シェアする落語のシケです。
5月16日土曜日、神田連雀亭で昼席を楽しんだ後に、たまたま知り合いにですね、遭遇いたしまして、
じゃあちょっとお茶でもしますかと言って、なんと2時間近くずっと落語の話をして、そこからですね、
新宿三丁目に出まして、ご飯を食べたりしまして、
あちこちで時間潰しながらですね、列に並んだんですよ。
これ何の列かと言うとですね、深夜寄席の時間があるわけです。
今8時半にはねますから、夜の部が8時半にはねるので、9時から9時15分ぐらいから深夜寄席。
昔は毎週土曜日やってたわけですけども、今は月1回というこの深夜寄席の枠で、独自の企画をやりたいと言って、
その企画を通してしまったのが、桂三木助師匠でございます。
これがすごい企画で、1500円で自分の『死神』をかけますと。
ゲストとして立川談春師匠を呼んでしまうということなんですよ。
ちょっとね情報量が多いんですが。
まずその死神を末広亭でかけたいと思ったのは、自分の型の死神ができたのが、
米津玄師の『死神』を聴いてから。
米津玄師の死神のビデオっていうのは、末広亭で撮ってるんですよね。
米津玄師が落語家にもなり、客席にも米津玄師がいるっていう、そういうビデオなんですけど、何人もいるんですよ。
そのとき米津玄師が座った席に、実はシールが貼ってあるんですよ。
今でも多分貼ってあると思います。
探してみても面白いかもしれない。
そんな話があって、米津玄師にすごい影響を受けて、自分の死神を練り上げたっていう話がまず一つ。
当代三木助師匠というのは、立川談志にすごい可愛がられた人なんですよね。
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直接噺もいくつか習っている。今日もちょっと言ってましたけど、病室で習ったりしたらしい。
で、そのきっかけを作ったのが、
談春師匠だったと。
談春師匠が落語会に前座で入っていた当時桂三木男(間違い。正しくは「金原亭駒春」)ですか。
に、なんていうかこう、うさんくさい、誰だこいつみたいな目で見ていた家元立川談志に、談春師匠が
こいつ三木助の孫なんですよっていうふうに紹介をして、
おお、そうかって言って一気になんか表情が変わって、で可愛がられて話も習ったっていう。
そういうことで、あそこで談春師匠に繋いでもらったっていうのが、自分が落語家としてすごい大きかったっていう話があっての
ゲスト立川談春なんですよね。
で、もう一個あるんですよ。
で、この5月16日って五代目柳家小さんの命日なんですね。
五代目柳家小さんっていうのは、東大の桂三木助師匠のおじいちゃんにあたる三代目桂三木助師匠、『芝浜』の美希夫ですね。
とすごい仲が良くて。
で、自分の息子に、同じ小林なんですよ、苗字が。
自分の息子に五代目小さんの本名をつけちゃって、で、その四代目ですね。
四代目三木助が談春師匠のところに弟子入りをして柳家小きんになって、
まあ超絶お坊ちゃんだったわけですけども、目白まで車で来るみたいな、それも高級な車で来るみたいなね、そういう方だったそうですけども、
顔はいいし落語はいいしお坊ちゃん育ちで嫌味じゃないしっていうところで、タレントとしての人気がすごいあって、
欽ちゃんの番組で僕見てましたもん。そこから三木助を継ぎ、タレント活動を俳優とかもやってましたけどね、
絞ってもう落語に集中して落語がどんどん伸びていったんですけども、
まあいろいろあって、非常に残念な亡くなり方をしたということなんですよね。
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その残念な亡くなり方をしたっていうところで、甥に当たるのかな、当代の三木助師匠は、
それをきっかけに初めて落語に触れて、落語家を目指すようになったっていう、そういう流れがあるわけですね。
話戻しますけど、とにかくね、この日は立川談志の師匠、
五代目柳家小さんの命日なんですよ。で末廣亭夜の部のトリが、柳家花緑師匠。
五代目小さんの弟子であり孫ですよ。で、この会は1500円で、
まず最初座談から始まるんですね。その座談が三木助師匠が出てきて、談春師匠が出てきて、2人で話し始めたところで、
夜の部のトリ居を終えた後の柳家花緑師匠を呼び込んで3人で話するんですね。
で、今言ったみたいな話をするわけですよ。で、談春師匠は談春師匠で、
家元立川談志にしてみると、とにかく生意気で、落語はめっちゃ上手いけど生意気で、その嫌われていた当時は柳家小ゑんかな。
前座が小よしで、二ツ目は小ゑんなんですけども、小ゑんに三代目三木助が「お前生意気だ生意気だって言われてるけど、あんだけ落語が上手いと生意気にもなるよな」みたいなことを
声をかけたというのが、その三代目三木助で、それで若き日の家元・談志は救われたっていう、そういう話をしてたらしいんですよね。
だから多分それもあって、こいつ三木助の孫ですよって言われて、その五代目三木助、当時桂美希夫を、すごいその男子が可愛がっていたと。
まあその可愛がる要因はもう一個あるんですけど、話がややこしくなってやめてきますけど、そんなことでね、その三木助、談春、花緑の3人が座談をするわけですよ。
ね、なんか不思議な感じですよね。でも本当に立川談春師匠というのは、ツッコミが上手くて、なんかペコペコ頭を下げながら、センスを持ったままペコペコ頭を下げている三木助師匠を捕まえて、お前は直層かって言うんですね。
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このツッコミは本当に上手かったですね。談春師匠が出れば毎回そうなんですけど、談春師匠ペースで全てが話が進んでいくわけですよ。
で、非常に楽しい座談会が、今の話昔の話が行き交うような座談会があって、3人引っ込んで湯呑みが出てきて、久しぶりに僕は落語会でちゃんとした湯呑みを見ましたね。
桃太郎師匠のせこ湯呑みでもなくて、なんか圓生師匠みたいな感じでしたけども、立川談春が上がってきまして、深夜にこういうのをやるっていうのはすごく良くてやりたいんだけども、箱が貸してくれないみたいな話をされていました。
でね、これ偶然なんですけども、何年前かわかんないんですけど、六本木のアートイベントで本当に真夜中に近い時間に、当時から人気絶好調の立川談春師匠が死神をやってたんですよね。
僕行けなかったんですけど、写真だけ見て、その死神が終わったところでこの白い風船みたいなのがプワープワープワーっていくつも浮いてるっていう真夜中の六本木にね。なんかそんな絵を覚えてますよ。
終電ギリギリぐらいのその深夜寄席っていうあたりの時間の落語って可能性あるよねっていうようなことをちょっとまくらで振ってましたね。で、そのまくらからですね、入ったのが『天災』です。
この『天災』もね、尺もあるので、紅羅坊名丸先生のところに八っつぁんが行ったところからです。
『天災』はね、談春師匠昔から得意としていて、ベニラ坊なまるがほとんど負けそうになるみたいなところになるっていうのはすごい評判で聴いてたんですけど、僕は聴くの初めてで、さすがですねやっぱ。
まあもう普通に上手くて面白くて、めちゃめちゃレベルの高いところでやってるんですよね。で、やっぱ次にその後輩である三木助がもう死神かけるっていうのは分かってるわけですよね。
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で、お客さんが、これ言い忘れましたけど、さすがにこの企画をお客さんをうわっと押しかけて、どれくらい押しかけたかというと、やっぱ末広手はやっぱその人手の問題もあって、できる限りその2階って開けないんですよ。
2階は開けないで1階でどこまで詰め込めるかっていうことで、1階の桟敷の両側を含めて3方で立見が出てました。立見だったらちょっと辛いかなって帰った人もいたみたいです。
それぐらい人集めちゃった。昔の深夜寄席が一番人気があった頃の熱気が戻ってきたような感じが個人的には懐かしかったんですけど、そこでこの『天災』ですよ。
いやー良かったね。だから「お客さん」と「ネタ」と「次に三木助が死神やるよ」っていう、連立方程式を綺麗に解いて一番いい感じで笑わせて一番いい空気をその三木助賞に繋げていくっていう。
このレベルの高さはやっぱすごいなっていうふうに思いますよね。で、三木助師匠が出てきまして全くまくらなしで『死神』を始めましたね。
セリフを非常に強く前にグッと押し出して言えるようなところが一つの進化っていうか。
強い表現でもってその死神の不気味さって引いても出せるんですけど割とこう押していって出すような感じですね。
もともと口跡は、口調がすごい綺麗なのでそこを綺麗に歌うように流しながら、強い口調で迫っていくっていうところが良くてね。
このシーン出すこのシーン切るみたいな。その編集もすごく自分の意図を持ってやってるなっていう感じがあって。
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やっぱり不思議なもんで米津玄師を聞くことによって自分の型を作ることができたっていうのが、なんかわかるんですよね。
そういう感じなんですよ。その主人公が。なんか米津っぽいの。微妙にね。
なんかその辺も面白くて。
やっぱり死神なんでサゲは変えてくるんですよね。アジャラカモクレンはアジャラカモクレン、テケレッツのパーでした。
談寛師匠みたいなことはしない。スタンダードで。そこはあんまり笑わせにいってないところですよね。
基本的にはやっぱり笑いはすごく控えめにしておいてただとにかく人を引きつけていく。でもなんかこの不気味さもほどが良いんですよね。
で最後やっぱり死神ですからっていうところがあったんでしょうね。かなり斬新な。
でもすごく納得感のあるですね。そうきたかっていうところがあって。
実はね、どーでもいい話なんですけど、僕も死神の新しいオチって考えてるんですよ。
これ誰かにやってくれないかなと思うんですけども。それがちょっと近かったんですね。僕が考えてることと。
完全には近くはないんですけども。やっぱり死を扱った噺っていうところに、
全力で取り組む。その真剣さっていうのはすごい今日三木助師匠から伝わってきたんですけども。
その中でやっぱり落語として真剣に取り組むっていうことは、いかにその死そのものが、
少し軽みに繋がるっていうところがやっぱりもともとベースに仏教があるところもあって、
落語の面白さの一つだなっていうふうに僕は思ってるんですけども。だからただにそのホラー的に「消えるよ」っていうようなところが、
もうひとひねりしてるんですよね。ある意味、死ぬ苦しみではない苦しみがあるっていうような、
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言ってしまえば死ねないなんですけども、その死ねない苦しみっていうのを新しいテーマにボンと持ってきたエンディングを新たに作ったっていうのは、
これはやっぱなかなかすごいなって。これは米津玄師の影響があるのかもしれませんけども、
明らかにその当代三木助の独自の工夫だなっていうふうに思います。
で、これね多分ここから時間かけて熟成していくべき話でしょうね。まだまだちょっと粗削りなところがあるとは思いました。
これからまたね、ここが進化していくっていうのはすごい楽しみですよね。三木助師匠まだまだ若いですし。
で、そう下げるのかっていうところで下げたところでですね、また談春師匠と花緑師匠と、今回こういう人が集まれそうな企画をやったので、
まあその末広亭周辺に人が溢れまして、これをですね、若手がバーッと出ていって、みんなで協力しながらこの飲食店の邪魔になっちゃいけませんから、
邪魔にならないような列を作っていくっていう結構難しい作業をですね、協調してやってたんですよ。
その手伝ってたお若手のと、なぜか蝶花楼桃花師匠が楽屋にいて、あと、これもなぜかですね、一龍斎貞奈さんがいましたね。
全員呼び込んで記念写真というようなことになりまして、この写真をここくっつけておきますけども、なんかその不思議な高揚感がね、ネタが死神ですから祝祭感という感じではないんですけども、不思議な高揚感のある一夜になったかなと思いますね。
やっぱり改めて画期的なのは、『死神』の型としても画期的なんですけども、やっぱり改めてもう1回そのこの時間帯、夜の部が跳ねた後の時間帯もどんどん使っていこうよっていうような流れを今回三木助師匠が作ったような気がします。
で、三木助師匠ご自身がですね、今度11月21日にやるって言ってるんですよ。で、この11月21日にやるって聴いた途端に、談春師匠が「お前は命日マニア」かっていう。
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「命日マニア」ってのもすごいですよね。要は談志師匠の命日なんですよね。でも三木助師匠本人に言わせると、土曜日で通常今月1回やってる二ツ目4人出てくる深夜寄席とぶつからない日を選んだら11月21日だったって言うんですよね。
このあたりも導かれてるところもあるのかもしれない。それも含めて、僕ね行きたくて来てないんだけど、例えば月亭方正師匠が夜の部を跳ねた後に会やってますよね。そういうのももっとどんどんやっていった方がいいんでしょうね。
特にその、今日まさしく談春師匠がおっしゃってましたけども、なかなかその21時以降に落語ができる箱ってないんですよね。
そういう意味では寄席がそこを貸してあげるっていうのは、寄席がもう大変ですけどね。本当深夜営業になっちゃいますから。すごく意義があることじゃないかっていう風に談春師匠はおっしゃっていて、それを要するにミキス結晶がここで一個飾らげたっていうかね、実績を作ったっていうのはすごく大きなことかもしれません。
ということで、なかなか歴史的な一夜だったような気がします。ということでシェアする落語の四家でした。ではまた。
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