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はいシェアする落語の四家です 四ツ谷三丁目というか荒木町にですね
美舟というお店がございまして。こちらの「つばなれ特選会」という毎月1回土曜日にやっている、最初の土曜日かな、
やっている会が 17年かけて今回200回で、200回記念の会をやるということで行ってまいりました。
ご出演は、そもそものこの会の立ち上げの時に オーナーさんとですね、いろいろとアイディアを出しあってこの回の基盤を作られて、
それは以降も時々会に出られていた 春風亭伝枝師匠
そして最初に出たときは前座だったというね すごいですね17年の月日というのは一龍斎貞寿先生です
でトップバッターが一龍斎貞寿先生でですね 貞寿先生はねー
僕のあくまで僕の個人的な意見ですけども 演芸の世界でで一番可愛い人です
演芸の世界でで一番可愛い人
ですがその可愛いだけじゃもちろんなくて、芸の力がすごいんで、その地語りが可愛いなって思ってると、いきなりドスかダーンと効いてくるって
いうですね その辺がすごい魅力的な講談師でございます
で今回は、これもね、前に聴いたことあるけど、ものすごい久しぶりに 『大江戸ホーリーナイト』というですね
講談なんですけど新作でまあ多分に、創作落語っぽい感じなんですけど、やっぱりでも 講談のリズムで聴いた方がこの噺は確かに心地いいなーっていうところがありまして、
でね、まあ、ぶっちゃけその何ですか荒唐無稽な噺で、そこまでその感情移入 がするほどの噺じゃないなぁと思って聴いてるんですけども、ある一瞬でですね
子供を演じる貞寿先生のセリフで 客が僕を含めてみんな涙目になってしまうという
そういう意味では、よくできた作品なんですよね。そしてやっぱりね一龍斎貞寿という講談師の魅力が
ここに出てきちゃうといいですね
いいなぁやっぱり自分が一龍斎貞寿は可愛い。可愛くてかっこいい。
そんな感じですね。でそして春風亭伝枝師匠のネタ出しが
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『おせち徳三郎』っていうんですよ 絶対誤植だと思うじゃないですか。
『大江戸ホーリーナイト』も『おせち徳三郎』もこの美舟のオーナーの方のですね あの創作なんだそうですよ。びっくりしたんですけど。
この意味増えのオーナーの方があの 落語も講談も浪曲も書くらしいんですよね。
もうねなんかすごい方らしいです。全然知らなかった。そのすごい方が作ったこのおせち徳三郎ってふざけたタイトルの噺ですけど
これがねめちゃめちゃ面白かったですね。伝枝師匠がやってるから面白いっても あるんですけど話もねすごいよくできてる。
おせち料理の言い立て。
おせち料理の言い立ててはまた面白いですよね。まぁ基本的には『よかちょろ』みたいな
親父と息子のまあやり合いなんです。
確かにそうだなと思ったのは、正月の寄席って
一人に割当てる時間、すごい短いじゃないですか。でこの噺は時間短い中でやれる噺になっているんですよね。
で、しかも実は落語って、正月の落語ってすっごい少ないんですよ。
『かつぎや』『御慶』『御慶』も3分の1ぐらい。だから正月でもなんでもない『初天神』を1月にやりたがるん
ですよ。だから正月の落語ってないんですよ。
その中でねあのこのおせち徳三郎はですね すごいよくできてるって言うですねところでちょっとびっくりしましたね
もう一席ということでそのまま『味噌蔵』
やっぱねこのね伝枝師匠ぐらいのキャリアの人のね、この うまさ味わい
あの 行きすぎない感じね
あの ねえ
だ様の旦那のケチの旦那のねー ケチがねー
笑い取りに行こうと思って思いっきり大げさにやるとか あとそのどがちゃかどがちゃかがあってねあの「鬼の居ぬ間に」使用人たちが酒飲んで
酔っ払っちゃうわけですけどもここも思いっきりこう デフォルメしてやることもできるんですけどもほど良い感じで
ほど良い感じで酔っ払いっていうところがね やっぱねベテランと言っていいでしょう
の味だなあっていうふうに思います 伝枝師匠ね僕好きなんですけどなかなか聴く機会がなくて、今日久しぶりに聴けて
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貞寿先生もそうですよ。好きだけどなかなか機会がなかったのが、久しぶりに聴けて、しかも美舟という
小料理屋さんみたいなそんなに広くない小さな空間の中ですごくいい芸を聴けるっていうのは
喜び以外の、何ものでもないですね。で、この後の打ち上げも大変楽しく、
今日の他のお客さんとか 伝枝師匠貞寿先生ともお話しさせていただいてめちゃめちゃ楽しかったです。
つばなれ特選会は今回200回でスペシャルですけど、基本的にはもう若手を応援 するという会で、希望者は打ち上げで美味しいお料理と
飲み放題なのでお酒好きな方芸人とちょっと話してみたい方なんていうのは 参加してみるといいんじゃないでしょうか
ということで今日は2軒落語会行けて楽しかったなっていう
シェアする落語の四家でしたではまた