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みなさんこんにちは。自然を愛するウェブエンジニア、セミラジオです。
今日は、羊特集と題して、ストレイシープとひつじ村の兄弟という作品をご紹介したいと思います。
急に暑くなったり、雨が続いたり、天気が不安定ですけども、
どうぞ体調など崩されないよう、なんとか夏を乗り切っていきたいですね。
先日、静岡の沼津湖深海水族館に行ってきたというお話をしたんですけども、その水族館に行くきっかけをいただいた
ポッドキャスト番組、生物をざっくり紹介するラジオ仏作に、沼津湖深海水族館に行ってきましたというお便りを送らせていただいてたんですけども、
そしたら、最新回のコウノトリをざっくり紹介で、そのお便りを読んでいただきまして、セミラジオのこともご紹介いただきまして、すごくありがたかったです。
いつもありがとうございます。
仏作のコウノトリ回、すごく面白かったですね。
特に、「赤ちゃんはコウノトリが運んでくるのよ。」という例のフレーズが示しているのが、
実は図鑑で見慣れたコウノトリじゃなかったというのは、結構衝撃でしたね。
その例のフレーズが成立したのはヨーロッパだったそうで、ヨーロッパに分布していたのは、僕らの知っているコウノトリじゃなくて、
シュバシコウという金縁種だったそうなんですね。
いやー知らなかったですね、これ。
初めてこのフレーズを日本語に翻訳された方が、
これ厳密にシュバシコウって訳しても伝わらないしなー、みたいなことで、コウノトリにしたのかなーなんて想像しましたね。
それと、こちらもいつもセミラジオでご紹介させていただいている、イラストレーターのすすむさんが配信されているポッドキャスト、「すすむアート」で、
6月9日に配信された、「人を殺そうとしたAI電子レンジ」という回があるんですが、
もしまだすすむさんのポッドキャストを聞かれたことがないという方いらっしゃいましたら、この回、僕の一押しなので、ぜひ聞いてみてください。
このすすむアートのAI電子レンジ回では、
幼い頃に電子レンジをイマジナリーフレンドにしていた海外のYouTuberが、電子レンジに高性能のAIを組み込んだところ、危うく大変なことになりかけたと、
そういうニュースをご紹介されているんですが、非常に物騒なニュースで、AIって怖いなと思うところもあるんですが、
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すすむさんの軽快な語り口がとても楽しくて、何度も聞いて、声を上げて笑ってしまいましたね。
めちゃくちゃオススメの回なので、概要欄にも貼っておきますので、ぜひ聞いてみてください。
そしてこの回のカバーアートも、電子レンジの中に人の骸骨が入ってたりして、まあ怖さもある絵なんですけども、どこかコミカルに描かれていて、これもまたいいんですよね。
このAI電子レンジのカバーアートなんですけども、すすむさんの運営されているネットショップで、7月に購入された方に、特典としてこのAI電子レンジのステッカーが配布されるとのことです。
僕も7月に入ってから、すすむさんのネットショップメガゴーストでTシャツを注文させていただいたので、今からこのAI電子レンジのステッカーが届くのが楽しみです。
前回もすすむさんが海のプラスチック問題をテーマに制作されたセーブジオーシャンというTシャツやグッズのお話をしましたけども、そちらも含めてぜひチェックしてみてくださいね。
あとですね、完全に雑談なんですが、最近N1という車を買いましたね。
本田のKなんですけども、このN1は自分で買った車としては2台目になります。
自分で買った車としてはというのはどういうことかというとですね、僕今まで4台車に乗ってきたんですけども、そのうち2台はもらった車だったんですよ。
最初に乗った車は親戚がくれた鈴木のアルトっていう車で、だいぶガタが来てて、ハンドルを切るとゴキゴキゴキゴキっていうすごい音がしてましたね。
自分は慣れてるから良かったんですけど、他の人を乗せた時にやっぱり怯えるわけですよ。
なんかすごい音してるよって言って。なのでその最初にもらったアルトに乗ってた時期は期間は短くて、すぐに自分で買い替えたんですけどね。
つい最近まで乗っていた車は本田のライフという車だったんですけども、こちらも身内のすごくお世話になっている方に頂いた車で、
5年ほど前に頂いて、5年で6万キロくらい乗りましたね。
5年で6万キロって割と乗った方かなと思うんですけども、結構長距離通勤とかもしてたりしてそういう数字になりましたね。
でその最近まで乗ってたライフなんですけども、実は90年代後半に製造された車だったんですね。
それでも全然快適に乗ってたんですけども、ただ最近後部座席のドアが開かなくなってたんですね。
なのでしばらく後部座席のドアが開かない車として使ってたんですよ。
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カバンを後部座席に置きたい時も一回カバンと一緒に前から乗ってから後ろに置いたりしてて、
やっぱり古い年式の車だったのでそういうことも発生し始めてたんですね。
で修理の見積もり取ったら3万くらいかかると、さすがに頃合いかなということで乗り換えることを決めたわけなんですね。
で乗り換えるにあたってまず軽か普通自動車かという選択があったわけなんですけども、
これは今まで軽しか乗ったことないのと、住んでいる地域が道が狭いところが多いので自分の中では軽がいいなと。
軽の中でもN1にしたのは見た目が可愛くていいなと思ったのと、軽の中でも安全性能の評価が高かったところですね。
ドアも普通車っぽい質感というか重みがあって頑丈そうな感じがするんですよね。
でそんなN1が先日納車されまして最初車体感覚とか慣れるまで少し時間がかかったんですけども、
ようやく馴染んできたところです。 最近まで90年代に製造された車に乗っていたので
N1にはいろんな機能が搭載されていて、ちょっと浦島太郎みたいな感覚になってますね。 高速道路を走る時とか
ホンダセンシングっていう自動運転ではないですけど運転をアシストしてくれるシステムも搭載されていて、
例えば高速道路で時速80キロみたいに指定するとアクセルを踏まなくても自動的にその速度をキープしてくれて前方車との距離も自動的にとってくれたりするんですね。
車線キープ機能もあってオンにすると自分でハンドル動かさなくてもハンドルが勝手にモニョモニョ動いて
車線をはみ出さないようにしてくれたりもして、ヘッドライトも基本オートで暗くなれば勝手について明るくなれば消えるので
日中にトンネルとかに出たり入ったりする時も何もしなくてもいいんですよね。
ライフに乗ってた時は全部自分でやってたんですけども N1は空気を読んでいろいろやってくれる子なんですね。
まあこれから大事に乗っていこうと思っています。 今までありがとうライフ
これからよろしくねN1ということで、車社会である山梨でそんなカーライフを送っている今日この頃です。
それでは本題の羊特集を始めたいと思います。 今回の羊特集なんですけどもこのポッドキャストを始めてからずっと
羊村の兄弟という映画を紹介したいなと思ってたんですね。
でそれとは別に最近ストレイシープというアニメ作品のDVDを買いまして、で買ってから
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あ、ストレイシープも羊村の兄弟も羊つながりでまとめて紹介できるなぁと思いついたんですね。
で弟であり底抜けに浅く歴史を紹介する ゆうすけのラジオのパーソナリティでもある
ゆうすけと話している時に今度羊特集やろうと思ってるんだよねーと話したら あーチリンの鈴も羊だもんねと
という返答がありまして言われて気づいたんですね。 チリンの鈴も羊じゃんって。
チリンの鈴はすでに単独でセミラジオで取り上げたアニメ映画なんですけども
まあゆうすけに言われてあそれも羊じゃんと気づいたという。 まあチリンの鈴は単独でじっくり取り上げたい作品ではあったので
結果往来ではあるんですけども特に意識してなかったんですが なぜか僕が好きな作品はよく羊が出てくるんだなぁと
そういう事実に最近気づいたとそういうわけだったりします まずはストレイシープからご紹介したいんですけども
今検索エンジンでストレイシープで調べると割と頭の方に出てくるのが 米津玄師さんのストレイシープっていうアルバムなんですけども
こちらではなくて90年代から2000年代前半にフジテレビ系列で放送された アニメ作品のストレイシープのことなんですね
ストレイシープはどんなものかというともともとはフジテレビの深夜の CM に登場するキャラクターだったのが
一人歩きしてアニメーション作品に発展したという 通常のアニメ作品とはちょっと違う展開をしていた作品なんですね
ストレイシープは映像作家イラストレーターの野村達利さんによって生み出されたキャラクターで アニメもいわゆるぬるぬる動く感じじゃなくて基本透明なんですよ
絵本のような一枚絵にナレーションがかぶさる テレビである紙芝居みたいな感じですね
でもその一枚一枚の絵がすごく書き込まれていて素敵なので ぬるぬる動かなくても全然問題ないというか
間が持つんですよね 主人公のポーという羊に声を当てているのが原墨さんというシンガーソングライター
イラストレーター画家と多岐にわたって活動されている方で この方のしゃべりもすごく温かみがあって落ち着くんですよね
この原墨さんの声を聞きながらすごく安心して作品世界に浸ることができるんですね
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そんなストレーシープどんな物語かと言いますと ストレーシープというキャラクターが出てくる作品はいくつかあるんですけども
代表作のアニメ作品ストレーシープの大冒険で言うと いくつかの短編を時系列で並べたオムニバスになっています
ポーという名前の羊の男の子がいまして このポーが毎回夢を見るんですね
夢の中でポーがいるのは砂漠だったり 日本だったりいろんなところに行くんですけど
お約束があって だいたい夢の終わりにはポーがうなされるようなことが起きるんですよ
例えば夢の中でポーが日本にいる回があるんですけども そこで宇宙人と遭遇するんですよ
その宇宙人はタコみたいな姿をした 割と宇宙人の中でもステレオタイプな姿をしてるんですけど
で その宇宙人が事故でUFOに大穴が開いちゃってて これじゃ母星に戻れないよーって嘆いてるんですよ
そこで気のいい羊のポーがなんとUFOに突進して 自分の体でUFOの大穴に線をしてあげるんですね
で 宇宙人は感激してありがとうとお礼を言ってUFOを発進させるんですけども
冷たい宇宙空間の冷気を浴びたポーはカチンコチンに凍ってしまうと
で そこでポーがうなされて夢から覚めると そこは割とそこびえする森の中でポーはくしゃみをする
みたいに夢で起きたことが現実に反映されたりするんですね
さらにストレイシープの大冒険を見ていくと どうやらポーの見ている夢はただの夢じゃないということがわかってくるんですね
夢の中でポーはメリーという羊の女の子と出会うんですけども その夢から覚めた時に
なんだ夢だったのか メリーっていう女の子はただの夢で実在しないのかって思うんじゃなくて
夢でメリーという女の子に会えた この世界のどこかにメリーはいるんだというふうに確信して
そこからメリーを探す旅に出るんですね で 実際に旅の途中で本物のメリーと会うことができるんですよ
メリーはメリーで あなたは夢で会ったポーね 初めて会えたね みたいな感じでお互いに認識し合ってるんですね
これって単なる夢じゃなくて心理学者のユングが唱えた 集合無意識みたいな感じで夢を描いてるんだと思うんですよね
時間と空間を超えて精神がつながることができる場所として夢を描いていて そこがすごく面白いなと思いましたね
あと夢ということで うちの奥さんのバク子も大好きなバクも登場します
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ポーがメリーとイチャイチャと甘い時間を過ごして幸せだなぁという夢を見ていたら 急にそのバクが出てきてその夢をむしゃむしゃと食べちゃうんですよ
で人様の甘い夢を勝手に食べておいて はー食った食ったこんな甘い夢は久しぶり
ごちそうさま みたいにかなりふてふてしい態度のバクのキャラが出てくるんですね
でそのバクが急に歯が痛いって言い出してポーが見てみると虫歯だらけなんですね なんで虫歯になっちゃったかというと
甘い夢ばっかり食べすぎて虫歯になっちゃった 痛いよーみたいなことを言って今度はこの虫歯を治すための身も凍るような怖い夢を食べさせておくれよーって
ダダをこねるんですね まあすごくわがままなバクなんですけどもポーもとことん付き合いがいいので
あじゃあ怖い夢が見られそうなところに行こうよと言って そっから物語が転がっていくわけなんですけどもこの自己中なバクも見どころの一つですね
あと1996年に世界初のクローン羊ドリーが誕生したことを受けて ちょうどその頃ストレーシープの制作時期もかぶってるので
マッドサイエンティストによってポーのクローンが大量に作られる ポーの兄弟という物語も作られたりしてこれまた現実とリンクしているところも面白いですね
そんな見どころいっぱいでとても楽しいアニメ作品のストレーシープなんですけども 残念ながら有料の動画配信サービスなどでは配信されてないんですよね
見る方法としては中古でディスクを買うか あとは
まあアニメ作品ということで動画ですからね ちょっと濁しておきますけども概要欄にいろいろ貼っておきますのでチェックしてみてくださいね
そんなストレーシープ全編とてもほんわかして楽しめる作品なので ぜひチェックしていただけると嬉しいです
ストレーシープに続いて今回の羊特集で取り上げるのは アイスランド映画の羊村の兄弟です
アイスランド映画って皆さんご覧になったことありますかね 僕は多分これしか見たことないんじゃないかと思うんですけども
その他でもアイスランドのイメージといえば ミュージシャンの病気の出身地だとか
あと村上春樹の旅エッセイで取り上げられてたなぁとか 僕の持っている知識はせいぜいその程度なんですけども
なので僕の中のアイスランドのイメージって この羊村の兄弟がかなりのパーセンテージを占めてるんですよね
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それが良いことなのか悪いことなのかはちょっとよくわからないんですけども
それでは基本ネタバレありで羊村の兄弟という映画についてご紹介していきたいと思います
この作品全編本話化したストレーシープとは 打って変わって割と殺伐としたところのある映画なんですよね
発生している現象としてはコメディっぽいところもあるんですけども ハリウッドのコメディ映画とかと違って
いかにもこの作品はコメディでございます ここ笑うとこですよっていうキャッチな感じじゃなくて表現が
シリアスなのか笑わせたいのか 判断が難しい展開が結構あるんですよね
ヨーロッパ映画ってそういうところはあるかもしれないんですけども 特にこの羊村の兄弟という作品はそれが顕著で
でアイスランドは気候がとても厳しいところで そういう環境に適応したアイスランドの羊は
アイスランドの人々にとってとても重要な家畜なんですが この羊村の兄弟はあまりにも羊を愛しすぎた
2人の兄弟の物語になっています アイスランドのある村にその兄弟は住んでまして
その村は羊の畜産が盛んで多くの人が羊を育てて生計を立ててるんですね
でその兄弟も羊を熱心に育てていて 隣り合った敷地に住んでるんですけども
それぞれ別の家に暮らしてるんですね でこの2人すれ違っても一言も喋らないんですね
めちゃくちゃ仲悪いんですよ 結構良い年の兄弟なんですけどね
2人ともひぎもじゃで髪も白くなってて 一応弟が主人公というか弟の方の目線で物語は展開していくんですけども
なぜ弟の方が主人公かというと お兄ちゃんの方がかなりヤバい人なんですよね
後でお話しするんですけども で村中が羊を中心に動いているような村なので
たまに開催される羊の品評会で表彰されることは最高の名誉なんですね
弟のグミーも気合を入れて羊を育てて品評会に臨むんですけども あろうことか
自分の羊は2位で1位はお兄ちゃんのキディに取られちゃうんですよ でお兄ちゃんに1位を取られた時の弟のリアクションがすごくて
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本当にこの世が終わったみたいな顔をするんですよね 本当に仲悪いんだなぁって思いますよね
で弟は一人トボトボ帰ろうとするんですけども ちょっと気が向いてその品評会で1位を取った
お兄ちゃんの羊を見てみるんですよ 品評会のスタッフによると1位と2位の羊の差は近さだったそうで
1位の羊の背中の肉付きが良かったのが決め手になりましたみたいなことを言ってたんで
ほうその背中の肉付きはどんなもんだと お兄ちゃんの羊の背中を撫でてみるんですね
そしたらちょっとその羊の様子がおかしくて 実はスクレイピーという
致死性の高い羊の病気の兆候がそのお兄ちゃんの羊に出ていることに弟は気づくんですよ
でそういう緊急事態でも仲悪いから お兄ちゃんに直接言わないんですね
羊病気じゃないって言えないから周りの人に あいつの羊病気だと思うんだけど調べた方が良くない?みたいなこと言って
外掘りから責めるんですね で調べてみたらやっぱりお兄ちゃんの羊は病気だったんですね
このことによって村全体がかなり大変なことになっていくんですね まず弟が自宅でくつろいでると急にお兄ちゃんが銃撃してくるんですね
窓ガラスが粉々になるんですけども お兄ちゃんが言うには羊の品評会で任意になったことを
逆恨みして言いがかりつけてきやがって ふざけんなと言うことなんですね
まあやることの順番がおかしいんですよねお兄ちゃんは 抗議がエスカレートして銃撃じゃなくてまずぶっぱなしてから悪態をつくという
お兄ちゃんのキリーはこういう人なんですね まあその後もことあるごとに頭に血が昇っては歯がいじめにしてきたり
となり散らしたりしてくるんですけども お兄ちゃんはそういう気が短い武闘派なんですけども
弟のグミの方はそういう時にすかさずやり返したり言い返す人じゃないんですね もしこれがどっちも血気盛んな兄弟だったらこの映画は成立してないと思うんですよね
ジャンルがガンアクションとかに変わっちゃいますから まあ弟が冷静なおかげでそういう映画にはならないと
そういうわけなんですけども 弟のグミは内に秘めるタイプなんですよね
こういう性格の違いがもつれて嫌悪になったんだろうなぁと想像させるところなんです けども
銃で割られた窓ガラスに関してもやり返したり怒鳴ったりするんじゃなくて 冷静に窓ガラスの請求書を発行して
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お兄ちゃんが飼っている牧羊犬に持って行かせるんですよね 弟はそういうタイプで
でお兄ちゃんはお兄ちゃんで牧羊犬が持ってきたその請求書をチラッと見て床に捨てると
こういう兄弟の距離感や大人気なさがこの映画の見どころになってるんですね
でお兄ちゃんの羊が感染していた病気は伝染性のものだということで なんと村全体で羊の殺処分が決まってしまうんですね
それに対する兄弟の反応はここでも正反対で 弟のグミは潔く受け入れて
本来は検疫の担当者が行うはずの殺処分を なんと自分の手で行うんですよ
自分が鉄潮にかけて育ててきた羊だから自分の手でという感じで まあ弟のグミの意思の強さを感じさせる
なかなか強烈なシーンなんですけど でお兄ちゃんの方は最後まで悪あがきして
出てけお前ら俺の羊に何しやがるみたいな感じで暴れるんですけど 最終的にはお兄ちゃんの羊も連れてかれて殺処分されてしまうんですね
羊に依存して生きてきた村の人たちにとってあまりにも過酷な状況なんですね このあたり映画のムードもかなり重たいものになります
でお兄ちゃんはやることないから飲んだくれて 雪の中を弟の家までどなり散らしに来たりして
でそのまま雪の中に倒れちゃったりするんですね 弟は弟で家の中で解放してあげるかと思いきや
ブルゾーザーのショベルでお兄ちゃんを持ち上げて 病院まで運んで病院の前で放り出したりするんですね
見殺しにはしないし病院まで運んではあげるんだけど ブルドーザーで静かに運搬するっていう
このあたりもねやってることはコメディっぽいんですけど コミカルな音楽とか一切ならないし
弟もそれは神妙な顔してブルドーザーで運んでますから 非常にシュールというか
笑うとこなのか何なのかよくわからないんですよね で実は潔く羊の殺処分を受け入れたかに見えた弟のグミなんですけど
実は地下室でこっそりと羊を飼ってたんですね で兄のキディも偶然それを知ることになります
そしたら弟が羊をこっそり飼っていることを知った途端 兄ちゃんの態度がコロッと変わるんですよ
それはこの村の羊の最後の決闘じゃないか 2人で大事にしていこうみたいなことを言ってくるんですよね
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全てが羊中心の2人なんですよね本当に 弟のグミはふざけるなこれは私の羊だみたいに突っ跳ねるんですけど
でもふとしたことから他の人にも弟のグミが羊を飼っていることがバレちゃうんですね で獣医を含めた羊の捕獲チームがやってきて地下室を調べるんですけど
そこには羊はいなくなってるんですね 弟のグミは捕獲チームが来る前にあれだけいがみ合っていた兄に助けてくれと懇願して
羊を預けておいたんですね でグミは捕獲チームに身柄を拘束されるんですが
武闘派の兄ちゃんが見張りを気絶させて兄弟2人と牧羊犬と羊で村から逃げ出すことになります そうは言ってもどこに行けばいいのっていう話になるんですが
お兄ちゃんは山に行こうと言うんですね かなり高地にある山なんですが火山があって暖かいのでそこなら羊が冬を越せると
もうそこしかないという感じで兄弟でバギーに相乗りして牧羊犬と羊でその山を目指すんです しかしあいにくの悪天候で吹雪に巻き込まれてしまって
羊も犬もどこかへ行っちゃうんですね もう数メートル先が見えない猛吹雪でなんだけど弟のグミは
自分の羊が心配すぎて探しに行っちゃうんですよ お兄ちゃんの方は弟を見失ってしまって
ようやく弟を見つけた時には弟はすでに寒さでぐったりしていて お兄ちゃんは吹雪をしのぐために雪を掘ってその中に
二人で入るんです でここからが絵的にすごいんですけど
遭難した時に暖を取るためには人肌で温め合うのがいいと何かで読んだことがあるんです けど
この二人の老兄弟がそれをやるんですね ぐったりしている弟を温めるために弟の服を脱がせて
弟もお兄ちゃんも全裸になって お兄ちゃんが弟の体をさすって
それでも弟は動かないんですけども でお兄ちゃんがもう大丈夫だからなと言って
映画終わるんですね 物語はそこで終わってスタッフロール流れ始めるんですよ
羊も犬もどっかに行っちゃってるし この後二人が無事に助かる展開があんまり想像できないんですけども
どう受け取ったらいいのかわからないところがすごく多い映画なんですけども なんかすごいものを見せられたなという感じはすごくするんですよね
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完全なコメディーでも完全にシリアスなヒューマンドラマーでもない でもそういうところがすごく
記憶に残ってるのかもしれないです 皆さんもぜひ羊村の兄弟を見ていただいて
この何とも言えない気持ちを共有できたら嬉しいですね amazon prime ビデオでもレンタルができますのでぜひチェックしてみてくださいね
今日は羊特集として ストレーシープと羊村の兄弟をご紹介させていただきました
ご視聴ありがとうございました