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どうもボブです。
奥さんを亡くされた男性、今日はそんな話です。
ある98歳の男性、おじいちゃんがですね、95歳の奥さんを病気で亡くされたそうです。
で、自分の奥さんがもうこの世にはいないんだっていうことを、もう信じたくないっていうことで、もう俺はお葬式なんかいかん。
寺にもいかん。そして、お骨なんて見たくもない。
そう言ってですね、お葬式にももう結局出なかった。
そして、お骨も家にはもう持って帰らない。
そして、家族ももうその奥さんの話をしようもんなら、隣の部屋に逃げていく。
もう一切、その奥さんがいなくなったことについて、頭に入れたくない。
そういう方がいるんですよね。
あと別の方で、もう結構前にですね、奥さん亡くされた男性で一人暮らししてるんですけど、
毎年明日の日になるとですね、必ずどんなに体が大変でも、
この人ちょっと一人で行かせちゃいかんでしょうっていう状態ではあるんだけど、
もう必ず一人でお墓参りに行くんですね。
他県まで電車に乗って行くわけです。
その方、認知症もあるんです。
あるんですけど、お墓参りに行くことに関しては、
バッチリ電車に乗って行くにも関わらず間違えないんです。
そして明日の日はヘルパーさんとか予定入ってたとしても、その日はヘルパーさん来ないでくれ。
もうじっと一人で、明日の日の前後1週間ですね。
1週間ぐらいの間は誰も来ないでくれっていうわけです。
すごくないですか。
あの、もう本当不謹慎かもしれないんですけども、
おじいちゃんおばあちゃんになったら結構みんな、
もう早お迎えが来んかねとか、いつ死んでもよかとか、よく聞くもんだからですね。
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で、娘とかお話聞いても、例えば98歳で亡くなったという方おられたら、
もう大王女だよ、もうそこまで生きたら十分だよっていう風な話をよく聞くわけですよね。
ですけど、このご主人さんたちは違うわけです。
どんなに98、自分98なのに95歳の奥さん亡くして、
もう考えたくもないそんなことって思うんだなーって。
で、どんなに認知症になっても毎年、もう明日ちゃんと覚えてて、
もうその日、もう前後は、奥さんのことをずっと考えていたい。
すごいなーって、なんかそういうふうに思うんだっていうことを知ったことが驚きだったんですね。
で、もしかしたら天国では奥さん、いやもういいからいいからって言ってるかもしれないですけどね。
何かで聞いたんですけど、男性は愛されたい生き物らしいですね。
常にこう、褒めてもらうことで、
やる気になるみたいな。逆に女性は
愛したい生き物らしいですね。
いやいや私は、いやもうね、愛されたいのって言うかもしれないんですけど、
でもその、
愛されたいって思ってる人も、その愛してくれる男性を愛する、自分が好きみたいな、
そんなとこがあるんだよって誰かが言ってました。
そういう生き物なんだよ。
男性は、じゃあその愛してくれる対象がいなくなって、
で、一人暮らしでポツンってなった時に、
もうなんか生きる意味をなくしちゃうのかもしれないですね。
逆にうちのばあちゃんとか、他の利用者さんとか見ててもですね、
女の人はケロッとしてるんですよね。
で、愛したい生き物って考えたら、
暇子?暇子がこうやって大きくなってねーとか、もう可愛いねーって言って喜んでたりとか、
あと近所の仲良いおばあちゃんにこう差し入れして、なんかこういうものをあげて、
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で、またこういうものをもらったとか、
なんかこう楽しくしてるわけですよね。
愛したい生き物は結構、自分で愛したい対象をまたすぐ作りやすいのかな。
でも男は簡単に高齢になって、自分を一からまた愛してくれるような対象ってなかなか出てこない。
しかも、家族。家族が遠方とかにいたとしてもですね、
あんまりなんかこう、じいちゃんにチヤホヤしてくれる家族ってあんまり、
なんか好きなように自分でやってんだろうみたいな、お父さん頑張ってねみたいな、そんな感じになっちゃうのかもですね。
でも愛されたい生き物が男だとしたら、
最近よく見かける、デイサービスにこの人絶対行かないだろうっていうような、
もう天外孤独ですっていうような人がデイサービス行くようになったら、
喜んで毎回行くようになるんですよね。
そういう方何人も見てきました。
若いデイサービスの姉ちゃんたちが何々さんとか言ってチヤホヤチヤホヤしてくれることで、
まんざらでもない顔をするんですよね。
うちのケヤマネもね、あの、
はぁ、もう所詮男やね、みたいな言ってますよ。
そう考えると、まあそれが正しいかわからないけど、
愛したい、愛されたいの感情をうまく使う方法って、
いろいろアイディアまた出てくるかもしれないなって思いましたね。
僕は高齢になったらどうなるんでしょうか。
まあその前に、奥さんより先に、ちゃんと順番通り死なないといけないなってちょっと思いましたね。
はい、今日はそんなお話でした。ご視聴ありがとうございます。
