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2025-08-27 17:12

47. 「ぐるぐる思考」の正体。マインドワンダリングを知って切り替える。

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いつの間にか自己否定
─意図しない考え事が不安や抑うつにつながる仕組み─https://www.waseda.jp/inst/research/news/81642

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サマリー

このエピソードでは、ぐるぐる思考と呼ばれるマインドワンダリングのメカニズムやその影響について考察されています。特に、過去の反省や未来の心配が自己否定や不安を引き起こすことが研究を通じて示されています。また、「ぐるぐる思考」やマインドワンダリングに関する研究が紹介され、それに関連する心理学的支援プログラムについても議論されています。さらに、収録者の自身の経験を通じて、SNSやコミュニケーションの難しさについても考察されています。

ぐるぐる思考のメカニズム
今回は、自分が気づかないうちに、ぐるぐる思考をしてしまって、
ネガティブな自己否定に陥ってしまうという、そういったことを研究した論文を紹介したいと思います。
サイエンスポットは、最新の科学技術にスポットライトを当てるポッドキャストです。
ホストは、サイエントークのレンです。ということで、今回の話なんですけども、
ちょっと心理学系の研究を紹介してみたいなというふうに思っています。
先日、このポッドキャストでもお話ししたんですけど、
とあるポッドキャスト番組に対して、僕が意見をしたという話で、
SNSでも結構、本当に素直な意見をいただいたりとか、肯定も否定もありますし、
具体的には、このポッドキャストの第44回を聞いていただきたいなというふうに思っているんですけど、
バリゾーゴン含めて、いろんな声が僕のところにも届いています。
正直、僕の発信スタンスとかは全然揺らがないんですけど、
お前は無能だとか、あとはいきなり喧嘩を吹っかけてくるような感じで来られると、
なんか嫌な気持ちにはなりますよね。そういったことをぐるぐる考えてしまうと、
気づかないうちにネガティブになっちゃうということは、めちゃくちゃわかるなと思いますね。
今だから、僕めちゃめちゃこれ刺さっている論文になっていて、
せっかくならそれも論文に対処法というか、それを科学している文献というのが本当につい最近発表されていたので、
せっかくならもうそれも消化してコンテンツにしちゃおうという形で紹介したいと思います。
最後にも本当にいろいろすいませんみたいな話をするかもしれないですけど、
僕もまだまだ無能だと思いますね、自分でも。全然言葉が足りていないところもあったと思うし、
伝わらないというのは僕の方にも落ち度がある話は本当にあるなと思いますので、
それは後でします。早速本題に入ります。
反省と心配の影響
ちょっとこれ皆さんあるかもしれないんですけど、何か作業をしているときに、
ふっと別のことを考えてしまって、気づいたらネガティブな気持ちにとらわれてしまうっていう、
そういった経験ありますかね。この現象って名前がついていて、
マインドワンダリングって呼ばれます。ある意味そのままなんですけど、
目の前のことから注意が逸れて、
もう無関係な思考にグルグルグルグルとワンダリングしちゃう、別のことを考えちゃうみたいなことですね。
これまでの研究でも、このマインドワンダリングっていうものが
集中力が低下したり生産性が低下するっていうことだけじゃなくて、
不安とか、
あとは欲打つとか、そういった精神的健康に悪影響を及ぼすことが指摘されてきましたと。
ただ、同時にマインドワンダリングが想像性の高さとも関連があるっていうことが分かっていたりして、
その良し悪しが何によって決まるのかっていうのが、これまでよく分かっていなかったそうですね。
で、このマインドワンダリングとすごく深く関連しているのが、反数と心配っていう
2つのグルグル巡る思考です。反数っていうのは、まるで過去の失敗を
ビデオを何回も再生して後悔するみたいなこと。
過去の嫌な出来事とか感情に囚われてしまう思考の癖ですね。
で、これが特に欲打つとの関連が深いとされていることで、
一方、心配っていう方、これはまだ起こってない将来の出来事に対して、もしも
例えばこう悪口言われたら嫌だなとか、
そういったあれこれ取り越し苦労をしてしまうっていう思考の癖です。
で、これは不安と関連が深いと言われています。
で、この今言った反数、何回も考えちゃう。心配、未来がちょっと心配になる
っていうことと、マインドワンダリングがどういうメカニズムで
動いているのかっていうところを研究したということですね。この研究は早稲田大学、大学院の人間科学研究科の
菅さんですかね、ちょっとすみませんどっちかわからないですけど、あと人間科学研究科の
熊野教授らの
研究グループによって行われまして
2025年7月1日にサイエンティフィックレポートに公開されております。ちょっと今回からこの
発表者とあとはこの
雑誌の名前はちゃんと言おうかなって思います。
今までちょっと概要欄に貼り付けて終わってたんですけど、ちゃんと言った方が成立ですね。
ということでちょっと今回から入れます。
この方々何したかっていうと、健康な大学生を対象に
まず実験を行いますと。
まず
日頃、さっき言った反数とか心配とか不安とかそういう程度を尋ねる、まずアンケートに回答してもらいました。
その次にパソコンを使って
課題に取り組んでもらうんですけど、これは画面に1から9までの数字が順番に表示されていく中で
数字の3が出たときだけスペースバーを押さずに見送るっていうめちゃくちゃ簡単な
タスクです。このめっちゃ簡単な3を飛ばすっていう作業を
900回繰り返します。こうするとこれを受けている人は自然と
マインドワンダリングしやすい状況が作り出せるというふうに言われているんですね。
だから何回も何回も900回やっているうちに
どっかで違うことを考えちゃったりとかやっぱしちゃうみたいで、その時に
不安とかどういう影響を与えるのかなっていうことですね。
で、この課題の中でランダムな感覚で20回
質問アンケートを投げかけます。これ思考プローブって言われている質問です。
だから1、2、3飛ばして4、5、6、7、8、9、1、2ってずっと
パソコンを押していく中でパッと今別のことを考えていましたか?
とかそれは意図的でしたか?内容はポジティブでしたか?ネガティブでしたか?
過去のことですか?未来のことですか?
具体的でしたか?曖昧でしたか?みたいな今考えていたこと
どういうことがあります?みたいな質問が出てくると。これ結構面白いですよね。だから
なんか僕もこれやってないんで分からないですけど
確かにずっとその数字のやつやってたら別なこと考えちゃうなっていう
その別なことを特定しに行ってるわけですね。
で、集めたデータっていうのをチェーン媒介モデルって言うんですけど、これ統計手法で解析しています。
だからこの質問に答えたら
この
マインドワンダリングの内容が分かって
で、それが
実際に反数とか心配に寄ってるかどうかとかそういったことが分かると。
で、これを実際に
因果関係しゃべってみると
非意図的なマインドワンダリング。だからいつの間にか考えてたっていう思考が特にネガティブ寄りである。
で、そして未来に関わる内容で
曖昧な内容
っていう特徴があると。で、そういった場合に
反数とか心配とかいったあのぐるぐる思考をするっていう頻度を増やして結果的に
やった後に不安とか欲求が悪化していくってことが分かったんですね。
意図的な思考の重要性
で、この非意図的なっていうのが結構ポイントで
いつの間にか考えてたっていうのがネガティブで未来で曖昧なこと。
で、意図的なマインドワンダリング。だから自分が
意識的に考えたっていう思考も当然このアンケートで
データが集まるわけなんですけど、それはこういうネガティブな方と
あの関連が見られなかった。不安とか欲打つとか。
で、一部では心配を抑制する効果もあるみたいなことも示されています。
だから
かえって目的を持って考えようと思って考えることで、かえって心の整理がつくっていう結果ですね。
で、これすごい面白いなぁと思っていて
で、だからこの非意図的な思考と意図的な思考
っていうものですね。だから
ふっと何回も考えてたなっていうやつが
販通とか心配の堂々巡りになって
まあこの心の痛みを増幅しちゃうと
ということですね。で、逆に言うと意図的な
マインドワンダリングはむしろ良い場合に働くことがある。なのでやるべきは
こう無意識でグルグル思考を始めてるな
って考えたときに、あ、今私考えすぎてるなと
まあ早めに気づいて意識的にその思考を切り上げるっていうのがめちゃくちゃ重要っていうのがここから言える
ってことですね。これある意味当たり前っちゃ当たり前なんですけど
意識するかどうかっていうとこがすごく大事で
で、こういった建設的な意図的な
マインドワンダリングを増やすっていうことが
こういう不安とか心配とかまあ反数するっていうものを抜け出す
キーポイントになるっていう研究ですね。まあこれ
単なるこうマインドワンダリングが注意散漫になるっていうことだけじゃなくて
自分たちのこう心理的な問題を明らかにしてしかも具体的なこう介入のアドバイスまで
言えるんじゃないかっていうのはすごく面白い研究だなというふうに
思いましたね。で
まああのちょっと僕もね色々あって心配になったり反数しちゃったり
めちゃめちゃ笑えないですけど
めちゃくちゃしちゃうんですごい
ああなんか
大変だなあみたいなことは何とは言わないですけどあったりするんで
ああそういう時は今
自分はこういうぐるぐる回る思考に入っちゃってるから
まあそういったこと一回考えるのをストップしようっていう
でまあなんかちょっと違うことするとか
意図的に違う思考にするっていうところはこれは大事なことだなっていうふうに
思いましたね。でまあこういうことって感覚的にはまあそうだよねって思うと思うんですよ皆さん
それは意図的に
あ自分今ぐるぐるしてるなっていう
何ですかねまあメタ認知的なところですけど
自分がこう思ってるなっていうものを第三者視点で
こう認識するっていうことは大事だとわかってるけどやっぱり人間忘れちゃうものだったり
そこに囚われちゃったりするものだと思うんですよね
でこれはもう僕含め皆さんそういうとこあるかなと思ってます
でそれをこういった研究でちゃんとやっぱり
こうそうなんだとかマインドワンダリングっていうものに陥ってるんだっていう言語化をしてくれることで
ちょっとでも気をつけることができるのかなっていう意味では
研究とマインドワンダリング
面白いなと思いました。でこういった研究とかって具体的な
心理学的な支援プログラムの開発とかそういったものに今後つながっていったりもするそうなので
ちょっとこの後どういうふうに展開していくのかわからないですけど
非常に面白い研究だなというふうに思って紹介させていただきました
なので僕はちょっとグルグル志向だなって
なっちゃってたんですよね。なんかわからないですけどこれ今収録してるの8月26日
の夕方ぐらいに今収録してますけど
なんかグルグルしちゃうなっていうのは僕もすごくわかっていて
なんかぼーっとするなぁみたいな時が
マジであってでちょっとエマさんに大丈夫みたいな言われるような感じ
だったりもしたんで
あの
抜け出そうと思って
本当にこれちょうどいいタイミングでこの論文見つけたなっていうふうに思いましたね
はいで概要欄の方にこちらのプレスリリースですね和製大学さんの方から発表されていますので
ぜひ見てもらえるとありがたいなというふうに思います
あすいません著者の一人カンさんですね
えっと博士後期課程の方だと思います
和製大学の方と熊田教授の研究でしたね
コミュニケーションの試行錯誤
はいはいということで今回こんなところなんですけどもあのものすごくプラ波で
旅行してめちゃくちゃ良かったですねこれちょっとまたいつかサイエントークでも出したいなとは思うんですけど
まあちょっとまたあの
えっとエマさんのスマホがなくなるっていう事件がここで言っていいのかなこれちょっと
もし聞かれたら怒られそうですけど
リアルになくなったんで
でちょっといろいろあって見つかったんでそれはまたちょっと
そのうち出るサイエントークをお楽しみにということにしておきますまあただちょっと
大変だったんですけどなんかすごく
街並みもめちゃくちゃ綺麗で
ご飯も全部美味しくてチェコビールも美味しいし
チェコビールの泡だけのミルコっていうやつとかも飲んだりとか
牛肉タルタルとか牛肉のカルパッチョとか
結構生肉食べたんでお腹大丈夫かなって思ってるんですけど今お腹は今のところ
大丈夫ですね
ですごく良かったんでまあしかも動画もたくさん撮ってきたので
まあちょっと山積みの動画が僕はいつこれ手付けるかなと思いつつ
溜まってるんでまあまた時間ある時にちょっと頑張ってやりたいなというふうには思ってます
そしてあの
まあ今回ねグルグル思考に僕が陥っちゃったのはちょっと sns とかあの
なんか僕もすごく反省する部分はあるなぁと思って
とか言ってるとちょっとまたグルグル思考に陥ってしまいそうなんですけど
まあなんかこう正しく僕が言いたかったことが伝わっている方の方が
すごく多くって本当になんかバリゾーゴンみたいなことを言ってくる方は本当に一部だけ
そこはすごく良かったなというふうには思ってます
なんか
まあ正直ちょっとこのあの件って決着つけるとかそういうこともないと思いますし
見方によっては僕がただ文句言ってる奴だって
言ってくる
パターンもあるんですけどまあまあ多分そういう方から見たら僕はそうなんでしょうね
というまあ僕は多分すごく面倒くさい人間に見えてる
あのいやお前がそれ悔しいと思ってるから
頑張って晒して指摘してるんでしょうみたいな意見を言ってくるのも
まあそういう見方も確かにできるかっていうでそういう伝わってしまったらすいませんっていうので
まあこうノートの内容とかもいろいろ加筆とか修正したりとか
かなり時間かけて僕なりには向き合ってきたんですけど
なんかやっぱ文字だけのコミュニケーション難しいなあっていうふうには思いましたね
と反省すごくしましたね
まあまたちょっとここから頑張っていきたいなというふうには思っております
まあちょっといろいろね話しすぎるのもあれなんでこの辺にしておきますけど
あの僕はいつでもこう何か
指摘事項なりあの最近もちょっとこの番組ねここを言い方を少し変えた方がいいんじゃないですか
っていう意見をコメントとかでもらったりして
まあそういうところは修正させていただいたりとか
あの実はちょっと
やっていたりもするのであんまり見えてないんですけどまあ
個人的には後々このポッドキャストとか
僕関連のやつを見る人が
何年後に出てくるか本当わからないと思うんですよねずっと残ると思いますし
そういった人が見たときに正しく伝わったら嬉しいなあっていうそれはもう僕のポリシーみたいな
話なんで
他人にそれを押し付けることはできないなっていうところもありますし
とはあの実際思ってます
まあ正直相手が誰であれ
これはちょっと違うんじゃないっていう意見は言うべきだなっていうときは
言うことは大事かなって僕は思いますし
でも結構学術的な配信本当にこれでいいのかなっていうところとか
そういったところも何も言われなかったら多分悪くなっていくと思いますけどね
なんか特にまあエンタメだからこれぐらいいいんじゃないみたいな
ラインも確かにあるんですけど
それを言ってしまうと
多分どんどんどんどん謝ったことをこんぐらいいいじゃんみたいな
ことが広がっていく危険性もあるのかなと思っていて
それってまあ世の中にその学術分野を信念持って広めたいって言ってる人たちが本当にやりたい
ことなのかなっていうところも思ったりするので
まあ僕みたいに思ったこと言う人間がいてもいいんじゃないかなって
個人的には思ってますで僕が100%正しいともあの思ってないです
あの95%を97%ぐらいにしたらどうですかっていう指摘は
していいんじゃないですかねって思いますけどね
まあただ本当にちょっとリスナーさんとかにすごく救われたなという
気持ちでいっぱいですねありがとうございます本当にいろんな
声かけてくれたりとかした方もいましたんで
はいなのでちょっと気持ちを切り替えてねあの頑張っていきたいと思いますので
この声でなんとかこう今これ聞いている皆さんは少なくとも
こう建設的な形で伝わっていたら僕としてもすごく嬉しいなというふうに思います
ということでまた次回ありがとうございました
17:12

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