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2022-09-01 11:59

531.おたより「3年は飽きずに着られるコートを買いたい!どう選べば良い?」 from Radiotalk

リスナーさんのお悩みに回答!冬物のコートは単価が高いので購入には慎重になりますよね。一度買ったら少なくとも3年は着たい。そう思うと何を選んだら良いかわからなくなりがち。どういう基準で選べば後悔せずに済むのでしょうか?


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#ひとり語り #心理学 #ファッション #服 #おしゃれ #スタイリスト #パーソナルスタイリスト #カウンセラー #イメコン
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今日もマシュマロにいただいたご質問に回答していきたいと思います。
今日はガッツリファッションのご質問で、かつこれからの季節の話ですので、ぜひ今のうちに聞いておいていただきたい。
皆さんにもきっと参考になるご質問だと思いますので、早速取り上げていきたいと思います。
いつも楽しく拝聴しています。質問があるのですが、今年はウール系のコートが欲しいと考えているのですが、
予算は3から5万円くらいで、90から100%天然素材で、今年購入して3年くらいは飽きずに着たいと考えています。
とはいえ、最近の流行の入れ替えは早いので、数年先を見越すのは至難の技だと思います。
そこで質問なのですが、現時点でどんな形のコートが3年後も古さを感じさせずに着用できると思いますか?
個人的には、ドロップショルダーやVネックのノーカラータイプは古さを感じてしまい新鮮さがなく感じています。
ですが、店頭には結構並んでいるので、ファッション業界の方の意見もお聞きしたいと思いました。
とはいえ、奇抜なデザインも飽きてしまおうかなと思っています。
また、主流のオーバーサイズがまだ続くかどうか、やY2Kファッションのようなピタピタしたものも流行ってきているので、
アウターのサイズ感など今後の流れも気になります。
コート選びの参考にさせていただきたく質問させていただきました。
ぜひ回答いただけたらとても嬉しいです。
ということで、ご質問ありがとうございます。
アウターは、特に最近はアウターのような高価格帯の商品は、アパレルメーカー的には売れ残ると困るのです。
なので、ここ数年の傾向としては、売り出し時期が早めで、かつ追加生産しないというブランドも増えてきているのです。
売れ残り防止ですよね。
体感として寒くなってきたアウターが欲しいところには、実は在庫があまりないというケースもかなり増えてきたのです。
なので、まだ熱さが残る時期ではありますが、早めに考えるに越したことはありませんので、ぜひ今回の回答を参考にしていただけると嬉しいです。
ということで、今回が531回目の配信でございます。
おしゃれの呪いを解くラジオ。この番組では、またに巻きつくファッションへの思い込み、イコールおしゃれの呪いをバサバサと解いていきます。
服装心理学をベースに、おしゃれをもっと楽しみ、自分も変えるコツをお届けしています。
お相手はパーソナルスタイリストで、公認心理師のヒサノリサです。本日もよろしくお願いいたします。
では早速いきましょうかね。
アウター自体が、2022年から2023年にかけての秋冬で注目アイテムとされていますので、今年は結構いろんな形が出ると思います。
そういう意味では、特にウール系のアウターってちょっと根が張ったりするものではありますので、
今年新調するというのは、バリエーションが多くて選択肢が多いという意味では、非常にいいタイミングなんじゃないかと思います。
これを前提になんですが、質問者さんが一番気にされていたトレンドということで言うと、
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確実に今後の流れとしてはアウターに限らずですが、まずおっしゃる通りシルエットは細身になっていくと思います。
ここで質問者さんが挙げているちょっと古く感じるドロップショルダーっていうのは、肩の筆付け線のところがドロップ、落ちているショルダーのことですが、
これはまさにずるっとした印象になるので、ここ数年ずっと流行していたオーバーシルエットな要素を強調するデザインだったわけです。
これがシルエットが細身になっていく中で、それに比例するようにドロップショルダーのデザインもだんだん減っていくだろうなということはもちろん予想できます。
あとは重心がどんどん上に上がっていく。ここ数年は全体的にずるっとした重心が下がり気味のコーディネートが主流だったんですよね。
例えば長めのずるっとしたすね真ん中ぐらいの幅も結構太いようなずるっとした大きめシルエットのコートに、
さらにボトムも巻きしスカートを合わせて本当にずるっとしたようなコーディネート。
これが結構今見たら今っぽくておしゃれだねっていうふうに見えますが、たぶん2年3年経ってくるとこのようなコーディネートはなんか上下ともずるずるしてて、
どっちかもうちょっと短くしたらみたいなふうに見えてくるっていうのは予想できます。
そういう意味でもう1個質問者さんが挙げていた深いVネック、深くVに空いたコートっていうのもやっぱり重心が下がるものですので、これに関してもちょっと着こなしづらくなる可能性は高いかなというふうには思います。
ただ、これはトレンドの流れっていう予測なんですが、ただそのトレンドそのものの考え方っていうのもだいぶ変わってきてるんですね。
昔に比べるとそのトレンドが一変とではなくなってきた。かなり多様化してきてます。
なのでその流行らなくなったものっていうのが昔ほどその完全になしになってしまうかっていうと、これはね結構微妙なんじゃないかと思います。
昔ほど流行的にこれはあり、これは絶対なしっていうその境界線が曖昧になってきた。かなり多様になってきたっていうところはあります。
仮にその流行がメインストリームから外れたとしても、今流行っているものは確実に流行から外れていきますから、メインストリームから外れていったとしても、それを切ることが今までのように完全アウト。
ダサいなあ、古いなあっていう著しい悪影響につながるかっていうと、そこまで今後ならないんじゃないかなっていうことがあります。
なのでそういう意味ではまず一つに、そんなに流行遅れをこれまでのように怖がりすぎる必要はなくなっていくのかなっていうところを頭に入れておいたほうがいいと思います。
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あとはもう一つとしては、トレンドの予測はある程度はできます。ただどんなに予測をしたとしても細かいところまで完璧に当てることはできないので、思わぬところで予測を外すことはあるんですよ。
例えばここ数年の例で言うと、80年代の流行がリバイバルしていたので、大きいシルエットっていうのが流行してたんですけども、でも肩パッドをがっつり入れた、かくばった大きい肩の流行っていうのはそんなに戻ってこなかったんです。
なのでこれをね、80年代の流行が戻ってくる前、4,5年前ぐらいにもうすぐ80年代戻ってくるから、がっつり肩パッドが入った80年代もののジャケットを古着屋さんで買っておこうなんて言った人は、なくはなかったけど、そんなにその肩パッドが入ったアウターっていうのが流行の種類にならなかったので、ここは外しちゃったわけですよ。
なんですけど、ここまで予測できると思います?
昔の流行に何が戻ってきて、今で言うならY2K、2000年代初頭の流行がリバイバルし始めてきてますが、2000年代初頭のファッションのどのデザインが再び流行って、どのデザインが流行らないか、細かくは予測は不可能なんです。
そういう意味では、将来の2,3年先までの流行を絶対的に予想して、絶対外さないで当てるんだっていう思いで、気負いすぎない方がいいのかなって思います。
そういう意味では、一番確実なのは、トレンドを不足して、そのトレンドのアイテムを先駆けて買っておこうっていうのは、いろんな意味で外してしまう可能性もあるし、リスクがありますから、そういう意味では、自分の好きなものを買っておくっていうのが、ある意味一番安全な方法なんです。
多分、よっぽど飽きっぽい方でない限り、2,3年で大きく自分の好きなもの、ファッションの価値観っていうのが、そこまでガラッと変わるっていう方が考えづらいんですよ。
なので、自分の好きなものを買っておく。流行がどうなったとしても、自分ってこういうの好きだよなっていう、自分の好みの芯を外さず買っておく方が、長く3年後まで、これ買ってよかったなって思って、却用できるようなものを買えるんじゃないかなと思うんですよね。
ただ、ここで問題があって、この質問者さんの書き方でいくと、お買い物自体に自分の好みで買うっていう選択肢っていうのがない方なんじゃないかなと。
うちのファッションの価値観を図る心理診断である服装心理診断のタイプでいうと、合理性がすごい高い人の書き方なんですよね。
例えば、とにかく値段を細かく予算を決めているところとか、天然素材90から100%っていうふうに数字まで決めているところとか、絶対に3年は着たいっていうふうにかなり細かく決めているところとか、合理性、機能性、異論立てて、洋服を選んでいる傾向がかなり強い方だと思うんですよね。
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そういう方に好きという感情で選べっていうのはなかなか難しいオーダーだと思います。ですが、結局は好きっていう価値観が一番トレンドとかそういった外部要因に比べて左右されづらいんですよ。
なので、そういうものを軸にした方が長期的な目線で何かを選ぶにはいいと思います。なので、合理性が高い方で、そうは言ってもね、自分の好きなデザインとかってなかなかパッと思い浮かばない。ついついね、洋服を選んでいると、それよりもコスパとか長く着れるかっていう方が頭を持たれてしまって、純粋に好きかどうかだけで判断できないという場合には、2つのやり方をぜひとってみてください。
1つ目はですね、まずは自分の好みのアウターの写真をとにかくたくさん集めてください。何か古い雑誌とか今の雑誌とかでたくさん買ってきて、切り張りしてノートに貼り付けても良し。あとは、ピンタレストみたいなね、ウェブサービスを使って、ウェブ上のね、あるアウターから好きなアイテム写真をバーッと集めても良し。単純にね、自分でダウンロード保存してフォルダに集めても良し。
とにかくたくさん集めることで、だんだんたくさん集めてくると疲れてくるので、頭が働かなくなってくるんですよ。そうすると、これは長く着れるかなとか、これはコスパが良いかなって考える力が削がれていくので、純粋に単純に見た目が好きかどうかで選べるようになっていきます。
自分の頭を疲れさせて働きを止めるっていうね、これが自分の感情のままに選べるようになることなので、まずそれを集めてみて、それで自分の好きなもののアウターのデザインの共通性を探る。その共通性を満たしたアウターを買うっていうのが一つ目のやり方。
このやり方の拡張版なんですけど、二つ目のやり方としては、その1980年から2020年ぐらい、ここ数年、ここ50年ぐらいに流行ったコートを年代別に見てみて、これなら今でも着たいと思えるものを選ぶ。それが相撲者さんにとってトレンド問わず常に着たいデザインです。
なので、あえて古いものを見て、これなら今でも着たいっていう風に選んでいく。この辺もインターネットなんかで見てみると、80年代の流行った服とかが出てきますので、そこから探してみる。そうすると、トレンド問わず、年代問わず、自分の好きなものっていう揺るがない価値観っていうのが見えてくると思いますので、ぜひそんなワークをちょっと一回やってみて、どんなデザインのコートを買うかっていうのを自分なりに自信を決めてみてください。
ということで、またどんなコートを買うか決まったら、ぜひぜひマシュマロで教えてください。
ということで、秋冬に向けて、こんな感じで質問がありましたらどんどんお送りください。番組概要欄にありますマシュマロからお気軽にお送りいただきます。そしてこの番組の更新情報は、各ポッドキャストサービスで登録すると、ラジオトークでフォローすると受け取ることができます。また、YouTubeでご覧の方は、チャンネル登録と高評価もぜひよろしくお願いいたします。それではまた次回の配信でお会いしましょう。おやすみなさい。
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