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2025-01-16 1:05:12

第百六十五回:Tak.さんと2025年のタスク管理について

サマリー

このエピソードでは、Takさんが2025年のタスク管理について議論しています。Evernoteやnote.comの最近のアップデートや資本提携に触れながら、タスク管理の本質とその変化について考察しています。タスク管理の本質を考え、タスクをアクションとして捉えることの重要性が語られています。また、日本の文化におけるタスク管理の考え方と、その哲学的な側面にも触れています。2025年に向けたタスク管理の重要性と実践方法についても具体的に議論されており、特に個人のセルフマネジメントや環境改善の必要性に焦点が当てられています。タスク管理のプロセスを見つめ直すことが求められている様子です。このエピソードでは、効率化がもたらす心の負担や、タスクをすべてこなすことの難しさについても掘り下げられています。そして、タスク管理に関する様々な視点が議論され、環境要因や個人の責任、基本原則に焦点を当てています。

最新のアップデート
スピーカー 1
うちあわせCast、百六十五回.Takさんをお伺いしております。よろしくお願いします。
スピーカー 2
よろしくお願いします。
スピーカー 1
前回、ナンバリングを間違えておりまして、多分、冒頭のコールを間違えてると思いますけど、百六十五回が今回でございます。
まず、Lifehack Newsからなんですけども、いくつかありまして、細かいのだけ拾っておきますと、
Evernoteのアップデートで、サムネイル画像が選択可能になったということで、本当に細かい技なんですけども、
Evernoteは、ノートの中に画像があると、それをサムネイルとして採用するんですけども、
ランダムと申しましょうかね、何が選ばれるのかがわからないというか、こっちから決定できなかったんですけども、
新しいバージョンでは、ノートの中身の入っている画像から、これをサムネイルに指定するという操作ができるようになったと。
サムネイルといいますと、Evernoteでいうと、リストビューでは出てこないんですけども、カードビューとサマリービューのビューで出てくるんですね。
その辺のビューで、信任性を上げるために役立つんですけども、このスクラップボックスのページを見てもらって、
Evernoteでサムネイル画像が選択可能のページに、僕のスクリーンショットを貼ったんですけど、
実は最近のEvernoteでサムネイルが活躍する部分がもう一つありまして、ノートリングなんですね。
これまでのEvernoteのノートリングというのは、いわゆるテキストが緑色になるノートリング。
いわゆるハイパーリングのEvernote版みたいな。ただ単に文字列が色付きのっていうやつが一番最初だったんですけど、
バージョン12になってからどっかのタイミングで、プレビューっていうのかな。
プレビュータイプのノートリングが作れるようになりまして、それやとノートタイトルとノートの中身の冒頭数行、
冒頭数行がノートリングとして表示されると。
中身が書き換わるとそのノートリングも書き換わるようになってるんですけど、そこにサムネイルが出てくるんですね。
なのでプレビュー型のノートリングを使ってる人にとって、このサムネイルの選択っていうのは非常に便利でして、
かっちょいいノートリングをデザインできるようになりました。
ちょっとしたテクニック。
スピーカー 2
あのWikipediaのリンクで出てくるようなやつですね。
スピーカー 1
そうです。ああいうのがもうちょっとかっこよくデザインできる。
他のツールだったら以前からできてたようなことかもしれないですけど、できるようになったというのがビビッとアップデートでしたね。
そして結構びっくりのニュースなんですけど、
note.comがGoogleと資本業務提携ということで、そんなことあるんやと思ったんですけど。
スピーカー 2
なんじゃそれって感じですね。
スピーカー 1
一応noteは日本初の会社でして、赤字か黒字かみたいなことをずっと気にはなってたんですけど、
今回Googleと資本提携して、Googleの資本が入るということで、
単純に資本のバックアップがつくとともに、AI的な連携、GoogleやったらGeminiですけど、
あたりと連携してクリエイターが生成AIを使って画像をつくったりとか、あるいはコンテンツを新しくクリエイションしたりとか、
で構成したりとかっていうことに役立てていこうということらしいんですが、将来的にどうなるかはわからないんですけど、
Googleと資本提携っていうのがいいニュースなのか悪いニュースなのか、ちょっと僕にはわかりかねますが、
経営的には株価も上がったらしくこの発表によって、そろそろは潰れないだろうけど、将来的にGoogleとの関係がどうなっていくのかっていうのはちょっと不透明ではあるなとは思います。
スピーカー 2
そうですね。潰れないけど消える可能性があるなって思っちゃいますよね、やっぱり。
スピーカー 1
そうですね。とりあえず当面頑張ってほしいな。僕も大沢さんも有料マガジンをノートでやっておりますし、
やっぱり日本人ユーザーが使いやすいし、いわゆる課金っていう結構難しいハードルが難しいのを提供してくれてる、昔から提供してくれてますし、
いまだにコンテンツに適当に広告が入ったりしないという系なサービスではあるので、ちょっと頑張ってほしいところです。
スピーカー 2
貴重ですからね、本当にそういう意味では。
スピーカー 1
本当にそうですね。日本型のプラットフォームとして頑張ってほしいなというところですね。
タスク管理の現状
スピーカー 2
これGoogleには何のメリットがあるんですかね。
スピーカー 1
日本人ユーザーのコンテンツを学習に使うみたいなことだとは思いますよ、もちろん。
なるほどね。
それは当然価値がないことなんで、彼らがやられないわけですからね。
スピーカー 2
そうなんですよね。なるほどね。それはそういうことですね。
スピーカー 1
つい昨日かな、おとずいか忘れましたけど、GPTにタスク機能が追加ということで、
タスク機能って別にタスク管理機能ではなく、
指定した時刻になったらこれをやってくれみたいなことが頼めるようになったということで、
9時になったらその日のニュースのサマリーを僕に送ってくれみたいなことができるようになったということで、
現状は有料プランだけの機能らしいですけど、発表によると最終的には無料プランにも全部開放していくつもりであるということが言われてたんで、
ますます便利になっていくというか、チャットGPTぐらい使えないとねというような時代になってくると思いますね。
スピーカー 2
そうですね。こないだ母親に言われました。チャットGPTぐらい使えないとって言われました。
スピーカー 1
そういう時代。
スピーカー 2
どういう文脈で言われたんですか?
スピーカー 1
分かんないです。
そうなんや。というわけで今回の本題なんですけど、
タスク、2025年、今年のタスク管理、タスクをどうやって管理していくか、どうやって仕事を進めるかということに言い換えられると思うのですが、
話し始めが結構難しいんですけども、
誰かのツイートを僕は見たと思うんですけど、おもろげで覚えていないんですけど、
僕にとってはすごく当たり前の話だったんで、今まで特にツイートしたことも喋ったこともないんですけど、
タスク管理という営みにおいて、発生したタスクを一つ残らず片付けることっていうことがタスク管理の目標ではないし、
そういう事態をいかに避けるかっていうことにタスク管理する意義っていうのがあると。
20年くらい前までかな、正直24時間戦いますかっていうリゲインのCMがあったわけですけど、
今から見たらギャグみたいな感じですけど、多分その時代そのメッセージには日常的な響きもあったと思うんですよね。
24時間は戦えないにしても、会社に人生を捧げるっていうのがほとんどデフォルトみたいな感じ。
どんな何問でもやり遂げた人が会社にロイヤリティ、忠誠心があるみたいな、
僕はあまり気につきではないですけど、プロジェクトX的マインドZというんですか。
とにかく頑張って会社のためになることをするっていうような。
正直その頃は、いわゆるライフハック的なものっていうのはちょっと卑怯な逃げ技であって、
むしろ気合と根性で乗り越えるみたいな感じ。
その感じのままに、例えばタスク管理っていうのをやった場合に、
発生したタスクをすべて漏れなく記述して、それをいかに短時間で遂げるかっていう、
そういうゲームとしてタスク管理を捉えたとしたら、それはもうしんどいだけですし、
それがタスク管理が嫌になる原因にも多分なると思うんですよね。
でもやっぱりそれは違うよということが、たぶん2010年代のライフハックであり、
たぶん現在も同じ先進性で続いているものだと思いますし、
そうなっていくべきだなと思ったことをちょろちょろとツイートをしたわけですよ。
そうしたら結構、ファボとかRTがありまして。
スピーカー 2
何十個もありましたね。
スピーカー 1
やっぱりそういう反応があるんやなと思って、
当たり前なことほど大切だということを確認したわけですけど、
どうなんですかね。
だからタスク管理っていうと、いわゆるタスクリストを作ってうんぬんっていうのが、
いわゆるベーシックなタスク管理として理解されていると思うんですけど、
少なくとも僕自身に言ったら、そういうタスクリストは全く作ってないわけなんですが、
たくさんはどうですかね。
スピーカー 2
僕はご存知のとおり、
アウトライナーで今日のアウトラインっていうのを作るときに、
数の枠をはめて、その数を超えるものはできればっていう見出しの下に落とすというやり方をしていて、
そのできればっていうのは結局できないことがあるという前提なんですよね。
なぜなら、結局発生したタスクを全部書き出すと、
到底1日で終わるはずがない量が出てきてしまうので、
全部終わらないというのは当然の前提であって、
どうせ全部終わらないときに終わらないものを、
何を終わらないものに当てるかということが大事になるということで、
そういうやり方をしているわけですけれども、
やっぱりその話を、あんまり数多くないですけど、
セミナー的なことをさせてもらったときに質問をいただくわけですよね。
そのできればの話をすると、やっぱりそういう質問をいただくことがあるんですよね。
でも終わってないじゃないですかっていう、すごく純粋にそういう質問をいただく。
スピーカー 1
そうですね。間違いない指摘ではありますね。
スピーカー 2
ダメじゃないですかっていう、それは失敗じゃないですかっていう言い方なんですよね。
ああそうか、そういうふうに捉えてる方が結構いるんだなっていうのをずっと思っていて、
倉下さんの最初に言ってたツイートを見たときに、
いや本当そうだよなと思って。
それを引用して僕もツイートしたら、それでもたくさんファブがツイートすることが起こってですね。
だからこれは結構強調したほうがいいことなんじゃないかなと思ってですね。
特にタスク管理ということに興味を持って、
例えば倉下さんの書いたものとかを追っている人に対しては、
もっと強調してもいいのかもしれないなと思ったというのがありますね。
タスクの意味の変化
スピーカー 1
これは何なんでしょうね。
なぜそうのように思ってしまうのかというところなんですけど、
例えば学校の宿題は与えられたものを全部やらない、それはもちろん。
スピーカー 2
そうなんですよ。
スピーカー 1
その延長線上に上司の依頼も全部やらなあかんみたいな感じ、
そのマインドセットで自己のタスク管理をしてしまうっていうことが起きてるんでしょうかね。
スピーカー 2
まさにそうだと思いますね。
タスクっていう言葉自体がちょっと曖昧というか、
やっぱり人によって捉え方が違っていて、
言葉通りに訳すとタスクって任務という意味があるので、
任務はやらなきゃいけない人しかいない。
そりゃそうだ。
そのときになんというか、
ライフハックとかGTD以降に我々がタスク管理っていう言葉で呼んでいるもののタスクとちょっと意味違うんですよね。
それで僕はそのタスクっていう言葉をなるべく避けて、
自分の本の中でDoっていう言葉を使ったりとかしてますけど、
Doである必要ないんですけど、
タスクという、例えば上司からアサインされたタスクみたいな、
そのタスクとタスク管理って言っている中でのタスクってちょっと違うっていう認識をまず持たなきゃいけないですよね。
スピーカー 1
そうですね。この場合のタスクはいわゆる、僕の理解ですけど、
タスクとアクションの定義
スピーカー 1
コンピューターにおける作業の最小単位、実行単位としてのタスクで、
プロジェクトではないっていう、プロジェクトではない具体的なアクションっていう区分けでのタスクっていう意味合いが強いかなとは思ってますけどね。
スピーカー 2
むしろアクションっていう言葉のほうがいいかもしれないですよね。
スピーカー 1
アクションというほうが多分、いわゆるタスク管理で扱われているものの実態に近いと思いますが、
ややこしいとか、タスク管理とかその時間管理術みたいな本をいろいろ読んでると、
例えば、プロジェクト・サブプロジェクトとかいう言い方で、同じようにタスク・サブタスクみたいな言い方をするんですけど、
それはサブタスクの場合可能ですけど、サブアクションって言い方ができないんですよね、結局。
アクションって言うと、つまり本当に最低レベルのものでしか扱えなくなって、
それはそれでいいんですけど、ちょっと優秀になりかねないと。
僕らが言っているタスク、僕らって言うとかなり範囲が、言っているタスクはどちらかというと、
タクさんが言っているDoに近いような、ちょっと広いものをそこを名指すためにタスクって呼んでいるっていうだけのことがあるので、
アクションって呼べば明瞭にはなるが、タスク管理がやりやすくなるのかはちょっとわからないところがあるのと、
こういう時に言い換える別の言葉で言うっていうのも手ですし、逆に例えば勉強の哲学っていう本がやったように、
むしろ真正面からその言葉を使う。定義を上書きするかのように。
タスクっていうものは実はもっとチャランポランのもんだよというふうに認識を上書きするっていう方向もあると思うんで、
どういうのかちょっと難しい。でもまさにタスクが何でありそれをどうするのかっていう、
タスク管理の哲学
スピーカー 1
ちょっと大げさにタスク管理の思想というか哲学っていうものを書いたままタスク管理してしまうと、
基本的に日本ではあんまり日本の文化化で育まれる価値観でタスク管理すると、
自分を囚人化するようなことになってしまうでしょうね、きっと。
スピーカー 2
そうなんですよね。タスク畜になっちゃうので。
スピーカー 1
うんうん。なりますね。
スピーカー 2
だからそうですね、タスク管理とは何か。結局タスク管理、たかがタスク管理でも突き詰めると哲学ですからね、本当に。
スピーカー 1
結局どう仕事をするのかとか、アランタンにとって仕事とは何ですかっていう問いを無視して進めることができないはずなんだよ、タスク管理っていうことは。
スピーカー 2
そうなんですよ。仕事とは何かっていうのを突き詰めると、結局生活とはどう生きるのかという話になっていくんで、
結局全てを含んでくるんですよね。
あくまでも例えば会社、職場にいるときにアサインされたタスクをどう責任を持ってこなしていくのかというところに限定するのであれば、またちょっと違うというか、
いかにして全て完了するかという考え方になってもいいはずなんですけど、
たぶんみんながやりたいのはそうではないのかな。
いや、そっちをやりたい人もいるのかもしれないですよね。
スピーカー 1
例えば本屋さんとかに行くと、やりたいことを全てやるフニャララみたいなのを見かけるわけですけど、
僕からするとそれは非常に危ういマインドセットだなとは思うんですが、
スピーカー 2
どう考えてもどこかで長尻が合わへんようになるわけじゃないですか。それはもちろん。
だからよくありますけど、例えば20代ぐらいの若いときに、
私は欲張りなんです、やりたいことは全部やるんですっていうあり方があってもいいと思うんですよね。
それはもちろん。
要するに昔よくあった恋も仕事の成功もお金も全て手に入れる私みたいな、
スピーカー 1
別にそれって自然なことじゃないですか、それを求めることっていうのは。
スピーカー 2
当然そうですね。
それをやろうとすると当然できなくて、溢れ出していくわけですよね。
そうですね。
だから絶対に溢れ出しちゃいけないものが溢れ出さないようにするためにどうするのかって考えて、
結局みんなそういうタスク管理的なことを始めると思うので。
だから捨てることと選ぶことですよね、結局言ってしまえば。
スピーカー 1
そうなんですよね。だから正直、発生したタスクを残らず片付けるんであればメモが一番あればいいわけですよね。
全部やること書いといて、やったら消していくっていうこと。
それも非常に広い意味ではタスク管理ですけど、
おそらくタスク管理と営みで行なっているのはそれじゃなくて、
例えば順番を決めるとか、順番を決めるとかつまり、
今日中にやることとそうじゃないことを決めるということで、
それはつまり先送りをするということですから、やらないことを決めているのに等しいわけで。
実行する順番を決める段階でもうすでに選択が入っているわけですね、要するにね。
これはどのビューの高さでやる、今日という単位でやるのか、
自分の人生の責任という単位でやるのかも変わってきますけど、
結局選択することっていうのは変わっていないし、
そこにある種、捨てる痛みみたいなものも当然発生するわけですけど、
それをしないタスク管理はただのタスク実行でしかないわけで、
タスク管理って名前をわざわざそこに与えている以上、
選択的なものっていうのは必要で、
選ぶからこそ自分の価値観と向き合う必要もあって、
だからその7つの習慣的な、あなたのやったことは何ですかっていうようなビジョンとかっていうものも
スピーカー 2
ここにその選択のために発生するということがあるわけですね。
スピーカー 1
だから全部非常に絡み合っているというか、
これを1個だけ切り出して何かやろうとしてもやっぱりうまくいかない部分が
そういうところで発生するんでしょうね。
スピーカー 2
そうだと思います。
スピーカー 1
だから昔からタスク管理っていうのが、
まずタスクの整理とタスクの実行の2つに分かれるようなとは思ってたんですけど、
そのタスクの整理っていうのも、
タスクのさっき言った順番を決めるっていうようなことと、
もう1個何がタスクなのかを決めるっていう、
自分のやるべきことは何かという定義そのものを再検討するという、
上流と下流と分けてもいいんですけど、
発生したタスクを残らず片付けることではないというような、
上流のタスク管理が多分加味されていて、
これは僕の言葉遣いで言うと、これはマネージメントにあたるわけですけど、
マネージメントの必要性
スピーカー 1
あるいはマネージという動詞にあたるわけですけど、
でもやっぱり僕はドラッガーが好きでずっとこのマネージメントっていう言葉を
チェックしたりとか日常で使われているのを確認するんですけど、
日本社会においてマネージメントはあまり発生してないだろうなというのは常々思うんですよ。
どのレベルでも、個人の生き方のレベルでも、
会社のいわゆるその経営の中でも、
マネージメントってほとんどなくて、
あるのは要するにマイクロマネージメントなんですよ、結局。
僕の日本語で言うと管理なんです、要するにね。
この一つ上のマネージメントという観点が、
なぜここまで欠落しているのかというのが僕の知的好奇心で、
この前、ピーター・ドラッガーのまとめ本を読んでたんですけど、
日本でもやっぱりすごいヒットしてたんですよね。
ブームが何回か来ているドラッガー。
このマネージメントって僕が言っているような、ドラッガーが言うマネージメントなんですけど、
こんだけ流行っているのに、でもそんなに普及していない。
このギャップはどこにあるんだろうなって、ずっと疑問なんですよ。
スピーカー 2
そうですね、本当にそれはまさに今倉下さんが言われたみたいな、
ドラッガーブームみたいな何回も、
多分記憶にあるだけで3回ぐらいある気がするんですけど。
そうすると、例えば会社員をやっていると、会社に行くとみんなビジネスショーを読むじゃないですか。
そうするとそのドラッガーブームのときにはやっぱりみんな飲むわけですよね、ドラッガーブームを。
飲みに行ったときにその話をして、まさに今みたいに、
本当さうちの会社ってマネージメントがないよなみたいな会話をするわけですよ。
だけどその後もマネージメントは発生しないんですよね、不思議なことに。
スピーカー 1
それはそこには僕自身も含まれていて、
スピーカー 2
僕もいわゆる部下みたいな人が何人かできた後も、
やっぱり自分の中にもマネージメントは正直発生しなかったという自覚がありまして。
でもそういうドラッガー的なマネージメントの概念は一応知識としてあるわけですよね。
やっぱこれ必要だよな、なんで日本にはこれがないんだよなっていう話を自分もしているんだけど、
やっぱり自分の中にも発生しないっていうこの不思議さ。
なんなんだろうなって、あんまり自慢できる話じゃないんですけど、ありますよねやっぱりそれは。
スピーカー 1
たとえばある組織の中にいて、人を管理する立場であったとしても現場に近い人、
つまり組織構造でいうと下の方にいる人が、
例えばマネージメントが必要だと思って実行しようとしても、それは無理なわけですね結局。
全体の構造がなっていなかったんで。
なぜかというとマネージメントというのは権限の話なんですね、権限、責任の話。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
だからそれが与えられていない人がそれをやろうとしてもそもそも制限しないわけですね結局。
こればかりはトップマネージメントが舵を切らない限り、下に降りてこない。
一人で例えばそれをやったとしてもむしろ逆に迷惑になることが普通にあり得るわけですから、やらない方が正解ということは。
少なくとも僕はコンビニっていうすごい小さい組織で、しかも言ったらどっちかというと上の方にいたわけです。
小さい組織の上の方にいたので。なのでやろうと思ったらできる環境にあったっていうのはあるんですよね。
だから環境的な違いによって実行しやすさっていうのはもちろんあると思うんですけど、
そもそもマネージメントがないっていう言い方をすると不明瞭ですけど、マネージメント以外の何かがあるんですよね。
空っぽというわけじゃなくて何かが充填されている、その中でマネージメントを派生させるためには何かを追い出す必要があって、
それは非常に難しいと思いますねやっぱり。
スピーカー 2
そうですね。何かがあるんですよ、そこに強固な何かが。
何かがあると思います。
結局、建前上の組織構造と現実の権限の仕組みがずれているとか。
暗黙の何かが非常に支配しているとか、いろいろあると思うんですよね、組織によって。
そこに理念としてのマネージメントをそのまま持ち込もうとしてもおそらくうまくいかないし、
逆に一人すごくそれに感化されて一生懸命やろうとして、逆に周囲にすごく迷惑をかけるっていう状況もやっぱりあり。
だから結局一人一人が変えようとしてもどうにもならないっていう感覚が蔓延してしまうということはあるんですけれども、
でも多分できることはあったはず。あったはずだと思うんですよね、今から振り返ると。
そのうちの出発点になるのは事故のマネジメントだったんじゃないかと。
ただその物事の仕組みとこうやらなきゃ、やったほうがいいっていう矛盾をどう解決していくのかという、
タスク管理の重要性
スピーカー 2
その中でどう事故のマネジメントを発動していくのかという、本当にそれはあれなんですね。
口で言うのは簡単だけどやるのは難しいことだというのは本当に痛切に思ってますけど。
スピーカー 1
働く現場でそれを持ち出すというのはやっぱり相当難しくて、僕のような個人事業主の場合やったら一人で全責任を負いますし、
逆に例えばタフさんと何かしようという次元式のプロジェクトメンバーになった場合、先ほど言ったらマネジメント以外の何かがあるという先がない空っぽの状態で始められるので、
それはマネジメント的なことをもちろんそこの中で構築するのはやりやすいと思うんで、やりやすいやりにくいは当然ありますが、
個人のタスク管理においてマネジメント感覚を持つということは、正直現場でマネジメントする前の練習として、
それを失敗してもあまり困らせる人が少ないので、非常に良い場合だなと思いますし、
正直例えば、発生したタスクを残らず片付けるべきだという価値観、
それを片付けないと自分に価値がないというような感じが後ろにあるとは思うんですけど、それは多分あまり幸福ではないとは思うので、
だからマネジメントの練習をするということは生き方の練習をするということだと思うので、
スピーカー 2
最終的に仕事の現場でそれが活躍しなかったとしても、個人のタスク管理においてマネジメント、いわゆるセルフマネジメントをやっていくというのは個人的な推奨をしたいなと思いますけどね。
それこそ7つの習慣的な考え方でいえば、自分の影響を与えられる範囲でまずはそれをやることによって、
自ずと影響を与えられる範囲が広がっていくものだという考え方がそこでは提示されるんですね。
確かにそういうことはあるだろうし、自分の知っている立派な人は確かにそれをやってるなという印象はあるんですけど、
まあとはいえ、やっぱりそれはできる人とできない人はいると思うんですけど、
ただ自分にできるなりのことをするということはやっぱり大事だし、
もう一つはそのセルフのマネジメントをやった結果として、
自分はこの場所にはいるべきじゃないっていう結論に至ることもあるわけですよね。
それも間違いではないし、気に入らないからすぐやめますっていうこととは別のことなので、
それも含めて、やっぱりセルフマネジメントから始まるんだろうなとは思いますよね。
スピーカー 1
そうですね。特殊な環境の場合はマネジメントから始まるかもしれませんけど、
例えば低音楽を幼少から学ばなあかんみたいな場合、順番が逆になるかもしれませんけど、
多くの場合はセルフマネジメントから。
本当にマネジメントするっていうことは、
例えばマネージャーとして動くってことはつまり何でもかんでも自分でやらないということなんですね。
場合によって優先することがあって、それ以外は諦めるという。
例えばコンビニの場合、ともかくレジだと。
お客さんが並んだらともかくレジだと。商品が補充されているべきだけども、
接客を優先すべきだというふうに価値観を定義してやらないことを決めるっていうことの連続なわけですね。
考えよる最高の店にしたいけど、リソースが追いつかへんから選ばざるを得ないみたいなこと。
これがマネジメントしてるっていうことだと思うんですけど、それと同じこと個人のレベルでもやる。
つまりやりたいと思ったことを全部するということじゃなくて、手持ちのリソースを考えてやらないことを
渋々なのかウキウキなのかわかりませんけど、やらないことを決めるっていうことをすることがやっぱり助かるの。
マインドセット中心のマインドセットにあると思うのでね。
スピーカー 2
だからそこを踏まえないと怪しげな自己啓発に吸い寄せられてしまう懸念もありますからね。
だから自己啓発も決して役に立たないわけではなくて、
まさにクレイシャーさんが言ったみたいに、結局何をしないのかっていうことじゃないですか。
タスクを全部やらないっていうのはまさにそういうことですよね。
その時にこの与えられた時間の中で何をやるのかっていうことは結局、
優先順位っていう言葉を使ってないけどそれは優先順位を決めてるわけですよね、結果的に。
だから1日が終わって、今日はあれができなかった、これができなかったっていうふうに思ったとしたら、
それはこれやあれの優先順位を無意識に下げていたということになるので。
だからこれやあれを本当にやりたいんだったらその優先順位を上げて時間の中に入れなきゃいけないんですよね。
そうすると、おのずと重要度っていう概念が結局必要になってくるんですよね。
逆にそこを考えないで重要度って言っても、たぶんそれこそ会社も重要だし家族も重要だしっていうことになっちゃって、
結局選べなくなるんですよね。
だから何を落としたくないかっていうときの基準っていうふうに考えると自然に自分にとっての重要度がわかってくるし、
ただつらいのはわかってきたときに重要度はわかってるんだけどそれを優先できないという状況があるのがつらいわけですよね、たぶん一般的に。
タスク管理の未来
スピーカー 2
だから例えばどうするかっていう話になるんですけど、やっぱりどうしようもならないときにどうするかっていうときに環境を変えるとか、
もうちょっとタスク管理よりももっと抜本的なことに踏み込まないといけなくなってくるかもしれないし。
スピーカー 1
でも逆にそこまでできることを全部やらないうちにすぐに環境を変えるっていうのも違うんじゃないかということもあるし。
そうですね。逆にとって突発的に変えてしまうのはマネジメントできてないということだと思うんで、
やれることを見極めてやるだけやった上でどうするかを判断するって。
だからやっぱり僕は思うにマネジメントっていうのは必ず時間の軸が必要なんですよね、要するに。
速決はマネジメントじゃないんですね、僕の感じで言うと。ある幅でプロセスの中で見ていくという視点が必要で、
そういうのもだからやっぱりタスク管理的な、個人が実践するタスク管理においても結構重要な観点だと思いますね。
様子を見るっていうのが技術なんですよ。人に物を教える時に非常に重要なんですよ。
つい言っちゃう。自分が答えを知ってるからつい言っちゃう。なんなら先回りしちゃう。
これで人が育つはずがなくてですね。結局自分に対しても同じことが言えて、
できないなりに様子を見るみたいなことが多分非常に必要で、最初の出会いがダメだったからダメみたいな、
その速決はあんまり良くないんですね、これは。
スピーカー 2
だからその結果が出てない状態である程度保たなきゃいけないんですよね。
うん、そうそう。
それに耐えられない人というのも実は結構いて。
スピーカー 1
いわゆるネガティブケイパビリティがないということだと思うんですけども。
はい。
でもそれは時代性なんでしょうね。やっぱりすぐに結論決断結果を出せというのに慣れ親しんでいるということだと思うんですが。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
単純に思うんですけど、そうやって時間でスライスする、簡単に言うと自分を微分していくと、
自分ってものすごい能力がない人間に思えると思うんですよ。
だって瞬間にできることなんて限られてるわけですから。
それはやっぱり自己肯定感的なものを育まない気がしますね、やっぱり。
スピーカー 2
そうですね。
だから結局、結果をすぐ出せということを言われるじゃないですか。
よくないですよね。
世の中の仕組みがそうなっていたとしても、自分で自分に対してそれをやるのはよくないですよね。
確かにね。
この知っている人も、自分は何をやってもうまくいかなかったとその人は言われるんですけど、
僕から見と何もやってないんですよね。
なるほど。
結果が出るほどやってないんですよね。
それは昔の職場の人なんですけど、やっぱり、
最初の段階でうまくいかなかったことを結果だと思っちゃう。
それはプロセスなんですよね。
だけどそこがずっと見てると根深いなと思っていて、
プロセスの中ではまだ結果が出ていない自分っていう概念がないんですよね。
なるほど。
これはなんか結構時代的な問題じゃないかなという気もしますよね。
たぶんその人の能力は結構高くて、
たぶんもっとやってればいろんなことができてるはずなのにと僕からは見えちゃうんですけど、
もちろん外から見ただけでわからないことはいっぱいありますけど、
もったいないなと思いながら見てたりしたんですけど、
割にそのこととタスクを全部やらなきゃいけないと思ってるみたいなことって意外に繋がってるような気もしますね。
スピーカー 1
それは結局。
特に全てやるってことは競合という意地に目いっぱいタスクを詰め込むということでしょうし、
それによって何かを確認するということが行われているんでしょうね。
やり残している自分に耐えられないということだと思うんですけども。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
だからこれは単純に達成したタスクを片付けることではないっていうツイートをしましたし、
それをある種の教訓として覚えたとしても、
当人の世界観、人生観、自己観っていうものが変わってなかったらたぶん何も解決にはなっていないというか。
どっちが先なのかは分かりませんが、タスク管理が変わることによって自己観が変わっていくこともあるかもしれませんし、
自己観が変わらないとタスク管理が変わらないということもあるかもしれない。
どっちが先かは分かりませんけど、その2つは少なくともセットになっていることは間違いないですね。
スピーカー 2
そうですね。
タスク管理っていう狭いところに話を戻すとすれば、
タスク管理手法とかタスク管理アプリ、ツールの中にタスクを捨てる仕組みが入ってないんですよね、あんまり。
スピーカー 1
そうですね、基本的には。
スピーカー 2
それも良くなくて、結局、機能できなかったタスクとして強に引き継がれちゃうんですよね。
それは結局、あ、機能できなかった、俺がダメだったから機能できなかったっていう感じを受けちゃうんですけど、そうじゃないんですよね。
機能はできたことを自分が選んだっていうだけのことであって、
あと、そんな選んだとか偉そうなことじゃなくて、単に昨日はダレちゃって何もしなかっただけかもしれないし、別にそういう日があったっていいわけですよね。
だから、もっと長期スパンの中で出し入れできるような考え方と機能を組み込んだツールっていうのが実はあんまりなくて、
それがあるのが、GIFとしてライフアウトラインにはそれがあると僕は思ってますけど、それだけじゃなく、
結局昔からながらの毎日、手帳なりノートなりに今日やることを書くっていうのは自然にそれをやってたわけですよね。
スピーカー 1
うん、そうでしょうね。
もっとそこの、昔の知恵じゃないですけど、そういうところに目を向けなければいけないんじゃないかという、前もしたような話ですけど。
スピーカー 2
というのは本当に思いますね。
スピーカー 1
だからタスクっていう、生産性向上とかも結局このタスクのいかに活動をこなすかっていう話がもうほぼ前提。
こなすべきなのかっていう見当すらないままに話が進んでいくわけです。
その風潮を助長している感じはあると思うんですね。
逆にその生産性向上に疲れ果てると今度は何も管理しないという方向に行ってしまうわけですね。
タスク管理の選択基準
スピーカー 1
別にそれはいいんですけど、それはあまりにも極端じゃないかなと思うわけで。
やっぱり何か選択する基準を持ってできることだけしてできひんことはっていう割り切りを持ってアプローチするのが重要というか現実的リアルティックなタスク管理じゃないかなと思いますが。
今説明した話は確かに凄そうには聞こえないというか、ノウハウとして売れる気はしないとは思うんですけど。
現実ですかね、ただの。
スピーカー 2
現実ですね。
ノウハウが夢を見させるものとして定義されるのであれば、そんなものはノウハウとは呼べないと言われてしまうわけですけど。
だからあれですよね、年間に500冊本を読む方法っていうタイトルのほうが、年間に積んどく500冊のうち30冊読む方法っていう本より売れますよね、きっと。
スピーカー 1
間違いなくね。
スピーカー 2
だけど、そうなんですよね。でも500冊積んどいてそこから30冊読むことは何にも問題ではないし。
スピーカー 1
そうですね、積んどくはダメじゃないですかっていう心理と似てますよね、タスク全部やらなきゃいけないというのは。
特にやっぱりタスクを記録するようになるとその気持ちが芽生えやすいし、それがデジタルデータであればあるほどそうなってきやすいというメディアの影響っていうのは、
スピーカー 2
メディアっていうかツールの影響っていうのが多分強いと思いますね、そこは。
だからツールはですね、捨てる機能を持ったものを使いたいなという気がしますね。
スピーカー 1
デジタルの場合はやっぱり任意にその装置がないと、アナログの場合は市民サイズっていうのが上限が決まってて書ききれないからページが変わるってことが普通にデフォルトで起こるわけですけど、
タスクリストの場合は20個以上は別ページにみたいな感じで、項目数条件を持つとか、月が変わったらタスクリストのページも自動的に変わってしまうとかそのようなものがない。
そのようなものがあった場合にやっぱりさっき言った何を残すか残さないかの判断をせざしないとツールが使えなくなってくるんで、そういうレビュー必要性が組み込まれたもの。
レビューって言うとまた大げさな話になってくるわけですけど、でも部分的にやってることってレビューなわけですから結局は。
スピーカー 2
そうですね。
だからその終時レビューをしましょうっていうのはできればいいんですけど、できないんですよ多分大体の人には。
そうですね。
自分の中がGTDで盛り上がってるときはできるんですけど、3ヶ月するとできなくなるんですって絶対大体の人には。
できないときにも盛り上がってないときも自然にできる方法じゃないといけなくて、そんな方法があるのかっていう話なんですけど、
でも結局普通に日々暮らしているときにやったタスクとやらなかったタスクがあるということは、やったタスクを選んでるってことなんですよね。
だから選択してるんですよちゃんとそれを。
そうですね。
レビューしてるんですよ多分、無意識に。
それを意識するっていうことを。
スピーカー 1
自分が無意識に選んだことも選択としてちゃんとチェックして。
だからやっぱりデイリータスクリストでも日報でもいいんですけど、やっぱりそれを書いてちょっと読み返すだけでもうミニレビューが起きてると思うんですよね。
スピーカー 2
そうですね。
それだけのことってちょっとあれですけど、それだけでだいぶ変わると思うんですよね。
スピーカー 1
だから何もしてなかったという感覚が大体嘘なので基本的には。
そうそうそうそう。
僕、高年出たときは本当に何もしてなかったです。
作業という意味では何もしてなかったです。それ以外の日は大体何か知ってるんですよね。
そうですね。
それを書いてなくてもウェブページで調べ物とかはしてるわけですよ。
でもそれは基本的にはあまりログとして残らないんで、なんか何もやってない感じになるわけですけど、
ちょこちょこそれに対してメモとかノートを取るだけでやっぱりやったっていう記録になるので。
スピーカー 2
何よりも療養してるわけですよ、それは。
スピーカー 1
なるほど。療養してますね、確かに。
確かにそうだ。
スピーカー 2
そうなんですよね。
僕もおとといご飯を3食作ったんですよ。朝作って、昼作って、夜作って、全然全然洗って、掃除して。
だから全然時間が残らなかったですね。それで買い物行って。
やっぱり今日何もしなかったと思ったんですよ。
でもすごいしてるじゃないですか、これ。
確かに。
だけどなぜか何もしなかったと思ってしまうという人間の不思議ですよね。
スピーカー 1
だからたぶんやりたいことをしなかったっていう感じなのかな。
スピーカー 2
まあそうですよね。今日できたらいいなと思ったことをしなかった。
スピーカー 1
やったっていうことだよね。何もしなかったほうが嘘なんですよね。
表現の誤尾があるというかミスがある。
スピーカー 2
それはでも結果としてやったことをやらざるを得なかったからできなかったか、もしくはやらざるを得なかったわけじゃないんだけどそれを選んじゃったからできなかったか。
スピーカー 1
選んじゃった。
スピーカー 2
どっちかしかないですよね。
スピーカー 1
選んじゃったのがたぶんあれなんでしょ。結局こういうのってコントロール感の有無で。選んじゃったは選んだとは何か違うん。日本語とは違うんですね。
そこに選べてない自分に対する何か不完全感不完全燃焼感みたいなのがたぶん生まれるんでしょうね。
スピーカー 2
そうですね。自己コントロール感の欠如みたいな。
スピーカー 1
ライフハック的に言ったらそれは自分が選んだことなんだと言い直すことで自己コントロール感を回復できると思いますが、それもあんまりやりすぎると体に毒なので。
スピーカー 2
そうなんですよね。
できなかったらできなかったら落ち込んでも別にいいと思うんですけど。
だから結局それを選ばざるを得ないというか、やっぱりやろうと思ったことをどうしてもやりたいのならそれを選ばなきゃいけないし、
状況的にそれを選べないのであったらそれはやむを得ないので、できなかったと思わないほうがいいんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
難しいですね。あんまりやりたかったなーとはどうしても思う。
スピーカー 1
それぐらいの感じでいいんじゃないですかね。やっぱり何もかもポジティブ変換するのは嘘だと思うんだよ。
スピーカー 2
残念感みたいなものは心の中にあることが正常だと思いますし、それをなくしてポジティブ感で埋め尽くしてハッピーライフっていうのは虚偽しか感じない。
スピーカー 1
だからタスク管理、マネジメントを意識したタスク管理するとやっぱりやらないことが増えていくんですよね。
それを例えば本当に全部記録に残ってたら未達のものばっかりになっていくんですよね、基本的には。
それはでもそういうことを自分がしてるんだと思えば別にいいわけですけど、選んでるんだと思えれば別にいいんですけど。
だからやっぱりこれをすれば全部できるようになると思って取り組んでできひんっていうギャップさえ避ければタスク管理はそんなにネガティブなものではないと思うんですけどね。
効率化の落とし穴
スピーカー 2
そうですね。だからそもそも発生したタスクは全部できるはずがないと思っておいたほうがいいですよね。
スピーカー 1
そうですね。できない自分がいたとしてもそれ別に無価値というわけではないということを信じられるんであれば大丈夫ですけど。
信じられない場合は認知行動療法が必要だと思いますけど、それ結構根深い問題と思うんで。
スピーカー 2
確かにそうですね。
スピーカー 1
あとタスクを連続でずっとやってる間って悩まんで済むので、手を動かしてる間を考え込まずに済むというのがあって、
もしかしたらそういう状況なのかもしれなくて、考え込んではいけない状況というのがあるので。
がむしゃらに手を動かすべきタイミングというのもあるので、緊急避難的に発生したタスクを残らず片付けて、目についたものからやるというのが多分必要な状況も人間にはあるので、
一般原則として落とし込めるものではないと思う。
スピーカー 2
ではないですね。
スピーカー 1
でも基本的に選ぶっていう、判断する、決めるっていうことをどっかに、意識的にしたほうがいい。
どうせ無意識でもやってるわけですから、意識的にやったほうが満足感、ハッピー感が増えるというような気はしますね。
スピーカー 2
そうですね。
だからやっぱり状況によって必要な手法は変わってくると思うんですよね。
本当に時間軸上にタイムラインとして並べていかなきゃいけないような日もあるし、
逆に1日に何個のことをやるって言って出し入れするのがいい日もあるし。
そういう柔軟性も多分ツールや手法の中に取り込んでおいたほうがいいと思うし。
いずれにしてもやっぱりやることが多すぎてやりきれないのは、7割ぐらいは自分のせいじゃないですよね。
そうですね。
少なくとも効率と生産性を改善すれば必ず全部できるというものではないですよね、現代というのは。
スピーカー 1
生やさしいものでないし、だいたい効率性を上げるとやることが増えるという悪瞬間に入るんじゃないかと思いますね、きっと。
スピーカー 2
そうなんですよ。だからまずはそこで罪悪感を持たないことですよね。
スピーカー 1
そうですね。だからそういう人はボーッとできないですね、きっとね。ボーッとする時間が持てないと思うんで。
自分の1週間を振り返ってボーッとしてないなってチェックしてボーッとしてないなってわかったら、
たぶんそれちょっと危険信号やと思うんですね。
時間を追っているつもりで時間に追われているみたいな感じになっちゃってる。
効率化っていうのは趣味なんですね、本当は。趣味としてやるものであって。
市場命題化すると沼にはまってしまうし、たぶん普通に幸福感は高まらないと思うんで。
解決策として見ないほうがいいという気がしますね。それを問題解決の手法としてはしないほうがいい気がしますね。
スピーカー 2
そうですね。だから効率化して浮いた時間を何か別のことに使えるならいいんですけど、
結局効率化して浮いた時間をさらに仕事が入ってくるような状況ならば、あんまり意味はないというか。
スピーカー 1
追い詰めてるだけだと思いますが、この前Amazonの個人配達をしている人たちの記事を読んだんですけど、
未来のタスク管理
スピーカー 1
全員アプリ入れてて移動経路がGPSに記録されるんですって、彼らの。
それをちゃんとAmazonをチェックしてて、一番いいルートを見つけたら今度それがシェアされて全員そこを走らせられると。
つまり最高効率のルートを常に選択させられると。遊びの時間が長くなってくるらしいんですよ。
次はそれが基準時間になるから。それと同じことだと思うんですね、その効率化を常にするというのは。
それがデフォルトになって何かが崩れた時に大崩れするみたいなことが多分普通にあると思うんで。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
機械的な仕事を機械に任せるっていうことは別にいいと思うんですけど、何もかも効率化していく人生にハッピーはない。
それは別に効率化大事じゃなくて、何もかもっていう単一の価値基準に基していく考え方はどの道でも多分幸福ではないと思うんで。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
まあね、難しい。個人的には最低限今日のリストを作るタスク管理と、それよりも少し長いスパンの何かやることを扱えるもの。
この2軸があれば、カレンダーかな、この3つがあれば多分タスク管理っていうのは基本的に成立するとは思うんですけどね。
スピーカー 2
そう思います。
スピーカー 1
それ以上のややこしいものがないとタスク管理が回らない場合、何か別のとこでトラブルが起きている気がしますけどね。
タスク管理と個人の責任
スピーカー 2
だからあれですよね。環境に何か問題がある可能性が高くて。
問題は環境にある何かの問題というのが自分がタッチできるかできないかっていうところはありますけど、自分のせいじゃないってわかるだけでも。
スピーカー 1
そうか、確かに。そうなんだよな。やっぱり自分のせいに従る。
違うな、させられる。
個人の責任っていう、それはやっぱり個人自由主義の裏返しですよね。
簡単に言ったら個人が責任を持って行動をとるっていうことの裏返しとして、何か起こったときにお前が悪いんだっていう風に個人を責める声が内面化してしまうっていうことが普通にあって。
スピーカー 2
それは管理する側としてはラグですよね。普通にお前が悪いんだって言えるわけですから。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
それこそマネジメントの不在なわけですけど。
そうなんですよ。
例えば環境に要因があるとしたらそれを訴えられるマネージャーが上にいるのであればそうするべきだろうし。
そうですね。
それはまどもな組織だろうし。
もしかすると若いときに、俺のせいじゃないですよ、これがこうだからなんですよって訴えたときに何言ってんだお前って言われて、
っていう人のせいにするな的なことを言われる。
それが実は正しいということもあり得るわけですけど。
そうですね。
でも人のせいにするな、周りのせいにするなっていうのはしばしば管理側から都合よく使われる言葉でもあるので。
スピーカー 1
だって人のせいにしないっていうのがいわゆる旧来の日本における社会化っていう社会内図とされるっていうことなのでね。
でもそれはやっぱり大いに無効の都合ですけどね、やっぱり。
ライフアウトラインの重要性
スピーカー 2
そうですね。
そういうタスク管理一つを取っても実に根深い問題が。
スピーカー 1
簡単な話だと思うんですけど、話し始めるとややこしい話に繋がっていくんですね、これがね。
スピーカー 2
そうですね。だからやっぱり簡単じゃないんだと思うんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
そうですね。自分のせいじゃないって言ったときに、誰のせいかっていう話になって、その責任を誰が持つか問題になるわけですけど、誰のせいでもないっていうこともあるわけで。
スピーカー 2
そうですね。
そこは二項大切は乗り越えたいところだと思うんですけど。
スピーカー 1
そうかな、だから。
結局やっぱりタスク管理っていうのは権限とか責任を、つまり自分の人生における権限とか責任っていうのを合わせて考えないといけないんだよというようなことで。
でもそういう話を長々としていくと、いわゆる完全版GTDみたいな分厚い本になってしまって、実践的なあれから遠ざかってしまうというこのジレンマがあるわけですけど。
スピーカー 2
ツールと手法のジレンマってあるんですよね。
この複雑な状況に対応できる強力なツールや手法を作ろうとすると、巨大な最強ツールを作ろうとしてしまうっていう。
スピーカー 1
でもやっぱりライフアウトラインのような日々のタスクと自分の人生の展望みたいなものが一緒にビューの中にあるという具合がたぶんちょうど良いというか。
あとはその人ラインにどう書いていくかを決めたらいいだけの話なんで。
やっぱり実行するタスクしか扱えない、しかもそれがさっき言った硬直的で永続的なものしか扱えないというものよりは視野は広がっていくでしょうし。
どういう結論ですか、その人の判断なわけですから。
いろいろ考えてあげて仕事人生にするというのも一つの決断なわけですが、それはそれでいいんですけども。
スピーカー 2
その人の選択ならね、いいですよね。
スピーカー 1
そういう選択を助ける、つまり思考を助けるツールとしてのライフアウトラインみたいなものであれば、それこそ何だっていい。
正直だから手帳と日記とかでも全然その役割は僕は果たすと思うんで。
スピーカー 2
いや、そうだと思うんですよ。
タスク管理の基本原則
スピーカー 1
そういうところから自分のタスク管理を考えていけばいいんじゃないかなと。
少なくともタスクを2倍の速度で消化するみたいな方向で人生の難問は解決できないよというようなことですかね。
スピーカー 2
そうですね。やっぱりこのライフアウトライン、まあアウトラインである必要ないんですけど、
そのライフアウトライン的なアプローチとタスクシュート的なアプローチが多分、同じことに対して両極のアプローチがあるような気がしていて。
なるほど。
多分向き不向きがあると思うんですよね。向き不向きというか好み。
自分にはこっちが合うっていうのが多分あると思うので、そこはやってみないとわからないかもしれない。
スピーカー 1
確かに。いろいろやってみるのがいいとは思いますが、タスクいわゆるトゥールリスト管理みたいなものは最初にはやらないほうがいいかなと思いますね。
最初はやっぱりデイリー方式で始めてみるのがいいかなと思いますが。
スピーカー 2
そうですね。数の枠をはめたデイリー方式でやってみたらいいんじゃない。そして翌日に引き継がないで翌日も新しく作るっていうのをしばらくやると見えてくるような気がしますね。
スピーカー 1
ああリアルがわかってくる、リアルが見えてくるようになると思うので。
人はそういうフィードバックがあれば学習するとか学んでいくものなので、そこで徐々に考え方みたいなのも変わっていくんじゃないかなとは思いますけども。
スピーカー 2
そうですね。万能の処方箋はないということですね、でも結局は。
スピーカー 1
8割ぐらい言えることは、発生したものを書き留めた方がいいぐらいのことは言えると思いますけど、それ以降それをどう扱うかになってくると途端に万能の処方箋はなくなってくるというか。
スピーカー 2
でも今大事なこと、言い忘れてましたけど大事なことですよね。今発生したことは全部書き留めた方がいいんだけど、書き留めたことを全部やる必要はない。この2つですよね。
スピーカー 1
そうですね。片方だけだとやっぱり足りないものがあるので、結局その間に判断するというプロセスが言えるということだと思うんですけど、判断するために書き留めた方がいいということがセットと言えると思うんでね。
スピーカー 2
だからタスク管理の基本の基盤はそこだと思うんですね。発生したことは書き留めておこうと。ほぼ全てのタスク管理は基本的にそれを共通項として、それしか共通項がないというか。
スピーカー 1
このプロセスは変わりますけど基本はそこなんで、そこから始まるタスク管理ということでしょうね、きっと。
スピーカー 2
そうですね。たぶん全部やらなくていいということの証拠を示せと言われたら、たぶん誰にしも延々先送りし続けたたくさんのタスクがあると思うんですけど、そのほとんどはそのうち必要なくなっていくという経験がみんなあると思うんですよね。
先送りしているうちにやらなくてよくなっているという。たくさんあるんで、それがもう何よりの証拠ですよね、たぶん。
スピーカー 1
確かに。どうかな、タスク管理について。昔はタスク管理の根本原理みたいなのを考えようとはしていましたが、むしろ今はシンプルな基本原則で、あとはアレンジしましょうというような感じで、今回最後にした話は本当にベーシックをベーシックだと思いますが、その辺から始められたらいいかなと。
僕は基本的にもうずっとデイリー方式で変わっておらず、プロジェクト単位とデイリーの2つだけでやってます。たくさん変わってないですね、基本的には。
スピーカー 2
変わってないですね。
スピーカー 1
まだ結構固まってきてますね、こういうこの方法はね。
スピーカー 2
固まってます。今それを汎用化しようとしても変えてますけど、
逆に基本的な考え方を変えずにどれだけ汎用化できるかということを考えてますが。
でも基本はもう永久に変わらないんじゃないですかね、これ。
スピーカー 1
転職したら変わると思うんですよ。職が変わったら変わると思うんですよ。
スピーカー 2
どうかな、どうでしょうね、分かんないですね。
スピーカー 1
ソスイセンさんが、5年前と今でプロジェクトの管理のやり方が変わってるみたいなことを呟かれていて、それはやっぱり仕事の進め方が変わったからよって。
昔はいわゆる開発、ソフトウェアの開発とかっていうのをしてたけど、今は曜日に固定された授業の単位で仕事してるからっていうのがおっしゃられて。
それは変わりますよね、当然。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
そういうのが変わらない限りは多分ほとんど変わらない。
時間が経てばある程度自分に見合ったやり方になっていくということだと思いますね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
何かお知らせしたいこととかございますでしょうか。
特にはありません。
今やってるかどうかは見せないと。
リビジョンが近藤のセーブに一時期なってました。
まだやってるかな、やってるかわかりませんけど。
スピーカー 2
そんなもんかな。
たまに通知なくフェール始まりますよね。
スピーカー 1
だいぶやめてほしいです。
スピーカー 2
そうなんですよ。終わった後で実はやってましたっていうのが来たことあるんですよ。
スピーカー 1
人は自動でやってるんですかね、メール送ってるんですかね。
スピーカー 2
わかんないですけどね。
そうなんですよ。
セールの候補になりますよっていうのが来るじゃないですか。
そうですね、事前のね。事前のが来ますね。
普通はセールが始まる前に正式にセールこれ入りますよって来るじゃないですか。
なんかそれが来ないことがあって。
スピーカー 1
2回2回来なかったりしますね。
ちょっとびっくりするんですけどね。忙しい。
忙しいか。
でもあれですよ。セルフ出版社から通知来ますけど、出版社から出てる本って出版社経由に来ないことがあるんで。
たまに来るだけの間違いの感じはありますけど。
スピーカー 2
でもあれは出版社には来てるはずですよね。
スピーカー 1
出版社からこっちには来ない。
スピーカー 2
それは出版社が止めてるだけで。
編集者レベルまで降りてきてないんじゃないですか、きっと。わからないですけど。
出版社なり個人が決めた金額を変えて売るわけだから、それを連絡しないというのはビジネス上どうなんだ、倫理みたいなことはありますけど。
スピーカー 1
完全によくはないですし、こっちもプロモーションダイミングがずれてしまうんで、売上的にもよくないと思うんで、改善はしてほしいですけどね、もちろん。
ということで、皆さんがタスク管理をどういう心持ちを持ってやってるのかというお話があれば、
ハッシュタグ打ち合わせキャストひらがなで打ち合わせアルファベットキャストまでいただければと思います。
では今回はこれまでにしたいと思います。おつかれさまでした。
スピーカー 2
おつかれさまでした。
01:05:12

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