2026/05/24
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おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。 この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
こんな実験があります。 まず、両手を横に広げて、腰を回せるところまで回してみます。
ここが限界かな?というところの位置を覚えておきましょう。 そして、もう一度同じように回すとき、今度はスーッと声を出しながら動いてみます。
すると、どうですか? 不思議とさっきよりも体が動いたという人が多いという結果になった、そういう実験があるんです。
これはオノマトペの働きだと言われています。 オノマトペっていうのは、動物の声とか物の音を言葉で表現したものです。
ザーザー、キラキラ、フワ、ドーンというような音や感覚を表す言葉のことです。 日本語は特にこのオノマトペが豊かな言語と言われています。
さっき紹介したスーッという言葉には、力を抜くとか滑らかに動く、流れるように動く、そんなイメージがあります。
私たちは言葉を意味だけで受け取っているわけじゃなくて、音とか感覚ごと受け取っているんですね。
なので、ヨイショッと言えば力が入りますし、フワッと言えば体も少し軽くなります。
言葉が体の動きに影響しているっていうことなんです。
脳科学的に見ますと、オノマトペを使うと運動機能を司る部分をはじめ、幅広い脳の領域が活性化することがわかっています。
普通の動詞とか副詞を使うよりも活性化する範囲が広いそうです。
スポーツ選手の中にもオノマトペを取り入れている人ってたくさんいます。
砲眼投げの選手が投げる瞬間に叫ぶ声だったり、テニスとか卓球の選手がショットを同時に出す声、
あれは単なる気合じゃなくて、脳のリミッターを外して筋肉の限界まで力を引き出す効果があるそうです。
これをシャウト効果と言うそうです。
例えば飛び箱が飛べない子供に、タッタッタ、トンパ、トンと心の中でつぶやきながら飛んでみてと伝えると、すぐに飛べるようになったという例もあります。
小脳が活性化して身体能力が上がったというわけですね。
こんなにもオノマトペが影響するということになりますと、気をつけたいこともあります。
足がガクガクするとか、膝がギシギシする、こういうマイナスのオノマトペを口にすると、その感覚が脳の中で大きくなってしまいます。
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そして症状をより強く感じてしまうことがあるそうです。
つい先日5月21日に配信したんですが、マイナスの言葉を吐いた後に逆説のでもを使って、逆説ですから今度はポジティブな言葉が並びます。
そうやって自分のマイナスを否定する感じで、デモの法則っていう話をしました。
マイナスのオノマトペをじゃあどうするかっていうことなんですが、脱点をとるといいんですね。
ガクガクをカクカク、ギシギシをキシキシ、ギラギラをキラキラというように脱点を外すだけで、脳が刺激を受ける場所が変わって、痛みとか不快感が和らぐことがあるそうです。
歩くのがしんどいときもサッサッサとかトントントン、ポンポンポンみたいな、そういうオノマトペを心の中でつぶやきながら歩くと、辛さが軽くなることがあるようです。
言葉って自分の外に向けるだけじゃなくて、自分自身の脳とか体にも働きかけているんですね。
この配信はアップルポッドキャスト、他各種プラットフォームでお届けしています。
リッスンではこの配信のテキスト版を公開しています。またYouTubeでは防災に関するショート動画を配信しています。
合わせてご覧ください。それではまた明日。
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