2026/08/10
感想
まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!
00:00
おはようございます。花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では、花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。
先週のお話なんですが、NHK秋田の夕方の番組ニュース小町で、クマ出没について取り上げていました。
興味深い内容だったので、ご紹介しようと思います。
秋田県のクマ目撃件数を見ますと、県のクマ出すに登録された今年4月から7月までの件数は、2996件でした。
これ、去年の同じ期間は2267件だったので、去年の1.3倍ほどに増えているということになります。
去年よりも多いペースなんですけれども、そんな中で目撃件数が少なくなっている地域があるって言うんですね。
これが、北秋田市です。
北秋田市は、市の中心部で見ますと、目撃件数が去年の同じ時期の3分の1まで減っているんです。
市全体で見ても、去年218件だったものが、今年は108件となっていて、半分以下になっているんです。
じゃあ、何をしたのかっていうことなんですけれども、ゾーニング管理という取り組みです。
人の生活圏とクマの生育域の間に干渉地帯を設けるっていうのが、ゾーニング管理というものです。
具体的には、そこに生えている木とかヤブを伐採して草刈りをします。
そうすることで、警戒心の高いクマっていうのは、身を隠す場所がなくなりますので、人の生活圏に近づきにくくなるということなんです。
北秋田市では、去年の秋に業者に委託しまして、中心部周辺の管理強化ゾーンで大規模な伐採とか草刈りを行ったんです。
例えば、神社の鳥居が見えなくなるほど草木が生い茂っていた場所も、借り払いによって見通しが良くなって、今年はまだクマが出没していないそうです。
あとは、小学校の通学路でも以前より見通しが良くなっています。
具体的な数字を挙げますと、管理強化ゾーン内の木役件数、去年は4月6件、5月36件、6月38件、7月54件という形で、見方上がりに増えていたんですね。
でも今年はというと、4月4件、5月16件、6月10件、7月12件ということで、ほぼ横ばいで推移しています。
合計を見てみても、去年134件あったものが、今年は42件になっていますから、3分の1になっているということなんですね。
03:05
このクマ問題というのは命に関わることなので、里に降りてきてしまったクマについては、駆除するということになるんですけれども、
SNSではそれに対して、かわいそうだっていう声がすっごくたくさんあって、ニュースになった地域の役所に電話をかけてくる人がたくさんいたんですね。
そうなると通常の業務ができなくなりますから、そういう電話についてはすぐ切っていいというようなお達しが市長から出たこともあります。
あとはSNSでは、人間が自然を壊しているから、クマが居場所をなくして里に来るんだろうと唱える人もいました。
じゃあ秋田が積極的に自然を壊しているかっていうと、あんまり当たらないような気がしていて、
実際こういうゾーニング管理をしてみてすごく分かることは、人口減少によって荒れ地がやっぱり増えていて、
クマは実を隠しやすいですから、そこまで来ちゃうんですよね。で、里まで降りて来やすくなっていたということなんです。
そうであるならば、きちんとやはり境目を作ることで、出没は減らせるんだろうと思うんです。
北秋田市のこのゾーニング管理、いい成功例を示してくれたなーって思いました。
そしてクマの出没件数は県全体としては増え続けているわけですけれども、
駆除ってしたくてしているわけではないわけですから、この考え方、手法が広がっていくといいなと思いますし、
もしかしてできることってまだまだあるんじゃないかなと感じました。
この配信はアップルポッドキャスト、他各種プラットフォームでお届けしています。
リッスンではこの配信のテキスト版を公開しています。合わせてご覧ください。
それではまた明日。
04:56
コメント
スクロール