2026/07/12
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おはようございます。 花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 今日この配信が1500回を迎えました。
公開コメントはご承知の通り少なめなんですけれども、 いいねであるとか直接メッセージをいただいたりして本当に励みになっています。
聞いてくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。 さて、昨日もお話しした通り、何本か公演を控えていまして、その資料を作ったりしているんですけれども、
今日はその資料作りで私がこだわっているところっていうお話をしようと思います。 皆さんにお渡しする資料、配布資料ですけれども、それはA4版の縦長の資料になることが多いです。
そこに横書きで書いているっていうのが基本です。 ですが、プレゼン資料、いわゆるスクリーンに投影するものですけれども、それは私は基本縦書きです。
まずこだわっているのはその文字数です。 1行あたりの文字数にこだわっています。
以前、イベントの台本なども縦書きなんだよっていう話をこの配信の中でしたこともあると思うんですが、 プレゼン資料は横長の画面ですよね。テレビ画面と同じように16対9だったり、
まあ4対3ってところもあるかもしれませんけれども、最近は16対9だと思います。 その画面に横書きで目いっぱい書こうとすると、すごく1行が長くなるんですよ。
長くならないようにするためには文字がすごく大きくなっちゃいます。 ということは1ページのスライドに対して情報量が少なくなっちゃうんです。
一方で縦書きは1行に入る文字数が少なくなります。 なので言葉を端的に選ぶことになります。
1行に入る文字数が少ないということは、読ませるというよりも見てもらう、 絵として捉えてもらうってことです。
専門用語を多用しないことだったり、カタカナを多用しないことにもつながります。 それから目線の動きも意識しています。
縦書きの原稿っていうのは目線が上から下へ流れます。 横書きのように左から右へは動かないわけですね。
声を出すときに首を横に振るよりも縦に振った方が日本語の発声がうまくいくと習いました。
どうしてかっていうと日本語って文の出だしを高く読んで、 だんだん音を下げていくっていうのが自然だとされているんです。
アナウンサーの研修でもまずこの読み方を基本として学びます。 単語単位のアクセントは平板型に変化している言葉が増えているんですけれども、
文章を全体に見渡すと高いところから低いところへ山を描くように読むのが基本です。
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縦に読む目線の動きっていうのはこの高いところから低いところ、 高低の流れと重なるわけですね。
なので縦書きの方がこの山を作りやすいというわけです。 実際私はニュース原稿を長く読んできているんですが、
共同通信の原稿も秋田放送が作る原稿も縦書きです。 1行ごとに書き出しの位置をずらしていく書き方になっています。
1行目よりも2行目の位置がちょっと下から書かれているんです。 そして1行目も下までは書かれていないわけですよ。
例えば文章の途中で点があったらもう開業しちゃうんです。 開業した上で一番上からじゃなくてちょっと下から書き始めているんです。
こういう独特の書き方を千鳥書きと言います。 読む私たちが文章のまとまりを一目で捉えやすくなっているための そんな工夫なんです。
だから私にとってこの千鳥書きっていうのは体に染み込んだ書き方ですし、 これを台本にも応用しているというわけですね。
そして台本だけではなくてプレゼン資料もそうしているということなんですけれども、 このプレゼン資料を縦書きにする人って少ないと思います。
先月秋田地方気象台の出前講座の講師として出かけて行った時の資料も もちろん私は縦書きだったんですけれども、それを気象予報司会に提出したら
縦書きなんですかってびっくりされました。 でもやはり私は一目でそのワードが飛び込んでくるように、その文章の意味がパッと入ってくるように工夫したいわけです。
これって学校の授業の黒板なんですよ。 黒板にはごちゃごちゃ書かないですよね。
文字も統一されるわけです。先生の文字だから。 そこが丸文字使ったりとか筆文字を使ったりとかポップタイなんてもう論外なんですけど、
スライドは黒板なんだっていう意識で作っていくとすごくいいと思うんですよね。
そうやって考えた時に私はどうしても縦書きになるっていう、そういうことなんです。 配布資料をどうしているかっていうと、情報量の多いものは配布資料の中に収めています。
表とか図とかですかね。 そこは黒板に何を書くのかっていうことと、手元の教科書とか資料集っていうのは違うっていうのと同じ考え方です。
明日の講演は防災の講演ではなくて、実は話し方教室です。 ある県立学校の放送委員会に外部講師として出かけていきます。
話し方講座ということで言うと、もう国語の授業を思い出していただければわかりやすいと思うんですが、縦書き一択です。
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リッスンではこの配信のテキスト版を公開しています。合わせてご覧ください。 それではまた明日。
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