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2026-10-19 08:19 1 Comment

【1599】2026/10/19 焼酎で柿が甘くなるのはなぜ? 渋みのひみつと食べすぎ注意

2026/10/19

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おはようございます。 花火鑑賞士、気象予報士の鶴岡慶子です。
この配信では花火や天気、言葉に関することなどをお話ししています。 今年は柿がたくさん実りました。
姉の家で仕込んでくれた柿を私も美味しくいただいています。 今年は豊作の年なんですね。
友人からは栄養があるからインフルエンザの予防にたくさん食べようという話も聞きました。
そこで今日は柿とはどんな果物なのか、その仕組みをまとめてお話ししようと思います。
まず柿を食べればインフルエンザを防げるのかということについては、ここは正直にお話をしますと、特定の食べ物だけでインフルエンザを防げるわけではないということで、
やっぱり予防の基本、手洗い、うがいを徹底して行うことが大事です。 その上で栄養価の高い柿を大いに楽しむということはありだと思います。
その柿の栄養ですけれども、柿が赤くなると医者が青くなるということわざがあります。 それほど栄養豊富な果物だっていう意味なんです。
まずビタミンCが豊富です。 柿にはアマガキとシブガキがありますが、アマガキならば中くらいの大きさ1個で大人が1日摂りたい量をほぼまかなえてしまいます。
さらにあの鮮やかなオレンジ色はベータカロテンなどの色素の色です。
ベータカロテンは体の中でビタミンAとしても働きますので、鼻とか喉の粘膜をすかやかに保つのに役立ってくれます。
この部分がインフルエンザの予防になるっていうお話にもつながっていくとは思いますが、さっきも言ったんですが、手洗い、うがいもちゃんとしましょう。
昨日、プレジデントオンラインにサイエンスライターの半藤茂之さんの記事が載ってました。
それによりますと、近畿大学の研究チームは、柿のポリフェノールに食後の血糖値の上昇を抑える効果があると報告しているということです。
それから、柿の摂取量が全国一位の和歌山県では、JA棟大学の研究チームが柿タンニンの効果を調べました。
それによりますと、コレステロール値が高めの人が柿タンニンを4週間摂ったところ、アクダマコレステロールの値が下がったそうです。
摂った量は1日2.1gで、種なし柿のおよそ1個分に当たります。
渋みのもとのタンニンが体にうれしい働きをしているという研究の報告でした。
さっきも言った通り、柿には2種類あって、天柿と渋柿があって、渋柿にはタンニンが含まれているわけです。
そのタンニンが渋みのもとなわけです。
その渋みをなくすために焼酎につけて、しばらく時間を置くということを私たちはするのですが、
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その焼酎につけるということで、一体何が起きているのかということを詳しくお話をしていくと、
このタンニンが水に溶ける状態だと口の中で溶け出します。
そうすると、下のタンパク質と結びついて、私たちは渋みを感じてしまうのです。
なので、タンニンが溶け出さないようにしたい。
そこで登場するのが焼酎というわけです。
柿のヘタに焼酎をつけて、袋に入れて密閉するのです。
しばらく置くと柿の中にアルコールが取り込まれるわけです。
柿の中でそのアルコールはどうなるかというと、アセドアルデヒドという物質に変わります。
このアセドアルデヒドがタンニン同士を結びつけて大きな塊にするのです。
しかも水に溶けない形に変えてしまいます。
これで口の中にタンニンが溶け出さないわけですから、渋みを感じなくなります。
渋みが抜けたわけではなく、そこにあるのですが、溶け出さないわけです。
もっと言うと、焼酎が糖分を増やしているわけではなく、もともとあった甘さが渋みのベールを抜いて顔を出しているという感じです。
甘くなるというよりも、甘さが分かるようになるというのが正解です。
これは面白い話だなと思いました。
私はてっきり、焼酎に漬けることで糖分を増やして、そして渋みをちゃんと抜いてしまうんだろうって思っていました。
そうじゃなかったですね。
美味しくて、そして体に良いということでたくさん食べたくなるんですけれども、
この同じ記事では柿の食べ過ぎによる思わぬリスクも紹介されていました。
それが柿遺跡です。
柿が胃の中に石を作るみたいなことなんですけれども、胃の中に石のような塊ができてしまうんです。
柿遺跡。
記事の中で紹介された症例報告では、
干し柿を1日に午後から6個食べていた69歳の女性の胃の中に複数の遺跡ができていたという紹介がありました。
どうしてこれが起きてしまうのかっていうのは、
さっき丹忍の話をしたんですけれども、
渋抜きでは丹忍が溶けない形に変えていましたよね。
それで渋みが私たちを感じないようにするんですけれども、
この丹忍が水に溶けにくい状態というのが胃の中でも起きてしまうんです。
水に溶けにくくなった丹忍は胃の中でどういう振る舞いをするかというと、
周りの食べ物のカスを取り込んで固まるんです。
この固まった状態が石というわけですね。柿遺跡です。
同じ丹忍の性質が口の中では美味しさを生むんですけれども、
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胃の中に行くとトラブルを生むことがあるんだよっていうことなんです。
特に注意したいのは胃の手術をした方だったりとか、糖尿病などで胃の働きが弱くなっている人です。
胃の中身が腸に送られにくくなるので遺跡ができやすいとされています。
記事にはもう一つすごいびっくりする話があったんですけど、
医療の現場ではこの遺跡を溶かす治療にコーラが使われていることがあるそうです。
ただこれはあくまで医療機関での治療のお話なので、
溝落ちの不快感だったりとかお腹の張りがあったりとか吐き気が続くっていうようなときは、
勝手に判断せずにすぐに医療機関を受診してください。
じゃあどのくらいから危険なのかっていうと、何個から危険っていうような基準はありません。
ただ農林水産省の食事バランスガイドによると、果物は1日200gぐらいが目安とされています。
柿ですと中くらいのものが1個でほぼ200gっていう感じなんですね。
注意したいのは毎日3個以上を続けて食べる。
しかもお腹が空いた状態のときにまとめて食べるっていうのはNGみたいです。
柿遺跡の報告例もこういうふうに多く続けて空腹でが重なったケースが中心のようです。
1日1個から2個ぐらいを目安に時間を空けて、しかも食後に楽しむのがおすすめということです。
ちょっと長くなりましたが、今日の話をまとめますと、
焼酎に漬けてしばらく時間を置くっていうこの行為は、
シムガキの中に最初から隠れていた甘さを引き出すという、その手助けをしているんだっていうことが分かりました。
さらに同じタンニンの性質で口の中では何が起こっていて、
そして体内では、とりわけ胃の中ではどんなことが起きるのかっていうことを知っておけば、
美味しい柿を存分に楽しめそうです。
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それではまた明日。
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