オードリー・タンさんから、若い人へのAI時代に大切になるメッセージに、感動しました
「実際に重要なのは3つのことだけです。それは『好奇心』『協力』そして『共助の精神』です。
これらは内発的な動機です。こうして人間にとっての意味が生まれるのです。
より良いスコアを取ることやGDPを増やすことなどの外発的な動機ではなく、人々は本当に好奇心を持ち続け、協力し合い、互いに社会を良くしたいと願っています。
だから未来には、週休が3日や4日、あるいは6日になったとしても、残りの時間を助け合い、社会を思いやり、探究し、人々と協力するために費やせば、『豊かな人生だ』と感じることができるでしょう。」
ここから私は、イノベーターリップルモデルととてもシナジーのある考え方だなあと思いました
1、パッションは、好奇心の別の名前
2、仲間は創発の原点にもなる
3、大義は、共助の中で立ち上がる
1、パッションは、好奇心の別の名前
タンが言う「好奇心」は、
イノベーターリップルモデルでいうところの「パッション」と重なります。
心理学の文脈では、エドワード・デシとリチャード・ライアンが、『人を伸ばす力 ― 内発と自律のすすめ』(新曜社)の中で、人は外的な報酬よりも、内発的な動機によってより深く持続的に行動すると述べています。
つまり、パッションというのは、
気合いや意志というよりも、「知りたい」「やってみたい」という自然な衝動から始まると思います
その小さな火種が、波紋の最初の一滴になる。
そう言ってる気がしました
2、仲間は創発の原点にもなる
イノベーターリップルモデルでは1人でできないことは、仲間を集めて分担しようと、言っています
また一方の見方では、先に「協力」がくる場合もあると思います
生物学者のリン・マーギュリスは、『細胞進化における共生』(講談社)において、生命の進化における大きな飛躍は、競争ではなく共生によって起きてきたことを示しました。
つまり、何かを分担する為に仲間を求めるのではなくて
何かを一緒にやろうとするプロセスの中で、新たなものが創発され、結果として仲間になる。
仲間は“集めるもの”ではなく、“生まれるもの”のの起点になる
そんな感でもあると思いました
3、大義は、共助の中で立ち上がる
タンさんの言う「共助の精神」とは、イノベーターリップルの、大義の根っこにあるものではないかと感じました
経済思想家のカール・ポランニーは、『大転換』の中で、人間の経済は市場交換だけでなく、互酬性(助け合い)によって支えられてきたと論じました。
だから、共助の精神があるからこそ、誰もが幸せになるべく大義が生まれてくる
自分や仲間だけが幸せで良いという気持ちには、とても狭い範囲の大義しかいらない
本当の大義は、共助の精神があるからこそ、生まれてくるものだと思いました
共助の中で生まれた関係性が、
「これはやるべきことだよね」という共通認識になったとき、それが大義になる。
一言でいうと、
好奇心が波紋になっていくノベーション
そんな話をしています^ ^
参考:本: 2030 来たるべき世界 発行日 2026年3月30日 企画 朝日地球会議 著者 エマニュエル・トッド オードリー・タン モニカ・トフト 三牧聖子 大野博人 越智光夫 佐橋 亮 錦田愛子 聞き手 青山直篤 五十嵐大介 高久 潤 望月洋嗣 コーディネーター 長野智子 発行所 朝日新聞出版
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