小澤征爾さんとの長年の絆YA、36年間東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターを務めるなど、バイオリニストのレジェンド矢部達哉さんの言葉に感動しました
"今まで生きてきた中で、今が一番大転換期っていう感じがするんですよ。社会としてもそうだし、人々の歩みっていうことにも関してもそうだし、価値観の大転換みたいなのが今起こってるような気がして
で、それがいいこともあれば、必ずしもいいことだけではないと僕は思っているんです。
クラシック音楽がこうやって何百年も残ってきた過程っていうのは、ある種やっぱり奇跡だと思っていて
素晴らしい音楽っていうのは、人種とか国境とか関係なく、全ての人の心に届くものであるからこそ残っている。
音楽家たちはその作曲家の代理人としてそれを届けて、次の時代に続けていくという使命というか、責任はあると思うので
普遍的な本質的なことっていうのを、今こそ忘れてはいけない時代なんじゃないかなということを思っています。"
ここから私は思いました
1、変化が目的になる
2、時代を超えて残るものの中にある本質
3、本質を見失わない変化とは
1、変化が目的になる
確かに今は、AIが出てきて、シンギュラリティはもうすでに超えているのかどうか、みたいな大転換の時代に来ている気がします
でも、変わること、自体が目的になっていって、本当に大切なことが、忘れ去れていくということも、ありそうで恐ろしく感じる時があります
経済は成長し続けなければいけない、科学技術は進化し続けなければいけない、とにかく変化し続けることが、勝ち残りの原理原則である
みたいなことは、何か後ろから追っかけられているようで、果たして、それが目的でしたっけ?と一度問い直してみるということも、大切だなあと、改めて思いました
2、時代を超えて残るものの中にある本質
矢部さんが言われている、クラシック音楽が何百年も残ってきた過程がある意味奇跡のようだ、という言葉に、とても重みを感じました
こんなに激変して、変わっていくことこそが、進化であり、イノベーションであり、必須なことのように思われていても
実は、脈々と変わらずに残ってきているものがある。そして、それを残し続けていこうという人たちがいる
実はそんな中に、本当に大切なものが、あるからこそ、残ってきているし、残そうとする人たちが絶えないのかもしれないなあと思いました
名著と言われる本にしても、歌舞伎のように400年以上続く、今となっては文化と言われるもにしても
そこには、変化し続けながらも、残り続ける本質がある、その大切さを忘れてはいけないのではないかと思いました
3、本質を見失わない変化とは
太刀川さんの進化思考で言われるように、適応と変異は、両輪が回ることで、38億年の生物が生き残ってきているのだとすれば
適当と変異は、両方ともに、大切なことだということになります
今のAIのように、あまりにも、変異のスピードが急激すぎると、もしかすると、変異すること自体が目的化して、本質を損なう恐怖みたいのが出てくる気がします
経営学者ピーター・ドラッカーは、
「文化は戦略に勝る。」
という言葉で知られています。
どれほど戦略や技術を変えても、人を大切にする文化や使命が失われれば、その変化は長く続かない
矢部さんが「作曲家の代理人として次の時代へ届ける使命」と語られたように、私たちもまた、未来を創るだけでなく、本当に価値あるものを次の世代へ受け渡していく責任があるなあと思いました
変化を恐れないこと。そして同時に、本質を見失わないこと。
我々が培ってきた本質とは何なのかを、今一度、噛み締めていくことが大事なのかもしれないなあと思いました
イノベーションを起こすことが目的ではなく、我々の本質を見失わずに、さらにその本質をアップデートしていけるようなことに、イノベーションを起こしていく必要がある
そんなこと思いました
一言で言えば
転換期だから本質を見失わないノベーション
そんな話をしています
参考:クラシックTV「The Legend 矢部達哉」2026/7/20(月) NHKEテレ東京 https://www.web.nhk/tv/an/classictv/pl/series-tep-14LJN694JR/ep/1694NN5XGV
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